⛩【菊と稲荷】コトシロヌシ・11:ゆるぎなき御世の神。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

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<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

その清高稲荷大明神に依頼されたお祭りが終わると同時に、

 

次のミッションが始まっていた。

 

 

それは「事代主(コトシロヌシ)という神を解読すること。

 

事代主神とは、もう一柱の「えびす神」だった。

 

 

 

***

 

 

 

続きです。これまでのお話。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン

【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・6:反響する祈り。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・7:大国主の御子神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・8:鶏。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・9:神の魂を鎮める『えびす舞』

【菊と稲荷】コトシロヌシ・10:それは神の仕事だから。

 

 

 

えびす大神に「事代主さん、会いにいってみ」と言われ、
 
私は始まりの地、長田神社に向かった。

 

 

 

 

11月5日のこと。

 

私はこの日、この拝殿で『津波避難訓練』のメールをいくつも受け取った。

 

その時に「事代主神さまはいる」と思った。

 

 

 

なぜならこの神を『海底の活断層を抑えてくれている神』と感じて、

 

ここにお参りに来ていたから。

 

 

 

ではなぜ、私が『託宣の神』と位置付けられている事代主神に対して、

 

そんな予感を持って解読を始めたのか……

 

 

 

 

六甲山の昔の地震データを調べていた時に、

 

『白鳳地震』という地震を知った。

 

 

 

白鳳時代の684年に起きた "南海トラフ巨大地震" で、

 

地震の確実な記録として残っている最古のものだった。

 

 

それは同時に、津波の記録として残された最初のものでもあった。

 

 

 

 

そして古事記編成が712年。

 

この時代の災害は『神の怒り』だったと思われる。

 

 

 

天津神が治めた国の物語として編成された "古事記" の中に、

 

国津神の王、大国主の第一御子である事代主神という存在を、

 

"巨大津波を起こす神" に捧げたという設定を

 

物語に残す意味は…… あったのだと思った。

 

 

それを国譲りの驚くほど短いシーンとしてだけ、残したのだと。

 

 

 

 

 

本殿前が混んでいたので、私は先に月読社を目指した。

 

月読神への参拝には理由があった。

 

 

 

それは『海溝型地震』というものは

 

月が引き金となるという研究発表が過去にあったことを知ったから。

 

 

 

月と地球の間に働く引力が、ある種の岩盤プレート境界線(海溝型)地震の

 

引き金になっている可能性が高いという研究発表。

 

 

 

事代主神さまに最初に渡された言葉の中にあった

 

「せめぎ合いの中」「境界は超えられる」という言葉。

 

それがこの月との関係の意味もあったのだろうかと考察した。

 

 

 

それを月読神に訊いてみたかった。

 

 

 

菊「月読神さまは……

 

海底断層を抑えている事代主神さまのために、近くにいらっしゃるのですか」

 

 

 

 

最初に浮かんだのは「仲」という一文字。

 

それがすぐに分解された。

 

 

 

人の中にいるから

 

 

 

 

 

意味は多分……

 

大きな視点からは、月からの引力によって引き起こされる地震は

 

地球にとってはもしかすると必要なのかもしれない。

 

 

 

ただ、今、ここには「人」がいるから。

 

 

 

地震は人を悲しませるから。

 

 

 

ただ、今、この国に暮らす「人の中」にいるのなら、

 

月読神として事代主神のそばにいて、

 

均衡を調整する役割を担いたいから。

 

 

 

そんな想いで月読神は、事代主神のそばに鎮座されているのを私は感じた。

 

 

そして最後に渡された一言。

 

 

 

人は神と共鳴しているか

 

 

 

 

菊「人は神と共鳴しているか……か」

 

それは逆に「人は神と共鳴できる」という設定もある言葉で。

 

 

 

月読社の後に向かった楠宮稲荷社で、えびす大神からの伝言を伝え振り返ると、

 

そこには事代主神が祀られる本殿が。

 

 

 

菊「倉稲魂神さまは、本当にいつもクスノキとして、

 

えびす神でもある事代主神さまを癒し、守っていらっしゃるんだな」

 

 

そう思ってジンとした。

 

 

 

同時に、ここのように神の居場所を守り、伝えることは

 

人ができる「神との共鳴」に繋がると感じた。

 

 

 

 

本殿の拝殿に戻ってきた私は、授与して頂いたばかりの神札を神前に置き、

 

頭をカラッポにして、事代主神さまの言葉を待った。

 

 

 

 

遠い

 

 

暖かい

 

 

 

 

菊「………………」

 

 

 

ちょっとなんか……まだうまく掴めない……

 

 

そう思ったとき、はっきりとこの言葉が渡された。

 

 

 

 

 

大 丈 夫

 

 

 

 

 

その言葉が届いた瞬間に、涙が溢れた。

 

 

