⛩【菊と稲荷】それは神の道。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

続きです♪

 

 

 

喪が明けた途端の参拝で、西宮神社に奉納絵馬のベースを頂きに上がり、
 
正式参拝を受けている私に、
 
『令和の御影師(みかげし)』を名乗れと提案があった。
 
 
 
 
えびす大神(以下:え)「さっき、自分の広告代理店にもなりって伝えたやろ?」
 
菊「はい」
 
 
 
え「分かってることやと思うけど、お菊ちゃんが上がれば
 
繋がってる神も上がるねんで。そうやろ?
 
だから自分も上がるようにしていかなあかん」
 
 
菊「………はい」
 
 
 
 
え「メインで繋がってる清高稲荷さんや三輪の八重事代主さん、
 
上げたいんやろ? もっと」
 
 
菊「…………はい。まだまだ」
 
 
 
 
え「目指すはてっぺくらいの勢いやろ? 自分の中では」
 
 
菊「……………」
 
 
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神職さまの通る祝詞が、溢れるように心にも響く。
 
 
頭を下げていても感じる本殿の光。
 
 

 

 

 

え「御影のこと、ここ(西宮神社)では御神影(おみえ)って言うやろ?

 

江戸時代に越後で僕の御神影を頒布してくれていた人らの話やけど、

 

帯刀の装束姿で、守札に加えて元結(髪を束ねる紐)やお箸、手拭いとか、

 

日々の暮らしに役立つ土産まで持って、家々を訪ねてくれてんで」

 

 

菊「…………はい」

 

 

 

 

え「御神影だけでも喜んでもらえるのにさ。

 

僕の神威が下がらんように、きっちりした姿で、

 

荷物なんのに土産物もいっぱい運んで、歩き回ってくれててん」

 

 

菊「……………」

 

 

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え「そこに妥協がないやろ?

 

僕を信じての最高の演出や段取りをしながら、配ってくれててんな。

 

そら僕の御神影の価値も上がるやろ」

 

 

菊「…………」

 

 

 

 

え「価値が上がるっていうのは、信仰に直結するやん。

 

……より信じてくれる。僕のこと。

 

そしたら、それは目に見えなくても "効く" ねん」

 

 

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え「ほら、お菊ちゃんのお守りについてはる
 
豊川稲荷伏見本宮の眷属さんがよう言ってるやん。
 
人が "見えない存在" を語るとき、その人は
 
その "見えない存在" を自分は被ると思っているが、逆やって。
 
実際にはその人のイメージ"見えない存在" が被るんやって」

 

 

菊「はい。そう思います」

 

 

 

 

え「神は見えへん。だから "伝える人間" は頼りやねんな。

 

ただその人間に左右される。それは絶対にそうなる。

 

だから "伝える人間" は自分を律する努力は必要やねん。分かるやろ?」

 

 

菊「はい」

 

 

 

 

 

何か新しくなろうとしている自分。

 

それを感じる中、玉串奉納を促された。

 

 

 

 

 

拝殿の真ん中。玉串が渡される。

 

 

何度かしているのに緊張していた。

 

 

 

 

 

何も言わないのに、神職さまが必要な最小限の言葉を優しくかけてくださり、
 
ホッとしながらの玉串奉納。
 
 
 
 
 
菊「時計回しですよね」
 
 
それは三輪惠比須神社さまの宮司さまが教えてくださった。
 
 
 
 
 
お辞儀は90度。
 
それが正式です。
 
そうされると、この人は知っているなと思われますよ。
 
 
これは阿蘇神社さまの権宮司さまがそう教えてくださった。
 
 
 
 
 
慣れない所作もこんな風に教えて頂いている。
 
 
心から一つ一つの学びに感謝がこみ上げた。
 
 
 
 
 
正式参拝では珍しく、自分のこれからのことで大きな願いをした。
 
 
 
 
 
菊「……………」
 
正式参拝後、また私は拝殿に来た。
 
 
第一殿前に立っていた。
 
 
 
 
え「大きな願い。……いろいろとこれまでよりも厳しくなるよ」
 
 
菊「当然です。受けていきます」
 
 
 
 
この時、ハマっている映画『KINGDOM』に出てくる
 
「修羅の道」という言葉を思い出した。
 
 
 
 
え「修羅の道じゃないで」
 
 
菊「…………」
 
 
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え「神の道や」
 
 
菊「……………」
 
 
 
 
え「神道。神の道。
 
修羅の道じゃない。進むのは神の道。やろ?」

 

 

菊「……………」

 

 

 

 

 

え「道は進むためにある。前に道は用意する。

 

そこから進むのは、自分次第や」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃ泣いていた。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

家に戻ろうと振り返った拝殿。

 

第一殿の千木が見えていた。

 

 

 

 

菊「………えびす大神さまの森……

 

だんだんまた山みたいになってきてる」

 

 

 

 

昨年の台風で枝が落ち、スカスカになった大きなクスノキ。

 

 

 

 

菊「根が張っている分、また同じように大きくなるって伝えてくださっていたな」
 
 
 
 
楽しみにしててな、って。
 
えびす大神はそう笑ってはったっけ。
 
 
 
 
 
 
 
菊「あ。……これ」
 
帰宅してポストを見ると、そこに大きな封筒。
 
 
 
御朱印のような美しい字で、私の宛名書き。
 
権宮司さまがおっしゃっていたように、郵送された奉納絵馬が届いていた。
 
 

 

 

 
封筒から出した奉納絵馬のベースを並べてみる。
 
 
 
 
菊「これ、もし昨日参拝していたら、送られることもなかったよね。
 
もし明日参拝しようとしたら、もうこうして届いてるんだから、
 
直に受け取る必要もなくなっていたよね」
 
 
 
 
 
ということは、2枚奉納に繋がるチャンスは今日の参拝にしかなかったのか。
 
 
 
 
 
菊「おじちゃん、ありがと」
 
 
奉納絵馬を2枚受け取るきっかけになった、天国の叔父にそう伝えた。
 
 

 

 

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