我家の液晶TVも四隅が暗くなりチカチカしてきたので買換える事にした。地デジ放送が始まった頃に買ったから少なくとも10年以上は経っており、まあ仕方ないか。当時は大型液晶TVの値頃サイズは44型だったが、カミさんに駄々をこねて47型を10万円位で買ってもらったのだ(当時から家電の購入権限は私にはないので)。
今回も「10万円以内で55型をネットで買おう」とカミさんを説得したが「一応店頭で見てからね」となった。日曜午後に新宿の量販店に行ったら「23万円⇒特価19.8万円」の品をカミさんが「15万円にしてくれたら即買う」と交渉し始めた。「少々お待ちを」と奥に引っ込んだ店員が暫くして戻ってきて「あのぅ16万円で・・・」凄っ!
引取り配送と取付費用も込みにしてPaypayで支払うというカミさんの離れ業を傍で眺めて帰宅。「息子達、気づくかな?」と悪戯心がムクムクと湧く。配送を翌々日に控えた夜、近所に住む長男が飯を食いに来て「親父、そろそろTV買換えろよ」「(やばっ)いや、まだ勿体無い!最近は調子良い日はチカチカしないし」と誤魔化す。
【一旦片付けた周囲の小物も元通りに】
配送日はテレビ台付近を一旦キレイにして設置してもらった後、再び現状復帰した。「しめしめ、これなら気付かないかも?」そして金曜夜に日本のオールスター戦を息子達が観戦に。夕方、先ず今年から世田谷で独り暮らしを始めた次男が来て居間に入った途端「うわデカッ」と一瞬で気付く。「これは誰でも気づくよ」と。
しかしオールスター戦の途中から観戦に来た長男は全然気づかない。試合終了間際に「あれ、これ画面、デカくね?」「ははは、よく気付かなかったな」と3人。「だって親父買わねえって言ってたろ」理屈っぽい作文で区長賞をもらった次男が“感性の右脳人間”で、音大出の長男が“理屈の左脳人間”とは意外だった。
このTVが来て以来、私は毎日のように眺めているといってもTV放送を観るのではなく4K映像のYouTube動画ばかりだ。最近のTVにはリモコンにYoutubeなどのボタンがあるので一発でネットに繋がる。そして「ボイス」ボタンで「癒し 4K!」とかリモコンに喋れば、美しい映像と臨場感あるサウンドが幾つも選べる。
カミさんは依然としてドラマ等を録画して観ているが、私は昼間からまるで別荘の大きな窓を見ているように高原や海辺の風景動画で鳥の声や波の音を聴き続けたり、「チャイコ 4番!」と検索してフルオーケストラを聴いたり、「ダイアナ カラオケ!」と1人カラオケを楽しんだりしている。うん、これはもうTVじゃないね。
Saigottimo

