まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

ファイブスター物語 13巻 (永野護)

 

4041022428 ファイブスター物語 (13) (100%コミックス)
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2015-08-08

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過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」13巻は魔導大戦まっただ中! 詩女の思惑、列強の狙い……戦局はどうなる? そしてソープとラキシスも戦場へ!!

 

 

ということで、13巻の感想のつづきです。

 

 

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★『ダイ・グ・フィルモア5皇帝』と『詩女・フンフト』(107ページ~)

『ダイ・グ』は、詩女・『フンフト』に謁見するために聖宮ラーンにやってくる。 『ダイ・グ』は聖宮ラーンには直接入らず、初代フィルモア帝国皇帝が歩いたという旧街道(花の街道)を歩いて聖宮ラーンに向かっていた。 その途中で、『ダイ・グ』は『クリスティン・V』に“初代フィルモア皇帝と詩女”の物語と、そして自分の決意を語りかける。 そして、詩女『フンフト』に謁見することとなったわけだが、そこで描かれたのは衝撃の内容であった・・・。
 

というのがこの項目のあらすじです。

『ダイ・グ』が『剣聖・慧茄』・『クリスティン・V』等を連れて、詩女『フンフト』に謁見するために聖宮ラーンやってきたとことから始まります。 フィルモア帝国におけるこの謁見の最大の目的は、『ダイ・グ』と詩女『フンフト』を結婚させること。 もちろん、この計画はフィルモア帝国の元老院主導の計画でして、フィルモア皇帝と詩女が結婚することで、フィルモア帝国をナカカラに移転させる際に、旧ハスハの民の反発を和らげようという考えです。 そのため、フィルモア帝国元老院は、すでに聖宮ラーンの神官の半分以上を懐柔しており、詩女『ナカカラ』に抵抗させないように手を打っているようです。 

 

で、この項目の最初の注目点は、『ダイ・グ』と『クリスティン・V』との花の街道での会話ですね。 

『ダイ・グ』は『クリスティン・V』に、詩女『ラーン』とフィルモア帝国初代皇帝『サイレン』の出会いと、星団歴451年に起こった「詩女暗殺計画」と、『クリスティン・V』が付けている「十字の耳飾り」の由来を語りました(詳しくは、映画『花の詩女 ゴティックメード』を参照)。 そして、最後に『ダイ・グ』は「余はいかなる事があろうともこの地に剣は向けぬ!この大地に決して剣は向けぬ」とフィルモア帝国初代皇帝『サイレン』が詩女『ラーン』に言った言葉を『クリスティン・V』に語りました。 残念なことに、現時点で、世界情勢・・・とくにフィルモア帝国元老院の動きなどさっぱり知らない『クリスティン・V』には、その言葉の真意を汲み取ることはできず、ポカーンとしてしまうわけですが・・・。 恐らく、『クリスティン・V』がこの言葉の本来の意味を知った時・・・その時が『ダイ・グ』との別れの時になり、そして『ダイ・グ』の言葉・意思を引き継いで生きていくことになるのでしょうね。 それも全て3068年~3069年の出来事となりそうです。

 

次の注目点は、『ダイ・グ』と詩女『フンフト』ですね。

妖艶な格好の『フンフト』は『ダイ・グ』に会うなり、早速、人払いできるテラスに誘います(+クリスティン・Vも誘う)。 『フンフト』からは、“歴代のフィルモア皇帝と詩女”の思い出が語られつつも、『ダイ・グ』が『フンフト』に会いに来た理由を言い当てます。 そう、『ダイ・グ』の目的は『フンフト』を后として迎えること。 詩女である『フンフト』は当然そのことを事前に気付いており、その真意を『ダイ・グ』に尋ねます。 『ダイ・グ』は滅びゆくカラミティ星からフィルモア民をナカカラに移住させる計画を話します。 『ダイ・グ』本人としてはフィルモア民とミノグシア民の平和的な共存を目指す移住を理想としているようですが、フィルモア帝国としては武力でナカカラを制圧し帝国民以外の人間を排除する移住を計画しているようです。 その『ダイ・グ』の言葉に『フンフト』は一切表情を崩さずにいたので、『ダイ・グ』の真意も、フィルモア帝国の真意も事前に知っていたのでしょうね。 『フンフト』自体、この結婚話に反対の意思を示していないので、このまま結婚まで行ってしまいそうですが・・・・、個人的には『ナトリウム・桜子』とか『ノルガン・ジークボゥ』の反応が読んでみたいですね。 特に『桜子』の方の親子関係がどのような感じのか気になりますし・・・。
 

次の注目点は、『クリスティン・V』と詩女『フンフト』ですね。

『クリスティン・V』は、上記のイベントで、『ダイ・グ』が詩女・『フンフト』と結婚してしまうかもしれないことにショックを受けることとなりました。 そんな失意の『クリスティン』の前に突如、詩女・『フンフト』がやってきます。 機嫌の悪いのでケンカ腰に対応する『クリスティン』に対して、『フンフト』は子供をあしらうように対応し、そして、『クリスティン』のフィルモア帝国での未来予測を話します。 その未来とは「クリスティンが元老院の言いなりとなって、帝国の色々な男性の相手をして強い騎士を産むことを強制される」というもので、同時刻の元老院ではそのことが実際に話題になっておりました。 さすがに相手が詩女であってもその侮辱的な未来予測に剣を抜こうとする『クリスティン』に対して、『フンフト』は話を止めず、「十字の耳飾り」の本来の意味を説明し、そして過去の詩女を召喚し、“詩女の予言”を『クリスティン』に授けました。 

 

・・・ということで、“詩女の予言”により、本当の意味の『ダイ・グ』の死亡フラグが立ってしまいました(残念)。 そして同時に、『クリスティン』が『ダイ・グ』の言葉・意思を引き継いでいくというフラグも立つこととなりました。 『フンフト』にとっても“ミノグシア”にとっても、『ダイ・グ』の意思を継いでくれる人物がフィルモア帝国のトップにいるということが一番であることは間違いないわけで、これからは全力で『クリスティン』をサポートしていくこととなったようです。 とはいえ、『フンフト』自体、ラーンから離れることが出来ないと思われるので、やはり『クリスティン』の成長が重要となってきそうですね。 3068年~3069年に起こるであろう『ダイ・グ』の死亡イベントまでに、精神面での成長するイベントが描かれるのかが気になりますね。 個人的には、「ダイ・グの死亡→精神面の成長」よりも、「精神面の成長→ダイ・グの死亡」の方が読んでみたいので・・・・。

 

