「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
“ギリギリ時々アウト”な下ネタは健在！
★★★☆
（2015年／アメリカ／116分／Ted 2）
【 製作・監督 】
セス・マクファーレン
【 出演 】
マーク・ウォールバーグ
セス・マクファーレン（声）
アマンダ・セイフライド
ジェシカ・バース
ジョバンニ・リビシ
モーガン・フリーマン
ジョン・スラッテリー
サム・ジョーンズ
【あらすじ】
中年テディベアのテッドは、バイト先のスーパーで知り合ったタミ=リンと結婚し、幸せの絶頂にあった・・・はずだったが、結婚生活は夫婦喧嘩ばかりの毎日だった。
破綻しそうな結婚生活を改善すべく、テッドは子供を作ることを思い立つ。タミ=リンも親友のジョンもそれに賛同したが、州政府より「テッドは人間ではなく所有物である」と通達され、子供を持つことはおろか、タミ=リンとの結婚さえも無効と判断される。
ジョンとテッドは、テッドの人権を勝ち取るために新米弁護士サマンサとともに裁判に挑むのだが、その裏では玩具メーカーの陰謀が動いていた―
【コメント】
2013年に大ヒットした、その愛らしいテディベアの容姿とは裏腹の下ネタ満載のお下品コメディー『テッド』から2年、早くもその続編が公開されました。
そもそも僕は可愛いキャラ系の映画は敬遠するほうなんですが、評判に流されて鑑賞した前作がことのほか面白かったので、続編の公開を楽しみにしていたんです。というか、ぶっちゃけおゲレツな映画が大好きなだけですが。
今回もそんなおゲレツな展開が観られるとあって、ワクワクしながら映画館「立川シネマ・ツー」に足を運んだ次第です。
“ギリギリ時々アウト”な下ネタは健在！な、お下品コメディー
いやもう楽しかったです！前作のテンションは健在、相変わらず男子が盛り上がりそうな下ネタ満載の、笑ってちょっと泣けるお下品コメディーに仕上がってました！
本作、というか本シリーズの魅力はなんと言っても、あの見た目可愛らしいのに小生意気でオッサン的下ネタを連発する中年テディベア・テッドの存在と、親友ジョンをはじめとしたキャラたちのドタバタな笑いに他なりません。
下ネタ自体も観客が引いてしまわないギリギリの線で、たまーにアウト・オブ・バーンしてしまう流れも絶妙。それでいて観客がドン引きせず笑いに変えてしまう。
そして、クライマックスでは生意気にもちょっとホロリと泣かせる場面もあり、単なる下ネタお笑い映画にはさせない憎い展開も本シリーズの魅力。
ほんと、飽きずに楽しませていただきました。
さりげないビッグスターの登場も見もの！何やってんだリーアム・ニーソン！
今回は、要所に登場するサプライズなスターの登場も見どころ。
前作でも登場したサム“フラッシュゴードン”ジョーンズも続けての登板でしたが、あろうことかあの御大モーガン・フリーマンが登場！さすがにテッドたちのテンションにはついていきませんでしたが、相変わらずどっしりと構えた味のある存在感を見せつけています。
そしてなにより、「４８時間」シリーズのブライアン、リーアム・ニーソンがマジメな顔してすっ呆けた演技でカメオ出演！あんた何やってんだリーアム・ニーソン！
エンドロール後のお楽しみにも登場しますのでお見逃しなく！
日本では通じないアメリカ的ゴシップネタが唯一の難点
とはいえ、やっぱり本土アメリカの映画。前作もそうであったように、本作でも所々でアメリカのゴシップ的ネタがねじ込まれていて、よほどハリウッドに通じていないと分からない部分はあります。それ系で唯一、観客が渡っていたのはジャスティン・ビーバーあたりでしょうか。
僕自身もさほどあちらのゴシップには明るいわけではないので、ついていけない部分はありました。まあそこはサラッと流してあげましょう。それを差し引いても笑えますから。
下ネタ多くてもデートに最適、劇場で笑いを共有すべき
上でも言ったように、たまに脱線する下ネタですが、決してドン引きするようなものではないので、デートにはピッタリの作品であることは保証します。
前々から僕が言っているように、コメディー映画はやっぱり劇場で観てナンボ。見ず知らずの人たちと笑いを共有するって、なんか一体感ができてこっちも楽しくなってしまいますよね。
たまにダダスベリのコメディーもありますが、本作は間違いなく笑いを共有できるので、大きい映画館でたくさんの観客の中で観たほうが絶対に楽しめるでしょう。
『テッド３』はすでに決定？
ここまで来たら、気になるのはやっぱり『テッド３』の可能性になるのですが、気になってググってみると、サム“フラッシュゴードン”ジョーンズが『テッド３』の契約書にサインしたとのニュースが引っかかってきました。
『テッド3』製作決定!?出演俳優がポロリ（2015/3/27）
http://www.cinematoday.jp/page/N0071964
本作も大ヒットしているみたいだし、「テッド」シリーズには欠かせないサム・ジョーンズの発言ですから信ぴょう性はかなり高そう。
本作を観る限り、次作は子供を中心としたお話になりそうですな。そして、続編あるあるのパターンでいけば、次作が完結編となりそうな予感。
ともあれ、『テッド３』が公開されるのならば、僕は間違いなく劇場に足を運ぶでしょう。
【2015年度 Myランキング】（8/31時点）
本作は、本年度の次点（暫定）にランクイン。
もう9月か・・・
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
１位：マッドマックス 怒りのデス・ロード ★★★★☆
２位：チャッピー ★★★★
３位：フォックスキャッチャー ★★★★
４位：映画 ビリギャル ★★★★
５位：野火 ★★★★
６位：アゲイン 28年目の甲子園 ★★★★
７位：セッション ★★★★
８位：プリデスティネーション ★★★★
９位：ナイトクローラー ★★★☆
１０位：ムカデ人間３ ★★★☆
次点：テッド２ ★★★☆
リアル鬼ごっこ ★★★☆
ザ・トライブ ★★★☆
（ワースト）… ★★☆以下が基準
１位：極道大戦争 ★
２位：ストレイヤーズ・クロニクル ★☆
３位：進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ★★
＜その他ランク外一覧＞
96時間 レクイエムシン・シティ 復讐の女神神様はバリにいるバンクーバーの朝日激戦 ハート・オブ・ファイトビッグ・アイズジョーカー・ゲームREC／レック4 ワールドエンドANNIE アニーミュータント・タートルズデッドハングマッハ！無限大アメリカン・スナイパーソロモンの偽証 前篇・事件AFFLICTED アフリクテッドシェフ 三ツ星フードトラック始めました余命90分の男ハネムーンイミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密エイプリルフールズジュピターソロモンの偽証 後篇・裁判バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)ワイルド・スピード SKY MISSION寄生獣 完結編龍三と七人の子分たちシンデレラマッド・ナースラン・オールナイトZアイランドイニシエーション・ラブメイズ・ランナー新宿スワン予告犯ピッチ・パーフェクトインド・オブ・ザ・デッドトゥモローランドラブ＆ピースマエストロ！アナベル 死霊館の人形アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンターミネーター：新起動＜ジェニシス＞バケモノの子スペシャルID 特殊身分HEROゴッド・ギャンブラー レジェンドジュラシック・ワールドミッション：インポッシブル ローグ・ネイション幕が上がる死霊高校ワイルドカード
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