漫画 銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー を読んでみました。
アマゾンで状態が悪いと言う中古品を購入しました。そんなに汚くはないのですが、どうやら一時期漫画喫茶で使われていた物のようで、印刷や穴あけパンチの後があります。
¥2,425でした。
内容的には、松本零士が描いた銀河鉄道999エターナル編 と被りながらの続きみたいな話になっていて、999の電子妖精カノンや復活したクレアと鉄郎が初見だったりします。
しかし、どうやら映画版「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」の続編(リブート)でもあるらしく鉄郎が999に乗るのが3度目と言う事になっており、また有紀学が序盤で999に乗った鉄郎の護衛をしたりしていたりと、漫画エターナル編とは設定が異なってもいます。
タイトルにANOTHER STORYとあるのは、松本零士のエターナル編が全然書かれて無いけど一応連載中と言うていにあるった為らしいです。
ストーリーは、
地球に帰った鉄郎、機械化帝国の本星が滅びた事で機械化人達はエネルギー供給が経たれ、体が徐々に朽ちて行っていた。
そんな機械化人を救うため鉄郎は地球で機械化人の診療所を作って活動していてたが、エメラルダスからメタノイドの脅威が迫ってきている知らせを受け、三度銀河鉄道999に乗り込む。
しかし最初に停車した、銀河鉄道の本社がある始発駅惑星ディスティニーで、太陽系がメタノイドの感傷により、消滅したと言う悲劇を聞かされる。
地球を再生すると言う、新たな希望を持って出発した鉄郎が乗る999号に、メタノイドのセンチュリーであるヘルマザリアが乗り込んで来た。
勝ち目が無い戦いにあえて逃げず、決闘に応じた鉄郎だが、勝負の瞬間大王星の警備隊による外からの砲撃により、ヘルマザリアの腕は切断される。警備隊の参戦により撤退したヘルマザリア、999号は大王星に停車する。
オーロラ姫住む大王星は、全宇宙にエネルギーを供給していた。そこに現れたメタノイド艦が無差別攻撃を始め、鉄郎は艦の中に一人乗り込む。そこに居た艦の主ツイストバレルに撃たれそうになった鉄郎を助けたのは、ヘルマザリアだった。
騎士道を重んじるヘルマザリアと手段を選ばないツイストバレルは対立し、ヘルマザリアは脱出の際重傷を負う。
そして大王星ごと破壊しようとしたツイストバレルに対し、ヘルマザリアは死の瞬間の爆発を利用して、相打ちする。
一方メーテルは機械化帝国最後の女王として、エメラルダスから引き継いだ惑星エメラルダを、行き場を無くした機械化人が終焉を迎える地として、機械化人の受け入れをしていたが、メーテルが不在の間統治していた機械化人の裏切りにより、ワルハラ(神々が住む地)の住人の一人ローゲによってメーテルは連れ去られてしまう。
そしてメーテルに求婚するが断られたローゲはメーテルをコスモクリスタルで固めてしまう、しかしその瞬間メーテルは自爆し、ローゲの船ごと粉みじんになる。
ヘルマザリアが残した言葉に従い惑星エメラルダに向かった999号と鉄郎、すっかり武装していた機械化帝国のエメラルダは、鉄郎をローゲに差し出す。
ローゲはメーテルが愛した鉄郎に興味を持ち、それまでのいきさつを話す。メーテルの爆発により宇宙に穴が開き、そこからメタノイドが現れたと言う事だった。
鉄郎はメーテルが消滅した空間に連れていくようローゲに言い、そこで力の限りメーテルを呼ぶ。
すると、消滅していたメーテルが姿を現した。それを目の当たりにして感動したローゲは鉄郎とメーテルをエメラルダに送り届ける。
変わり果てたエメラルダに驚くメーテルを連れ警備体制ひかれる中を突破し、999号で脱出する。