最後の注目点は、聖宮ラーンの現状ですね。 

聖宮ラーンでは、詩女を守る“AP騎士団ラーン王宮支隊”と、詩女を事務的にサポートする“神官+官僚”の大きく2つのグループがあるようです。 「詩女が交代すると同時にすべての高官や神官は引退する」という聖宮ラーン独特のしきたりがあるため、通常の場合、詩女が変わると全てが一新するわけですが、『フンフト』の不祥事による突如の詩女引退→『ムグミカ』が聖宮ラーンではなくハスハントで政務を行ったということで、聖宮ラーンでは上記のしきたりが守られず、第一期の『フンフトの詩女時代』の“神官+官僚”が『ムグミカの詩女時代』から今まで居座っているようです(しかも、『フンフト』が再び詩女になったので、余計に偉そうに堂々と居座っている)。 そんな状態のため、現在聖宮ラーンの多くの“神官+官僚”は保身に走ることとなり、フィルモア帝国の元老院に買収されてしまっているようです。 一方、“AP騎士団ラーン王宮支隊”の方は、一応騎士団ですので、フィルモア帝国に買収されている様子は無く、詩女『フンフト』を守るために様々な行動を行っているようですし、今回のフィルモア皇帝と詩女の謁見+フィルモア皇帝と詩女の結婚話に対して反対の意思を示しているようです。 ということで、聖宮ラーンはかなりややこしい状態にあるようで、今後、どのように描かれていくのか・これらのややこしい状態を解決するイベントが描かれるのか、気になるところですね。
 
 

★フィルモア元老院(122ページ~)

『フィルモア皇帝』と『詩女フンフト』が出会っていた頃、フィルモア帝国のナカカラ駐屯地では、元老院による元老会議が開催されていた。 『アネッサ・ティルバー女王』・『エイデンス・アルク・レーダー王』・『アドー・バルバロッサ王』など、普段表舞台に立たず、裏からフィルモア帝国を動かしている面々が続々と登場し、今後のフィルモア帝国のさまざまな動向が描かれることとなった。 


というのがこの項目のあらすじでして、『ミヤザ・ヘクゼイ帝国官房長官』・『ビオレート・トライトン』・『ブルーノ・カンツィアン』というフィルモア帝国の“表の顔”達が元老院の解説役として登場し、謎だった元老院の内情が描かれることとなりました。

 

まず、最初の注目点は、元老院ですね。

フィルモアの元老院は、王族・貴族・重要人物のみで構成され、一般国民は参加できません。 一般的な国家運営は帝国議会が行いますが、国家そのものの運営や君主の決定は元老院が行うようです。 その元老院の調停役を行っているのが『バルバロッサ王家』で、現在、その当主・『バジル・バルバロッサ』が隠居してしまったので、『バジル』の甥・『アドー・バルバロッサ』が元老議長代理となり元老院を仕切っているようです。 本来、調停役として徹してきた『バルバロッサ家』ですが、この『アドー・バルバロッサ』はかなり野心的な考え方を持ち合わせた人物で、最高判事の『アレク・レーダー』や参謀の『アネッサ・ティルバー バリトー王国女王』と共に元老院・司法院を支配しつつあるようで、皇帝である『ダイ・グ』の結婚話を進めたり、システム・カリギュラの“シオの門番”と契約し何かしら事件を起こそうとしているようです(とはいえ、元老院の強権を発動し続けると騎士団からの反発が起こる可能性が高いので、かなり慎重に話を進めているようです)。 ちなみに、この3人は、これからも長く悪役として活躍するそうなので、読者としても長い付き合いになるそうです(残念)。

 

で、次の注目点は、今巻から登場してきた『バルバロッサ王家』ですね。 

『バルバロッサ王家』はフィルモア帝国の前身・“ドナウ帝国”の頃から存在している王家です。 フィルモア帝国の初代皇帝・『サイレン皇帝(フィルモア1)』の副官を務めた『ボットバルト・デュー・バルバロッサ王』の活躍により、フィルモア3大王家の一つに数えられるようになりました(映画『花の詩女 ゴティックメード』を参照)。 それ以降の『バルバロッサ王家』は、元老院の調整役として帝国を支えてきたようでして、現在の当主・『バジル・バルバロッサ』も前皇帝・『レーダー8世』と喧嘩しながら元老院を運営してきたようです。 今、『バルバロッサ王家』の代表として表舞台に出てきているのは『アドー・バルバロッサ』という『バジル・バルバロッサ』の甥筋の人物ですが、実は、『バジル・バルバロッサ』には息子・『モーズ・ボルガ・レーダー王』と、娘・『ジェイン・ボルガ・フィルモア女王』という2人の子供がいるようです。 名前から判るとおり、子供なのに『バルバロッサ』の名前を継いでいないようでして・・・、甥筋の『アドー・バルバロッサ』が出張ってきた理由がここら辺にあるような気がしますね。 とりあえず、魔導大戦の間は、『バルバロッサ家』を中心に描かれていくと思われますので、彼らがどのような行動を行うのか非常に楽しみであります。

 

最後の注目点は、『ブラウ・フィルモア女王』ですね。 

元老院会議に遅れてやってきて、『ビオレート・トライトン』・『ブルーノ・カンツィアン』というフィルモア帝国の筆頭騎士達を圧倒した彼女ですが、正体は前回の記事の『リリ(璃里)』こと『ジークママ』です(笑)。 前回登場したときはかなりふざけていましたが、こっちの姿が本来の彼女の姿でありまして、全フィルモア王家の筆頭王家の家長です。 何故、全フィルモア王家の筆頭王家と言われるかと言いますと、“フィルモア・ウエスト(太陽王国)”の系統の筆頭王家である『ボルカ・レーダー王家』と、“フィルモア・イースト(ドナウ帝国)”の系統の筆頭王家である『ドナウ・ブラウ・フィルモア王家』の両方の血を引いている特別な王家であるためです。 最大の特徴は、最後のカーテンと呼ばれるほど表舞台に出てくることのないところでして、本編でレーダー王家の人物である『ビオレート・トライトン』ですら詳しくこの王家の内情を知らないという描写が描かれました(実際に、彼女の娘で皇位継承一位の皇女・『茄里』の居場所は、『元老議長』と『ダイ・グ』の2人しか知らないそうです)。 そんな王家ですので、今後、詳しく描かれることは少ないと思いますが、この王家が表舞台に出てきたとき、フィルモア帝国の最後が近づいてくるのだと思います。

 

ちなみに、彼女の部下に『メリー・マーカス』という女性が出てきましたが、映画に出てきた“皇帝騎士・ハイランダー”『シャンディー・マーカス・ハロルドラント王女』の子孫に当たります。 彼女の『ハロルドラント王家』は“フィルモア帝国の武家の筆頭王家”と呼ばれるほど強い騎士を輩出してきたらしく、『クリスティン・V』も彼女の子孫にあたるようです。 なので、本編に出てきた『メリー・マーカス』もかなり強い騎士だと思われまして、わざわざ登場してきたのでしょうからいずれその活躍が描かれるのだと思います(たぶん)。 個人的には、彼女が将来、皇位継承一位の皇女・『茄里』の部下になるのか、それとも『ノルガン・ジークボゥ』の部下になるのか非常に気になるところですね。 『茄里』はバルバロッサ王家にいるし、『ノルガン・ジークボゥ』は家出中だし・・・。 うーむ。
 
