ブロンプトンで姫川温泉へ行ってきた。

 

来馬温泉 を出ると外は大雪になっていた。それも大粒のぼたん雪で、北小谷駅に戻るまでにびしょぬれになった。これはたまらない。今日の秘湯探訪はこのあたりで切り上げて、糸魚川に直行して新幹線 の予定を早めて帰ってしまおうか。

 

しかし、長いトンネルを抜けると雪は降っていなかった。山を越えて日本海側に来たので天候が変わったということか。

 

当初予定通り、第三湯目の姫川温泉へ行くことにして平岩駅で降りる。平岩駅は昨年8月、蓮華温泉 へ行ったときに一度来ている。

 

姫川温泉では『ホテル国富翠泉閣』が格式と良湯で有名だが、最近できたばかりながら、湯の良さと雰囲気のユルさで評判を呼んでいる「瘡の湯」(くさのゆ)へ行ってみようと思う。

 

姫川をはさんで駅と反対の長野県側にある。といっても駅から徒歩3分なので、ブロンプトンでは60秒以内に着く。建物はモダンといえばモダンなのかもしれない。

 

休憩所となっている広間は地元らしきジジババでごったがえしていた。これは随分混んでいるかもしれない。湯殿へ急ごう。

 

これは素晴らしい。たまたまタイミングが良かったのか誰もいない。独り占めである。

 

内湯から大糸線が良く見えます。鉄道ファンにも楽しめる温泉だ。

 

源泉が大量に投入されている。飲泉もできる。

 

ふと見ると「レバーをいじって投入量を勝手に替えて良い」との表示が・・・普通は勝手にいじることは禁止されているものだが。よし、バルブ全開にしてみよう!

 

スゴイー。熱めの源泉で横方向から背中に打たせ湯をする。これは贅沢極まりない。

 

よい仕上げの湯となった。

 

それにしても、どことなく仮設感の漂う施設である。コンクリート打ちっぱなしの壁に、手書きのマジックで注意書きが書いてあったりする。『シャワーを設けていないのでお湯を沢山出してお使いください』・・・。なんだかよくわからない理屈だが、好意を感じる。これも私的には秘湯感を高める要素として重要なのだ。

 

湯あがりに常連さんと談笑中のオバチャンが、湯あがりの私を見るとお茶とおかきを持って来てくれた。ごちそうさまです。そのとき「信玄の隠し湯とありますが駅の反対側の蓮華温泉が謙信の隠し湯といわれてますから、どっちなんでしょうね」と尋ねると、「川のこっち側は長野県だから信玄で良いのではないのかしら」と。うーん理由になっていなーい。それでもまた来たいと思わせる良い湯でありました。


 

  走り 秘湯度 総合
姫川温泉瘡の湯(くさのゆ) ☆☆☆☆ 6


 

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