「あまちゃん」の頃からだろうか、私はここ数年NHKの朝ドラを観る事が習慣化している。今月末(厳密には4/9)迄は朝ドラ史上初めて3代(3人)のヒロインが登場する「カムカムエブリバディ」だ。大正時代からの百年にわたる物語で、タイトルは戦前からの人気ラジオ英会話番組(通称:カムカム英語)に因んでいる。
【NHKのwebから番組ロゴ】
但し物語では「ジャズ」や「野球」等もテーマになっている。初代ヒロインは戦死する夫と英会話やジャズの趣味で繋がり、娘の名をルイ・アームストロングに因んで「るい」と命名する。そしてその娘はジャズトランぺッターと結ばれ、3代目ヒロインとなる娘を「On The Sunny Side Of The Street」に因んで「ひなた」と命名する。*1
一方で「野球」は、初代ヒロインを慕うものの最終的には兄に譲って義弟となるヒロインの同級生が甲子園を目指す野球部員だ。戦争で甲子園大会は中止となってしまうが、大叔父の血を引いたのか、彼の姪に当たる2代目ヒロインの息子も野球名門校のスタメン入りを果たして、やはり甲子園を目指すのである。
「英語」と「ジャズ」の密接な関係については下記に記事化した。
洋楽を日本語で歌うことの是非 | Saigottimoのブログ (ameblo.jp)
歌わない訳詞と歌える創作詞 | Saigottimoのブログ (ameblo.jp)
今やジャズは世界中に普及して様々な言語で歌われているが、元々ジャズが英語(米語)のノリから生まれた事も確かである。
一方、「英語」と「野球」の関係では、戦時中の日本で「敵性語に当たるから」と、野球用語を「ストライク⇒よし」「アウト⇒ひけ」等と無理やり日本語に言い換えていた事が思い出される。だがよく考えればそもそも敵国の遊戯自体禁止すれば済む筈で、そんな思いをしても続けたかったくらい日本人は野球が好きな証拠だろう。
【戦時中の野球審判コール(高校野球ドットコムから)】
余談ではあるが「英語」と「野球」の関係でいえば、上記を笑えない。現在でも使う「フォアボール(四球)」「デッドボール(死球)」「ストレート(直球)」「ツーベースヒット(二塁打)」等はアメリカでは全く通じない。英語では夫々「Base on balls」「Hit by pitch」「Fast ball」「Double」である。野球用語はこうした似非英語だらけである。
そして私は「英語」「ジャズ」「野球」の3つには共通点があると思っている。それは“アメリカ文化”である。アメリカは世界最大の「英語」圏国家であり、音楽における「ジャズ」、スポーツにおける「野球」という二つの偉大な発明をした。建国してまだ250年程の歴史しか持たないが立派な文化大国と言えるのではないだろうか。
しかしアメリカはかつて敵国だった日本に原爆を投下した国であり現在も“盗聴や謀略の国”という嫌なイメージがある。一方で、「ジャズ」と「野球」を発明してくれた有難い国でもある。いま世界にこの2つが無かったらと考えると、自分が都都逸を歌って大相撲を観ているとは思えない。“罪を憎んで人(国)を憎まず”という事か。
*1:「On The Sunny Side Of The Street」には「明るい表通りで」「ひなたの道で」などの邦題がある。この曲に関しては下記に記事化しているのでご参照戴きたい。
明るい表通りで私が発見した事 | Saigottimoのブログ (ameblo.jp)
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