 

★三色の娘(168ページ~)

フィルモア帝国北部ンビドーにて、『バジル・バルバロッサ大王』と『ドル・パーマネント・レーダー8』が2人で『元老院』と『クリスティン・V』について話し合いを行い、ナント、『バジル大王』から『クリスティン・V』を『レーダー8』の養女にするように提案がなされる。 このことについては、詩女『フンフト』からも同じような提案であったようでして、『レーダー8』は『クリスティン・V』を養女にすることを決める。 その後、『バジル大王』の前に、三色の娘・『“皇女”茄里』が登場し、裏切り者であり兄でもある『ノルガン・ジークボゥ』を処刑するために、ノイエシルチス“氷グループ”を率いてハスハに向かうこととなってしまう。

 

というのがこの項目のあらすじです。

注目点は、『クリスティン・V』を『レーダー8世』の養女にするという話ですね。 

これは詩女『フンフト』が考えた作戦でして、元皇帝・『レーダー8世の権威』と『パーマネント・レーダー王家の力』を使って、『クリスティン・V』を元老院の野望から守ろうというのが一番の目的です。 このことにより『クリスティン・V』はレーダー王家に入ることとなり、元老院ですら彼女に手を出すことが出来なくなりました。 また、このイベントにより後の世のフィルモア皇帝になるという『レーダー9世』という人物が、『クリスティン・V』の旦那か子供である可能性が高くなったような気がしますね。 映画が伏線となるならば、ファティマ“エスト”を連れていた『ノルガン・ジークボゥ』が『クリスティン・V』と結婚して『レーダー9世』を名乗る・・・という感じになりそうですが・・・。

 

もう一つの注目点は、やはり三色の娘・『“皇女”茄里』が登場ですね。 

現時点で存在自体が謎の人物です。 兄である『ノルガン・ジークボゥ』を殺そうとしていますし、母親である『ブラウ・フィルモア女王』とは一緒に住んでおらず、『バジル大王』の所で世話になっている。 設定集によれば、性格は冷酷で残忍で、ミラージュナイトよりも強いらしいですが、目的や行動に統一性が無い模様。 ということは、兄を殺害するというのはただの口実であって、好き勝手に暴れるために魔導大戦に参戦してきた可能性がありそう(笑)? で、彼女が魔導大戦に参戦することでどのような影響が起こるのかがかなり不明。 彼女の存在を知っているのは『元老議長』と『ダイ・グ』のみですし・・・。 うーん、とりあえず、再登場が気になるキャラクターですね。
 
 

★『ジャコー』の登場(198ページ~)

突如始まった戦闘で『ヘアード』は意識不明となってしまい、『マグダル』と別れることとなる。 その『マグダル』が偶然にもNPOの救護船に救われ、衛星軌道上の難民ステーションに送られる。 そのことを聞いた『ヘアード』は、『ランドアンド・スパコーン』と別れ、単独で迎えに行くこととなった。 しかし、その難民ステーションが『ヘアード』が着く前に、“オーダ宇宙海賊”に襲われてしまい、『マグダル』が再び行方不明になってしまう。 海賊に襲われた後の難民ステーションに辿り着いた『ヘアード』は、そこで治安騎士団を率いている『ジャコー・クオン・ハッシュ』と出会い、宇宙海賊とブローカーを追うこととなった。
 
というのがこの項目のあらすじです。

ついに大人になった『ジャコー』が登場しました。 イラスト通り格好良く成長しておりまして、言動も大人になっております。 確か、硬派なキャラクター設定だったと思うので、このまま真面目な感じで描かれていくといいな~、と。 でも、デザインズ2には『ママドア・ユーゾッタ女侯爵』との漫才が示唆されているので、さすがにそのときだけは真面目モードは無理そう(笑)。

 

で、設定集の設定。 『ジャコー』は惑星カーマントーでのとある事件がきっかけで魔導大戦へ参加していくという記述があります。 惑星カーマントーは、現在、『惑星カーマントー・ドーマ連合』という旧AP騎士団ダンダグラーダ(ワンダン・ハレーがいたAP騎士団)を中心とした勢力が支配していると思われまして、恐らく、この勢力は旧ハスハから独立しているのだと思います。 現在のところ、今回の“マグダルを探せ事件”がその惑星カーマントーで起こる事件なのか、それとも宇宙自体の何かしらの問題が惑星カーマントーで起こるのかは不明です。 個人的な考えとしては、『マグダル』自体、宇宙海賊に捕まったわけでは無いので、もしかしたら『マグダル』とは関係ない・・・例えばフィルモア帝国とかシステム・カリギュラなどが惑星カーマントーで何か事件を起こし『ジャコー』が関わっていくという感じなのではないかと予想。 まあ、その場合、『ヘアード』がここにいる必要性を感じないわけですが・・・。 
 
 

★ツラック隊(218ページ~)

北部ミノグシアにあるベラ国のナカカラ国境沿いの国際エアポート。 そこに“星団最強のバカップル”が到着すると、ちょうどそこにベラ国のAP騎士団“ツラック隊”の支隊長・『ナルミ・アイデルマ』がボロボロのGTMに乗ってきて、近くでGTM戦が行われていることを伝え、そして、その国際エアポートにいる人々を非難のためにベラ国へ誘導することとなった。 その場に居合わせた“星団最強のバカップル”は支隊長・『ナルミ・アイデルマ』の人柄を気に入ることとなり、目的地を“スバース市”から“ツラック隊”に変更し、“ツラック隊”のGTMを修理すること決める。
 
というのがこの項目のあらすじです。

ついに『天照陛下(レディオス・ソープ)』と『ラキシス(ファナ)』の主人公がついに魔導大戦に参戦することとなりました。 現在、“ツラック隊”自体、動けるGTM“バーガ・ハリ”がわずか6騎までに減っているらしく、『天照陛下』が修理することで戦況が大きく変化することは間違いなさそうです。 さらに、ここから『エルディアイ・ツバンツヒ』と『ファティマ“ビルド”』と『ワンダン・ハレー(騎士廃業中)』が加わることが発表されているので、物語の中心が“ツラック隊”になることは間違いないでしょうね。 ちなみに、『ナルミ・アイデルマ』のパートナー・『ファティマ“ビューリー”』は『ミース・バランシェ博士』のファティマです。 魔導大戦では若き“ファティマガーランド”のファティマが多く登場してくるようですね。

 

で、やはりこの項目の注目点は、『ナルミ・アイデルマ』ですね。 

ベラ国出身のAP騎士で、若くしてベラ国のツラック隊支隊長に任命され女性です。 大雑把な性格だけど責任感は強いようなので、騎士団長としての適性はあるらしい。 まあ、これからツラック隊には『天照陛下』に『ラキシス』、『エルディアイ・ツバンツヒ』に『ワンダン・ハレー』と個性的なメンバーが集まり、彼女が纏めていけたのでしょうから騎士団長としての才能があるのは間違いないですね(しかも、設定集によれば、『アイシャ』までやってきそうな雰囲気もある)。 魔導大戦の主人公の一人であるらしく、魔導大戦の最後まで登場し、魔導大戦後は“ラーン支隊長”に出世する予定。 また、聖宮ラーンの聖導王朝騎士団“アイル・フェルノア”の騎士団長・『キャナリア・アイデルマ』という謎の人物と一部名前が一緒なので、魔導大戦のみの捨てキャラではなく、魔導大戦後も何かしらの形で登場してくるのかも?

