⛩【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

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<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

その清高稲荷大明神に依頼されたお祭りが終わると同時に、

 

次のミッションが始まっていた。

 

 

それは「事代主(コトシロヌシ)という神を解読すること。

 

事代主神とは、もう一柱の「えびす神」だった。

 

 

 

***

 

 

 

続きです。これまでのお話。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン』

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

 

 

美保神社に行きたい。

 

 

 

 

そう思った私は、その数日後に美保神社にいた。

 

 

 

 

突然主人が「伊勢神宮に行く」と言い出し、

 

伊勢は3度めだなーと私が言うと

 

「じゃあ出雲大社にしよか」となり。

 

 

 

そして当日、最初に美保神社に行きたい! とお願いした。

 

 

 

 
 
瀬戸内海側から山々を超えて日本海側に。
 
 
 
途中、雨が降ったりのお天気だったのに、
 
美保の海岸線に着いた途端に、雲間から光が射した。
 

 

 

 

そして到着した美保神社。
 
 
……大きい。そして立派……
 

 

 

 
外の大鳥居の前は漁港の海。
 
そして本殿の後ろには山。
 

 

 

 
菊「……すっごい立派だね。想像以上だわ」
 

 

 

 
拝殿にあるお賽銭箱……の遥か向こうに、祭壇が。
 
 
そこで二礼二拍手一礼……のときのこと。
 
 
 
 
菊「…………」
 
 
 
 
柏手の音がなんとも響いた。
 
 
 
 
 
菊「すごいきれいに響く。ここ……」
 

 

 

 
奥の奥に見える本殿。
 
そこまで続く壁のない風景。
 
 
 
船庫を模したという、風の通る建築様式。
 

 

 
 
菊「事代主神さま……参りました」

 

 
 
 
 
それでもまだ何も言葉は渡されない。
 
 
 
 
 
菊「…………」
 
 
 
 
 
私は本殿の後ろに回った。
 
 
 
 
格子の向こうに光。
 
 
 
 
その周りの囲みの屋根の下に入り、
 
背後に控える鎮守の森を見た。
 

 

 

 

菊「きれい…… 山がすぐ後ろにあるんだ」
 
 
だからあんなに響くのか。そう思った。
 
 
 
 
鳴り物の神様。
 
 
「音」
 
 
 
 
奉納舞に使う鈴や太鼓が置いてある。
 
 
美しいデザインの太鼓だけど、使用感がある。
 
 
 
 
私は社務所に行き、御朱印と「月次御幣(つきなみごへい)」という
 
美保神社独特のもの、そしてお守りを授与して頂いた。
 
 
 
 
その時に、私だけしかいなかったので、
 
神職さんに質問をしてみた。
 
 
 
 
菊「あの……質問があるんですけど」
 
 
 
そんな風に私は『青柴垣神事』のことを訊いた。
 
 
 
菊「ネットで調べた時に當屋さんが男性2人だったのですが、
それはいつもそうなんですか?」
 
 
神職さん「はい。僕が知る限りでは男性だけですね」
 
 
 
菊「そうなんですか。こちらのご祭神には
 
女神さまもいらっしゃるので……」
 
 
神職さん「毎日、夜中に海で禊ぎをしないとだめなんですよ。
全部脱いで。そういうこともあるので、男性じゃないと難しい……んですね」
 
 
 
菊「全部脱いでですか? 真冬も?」
 
 
神職さん「はい。そうです。
 
それも途中で誰かに会ったらやり直しなんです」
 
 
 
 
真冬の夜の海で禊ぎ? しかもこっちは日本海。
 
 
当然雪が積もる日もあるはず……
 
 
 
 
神職さん「それに、食事も家族と一緒に食べられないんです」
 
 
菊「……そうなんですか」
 
 
 
 

『當屋』という、神の生きた依り代。

 
 
 
 
毎日、夜の海での禊ぎの後の拝殿への参拝。
 
家族とは別で、一人での神棚の下での食事。
 
鶏肉や玉子を食べてはいけない。
 
夫婦である場合は、寝る場所も別。
 
 


などなど……
 
 

 

その役目を受けた者は、1年間それを守り神事に備える。

 

 

 

 

 

神職さんがとても丁寧に教えてくださった。

 

 

その後、私はまた拝殿に。

 

 

 

 

菊「當屋さん、めっちゃ厳しい決まりの中で1年間過ごしはるんや……」

 

 

 

 

拝殿では祈祷のための準備が始まっていた。

 

 

 
 
柵の外からなら撮影も大丈夫ですと伺ったのもあり、
 
私は巫女さんの近くに移動した。
 
 
 
 
そこは事代主神さまの祀られる本殿のすぐそば。
 
 
 
 
菊「事代主神さま……」
 
 
 

 

その時、事代主神の気配が感じられた。
 

 

 

 

 

 

《続く》
 
 
⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*
 
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