12月7日(火)、私が所属している朗読グループ“5Thanks(サンクサンクス)”で、埼玉県久喜市立栢間(かやま)小学校の全校生徒を対象に朗読会をさせて戴いた。同校ではリーダーの前尾津也子さんが高学年生を対象にこのコロナ禍にリモートで朗読の授業をした事があり、今回は学校に出向いてのリアル朗読会となった。

 

【正面左の体育館が朗読会場】

 

午前8時半、実に恐縮なことに桶川駅に校長先生自らセダンでお迎えに来て下さった。校長の富山司先生はとてもお人柄の良い優しい方で、生徒さん達を自らの家族の様な存在だと仰った。先生は「趣味のようなもんですよ」と興味のあるイベント等に参加しては学校での講義や公演をお願しているのだという。

 

自ら(ご自身の時間とお金を使って)体験し、「良い」と思ったものを「是非、生徒達にも見せたい(聴かせたい)」という純粋な想いから演者を学校に招待する、これはなかなか出来ることではない。生徒さん達は幸せだと思う。そして今回、その演者としてご招待に与った我々も大変光栄であり、またありがたいことだと思う。

 

お聞きするに2018年4月に開催した我々5Thanksの朗読音楽会「ロバのおうじ」(リュートの演奏に合わせて)も観に来て下さったとのこと。そしてその時のリュート奏者(永田さん)は既に同校で公演をされたらしい。今回、全校生徒86人を低学年と高学年に分けて、1回約40分間の別プログラムで午前中に2回実施した。

 

【マスク&ソーシャルディスタンスでコロナ対策も万全】

【生徒さん達は皆しっかり聴いてくれた】

 

●低学年生向けプログラム

・「きつねの電話ボックス」和田和代:作

・「スイミー」レオ・レオ二:作、谷川俊太郎:訳

・「あたしの あ あなたの ア」谷川俊太郎:作

・「クレヨンからのおねがい」デイウォルト:作、木坂涼:訳

 

●高学年生向けプログラム

・「星の王子様」サン・テグジュペリ:作、池澤夏樹:訳

・「あたしの あ あなたの ア」谷川俊太郎:作

・「ごんぎつね」新見南吉:作

 

生徒さん達は実に真剣に聴きいてくれた。メンバーからは「こんなに(聴衆の方々が)真剣に聴いて下さる公演というのは今まで無かったのでは?」との声も出た。学校の授業(行事?)であり、先生から見られているから当然かも知れないが、それでも生徒さん達が集中して聴いてくれていることはヒシヒシと伝わり、嬉しかった。

 

【懐かしい!給食】

 

終演後「お疲れさまでした。ではお昼をご用意していますのであちらへどうぞ」と案内された校長室には、なんと給食が!私は中学からお弁当だったので、小学生以来半世紀ぶりの給食を、校長先生と一緒に頂戴した。しかもランチョンマットは小学校の様々な写真をラミネート加工した自家製。これは皆がお土産に戴いた。

 

【私のマットは航空写真。左下にはマスコットキャラも】

【富山校長先生との記念写真】

 

当日は謝礼に加えて綺麗な花束と地元菓子舗「梅林堂」の美味しいお菓子もお土産に頂戴し、翌日には先生方が撮って下さった写真と生徒さんからの「またきてほしいです」など可愛く嬉しい感想文も複数送って下さった。メンバー全員が感激して「またこんな素敵な公演が出来たらいいね」と語り合った。

 

やはり聴いて戴く人々を前にしての対面でのステージは、演者も聴衆もネットにはないライブ感覚を味わえるもの。我々にとって2年ぶりのリアル公演が実現できたことは嬉しい。でも今回都合によりメンバーの大幡かおりさんが参加できなかったため、4Thanks(?)になってしまった。次回は是非5人揃って参加したいものだ。

 

5Thanksのこれまでの活動とネット上の朗読動画はこちらから。

 

Saigottimo