 

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【総評】

9年ぶりの最新刊でした。

正直なところを言えば、『ロボットのデザイン変更』は失敗だったな、と。

デザイン自体が悪いというわけでは無いですが、とにかく一つ一つロボットに個性が無くそっくりで、区別が付き難いのが難点です。 例えば、この漫画がカラー漫画であったならば印象は変わったのかもしれませんが・・・。 なので、これからは新型GTMが発表されたとしても、「すげー!格好いい!誰が乗るんだろう!?」とか思わずに、「へー、誰が乗るの?」くらいの感想になりそうなのが残念です。

 

とはいえ、ロボットのデザイン変更以外の部分は、素晴らしかったですね!!

続きが読みたくなるストーリー展開は見事ですし、怒涛のごとく登場してくる新キャラクターも違和感なくストーリーに溶け込んでおります。 今冬に発売される予定らしい『デザインズ5(リッターピクト)』も絶対に発売日に手に入れたいと思えるほどに、13巻は面白かったですよ。

 

点数的には

100点

です。

 

・・・しかし、「GTM飽きちゃったから、MHに戻しちゃお!!」とかいう感じに手のひら返しをしてもらえないかな~(笑)。 永野先生だったら読者も「しょうがないな~、このセンセは~」って感じで受け入れられると思うんですけどね~(笑)。 
 

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

ファイブスター物語 13巻 (永野護)

 

4041022428 ファイブスター物語 (13) (100%コミックス)
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2015-08-08

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」13巻は魔導大戦まっただ中! 詩女の思惑、列強の狙い……戦局はどうなる? そしてソープとラキシスも戦場へ!!

 

 

前巻から、9年ぶりに発売となった『ファイブスター物語』の最新刊です。

”ロボット関係の大幅な設定変更”があったため、ファンの中でも賛否両論あるようですが、

ストーリー関係・キャラクター関係自体は大きな変更も無く、素晴らしい内容の最新刊でした(^^ゞ。

 

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★ミノグシア(旧ハスハ)の状況

星団歴3031年。 バッハトマ魔法帝国の同盟国による“ハスハ連合共和国の分断戦略”により4つに分裂してしまう。 1つ目は、旧ハスハント主催国がまとめる『ミノグシア連合』。 議長は『マイケル・ギラ』で、『デプレ・カイエン』・『ロータス・バルンガ』・元ミラージュナイト・『ランドアンド・スパコーン』などが所属している主役国家。 2つ目は、ナカカラ王国とナオス国による『中部ミノグシア』。 国境付近でフィルモア帝国がメヨーヨ朝廷を追っ払ったのをきっかけに、フィルモア帝国と共闘を決めた模様。 3つ目は、『ギレール王朝』が単独で独立。 その後ろ盾となったのがクバルカン帝国とジャスタカーク連合の2つの国家。 4つ目は、『聖宮ラーン』で現在は沈黙中。

 

というのが現時点での“旧ハスハ”の現状です。 基本的に、バッハトマ魔法帝国の同盟国の思惑通りに“旧ハスハ”は分断されてしまい、これを戦争前の元の状態に戻すことは非常に困難であると思われます。 物語としては、1つ目の『ミノグシア連合』を中心に描かれていく予定で、今後の活躍が期待されている『アルル・メロディ・コーラス王女』のスクリティ隊や、『ナルミ・アイデルマ』のツラック隊もここに所属しています。 とりあえず、3060年に『マグダル』・『デプレ』が目覚めて、3068年~3069年に大きく時代が動くまで、“旧ハスハ”の混乱は続いていくと思われます。

 

 

★GTM戦:アシリア・セパレート(12ページ~)

旧ハスハが4つに割れた後、戦線は落ち着いていたのだが、突如、バッハトマ魔法帝国がハスハント西部ノウラン郊外にあるAP騎士団スキーン隊を奇襲する。 バッハトマ魔法帝国の目的は、奇襲で無人の“バーガ・ハリ(旧名Aトール)”を破壊し、ノウラン市を手に入れること。 そんな奇襲攻撃に、スキーン隊の支隊長・『シュマイス・バイダー』は、ファティマ“ウークーツ”にアシリア・セパレートによる遠隔操作を命令する・・・。 

 

というのが項目のあらすじです。
この項目の注目点は、もちろん“アシリア・セパレート”ですね。 “アシリア・セパレート”とは、ファティマの戦闘スーツの名前ことで、別名はビスケット・スタイルと呼ばれています。 このスタイルの特徴は、ファティマスーツに『ワイルドレンジ・ヘッド・キャパシタ』と『ショルダー・アンブレラ』と『パニング・スタビライザー』や『ヒールリンケージ』を装備させているところでして、この装備を装着することでファティマの生存率とGTMの制御レベルを上げることができようです。 当然のごとく高価なそうで、ファティマ個人の所有物では無く、国家や騎士団が所有権を持つようです。

 

判りにくいので簡単に用語の説明。

①『ワイルドレンジ・ヘッド・キャパシタ』は頭部に装着する装備で、アンテナの強力な制御電磁波で複数のGTMを制御したり(戦闘できるレベルの制御は無理)、条件が揃えばGTMの遠隔操作をすることも可能(戦闘できるレベルの遠隔操作は無理)。 

②『ショルダー・アンブレラ』・『パニング・スタビライザー』は肩と両腕に装着する装備で、ファティマコクピットにおいてGTMとの接合パーツ。 

③『ヒールリンケージ』は足に装着する装備で、GTMのバランス制御アンテナと呼ばれる。 これがあるおかげでファティマはGTMの腰から下のバランスを我が物のように感じ取ることが出来るとのこと。

 