飛び立つ999号を無数の砲で攻撃する機械化帝国だが、救援に来た銀河鉄道のSDFビックワンとハーロックのアルカデア号により救われる。
999号は修理の為大テクノロジアに停車する、そして修理の間アルカデア号に乗りワルハラに向かう鉄郎とメーテル。あっという間にアルカディア号の乗組員ともなじんだ鉄郎は、宇宙嵐を一丸となって突破するアルカデア号と乗組員を見る。
神々が住むワルハラで、ローゲの兄弟ロキに会い、ラインの黄金を守る3人の魔物とも打ち解け地球再生にどうしても必要なライン黄金を手にする。しかし黄金が無くなると3人が死んでしまう事を知った鉄郎は、3人を救う為に黄金の力を使い3人を解放するが黄金は砕け散ってしまう。
メタノイドの女王ダークインもこの光の宇宙を支配するものとして、ワルハラの王の前に姿を現す。そして堕落している悪腹の王家神々を見て、本当に宇宙を統治しているのはお前かとメーテルに問うが、メーテルが否定した為、ワルハラにダークマターをばらまいて去っていった。
アルカデア号はダークインを追い、鉄郎とメーテルは迎えに来た999号に乗りエターナルを目指し出発する。
マントにラインの黄金の残りの欠片が引っかかっている事に気が付いたメーテル、指輪のような形をしていてたその欠片を、鉄郎はメーテルの薬指にはめる。
しかし程なくして、ヘルマザリアの子供たちロウェルとティアが乗るメタノイド艦に接舷された999号、近くの星に強制停車させられる。
そこで決闘する事になった鉄郎とロウェル、身体能力では全く勝ち目が無いのを知っている鉄郎は逃げる事を選択する。
そして逃げながら運もありロウェルの攻撃をかわし続けた鉄郎は、攻勢に出てロウェルの足を落とす。殺せと言うにろヘルマザリアの愛を伝え、2人は和解する。
つづいて、地球からの移民が住む星ビックアースに停車した999号、昔の街並みを再現したビックアースで、戦闘に入っている間に鉄郎とメーテルは、999号のパスと服を盗まれてしまう。
ラーメン屋さんで住み込みで働く2人、もう定住するしかないかと思われた時、2人のパスと服が返ってくる。実はパスを隠していたのはメーテルで、鉄郎の思いを確認して旅を再開する決心をしたのだった。
トレーダー分岐点ヘビーメルダーⅡに停車した999号、そこではエメラルダスの呼びかけにより、光の宇宙の各勢力が集結し、ヘビーメルダーⅡ会議が開かれていた。
マゾーン,プロメテ星系,トカーガ族,等々、そこでプロメテ星系のドップラー総統が提案する味方ごと、ドップラー砲でメタノイドを打つと言う作戦の賛否がとわれていた。脅迫と買収で議決しようとしていたドップラー総統だが、ゾルや一文字タクマの勇気ある行動により、否決される。
エターナルに向け走る999号、突然正規の軌道を外れ、正体不明の線路に誘導され謎の駅に着いた999号。
そこはレオナルドが作り出した夢の世界だった。絵描きのレオナルドはメーテルを一目見るなり絵の題材として溺愛し、この世界に縛りつけようとしてきた。実は悪夢におびえていた画家の心と解き放ったメーテルは、絵のモデルとなり解放される。
そしてついに終点エターナルに差し掛かる999号、エターナルには地球を元に戻すカギがあると言う。
一方ハーロック達は、連合と共にメタノイドと戦闘状態に入る。そこにダークインが降臨する・・・・・・・
松本零士の作品に登場するキャラクターや戦艦が総動員されています。
銀河鉄道999エターナル編をベースにして松本零士ワールドの集大成的な内容になって大変良かったのですが、それだけに未完で終わっている事が悔やまれます。
それにしても999号は、他の乗客も乗らないし目的地も必要に応じて変わるしで、もはや鉄道では無くメーテル姉さんと鉄郎の個人宇宙船と化してますな。
それでは~
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