春のからっ風 / 泉谷しげる | 社会不適合オヤジⅡ

社会不適合オヤジⅡ

好奇心、いよいよ旺盛なもので・・・

春だというのに北風に煽られ 街の声に急き立てられ

彼らに合わないから追いまくられ 流離う気も更々無いのに・・・

 

大好きな泉谷しげるの、その中でも若い頃一番好きだった曲。

・・・・・春のからっ風

 

若い方は、この泉谷しげるという人物を、プライベートでは孫を溺愛し、テレビでは2時間ドラマの脇役だと思うのでしょうね。

若干足が不自由になった理由は、小さいときにポリオに罹り、その後遺症で足に麻痺を負ったと聞いています。

彼がその障碍のためにメッセージ性の強い歌を歌ってきたのかは、私にはわかりません。

それでも先の動画はたしか2007年ころのライブだと思われます。

私が醉心した、70年代の彼の歌もぜひお聞きください。

 

『季節のない街に生まれ 風のない陸(おか)に育ち 夢の無い家を出て 愛のない人に会う』

これは誰が悪いのか。生まれた時代が悪いのか。生まれた家が悪いのか。それとも我が身の振り方が人様に受け入れて貰えないがためなのか・・・

世間に出ようとする青年が不具合ばかりの自らと、手にしてきた経験と詰め込んだ知識の軽薄さに愕然とする、そんな、何も無いけれど、何も無いから何でもできると自らを鼓舞する彼の背中を見たような歌でした。

生家は確かに青森ですが、3歳のときに目黒に引っ越してきて、いわば東京人。

それでもデビューから暫くは東京出身を隠して、青森の寒村出身だと言っていたのは、きっと当時のフォークシンガーとしての自意識がそうさせたのではないかと思うのです。

 

・・・・誰が呼ぶ声に応えるものか 望む気持ちと裏腹

今はただ隙間風を手で抑え 今日の生き恥をかく

 

そして今年も春がやってきます。

「春は名のみの風の寒さよ」という有名な歌。そう「早春賦」ですが、足を引きずる一生を求められ、18歳で目黒の自宅を火災で失い、アコースティックギター一本で歌うことを求められた彼。

そんな甘っちょろい歌詞では、きっと我慢できなかったのでしょう。

 

そして今年ももうすぐ春。北風に煽られている心のまま、多くの若者が社会に旅立つ季節です。

また明日ね('-^*)/


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