2017年7月29日(土)、昨年12月の「クリスマスおはなしBOX」に続き、五反田のレストラン「エル・トレス」で、私が所属する朗読集団5Thanks主催で「夏休みだよ!おはなしBOX」を開催した。

当日は5Thanksメンバーの横山さんがいつものようにシンセサイザーでイベント全体の雰囲気を創り出す。そして「座・高円寺」の「絵本の旅@カフェ」の本読み案内人仲間でありナレーターで声優のミルクモーモーさんがトップバッターで元気な歌声を聴かせる。

曲目は、戦後間もない1951年の大ヒット「ミネソタの卵売り」。♪コッコッコッコ、コケッコー♪わたしはミネソタのた・ま・ご・う・り~♪そして最後に「コーケコッコ~」と、プロの声優ならではリアルな鶏の鳴き声で会場を大いに沸かせ、いよいよお話BOXへ突入!

今日集まったのは、5Thanksメンバーの3人を含め、前尾さんや横山さんと同じ朗読教室のメンバーなど総勢11人。各人が持って来たお話は、イソップあり、新見南吉あり、海のお話に雷さまのお話など、思い思いの「夏のお話」をそれぞれの語り口で聞かせる。

「1人8分以内1作品」の制約だが、私は1話3分程度の2作品「ゴリララくんのコックさん」「ねこのピート」を読ませてもらった。同じ本読み案内人のとっぽさんから「現物を持ってきて見せると盛り上がるわよ」とのアドバイスを受けて、コックのゴリララくんが大好きな「ちくわ」を近くのコンビ二で購入してきたので「これがちくわだよ~ん」と見せると、子供達は「あ、あれか」と、パッと明るい表情になる。

子供は正直だ。だから可愛いし、それだけに、読み手にとっては最も怖いオーディエンスでもある。途中、「うみ」「浜辺のうた」「夏の思い出」などの童謡/唱歌を歌詞カードを配ってみんなで歌ったが、今日のイベントが子供達の夏休みの思い出の1ページになってくれれば、我々読み手にとってこんなにうれしいことはない。

 

Saigottimo