そんな“アシリア・セパレート”の中でも特別なのが『デプレ・カイエン』のファティマ“コンコード”が持っている“カイゼリン・スーツ”。 この“カイゼリン・スーツ”は、シリアル・インジェクターが無制限となっており、“ミノグシア連合”並びに“フィルモア帝国”のすべてのGTMに対して絶えず「優位」の信号を送っている特殊なスーツです。 つまり、相手側が了承すれば彼女は“ミノグシア連合”と“フィルモア帝国”のすべてのGTMを統制下に置くことができるとのこと。 まあ、3060年までは『マグダル』・『デプレ』共に眠ったままなので、当分お披露目はお預けとなりそうですけど(笑)。 ちなみに、『クリスティン・V』のファティマ“町”も皇帝機を担当しているので、この“カイゼリン・スーツ”を持っているそうですが、こっちも皇帝騎ということで当分お披露目は無さそうです。 残念。

 

・・・で、本編。

今回のバッハトマ魔法帝国の奇襲作戦により、スキーン隊の支隊長・『シュマイス・バイダー』のファティマ“ウークーツ”が“アシリア・セパレート”を使用した特殊なGTM制御を行うこととなりました。 奇襲攻撃ということで騎士やファティマが乗っていない起動前のGTMが狙われまして、それらをなんとか壊されないようにファティマ“ウークーツ”が“アシリア・セパレート”を用いてGTMの遠隔操作を行い抵抗を試みました。 しかし、残念なことに、この奇襲攻撃は大成功で終わりまして、ミノグシア連合はバッハトマ魔法帝国にハスハント西部ノウラン市を奪われた形となってしまい、結果的にこの敗戦が旧ハスハの分裂を加速させていくこととなったようです。

 

さて、この敗戦により、一番影響を受けたのが、“ミノグシア連合”の一員でありながら孤立してしまったベラ国(ツラック隊とベラ国騎士団)なのでしょうね。 バッハトマ魔法帝国が、“ミノグシア連合”の中心スバース市とベラ国の間に完全に陣取ってしまったので・・・・。 まあ、そこら辺の苦労は、今巻の最終エピソードでツラック隊の『ナルミ』が叫んでいますので、そちらをご参照ということで・・・。

 
  

★ファティマ・ガーランドの集合(38ページ~)
ラーン近郊の町・“トリスト”のバランシェ博士邸に、この邸宅の主人・『ミース・シルバー・バランシェ』、4大ガーランドの『モラード・カーバイト』と『プリズム・コークス』、ロッゾ帝国所属でファティマ・“オキストロ”の『サリタ・アス・ジンク』、現在フリーだが天照家にロックオンされてしまった『ナトリウム・桜子』という5人のファティマ・ガーランド(旧名・ファティマ・マイト)が集合することとなった。 そんな有名ガーランド達が話し合う内容は、壊れてしまったファティマ・“アウクソー”の進退問題。 ファティマ・“アウクソー”とは、『剣聖ダグラス・カイエン』のためだけに作られた『クローム・バランシェ』の38番目の“ファティマ”であり、星団初のファティマ・“フォーカスライト”でもある特別なファティマ。 現在は『剣聖カイエン』を失ったことでファティマとしての機能が失われてしまい、一般的に考えれば廃棄せざるおえない状況にある。 ただし、上記の説明の通り、“アウクソー”は特別なファティマであるため、ガーランド達は簡単に廃棄するという選択肢を選ぶことは絶対に出来ない状況。 なので、偽カルテでも作ろうっていう話になるわけだが・・・・。

 

というのがこの項目のあらすじです。

星団最高クラスの“ファティマ・ガーランド”が5人も登場です。 これまであまり描かれてこなかった“ガーランド”同士の横の繋がりを描きつつも、戦争中にもかかわらず安全に移動できる“ガーランド”特有の特権が描かれましたのは興味深かったですね(また、彼らが製作したファティマ同士の交流も新鮮でした)。 

 

で、やはりこの項目の最初の注目点は“アウクソー”ですね。 現状、“アウクソー”は壊れてしまったためファティマとは呼べない存在となっておりまして、生命としての生存本能が弱いにしても人類の敵になる可能性がある危険な存在となっているようです(まあ、“アウクソー”に関してはその可能性はゼロですが・・・)。 そんな状態でありますから「廃棄しないと!」という議論が出てくるのは当然のことですね。 最終的には、“フローレス・ファティマ”へ推薦することで廃棄することを逃れることができそうですが、ファティマとしての機能が失われてしまった以上、“アウクソー”と“ファーカスライト”を分離するという選択肢を取らざるおえないのでしょうね。 とりあえず、11巻で描かれた3075年で“アウクソー”は存在しているようなのでそれまでは無事なのだと思われます。

 

次の注目点は、ファティマガーランドの『ナトリウム・桜子』ですね。 詩女『フンフト』とコーラス王朝メロディ家の『ピアノ』の不倫によって生まれた彼女。 フィルモア帝国の『スティール・クープ』の弟子となりファティマガーランドになった後は、ルミナス学園で『ヨーン』・『ちゃあ』と共に学生生活を楽しんでいたのですが、『ヨーン』が戦場へ行ってしまったため、『ちゃあ』を連れてハスハに乗り込んできました。 12巻で『ちゃあ』や『ログナー』とのイベントで、天照家に大きく関わってしまったがゆえに、のちにAKDのファティマガーランドになってしまうようです。 そんな『桜子』ですが、『ヨーン』を探すためにハスハにやってきただけでなく、ファティマガーランドとしての仕事もちゃんとこなしていることに驚きました(笑)。 てっきり、『ヨーン』を探すのを最優先にしているのだと思ったので・・・。 このイベント後は、クバルカン法国のファティマ“静”を観に行く予定であるらしいので、もしかしたら、クバルカン法国やギレール王朝の現状などが描かれるのかもしれませんね。 そういった意味では、他のキャラクターよりも自由に動かせるので作者にとってもかなり便利な存在なのかも・・・。

 

最後の注目点は、やはりファティマ“ビルド”ですね。 “ビルド”はパイドパイパーの『ゾーア・パイパー将軍』と120年もの間、パートナーとして活躍していたものの、『パイパー将軍』亡き後、ずっとフリーの状態でいるファティマです(なんと、30回ものお見合いに失敗している)。 フリーの状態でいる理由は、9巻のファティマ“インタシティ”のイベントがきっかけでして、ファティマ“インタシティ”のパートナー・『ワンダン・ハレー』に対して一目惚れ(スタック・コード)してしまったからのようです。 現在、『ワンダン・ハレー』は騎士を廃業中であるわけですが、彼の出身国のベラ国がピンチに陥っているため、『ミース博士』は彼の騎士復帰を予想し、“ビルド”の代わりに彼の行方を探すこととなりました。 『ワンダン・ハレー』はファティマ“ビルド”をパートナーとしてベラ国のツラック隊で戦うことが設定集で予告されているので、恐らく次巻あたりにこのエピソードが描かれるのだと思われます。 あと、あくまで予想ですが、ファティマ“ビルド”をベラ国へ連れて行くのは『エルディアイ・ツバンツヒ』になりそうな感じがしますね。 ベラ国にいる天照陛下に近づくきっかけには最高のネタだと思いますし・・・。

