⛩【菊と稲荷】ヒルコノミコト・9:鯛。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
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<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

【菊と稲荷】ヒルコノミコト・7:サナギ。

【菊と稲荷】ヒルコノミコト・8:端っこの第一殿。

 

 

 

えびす大神に関する謎の一つ。

 

 

なぜ主祭神なのに、

真ん中に鎮座されていないのか?

 

 

それに対して「仕事しやすいから(笑)」という理由と、

 

なんの仕事?という問いの答えのヒントとして

 

「えびす大神の格好」という一言をもらった私……。

 

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菊「……まあ、釣り……だよね」

 

 

 

私は『えびす信仰辞典』という聖典✨を開き、

 

そこに紹介されている『えびす神』の姿を確認した。

 

 

 
 
菊「平安時代初期!
 
鯛を抱えているスタイルは昔々から変わってないんだね……」
 
 
 
 
こちらは現在も授与して頂ける『御神影(おみえ)』のスタイル。
 
 
 
 
菊「………どれも基本的には同じ……
 
 
 
釣り竿を持っていて、鯛を小脇に抱えている。
 
そして、海に浮かぶ小さな島の上にいらっしゃる。
 
 
 
 
菊「ん?」
 
 
一つのデザインに目が止まる……。
 
 
 
 
菊「あれ。珍しい……鯛じゃなくて丸いものを持ってはる」
 
子狐2「何かな? この丸っこいの」
 
子狐1「色が気になるね。調べてみようよ」
 
 
 
 
『若松恵比須神社』で検索して、
 
この御神影のカラー版がないか調べてみることに。
 
 
 
 
公式サイトを拝見すると、こんな風に説明があった。
 
 

皇后の御船が内海の洞海湾を進まれた時、お伴をしていた武将の武内宿禰(タケウチノスクネ)の命令で漁夫に海底を調べさせたところ、海の底からいとも清らかに神々しく光り輝く玉石を発見しました。

 

これを献上したところ天皇はこの石をお手にとってご覧になり、「これは海の神がこの度の筑紫への船旅をつつがなく守ってくださるという御心のしるしであろう。」と、大変お喜びになったので、武内宿禰が近くの浜辺に船を寄せて上陸し、この霊石を祀ったのが、当神社の御鎮座の始まりであり、この霊石は当神社の御神体として、今も本殿の奥深く内々陣の浄暗に荘厳に鎮まっておられます。

 

<若松恵比須神社公式サイト『御祭神と由来』より>
 
 
 
菊「ということは、この丸いものは "霊石" ってことか……
 
いわゆる "えびす石" のことだよね」
 
 
 
 
『コトシロヌシ』連載の時に知った "えびす石"
 
 
 
確か、九州の方のハナシとあった気がする。
 
まさにこの若松恵比須神社のこの由来は "えびす石" のことだろう。
 
 
 
 
 
子狐1「あ、あったよ! カラー版!」
 
菊「おーー!!ありがとう!!」
 
 
 
 
………ん?
 
 
『日の丸』???
 
 

 

 

……赤い。

 

 

 

 

"霊石" ……赤い石なの??

 

 

 

 

菊「…………うーん」

 

 

 

 

 

こちらのえべっさまが白装束のせいか

 

『日の丸』にしか見えない。

 

 

 

 

 

赤…………

 

 

 

 

 

 

その時、近くにかけている『えべっさまの鯛』に目が止まった。

 

 

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菊「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイ

 

 

 

 

 

………タイヨウ

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………太陽」

 

 

 

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「えべっさまの鯛って…………」

 

 

 

 

 

 
 
 
 
釣り竿を持っていて、を小脇に抱えている。
 
そして、海に浮かぶ小さな島の上にいらっしゃる。

 

 

 

 

 

 

 

「この浮かんでる小島が "日本列島" で、

 

そこに日の出っていうか……」

 

 

 

 

 

 

 

太陽を釣り上げる神様なんじゃないの?……

 

 

 

 

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太陽が昇るのは、東の空。

 

 

 

 

だからえびす大神は

 

 

「東の端っこ」である第一殿にいらっしゃるのでは?

 

 

 

 

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「仕事しやすいから(笑)以上♪」

 

そんな風にえびす大神は答えてくださった。

 

 

 

 

 

『えべっさま』は鯛を釣るとされているけど、

 

食べているのは見たことない。

 

 

 

 

 

いつもいつも大切そうに……

 

 

守るように、

小脇に抱えていらっしゃる……。

 

 

 

 

 

菊「それって "鯛" が "太陽" だからなんじゃないの……?」

 

子狐1「太陽食べたらだめだもんね」

 

子狐2「やけどしちゃうよね」

 

 

 

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ヒルコ・ヒルメ双子説での『太陽神』って、

 

”太陽を釣り上げる神様” っていう意味???

 

 

 

 

 

 

 

菊「………いや、ちょっと待って……

 

"鯛""タイ""太陽"とかって……」

 

 

 

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なーんか安直過ぎないかな💧

 

 

そんな気がして不安なので、もう少し調べることにした。

 

 

 

 

《続く》

 

 

 

⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*

 
 
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2018年冬の連載『コトシロヌシ』はコチラです。

 

【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン

【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・6:反響する祈り。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・7:大国主の御子神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・8:鶏。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・9:神の魂を鎮める『えびす舞』

【菊と稲荷】コトシロヌシ・10:それは神の仕事だから。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・11:ゆるぎなき御世の神。

 
 
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5月26日(日)開催♪『手づくり市』
公式ポスター作成させて頂きました。
 
 
 
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『三輪惠比須神社』さま☆公式フライヤー等、作成させて頂きました。
 
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