⛩【菊と稲荷】コトシロヌシ・8:鶏。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

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<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

その清高稲荷大明神に依頼されたお祭りが終わると同時に、

 

次のミッションが始まっていた。

 

 

それは「事代主(コトシロヌシ)という神を解読すること。

 

事代主神とは、もう一柱の「えびす神」だった。

 

 

 

***

 

 

 

続きです。これまでのお話。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン』

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・6:反響する祈り。

『【菊と稲荷】コトシロヌシ・7:大国主の御子神。

 

 

 

 

 

菊「えーー。なんかショック!」
 
出雲から戻った私は、美保神社の公式サイトを改めて見ていた。
 
 
 
そこにある「ご由緒」ページにこんなタイトルを見つけた。
 
『えびす様の鶏嫌い』

 

 

 

……なんでショックかと言うと、私が酉年生まれだから💧

 

 

子狐2「ママ、たぬき年じゃないの?(笑)」

 

菊「ないよ! たぬき年って!! 半ば無理やりに来たな(苦笑)

 

 

?「今日も賑やかだねー。そして熱心に調べ物をしているな」

 

 

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後ろから飛翔眷属が覗き込んで声をかけた。

 

飛翔眷属(以下:飛)「……美保神社? お参りしてきたところか」

 

 

菊「飛翔眷属さま! 出雲へのご同行もありがとうございます♪

 

美保神社さま、いい神社さまでしたね」

 

 

 

飛「………事代主神は鶏が嫌いなの?」

 

 

菊「みたいです。ここ読んだら。

 

鶏が間違えて鳴いたせいで海中のワニに足を噛まれ、不具になられたと……

 

その時の怒りから、鶏を忌むべきものとされ、

 

美保・揖屋の人は鶏肉、鶏卵を食べなくなったり、鶏を飼うこともご法度となったとあります」

 

 

 

飛「ふーん。……変だね」

 

菊「? 変ですか?」

 

 

 

飛「長田神社も事代主神が主祭神だよな」

 

菊「はい」

 

 

 

飛「長田神社での鶏の扱いと逆だから」

 

菊「!」

 

 

 

私は『長田神社 鶏』ですぐに検索した。

 

 

 

長田神社公式サイトのご由緒ページにあった説明。

 

古伝によれば「鶏鳴の聞こゆる里は、吾が有縁の地なり」とのお告げにより、

にわとりが神の使いと尊ばれ、奉賽の鶏が境内に群れ遊び、外国人より「チキンテンプル」と親しまれた。

 

 

 

そして他に見つけた記事にもこんな風に。

 

現在は境内には鳩が放されていますが、かつては境内には数百の鶏が飼われており、外国人からは「チキンテンプル」と呼ばれていたようです。その由来から祈願の際には、境内に鶏を奉納したり、鶏の絵馬を捧げる風習がありました。そしてかつては氏子は鶏肉や卵を一切食さない、また、婦女の歯を鶏の羽根を用いて染める風習も在ったようです。

 

 

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菊「長田神社さまの拝殿中心の鳥の彫刻……あれ、鶏だったんですね……」

 

 

「同じ "鶏" なのに、長田神社では神の使い。美保神社では忌み嫌われるもの。

 

でも共通していることがあるよな」

 

 

 

菊「共通してることは……どちらも鶏を食べないということ……です……」

 

 

 

 

鶏を食べないって…… どういうこと?

 

 

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飛「じゃあ次の質問。

 

鶏を神使にしている神社は、他にどこかピンとくる?」

 

 

菊「伊勢神宮! え。そうですよね?」

 

 

 

ポンっと出たものの、念のために検索してみる。

 

 

一覧表を発見したので貼っておく。

 

やはり『鶏』欄には『伊勢神宮』。これが代表的であるということだろう。

 

 

 

 

菊「これって………」

 

「どっちにしろ、鶏には変に触れない決まりってことだ」

 

 

 

菊「……………」

 

飛「事代主神が国を譲ったのは……誰?」

 

 

 

菊「タケミカヅチ様……いや、天照大神さま……」

 

飛「……そういうことなんじゃない?」

 

 

image

 

 

菊「………………」

 

 

 

 

事代主神は「承知した」と言い、船を踏みつけ傾け

 

"天逆手" を打ち、海中に青柴垣を造るとその中に隠れた。

 

 

 

要するに「即答で "天津神" に国を譲る言葉を渡し、姿を隠した」とされている。

 

 

 

 

 

『譲られた国』

 

そこには当然、もともと ”国津神” を信仰していた人々がいた訳で……

 

 

 

その者たちが伊勢神宮……すなわち天照大神の神使を傷つけないように

 

こんな伝承を作り、天津神の象徴の一つでもある「鶏」を守ったのだろうか。

 

 

 

 

菊「……………」

 

 

飛「伝承も元は人が創ったもの。神が創ったものじゃない。

 

創り手の立ち位置や視点次第で、どうとでも創れる。そんなものだな」

 

 

 

菊「印象操作が? こんな昔からですか……」

 

飛「昔だからこそ。何とでも言えるだろ?……まあ可能性として」

 

 

 

菊「……………」

 

 

 

ふと赤いリボンと目が合った。

 

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子狐2「よかった〜。事代主神さまが夜な夜なとか、イメージ壊れるなって思ってたー♪」

 

「いや、そこかい!!💧

 

(「夜な夜な」については、最初に添付した美保神社さまの『えびす神様の鶏嫌い』をご参照ください)

 

 

 

《久しぶりにほっこりと続く*》↓↓↓ぜひお読み下さい!
 
美保神社さまの公式サイト、とても詳しく丁寧で美しいです。
ぜひご覧ください。
 
さらに神仏広告代理店・菊田からお知らせ2点です。
 
 
☆12月3日(月)に特殊神事の一つである『諸手船神事』が美保神社で行われます。
 
諸手船神事は、美保崎におられる事代主神が、
父神である大国主神から国譲りの相談を受ける様を儀礼化した祭です。
 
 
特殊神事に限らず、毎日の朝夕のご神事もあります。
祝詞も巫女舞も素晴らしいので、ぜひお参りし、事代主神さまに想いを馳せてください。
 
 
☆『平成の大造営』ご協賛を受け付けられています。
 
授与所だけでなく、郵便振替での応援も受付されています。
 
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
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