「アントマン」 ★★★☆~ユーモラスで庶民的なヒーロー誕生! | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2015』の掲載にあたって」



のユーモラスで庶民的なヒーロー誕生!

★★★☆

アントマン

(C)Marvel 2015




(2015年/アメリカ/117分/Ant-Man)

【 監督 】
ペイトン・リード

【 出演 】
ポール・ラッド
エバンジェリン・リリー
コリー・ストール
ボビー・カナベイル
マイケル・ペーニャ
ティップ・“T.I.”・ハリス
ウッド・ハリス
ジュディ・グリア
デビッド・ダストマルチャン
マイケル・ダグラス




【あらすじ】

 やることなすことすべて空回りのスコット・ラングは、仕事もクビになり愛する娘とも別居の状態。
 別れた妻から娘の養育費の催促をされ、仲間と豪邸に忍び込み金庫のお金を盗むことになるが、金庫にあったのはスーツ1着。しかたなくそのスーツを盗むが、それは身長わずか1.5cmに変身できる特殊なスーツだった。
 実は豪邸の主人であるハンク・ピムの仕組んだことだと分かったスコットは、スーツを着ることで驚異的な能力を持つ“アントマン”となり、使いこなすためのトレーニングに奮闘する。
 一方、ハンクの会社を乗っ取った息子のダレン・クロスは、スーツを自分のものにしようとスコットたちを狙う―


【コメント】

 さて、すっかり秋めいて着た今日この頃、相木の映画の目玉ともいうべき映画が、あのマーヴェルが放つ新ヒーローである本作『アントマン』なのです。
 前々から本ブログでも語っていますが、僕はこの一連のマーヴェルシリーズ(「マーヴェル・シネマティック・ユニバース」というらしい)は一種の“お祭り”として鑑賞しているので、将来的なクロスオーバー作品の布石として必ず劇場に足を運ぶようにしています。
 なので、ご多分に漏れず本作も映画館に足を運んだ次第です。今回は「吉祥寺プラザ」で鑑賞しましたが、ちょっと規模が小さかったかな。


アントマン

(C)Marvel 2015


こりゃ面白い!ユーモラスで庶民的なヒーロー誕生

 いやー面白かった!僕的にはマーヴェル作品でも久々の当たりでしたね!
 これまでアイアンマン、ハルク、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカ、昨年はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと観てきましたが、確かに面白いし見応えはあるものの“お祭り”と割り切って観ていたので、どうしても消化試合的な観方しかしてませんでした。
 しかし本作は、これまでの作品群とは一味違う、ユーモラスで庶民的なところにとても親しみが持てる映画でしたね。
 ダメ親父が愛娘のためにヒーローになって奮闘する雄姿、がんばれパパ!カッコいいぜパパ!と思わず応援したくなる、これまでとは違う等身大(1.5cmだけど)のヒーローが楽しめる、本当に面白いヒーロー映画でした。


アントマンの仲間たちもユーモラス!

 アントマン必殺の武器は、瞬時に体長を小さくしたり元に戻したりして、人間が潜り込めない水道管の中やサーバーの中に潜入できること、そして小さくなってもパンチやキックの破壊力は変わらないというものですが、その他にアントマンが操る仲間たちも実にユーモラスで、それはズバリ“アリ”なんですね。まさにアントなんです。
 このアリたちがとても頼もしい奴らで、普段虫系が苦手な人でも本作を観れば愛着が湧くこと間違いなしです。


ますますダンディになったマイケル・ダグラス

 本作で僕が目を惹いたのはハンク・ピム役で登場したマイケル・ダグラスの雄姿。
 僕の年代でいくと、マイケル・ダグラスはまさにリアルタイムで観ていたアクターで、『危険な情事』『ウォール街』『ブラック・レイン』『氷の微笑』などなど、セクシーでダンディなハリウッド男優として知らない人はいなかったですね。
 そんなマイケル・ダグラスを本作で久々に観ましたが、御年71歳、いぶし銀でますますダンディでしたね。歳を取っても男前は変わらずです。


何気に恐くなる“量子世界”

 本作の設定で面白かったのが、「永遠に小さくなり続ける」ことで“量子世界”を垣間見るというもの。
 この設定、難しいことは分かりませんが、「永遠に小さくなり続ける」って何気に怖なーと思って見入っていました。だって消えることがないんです。永遠に小さくなっていくんですよ。しかも時間という概念が無いという。
 僕はこの手の話がとても好きで、宇宙の果てや地球の内部、海底の世界なんか怖いけど神秘的でロマンがありますが、この先科学が発達しても垣間見るのは難しいであろう量子の世界に一体何があるのか。
 本作でまさか神秘を感じるとは思いませんでした。


『アベンジャーズ3』へのクロスオーバーなるか?

 そんなわけで、アイアンマンたちヒーローと同じ世界観を持つ新たなヒーローの誕生だったわけですが、本作でもそれにリンクする部分がいろいろと用意されてあって、ニヤリとすることうけあいです。
 アントマンは「マーヴェル・シネマティック・ユニバース」フェイズ2の締め括りとして登場した新ヒーローですが、果たして『アベンジャーズ3』に繋がるフェイズ3にどう絡んでくるのか、これから楽しみでなりません。
 話によると、スパイダーマンもこの世界観に加えるために三度のリブートが予定されているようだし、今後の“お祭り”にも目が離せないですね!


アントマン

(C)Marvel 2015



【2015年度 Myランキング】(9/27時点)

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
 日中はまだ小汗かく。


(ベスト)… ★★★☆以上が基準

  1位:マッドマックス 怒りのデス・ロード ★★★★☆
  2位:チャッピー ★★★★
  3位:フォックスキャッチャー ★★★★
  4位:映画 ビリギャル ★★★★
  5位:野火 ★★★★
  6位:アゲイン 28年目の甲子園 ★★★★
  7位:セッション ★★★★
  8位:プリデスティネーション ★★★★
  9位:キングスマン ★★★☆
 10位:おみおくりの作法 ★★★☆
  次点:ナイトクローラー ★★★☆
     ムカデ人間3 ★★★☆ 
     テッド2 ★★★☆


(ワースト)… ★★☆以下が基準

  1位:極道大戦争 ★
  2位:ストレイヤーズ・クロニクル ★☆
  3位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ★★


<その他ランク外一覧>
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