宇宙海賊キャプテンハーロック 1978年のテレビ版全42話を観ました。
松本零士の漫画が原作で、例により原作は未完アニメで完結のパターンです。原作は大分前に読んだ事が有りますが、テレビ版は初めて観ました。(かなり小さい時テレビで再放送を数話観たかも知れない)
記憶の中で最初に見たキャプテンハーロックは、劇場版銀河鉄道999のクライマックスで、鉄郎1人を助ける為、惑星メーテルに対し単艦で攻撃を仕掛けると言うとんでも無い行動が印象的でした。
その時のハーロックのセリフが、
「男には例え負けると分かっていても戦わねばならぬ時が有る、たとえ死ぬと分かっていても、行動しなければならぬ時が有る、鉄郎をそれを知っていた」
これが、機械化惑星メーテルに1艦のみで喧嘩を売る理由です。痺れますね~
さて、テレビ版ハーロックのストーリーですが、
2977年平和が長く続く地球で人類は堕落しきった生活を送っていた、テレビから協調電波が出て覇気が全く無くなり、首相ですら地球の危機を信じず娯楽にしか興味が無い状態。それでも開拓星から送られてくる物資で、人類は何不自由無く暮らしていた。
宇宙海賊ハーロックはそんな人類の末路をあんじて輸送船を襲い、食料を備蓄していた。そんな中、謎の生命体マゾーンが地球人に紛れて暮らしている事に気が付く、
地球人の中にも宇宙の彼方から地球に向って来る物体に気が付き、安づる者が数人居たが、政府は聞く耳を持たなかった、そして宇宙から飛来した球体(ペナント)が地球に打ち込まれる、そのペナントを目標に、マゾーンの大艦隊が押し寄せて来ていた。
危機を察知した人類の数人はマゾーンの手に掛かり殺されてしまう。
マゾーンに父を殺された台羽を仲間に入れ、キャプテンハーロックはアルカディア号と40人の仲間と共に、地球を守為マゾーンと戦う。
前半は、マゾーンの正体を調べたり、マゾーンが作った海底プラミッドに潜入したり、海賊ハーロックを捕まえようとする地球人と争ったりと、小競り合いばかりです。
後半からようやくマゾーン本体及び女王ラフレシアとの戦いが本格的になるのですが、直ぐに両軍疲弊しラフレシアは人質作戦で、アルカディア号を引き離すのでまた停滞、終盤でまた戦い終わります。
原作と違う要素も多く、トチローの娘マユが登場し事ある毎に切田長官にハーロックをおびき出す出汁に使われます。他にもケイ,やったらん,ドクター等、各キャラクターにスポットを当てた話も多く、大半が原作に無い話で構成されています。
マゾーンは兵士が100万人市民が数千万人だったようで、その艦隊の大半をアルカディア号1艦で倒したようです。
砲撃を受けまくると装甲がやられたり、特攻を受けレーダー破損、ラフレシア母艦の攻撃で補助エンジンが壊れたりはしましたが、メッチャ頑丈で基本浮沈艦のアルカディア号、惑星メーテルに喧嘩を売るのもうなずけます。
漫画版が、「キャプテンハーロック~次元航海」リメイクされているようなので、それも読んでみたいですね。
それでは~
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