 

 

★『エルディアイ・ツバンツヒ』の登場(54ページ~)

(上記項目のあらすじの続き)そこに突如、GTM・ガーランドの『ストーイ・ワーナー』こと『エルディアイ・ツバンツヒ』が突如登場して、「“アウクソー”を“フローレス・ファティマ”に申請して延命すればいいじゃん」と提案する。 その提案は的を射ていたのか、それ以上議論にならず、その方向で話が進んでいくこととなった・・・。

 

ということで、ついに『エルディアイ・ツバンツヒ(『L-D-I 20』のコード名をカナ読みしただけ)』が登場しました。 彼女は、有名GTMガーランドであり、システム・カリギュラのシオの門番であるわけですが、『天照陛下』に近づくために星団に帰ってきたというキャラクターで、後にミラージュナイトになり、7777年まで『天照陛下』の旅に付き合うようです(推定年齢は・・・4000歳以上だが、れっきとした人間であり、年齢からも判るとおりエンシェントディメンジョン・ウォリアー『超帝國騎士』です)。 今後の予定では、『天照陛下』に出会い、ベラ国のツラック隊に参加して大暴れしつつも、GTM“バーガ・ハリ”を天照陛下と共に魔改造・・・するようですが、一番の目玉はやはり『天照陛下』との出会いになりそうですね。 恋い焦がれる『天照陛下』に出会った時にどのような反応を示すのか、今から非常に楽しみです。

  
 

★ファティマ“エスト”の仕様(57ページ~)

ファティマ“アウクソー”の話から、“エスト”の仕様の話が描かれました。 “エスト”はマスターを失うと、次のマスターを探すために“バーシャ”というもう一つの人格を引っ張り出し、新たなマスターを探すという非常に特殊なファティマです。 ここで描かれたのは、その“バーシャ”時代の記憶の問題でありまして、ナント、“エスト”に戻るときに精神崩壊を防ぐために“バーシャ”時代の記憶は全て消去されることが判明しました。 このことに驚くのが『ナトリウム・桜子』でありまして、恋人(?)である『ヨーン・バインツェル』の目的であると思われる「(『デコース・ワイズメル』を倒して)ファティマ“エスト”を取り返す」という計画が失敗に終わることを感じ取ることとなりました。

 
まあ、多くの読者は設定集などの予備知識があるので、『ヨーン』がファティマ“エスト”のパートナーになれる可能性が低いことを知っているわけなのでそれほど驚きはないでしょうが、『ヨーン』の立場からしたらショックでしかないでしょうね。 『デコース・ワイズメル』を倒した後に、『ヨーン』は、どのような心境で“エスト”を見送るのか、そしてどのような心境でミラージュナイトになるのか、非常に気になりますね。
 

 

★ファティマ“タワー”の秘密(66ページ~)

ファティマ“エスト”のメンテナンスを行っている『モラード・カーバイト』のもとに、『エルディアイ・ツバンツヒ』が現われ「詩女から依頼されたファティマ“タワー”の製作」・「ショウメの正体」を聞き出そうとする。 その後、色々とすったもんだあって、『モラード』は「ショウメ」の正体を話しだす。

 

というのがこの項目のあらすじです。

以前より、設定集などで言葉だけでていた謎の言葉・「ショウメ」と、『モラード博士』が開発したという謎のファティマ“タワー”。 その正体が判明したのがこの項目でして、なかなか興味深い内容でした。 で、 「ショウメ」とは、『セントリー・雷のブリッツ(旧設定:サンダードラゴン)』の新幼生のことらしく、ファティマ“タワー”はその『雷のブリッツ』の“命の水”を使って作られる特殊なファティマであるようです。 ではなぜ、そのような特殊なファティマを詩女『ムグミカ』が『モラード』に製作依頼をしたのか。 詳しくはよく判らないですが、恐らく“人の記憶(希望・未来・願い)”を星団外の惑星に伝える役割を担わすためであるような感じがします。 ただし、現時点で、「ショウメ」は存在しておらず、ファティマ“タワー”の登場は当分先になりそうです。

 

で、ここからは設定集の設定。 設定集によれば、ファティマ“タワー”は、“命の水”を使用したことで半分セントリー(旧設定:ドラゴン)になるらしく、惑星くらい吹っ飛ばすくらい強く、しかも変身までできるようです(また、一人でGTMを操ることが出来る)。 『天照陛下』に絶対服従という前提で作られているそうで、『天照陛下』の言うことだけをファティマであるらしく、魔導大戦後に『GTMカイゼリン』と共にAKDにやってくる予定。 でも強すぎる設定なので、彼女の活躍に期待してはいけないようです(笑)。

 
 

★『ちゃあ』の災難(82ページ~)

前巻の戦闘後、『ちゃあ(ワスチャ・コーダンテ)』は、『ナトリウム・桜子』と別れ、行方不明の『ヨーン・バインツェル』がいるらしいナカカラ王国自由都市ムンスターに移動する。 そこで騎士と思われる3人の男女にナンパされるわけだが、そこに『ちゃあ』と同じ学校の生徒・『ノルガン・ジークボゥ(初登場)』がさっそうと現れなんとか難を逃れる。 しかし、さらにそこにメヨーヨ朝廷大帝『クラーケンペール』が現われてしまう・・・。 その後、色々とすったもんだあって(『クラーケンベール』が『ちゃあ』を后にしようとしたり、『ノルガン・ジークボゥ』の正体を示唆したり)、ナント、『ちゃあ(AKD)』・『クラーケンベール(メヨーヨ朝廷)』・『ノルガン・ジークボゥ(フィルモア帝国?)』の3人が友好締結してしまう。 このことで、AKDとメヨーヨ朝廷との間で、戦争を行うことは無くなったようで、知らない間に歴史が動いてしまったようである(笑)。 その後も、『ジークボゥ』の母親が現われたり、『シトロン・メナー天照王女(フリーズ)』が現われたりと、怒涛の一日が描かれることとなった・・・。

 

というのがあらすじで、注目点をいくつか。 

まず、『ちゃあ』に絡んできた3人の騎士について。 この3人は“クバルカン法国の騎士”で、天位級レベルの騎士と思われる『ノルガン・ジークボゥ』ですら「強い」と感じるほどの人物たち。 特に女性は『イゾルデ・サヤステ』という名で、クバルカン法国の筆頭騎士で最強騎士。 現時点で、星団全ての騎士の中で、ベスト10に入ると言われるくらい強く、法国の旗騎GTM・“Mk4マッハ・シャルトマ”だけでなく、“破裂の人形”も使用可能な騎士。 どういう経緯で彼女らがメヨーヨ朝廷の陣営に居るのか、また、どういう経緯で『ちゃあ』に絡んだのか、ということは不明。 ただし、『ちゃあ』をピンポイントでナンパするくらいのだから、『ちゃあ』の正体くらいは知っているものと思われる。

