⛩【菊と稲荷】コトシロヌシ・10:それは神の仕事だから。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

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<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

その清高稲荷大明神に依頼されたお祭りが終わると同時に、

 

次のミッションが始まっていた。

 

 

それは「事代主(コトシロヌシ)という神を解読すること。

 

事代主神とは、もう一柱の「えびす神」だった。

 

 

 

***

 

 

 

続きです。これまでのお話。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン』

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・6:反響する祈り。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・7:大国主の御子神。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・8:鶏。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・9:神の魂を鎮める『えびす舞』

 

 

 

"えびす神" を人形を舞わせることで慰めていた昔の人々のことを知り、

 

急にえびす大神に会いたくなった私は、自転車飛ばして西宮神社に向かった。

 

 
 

夕方が迫っていても青い空の境内には、まだ七五三のお詣りのご家族も。
 
でもそんな時間だから参拝者は少なかった。
 
 
 
 
本殿向かって右の第一殿。えびす大神に参拝する。
 
 
菊「えびす大神さま………!!」
 
 
 
 
えびす大神(以下:え)「ようお参り。……どうしたん?」
 
菊「………………あのっ……」
 
 
 
え「……話してみ。なんでも聞くよ。まだ時間もあるし」
 
菊「…………」
 
 
 
え「………切ない顔して。……でもよう来たな」
 
菊「事代主神さまのことをずっと書いていて…… "えびす神" のことも調べていて」
 
 
 
え「うん。知ってるよ(ニコ)
 
 
 

菊「………私、なんか結構ひどいことを書いてしまって……
 
でもそうかもしれないって思ったら……書いてしまって」
 
 
 
え「…………うん」
 
菊「………………」
 
 
 
え「………………」
 
菊「………えびす大神さま……」
 
 
 
え「うん」
 
 
菊「 "えびす神" というのは……人々のために……生贄になった神様ですか……。
 
”人柱のような” って、書いてくださった方もいて……」
 
 
 
え「………… "人柱" か……」
 
菊「…………………」
 
 
 
 
え「お菊ちゃん。…… "神様" のことって、何て数える?」
 
 
 
菊「…………………」
 

 

 

 
 
 
「………… "柱" …… と」
 
 
 
 
 
 
 
え「……そう。僕らは "柱" やねん。
 
この国が壊れないように、支える "柱" ……」
 
 
 
 
 
 
え「だからな、前も言ったけど……
 
事代主さんもその一つの "柱" としての役割を、果たしてはるねん。
 
ほんまあの神は、強くて立派やで」
 
 
 
菊「………………………」
 
 
 
 
 
え「……神って、それが仕事やねん。
 
みんなが笑ったり泣いたりして過ごす時間を守るのが仕事。
 
この国は揺れるからな。だから "柱" で止めとかなあかんねんな」
 
 
 
菊「……………」
 
 
 
え「留守神なんもそう。全部さ、ピンみたいに止めてるとこ外したら、
 
どうなるか分からんやろ?
 
だからところどころは、常に止めとかなあかんねん。
 
だから留守神は動かへんの」
 
 
image
 
 
え「そんな顔して。ちょっと話変えよか。
 
事代主さんのいる場所は静かやろ? だから "遊び" の中にいると楽しいねん」
 
 
菊「 "遊び" ……ですか……」
 
 
 
え「そう。 "遊び" 。音も "遊び" の一つ。
 
でもさ、誰かが鳴らしてくれんと、ずっと静かやから。
 
美保神社さんはよう奉納で、音楽会を境内でしてはるよ。
 
神様のこと、分かって大切にしてはるな。
 
そういうの、事代主さんにはちゃんと届いてんねん」
 
 
 
菊「…………音楽」
 
 
 
え「音楽ってな、平和の象徴の一つやん。
 
だからそれが事代主さんにも伝わったら、安心しはんねん。
 
みんなが普通に暮らしてくれてること。僕らはそれで満たされるからな」
 
 
 
 
え「支えてる "柱" はさ、僕ら "えびす神" だけちゃうで。
 
日本にはめっちゃ神様いてはるやろ?
 
そのみんなが "柱" やから。
 
そのたくさんの "柱" をさ、守るのは逆に "人" じゃないとできひんねん。
 
だから循環やな。守りあってるのが "人" と "神" の昔からの関係やな」
 
 
菊「はい……」
 
 
 
 
え「だからこれから先もずっとね、
 
守りあえたら強いよね。
 
"神" と "人" はいい感じで重なり合っとかなあかんと思うよ」
 
 
 
 
えびす大神はそう言って、笑った。
 
その笑顔に、事代主神の笑顔も重なって見えた気がした。
 
 

 
え「事代主さん、会いにいってみ。
 
なんか言葉くれはるかもしれんで。
 
繋がったらええな。見守ってるから行っといで」
 
 
 
菊「はい。行ってみます。
 
なにか渡してくださるかもだし。
 
……えびす大神さま、ありがとうございます」
 
 
 

え「あ! あと!」

 

菊「?」

 

 

 

え「楠宮稲荷社の倉稲魂神さんにも伝えて欲しい。

 

クスノキとしてずっといてくれて、ありがとうって」

 

 

菊「クスノキとして?」

 

 

 

 

え「僕ら "えびす神" ってさ、海に流された時に

 

天磐櫲樟船(アメノイワクスフネ)に乗ってたやん?

 

それってクスノキで造った船なん。

 

まあ、神社はだいたいそうやけど……(笑)

 

ここも長田神社も大きいクスノキに守られてるやん?」

 

 

 

 

え「それってさ、ゆりかごの中みたいでさ、

 

"えびす神" はめっちゃ安心するねん」

 

 

 

 

西宮のスター神。えびす大神。

 

 

 

 

いつも笑っていて、偉そうになんて全然していなくて

 

気取ってないけど………めっちゃ大きい神様。

 

 

 

 

菊「えびす大神さまも、めっちゃ強くて立派ですよ」

 

 

え「え? 何? もっぺん言って? もっと大きい声で。

"大海原" に聞こえるように♪(笑)

 

 

 

 

"大海原" こと須佐之男大神「さっきから聞いとるわ!💧

 

ええ話や思てたのに

自分で壊すなや!!」

 

 

え「聞いた聞いた? 褒められたで!」

 

 

須「うざーーー!! おい! 広告代理店!

俺も褒めろ!!!」

 

 

菊「きゃーーー💧」

 

 

 

 

 

……………きて良かったー。

 

神様が元気なのって、なんかこっちも安心するなー。

 

 

西宮神社の神様、いつもいつもありがとうございます*

 

 

 

 

 

《続く》↓↓↓ぜひお読み下さい!
 
美保神社さまの公式サイト、とても詳しく丁寧で美しいです。
ぜひご覧ください。
 
さらに神仏広告代理店・菊田からお知らせ2点です。
 
 
☆12月3日(月)に特殊神事の一つである『諸手船神事』が美保神社で行われます。
 
諸手船神事は、美保崎におられる事代主神が、
父神である大国主神から国譲りの相談を受ける様を儀礼化した祭です。
 
 
特殊神事に限らず、毎日の朝夕のご神事もあります。
祝詞も巫女舞も素晴らしいので、ぜひお参りし、事代主神さまに想いを馳せてください。
 
 
☆『平成の大造営』ご協賛を受け付けられています。
 
授与所だけでなく、郵便振替での応援も受付されています。
 
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
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