 

ありがとう

 

 

続けて

 

 

届いている

 

 

 

 

菊「…………………」

 

 

 

 

遠くでも 届いている

 

 

風が運ぶ

 

 

 

 

菊「……………………」

 

 

 

「境界は超えられる」という最初の最初に渡された事代主神の言葉。

 

 

 

これは美保神社の事代主神が渡してくれた言葉と同じで、

 

神への感謝や祈りというものは、どんな境界があったとしても

 

粒子を超えて到達する意味もあったんだと分かった。

 

 

 

 

菊「事代主神さまのお名前を、解読させて頂きました……」

 

 

 

於天事代 於虚事代 玉籤入彦 厳之事代主

 

あめにことしろ そらにことしろ たまくしいりひこ いつのことしろぬしのかみ

 

 

 

ここでの「事」という字は「この世の全ての物事」を指す。

 

 

 

菊「天における全ての物事の身代わりになり、

 

見えない全ての魂の身代わりになり、

 

神意として海に入っている神という事ですか……」

       

 

 
 
全ての代わりであるから
 
 
全てを知っている
 
 
 
 
それが私の名
 
 
 
 
 
菊「………… "代" じゃなくて "知" と書く時の意味ですね……」
 
 
 
『事代主』は『事知主』 と読んだことがある。
 
 
 
 
長田神社もこう説明されている。
 
 
 
およそ天地の間、天上界地上界、又宇宙間全ての物事を照覧し給い、
 
あらゆる物事を知り、守り、教え、諭し、導き給う神

 

 

 

 

この世は気持ちがいいな

 

 

それは愛があるからだ

 

 

 

生きろ

 

 

笑え

 

 

 

 

菊「………はい。事代主神さま、ありがとうございます」

 

 

 

長田神社に初めて入った瞬間に受け取った「よく生きた」という言葉は、

 

やっぱり事代主神からの言葉だったのかなと思いながら、私は笑った。

 

 

 

菊「おみくじ引きますね。言葉をください」

 

 

 

 

そして社務所で引いて、渡されたおみくじは赤い紙で。

 

 

菊「やった! 大吉!✨

 

えーと "ゆるぎなき" …………」

 

 

 

 

ゆるぎなき 御世は とことは限りなき

 

神のつくりし 国にしあれば

 

 
 
 
 

揺れることのない この世界  

 

 

常に 限りなく

 

 

神のつくった 国なのだから

 

 

 

 

 

菊「………… 神様って、本当の本当に守ってくれてはる」

 

 

 

おみくじの和歌をそんな風に訳し

 

呟いた私は、ふと思い出した。

 

 

 

 

ゆーきや コンコン あられや コンコン

 

今日、拝殿にいるときにずっと聴こえていた、灯油販売車からの音楽。

 

 

 

 

以前、長田神社を崇敬している方からこんな言葉を聞いたことがある。

 

 

 

長田さん、人が好きなのはわかります。

 

でもお祭りの度に雨や雪が降り、

 

人が集まって嬉しいのはわかるけどさ…って、話したことがあります。

 

 

 

その言葉を聞いた時に、事代主神さまは集まってくれはった人に触れたくて、

 

海水が循環によって天に上がり姿を変えた
 
雨や雪という姿で、人を包むんだって思った。

 

 

 

菊「今日は晴れているから、そんな歌をくださったんですか?」

 

 

 

 

美保神社の二日後のお祭りの日の天気予報は、曇り時々雨。

 

 

 

 

もし雨が降ったら……

 

 

事代主神が人を包みたくて、降らせてしまったって。

 

 

 


どこにいてもそんな風に思って、雨に包まれようと思った*

 

 

 

 

 

 

『⛩【菊と稲荷】コトシロヌシ』完

 

 

この2日後の美保神社さまでの特殊神事での空。

感動します。こちらもご覧下さい。

見てください!事代主神の奇跡の虹!!”諸手船神事2018【美保関町美保関】"

 

 

 

 

 

《【菊と稲荷】はまだ続く》↓↓↓ぜひお読み下さい!
 
美保神社さまの公式サイト、とても詳しく丁寧で美しいです。
ぜひご覧ください。
 
さらに神仏広告代理店・菊田からお知らせ2点です。
 
 
☆12月3日(月)に特殊神事の一つである『諸手船神事』が美保神社で行われます。
 
諸手船神事は、美保崎におられる事代主神が、
父神である大国主神から国譲りの相談を受ける様を儀礼化した祭です。
 
 
特殊神事に限らず、毎日の朝夕のご神事もあります。
祝詞も巫女舞も素晴らしいので、ぜひお参りし、事代主神さまに想いを馳せてください。
 
 
☆『平成の大造営』ご協賛を受け付けられています。
 
授与所だけでなく、郵便振替での応援も受付されています。
 
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*
 
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