さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
ガミラスの侵略を退けた地球は急速に復興していった、太陽系内の惑星での資源開発が進み、古代進は輸送船の護衛艦隊の任についていた。
地球に帰還する途中、謎の電波をキャッチして記録する。帰還後解析するとそれは他の天体からの助けを求めるメセージだった。
議会に救助に行く事を提案する古代だったが、頭の固い上層部は古代の意見を無視し、ヤマトも廃艦になる決定が下される。
ヤマトの旧乗組員達は、政府に逆らいヤマトに集結し、勝手にヤマトで出陣しメッセージの発進源に向かう。
途中大破した地球の戦艦を発見、唯一の生き残り太陽系外周艦隊司令の土方を救助し、土方にはヤマトの艦長になってもらう。
メッセージの発進源テレザード星に着いたヤマトは、一人生き残っていた反物質で構成された体を持つテレサと会う。そしてテレサから、白色彗星帝国の事と次の狙いが地球である事を聞かされる。
白色彗星帝国に命を助けられていたデスラー総統は、ズォーダ大帝にヤマトとの再戦を願い出て許可される。
2代目のデスラー艦でヤマトと対峙したデスラーは、巡洋艦をワープ光線でヤマト周辺にワープさせる「デスラー戦法」を取るが、ヤマトは短距離ワープでデスラー艦に接舷し白兵戦を仕掛ける。
ロボット兵の管理コンピューターを壊し、雪が重症を負いながらも勝利したヤマトのクルー、デスラーは白色彗星の弱点を話し、宇宙に漂う身となる。
地球では接近してきた白色彗星に、波動砲を2門備えた新型艦アンドロメダを旗艦とした地球艦隊が戦闘を開始、艦隊戦では買った地球艦隊だが前に出てきた白色彗星には全艦の波動砲斉射でも全く歯が立たず、彗星の渦に飲まれ全滅する。
白色彗星に遅れて追いついたヤマトは、デスラー総統のアドバイスを元に白色彗星の渦の中心を波動砲で撃ち、白色彗星を撃破するが、中から小惑星を半円に切った上に都市が出来ている、彗星都市が出現する。
回転ミサイルの攻撃に大ダメージを受けるヤマト、土方館長も死亡するが、死ぬ前に残した作戦を決行する。
敵航空機の発射口より内部に潜入した古代と、真田、そして空間騎兵隊師団は、要塞都市の動力源にたどり着き、古代は帰還真田と師団長の斎藤は爆破と共に死亡する。
乗る火力で総攻撃し要塞彗星都市を破壊したヤマトだったが、爆発する都市の中から今度は超巨大戦艦が出現する。
残る武器もエネルギーも無く、もはや満身創痍のヤマトだったが、古代は亡き沖田艦長と会話をする。そしてヤマトの最後の武器は命を懸ける事だと悟った古代は、生き残ったクルーを全員退艦させ、雪の亡骸と共に超巨大戦艦に向かっていく。
1978年公開の宇宙戦艦ヤマトシリーズ劇場2作目です。1作目はテレビシリーズの総集編でしたが、本作は完全オリジナルの、映画です。
よくテレビで1978年から放送される「宇宙戦艦ヤマト2」の総集編でありかのように勘違いされますが、さらばヤマトは先に映画が作られて、大枠が殆ど同じ話をTV版ヤマト2で作っています。
さらばヤマトでは、これで宇宙戦艦ヤマトシリーズを終わらせるつもりで作られたようで、エンデングは主人公古代進が一人でヤマトを特攻させる終わり方になっていますが、ヤマト2ではエンデングだけが大幅に変更されていて、主要キャラの死亡やヤマトの特攻が無く、後に続く話が作れるようになっています。
なのでさらばヤマト側が後からパラレル扱いにされてしまった感じですね。
テレビ版のヤマト2は全部観ては無いのですが、初期の頃は新乗組員の教育をしたり、アンドロメダと同じ半自動で動く改造をしろと命令され、嘘をついてやっているふりをしたいたような気がします。
彗星帝国都市は、上と下から攻撃するみな感じて倒していたような記憶もおぼろげにありますね。
久しぶりに「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」を観直しましたが、かなり人死ぬし結構無残な話だと思いました。絵は流石劇場オリジナル作品で、総集編だった1作目の映画とは全違い綺麗になっていて、ストレス無く観る事が出来ました。
メカコレクションの、デスラー艦,ヤマト,アンドロメダです。3艦とも本作に登場
このデスラー艦はシリーズ2代目の艦で、本作で登場したタイプです、初代デスラー艦は普段ガミラス星の総統府の天井からつり下がっているタワーになっていて、緊急時宇宙船になる仕様だった。(TV版と漫画にしか出て来ない)
本作登場の2代目デスラー艦は初代の形状を受け継いでいて、ヤマトクルーも一目で「デスラー艦だ」と言っています。初代と違うのは、ワープ光線を放つ砲門が2門艦首付近についています。
本作で、ワープ光線を利用しての戦術はデスラー戦法と呼ばれていますが、自分としてはドメル戦法では?と思います。
デスラー艦も3代目以降は大型になり、形状も大幅に変更されます。
アンドロメダ、艦首に波動砲を2門備えているのが特徴、ヤマトの後継機と思わえるデザインで、パルスレーザーの簡略化や固定小翼化等と、補助エンジン4基は波動砲2門と言ったパワーアップが見られ、新造艦としてふさわしい優れたデザインだと思います。
残念ながら本作と、TV版のヤマト2にしか登場しませんが、やられメカとしての意義を12分に果たしていたと思います。
劇場版の第3作目は「ヤマトよ永遠に」なのですが、1979年7月放送の「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」と言うテレビスペシャルがDVDになっていてそれが、ヤマト2とヤマトよ永遠にの間になる作品なので、それを見たいと思います。
それでは~
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