ブロンプトンで秘湯へいこうリターンズ。冬の北海道スペシャル。極寒の中、『吹上露天の湯』へ行ってきた。

 

行こうと思った理由は「北の国から」で超有名だからである。人気が高すぎて夏はイモ洗い状態らしいが、厳寒期は比較的空いているのだという。

 

TVドラマ「北の国から」で宮沢りえが撮影の為、入浴したことで一躍有名になった混浴無料露天風呂。その為か、休日はいつも混み合っている。山ら湧き出る泉質は石膏食塩泉。無色透明、無臭の温泉。吹上温泉「白銀荘」からは徒歩5分くらいのところにある。尚、脱衣場はないので女性は水着着用かタオルを巻いて入浴することをおすすめする。

 

 

雪の山道を吹上温泉方面にガンガン行きます。

 

駐車場に着いた。ここから雪の林道を行った先にある。シューズに軽アイゼンを装着し、ブロンプトンでいざ出陣!

 

着いた。駐車場から1キロぐらいあるのかと思ったら僅か200メートルほどだったので、ブロンプトンを使うほどの距離でなかったかもしれない。但し、雪道は歩きにくいので軽アイゼンをしてきたのは正解だった。

 

ドラマ撮影に使われたので有名だが所詮源泉を遠くから引いてきているナンチャッテ秘湯だろう と誤解していた。しかし、まさかの自噴の大量かけ流し。まさに源泉がここで湧き出しているホンモノ本格秘湯であった。源泉温度は53.8度、pH 2.6と強酸性。泉質は酸性ーカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉とある。

 

「明治30年頃に発見され、明治末に温泉宿ができた。明治~大正を経て昭和19年に廃業するまで、登山や山岳スキー、湯治、硫黄鉱山労働者の慰労などで大いに賑わっていた。」との説明です。

 

私が行ったときは欧米系のユーたちが入っていた。そのうちの一人はフィンランド人で、一週間ほど北海道に滞在して旭岳や十勝岳でBCスキーを楽しんだ、と。ここの温泉はどう?と聞いたらサイコーだと言っていた。君ら(フィンランド人)、bathingが好きだからな といったら笑っていた。最初「saunaが好きだからな」といったのだが、「サウナ」が通じなかった。あとで検索したら正しい発音は「ソーナ」だった。英語力が足りん。

 

こちらが下の湯。投入量を絞っているのでこちらは適温。但し、入浴者がこちらに集中するせいか、少々湯がなまっている。

 

他方、上の湯は50度以上の源泉を大量投入しているので激アツである。雪を多少投入してみたが正に焼け石に水とはこのことである。

 

すると掃除道具を担いだオジイサンがやってきた。清掃の方かと思って「いつもご苦労さまです。ありがとうございます。」と挨拶したら「あ、オレ、入りに来たんだ。常連さんだよ。」と。聞けば、この露天湯、常連さんたちの手により清掃や湯温の調節が行われているのだという。

 

熱すぎて入れないと言ったら、「こうしたらいい。(源泉投入口に)タオル突っ込んどくんだよ。俺、下の湯を掃除してくっけど、戻ってきた頃にはよい具合になってる。」と。

 

まもなく良い塩梅になってきた。入ろう。オジイサンも下の湯の掃除から戻ってきて、しばらくお話しさせていただく。山の話や、宮沢りえのロケ時の話などいろいろ聞くことができた。

 

例の炭酸水を飲もう。極楽極楽。北海道スペシャル、最初の秘湯で大当たり。出足好調です。

 

(冬の北海道スペシャル、続きます。)

 

 

 

 

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