 

次に、メヨーヨ朝廷大帝『クラーケンベール』の登場。 非常に軽いノリで、『ちゃあ』に告白をしていましたが、これを『ちゃあ』が受け入れていたらどうなっていたのだろうか(笑)。 コーダンテ家は跡継ぎ無しで事実上なくなりますし、天照家としても事実上の皇位継承権1位を失い、天照家の血統を受け継ぐ人がいなくなる(笑)。 じゃあ、メヨーヨ朝廷に対して武力を使うかというと、『天照陛下』も『ちゃあ』が幸せならばメヨーヨ朝廷には手を出さないだろうし(笑)。 うーん、そっちの未来も面白そう(笑)。

 

最後に、『シトロン・メナー』の登場。 彼女は、天照王朝メナー家の王女で、最新ミラージュナイトです。 『ちゃあ』の護衛として派遣されて、魔導大戦後も、『ちゃあ』の側近として仕え支えていくこととなるようです。 メナー家自体、冷静な性格の一族らしく、彼女も“フリーズ”と呼ばれるくらい冷静。 魔導大戦の最後の方で、『天照陛下』との漫才が描かれるらしいです。 容姿としては美人さんですが、天照家の系統の顔では無いため区別が付きやすいです。
 
 

★『ノルガン・ジークボゥ』

『ちゃあ』・『ナトリウム・桜子』・『ヨーン・バインツェル』が通うメサ・ルミナス学園の後輩で生徒会長。 その正体は、フィルモア帝国の最後のカーテン・『ブラウ・フィルモア女王』の息子で、皇位継承一位の皇女・『茄里』の兄。 本来であるならば、皇位継承一位の立場であったと思われるが、全ての地位・名前を捨てて家を出てしまい、現在ではフィルモア帝国から命を狙われている立場である模様(メサ・ルミナス学園はデルタベルン星にあるためにフィルモア帝国は暗殺を“天照家典星舎”に邪魔されている)。 実は、名前どころか戸籍すらない人物で、現在は、母親が所有している“ノルガン財閥”から名前と戸籍を借りて生活をしています。 現フィルモア皇帝・『ダイ・グ・フィルモア』を兄のように慕っているらしく、エラルド島にいたときに仲良く『剣聖・カイエン』に殺されかけたようです(騎士として天位レベル以上)。
 

ということで、全フィルモア王家の筆頭王家の御曹司です。 家を出た理由などのは不明ですが(母親が何かしら関係している?)、現在は、メサ・ルミナス学園で良き仲間に囲まれて学園生活を満喫しているようです。 『ちゃあ』に恋をしているようで、ハスハの戦場に行ってしまった『ちゃあ』を追って、ハスハにやってきてしまった・・・・フィルモア帝国の暗殺者に狙われてんのに。 3068年に何かしらのイベントが起こった後に、何かしらの決断を行うようです。 ただ、その前に妹・『茄里』に命を狙われるイベントが発生すると思われます(笑)。 そのイベントの時に、ついでに学校の先輩の『ヨーン・バインツェル』が『茄里』に左手だけで圧倒されるのかな(笑)。 今から楽しみです。

 
 

★『リリ(璃里)』

『ノルガン・ジークボゥ』の母ちゃん。 母ちゃんだけど、息子・『ノルガン・ジークボゥ』に恋をしており(笑)、久しぶりに会う息子に嫌われないように一生懸命頑張り、“武装ドレス”を身に纏い登場しました。 実は、フィルモア帝国の最後のカーテン・『ブラウ・フィルモア女王』であり、帝国最強騎士・『“サクリファイス”・ニーゼル』でもあり、フィルモア帝国の皇位継承一位の皇女・『茄里』の母親である。 騎士としての実力は、ミラージュナイト・『アイシャ』と同格であるため、剣聖の2人(『マドラ』と『慧茄』)を除けば、彼女に敵う騎士は存在しないようです。 
 

ということで、全フィルモア王家の筆頭王家の女王様です。 息子・『ノルガン・ジークボゥ』は名前を捨てて家出し、娘・『茄里』はバルバロッサ王家の『バジル・バルバロッサ』の所にいて手が出せない状況。 本編によれば、息子が生まれてから大きく性格が変わったようで、その影響で息子が去っていったようです。 恐らく、“サクリファイス(いけにえ)”として息子を守ろうとして大きく性格を変えたと思われます。 現在でも息子に「あなただけの“サクリファイス(いけにえ)”なの」と語っているように、息子の“サクリファイス(いけにえ)”であるのは変わっていないようですね。 本来、皇位継承一位を守るべき“サクリファイス”が、皇位継承一位である娘・『茄里』を守るのではなく、全てを捨てた息子・『ノルガン・ジークボゥ』を守ろうとしていること。 このことが帝国内でのパワーバランスを変化させ、彼女の王家の力が弱まるきっかけになったのでしょうね。 個人的に、娘との関係がどのような感じなのか気になります。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

長くなったので、次の記事へ続きます。

 
 

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『F.S.S. DESIGNS 4 (永野護)』

 

4041105307 F.S.S. DESIGNS 4 特典ポストカード付き_
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2014-03-07

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事へ

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」の唯一・最強オフィシャルガイド第4弾は、ニュータイプ連載再開後の今後を導く羅針盤となる、超重要な一冊!

 

 

ということで、新設定集・『デザインズ4』の感想の続き。

 

 

青色・・・・・・男性キャラ

赤色・・・・・・女性キャラ

桃色・・・・・・ファティマ

緑色・・・・・・GTM(旧名称:MH)


----------------------------------------------

   

<キャラクター>

フィルモア帝国初代皇帝 サイレン

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』では、『トリハロン』という名前で登場。 ドナウ帝国の3番目の皇子であるが2人の兄と違い、騎士の血を持って生まれてしまったため、様々なトラブルを抱えることとなった。 後に詩女となる『ラーン・ユニオ5』の“都行き”の護衛をすることで考え方が大きく変わり、武力を一切使わずに統合フィルモア帝国を誕生させることとなる。 その統合フィルモア帝国こそ、現在のフィルモア帝国のことであり、その初代皇帝・『フィルモア1』が彼である。 生涯独身であったため、彼の子孫はいない。 現在の皇帝・『ダイ・グ・フィルモア』は、『サイレン』の実兄の子孫である。

  

