元祖大四畳半大物語
19歳の足立は、九州から上京し働いてお金を稼いでから予備校に行き、大学に行くつもりでいた。
足立が住むのは日当たりが悪い4畳半の下宿、1階にはオーナーの夫婦が住む安下宿だった。
隣にはヤクザのジュリーと彼女のジュンが住んでいて、足立が部屋を間違えると殴られ、酔ったジュリーが間違えても殴られる。
決まっていた就職先に出社すると、そこは夜逃げしたようで、物家の殻になっていた。仕方なく近所のラーメン屋等でバイト(おそらく不定期)で食いつなぐ足立だが、慢性的な貧乏生活になってしまう。
ジュリーが警察に出頭するからム所に入っている間ジュンを頼むと言われる、そう言われてもどうしたらいいのかわからない足立だったが、ジュンにジュリーが居ない間私を奥さんにしていればいいのと言われ、関係を持つ。
しかし警察に行ったジュリーは捕まる罪では無かった為、直ぐに帰って来る。
近くの建築現場で大騒音が出ていた為、下宿のおばちゃんに言われ文句を言いに行く足立だったが、反たいにバイトで雇われ工事現場で働く事のになる、しかし貧弱な体の足立には建設現場の仕事は勤まらないと思った監督は、他の警備員のバイトを紹介する。
だがその警備員のバイトは、ジュリーが地上げをしていたパチンコ店の対地上屋要員だった。足立が居るパチンコ店に地上げ屋と共に現れたジュリー、一同は乱闘になりまた通りかかった現場監督と職人の一団が足立を助ける為に参戦した事から、一角は大乱闘と泣てしまう。
次は、電気屋でバイトを始めた足立だったが、ここも貧弱な体では大物家電が運べ無かったり、客先でへまをしてガラスを割ったりしたため首になってしまう、しかし数日後足立の部屋に電気屋の令嬢がやって来て、義理の兄と結婚する前に処女を捨てたいと足立と関係する。
ジュリーから預かったヌード写真をみていた所に、ジュンがカップラーメンを差し入れに来る、しかしその写真のモデルはジュンで、家出して上京した時ヤクザに騙された撮られた物だったのを、不憫に思ったジュリーが盗み出した物だった。
ジュンはガスでジュリーと自殺しようとするが、ガスが爆発し、下宿の床が抜ける。ジュリーと足立は空き地で写真を燃やす。
屋台で飲んだくれた2人は下宿の前の道で眠るが、ジュンは掛け布団を持ってきて2人に掛ける。
1980年8月16日に公開のニッカツ映画です、同名の松本零士の漫画が原作となっています、元の漫画は松本零士の半自伝的な作品だそうです。
大きな夢を持って上京した若者の苦労と挫折を描いた作品です、金も仕事も無い若者の安下宿での生活で起こるエピソードが書かれています。
よくある人情映画と違って、巻き起こる事件やエピソードが面白く、それでいて人情的な要素もしっかり描かれています。
古い映画ですが、飽きもせず面白く最後まで観れました。
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