ボットバルト・デュー・バルバロッサ王

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 彼は、ドナウ国を構成する王家の一つであるバルバロッサ家の国王で、上記の『サイレン』の副官的存在である。 『サイレン』と共に詩女・『ラーン・ユニオ5』の“都行き”に参加。 その後は、『サイレン』を補佐しながら統合フィルモア帝国の建国に尽力をつくしたようだ。 彼のバルバロッサ家は、フィルモア帝国の3大王家の一つに数えられることとなった。

  

シャンディー・マーカス ハロルドラント王女

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 彼女はドナウ帝国ハロルドラントの王女であり、ドナウ帝国の最強騎士。 直系の子孫には『ブラウ女王』の親衛騎士・『ローラ・マーカス』がおり、また、『クリスティン・V』も彼女の遠い子孫にあたるようだ。 ちなみに、彼女が使用していたGTMは『メロウラ』。 『メロウラ』は現在ではレーダー王家の皇帝騎となっており、彼女の子孫である『クリスティン・V』が使用している。
  

ルドルフ・サヤステ シュペール太閤

星団歴450年代のキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 『サイレン』と共に詩女・『ラーン・ユニオ5』の“都行き”に参加。 ちなみに、彼は、ドナウ帝国の人物では無く、クバルカン法国の太閤家の人物である。 何故、彼がドナウ帝国にいるのかといえば、独立して間もないクバルカン法国がドナウ帝国に対して絶対に敵対しないという証明のためだそうだ。 彼自身は、統合フィルモア帝国の建国後も、『サイレン』を支えるべくフィルモア帝国に死ぬまでいたようだが、彼の子供はクバルカン法国に戻されている。 ちなみに、彼の子孫には、『剣聖ヘリデ・サヤステ』・『イゾルデ・サヤステ太閤』・『ママドア・ユーゾッタ』・『オルカオン・ハリス』・『剣聖ミス・マドラ』・『剣聖ベルベット・ワイズメル』など有名騎士が多い。 子孫に剣聖がいるのは、彼自身が超帝國純血の騎士というわけでは無く、彼の子孫が『剣聖デューク・ビサンチン』と結婚したからである。

  

バシル・バルバロッサ大王

星団歴3000年代のキャラクター。 現在のバルバロッサ王家の当主。 現在はすでに隠居しているようだが、皇位1位・『茄里』を手元に置いているらしい。 信義に厚く人々に寛大で優しい物腰で応対する人物であるが、表情からは感情が読み取ることはできないらしい。

  

アドー・バルバロッサ王

バルバロッサ王家の現当主『バジル』の甥筋にあたるキャラクター。 現在のフィルモア帝国元老院の元老議長。 彼の登場で、今まで、議会においても表に出ることのなかったバルバロッサ家が、突如議会を仕切り始めたようだ。 作者曰く、悪役。 でも死なない。

  

アネッサ・ティルバー バリトー女王

前・元老院議長である『ティルバー女王』が若かりし頃の姿が描かれている。 上記の『アドー・バルバロッサ王』の片腕として悪役を務めることとなる彼女だが、彼女の経歴は“女王の経歴”と思えないくらいにぶっ飛んでいる。 これから、彼女経歴がどのように物語にかかわってくるのか気になるところである。

  

ダイ・グ・フィルモア皇帝

現在のフィルモア皇帝。 年表を見ると、「3068年に天照と出会い、帝国の未来を決める」と書かれている。 年表にはこれ以降、『ダイ・グ』の活躍が描かれていないので、恐らく、3068年に何かしらのイベントが起こり、死んでしまうのではないかと思われる。 皇帝としては優しすぎる彼が、どのような未来を見ることとなるのだろうか・・・?

  

ハイランダー・クリスティン・V

彼女を取り巻く帝国内の動きとしては、彼女を妾にして子供を産ませようという貴族や政治家がいる一方、帝国のために死ぬことを願う人々がいるようだ。 年表を見る限り、3069年に“エンペラーズ・ハイランダー”となり、3075年にミノグシア解放戦線に参加し、3159年までは生きていることが確認できる。 また、いつごろの時期になるかは不明だが、前皇帝・『レーダー8世』の養女となるようである。 どのような経緯で『レーダー8世』の養女となるのか、気になるところである。

  

ブラウ・フィルモア女王

ブラウ王家は、統合フィルモア帝国を建国した『フィルモア1』の実兄の家系である。 また、ブラウ王家は、フィルモア王家の“最後のカーテン”と言われ、表に出ることは全くない帝国王家の総本山らしい。 下記の『“サクリファイス”・ニーゼル』・『リリ』は同一人物。 非常に強い騎士で、『剣聖慧茄』に3回も戦いを挑み、手も脚も胴体もバラバラにされても生き残ったという・・・生命力半端ない。 『ブラウ・フォルモア女王』のときは、感情を全く出すことが無く、威厳と威圧に満ち溢れているらしい。
  

“サクリファイス”・ニーゼル

『ブラウ・フィルモア女王』・『リリ』と同一人物。 サクリファイスとは生贄という意味らしいが、何の目的で何のために存在するのかは一般には全く知られていない。 実際には、サクリファイスは“皇位一位”の人物を守るのが目的らしいが、現在の皇位一位は彼女の手が届かないところにいる・・・。 帝国内のパワーバランスに変化があったようだ・・・。

  

  

【その他 重要人物】

<キャラクター>

ワスチャ・コーダンテ(ちゃあ・ティ)

天照家王女。 特にこれといって新情報は書かれていないが、彼女がハスハへやってきたのは、騎士としての腕を上げるという目的では無く、もっともっと個人的な思いでハスハへやってきたらしい。 ちなみに、現在、彼女は“血の十字架の短剣(ガット・ブロウ)”を持っている。 これは、“天照の代理”の証であるらしい。 つまり、この短剣を持っていることで、“天照の代理”としての何かしらのイベントが発生するのだと思われる。 年表から想像するに、やはりメヨーヨ朝廷との関連イベントかな?

  

シトロン・メナー

帝位継承ランク6位の天照王朝・メナー家の王女様。 最新のミラージュ騎士。 “フリーズ”というあだ名があるくらいに冷静な性格らしく、魔導大戦の後半では『天照』との漫才が見られるらしい。 『ワスチャ』の護衛としてハスハ入りしたわけだが、『ワスチャ』とはかなり気が合ったようで、魔導大戦後も『ワスチャ』の側近としてコーダンテ家を支えていくようだ。 『リアル女子高生ルミナスナイツ』のNO.2であるが、よく考えると、彼女は『ワスチャ』が所属しているメサ・ルミナス学園ではなく、グリース王立内宮高等学校に所属している。 彼女を『ルミナスナイツ』と呼んでよいのだろうか(笑)?
  

リリ

『ノルガン・ジークボゥ』の母ちゃん。 母ちゃんだけど、息子・『ノルガン・ジークボゥ』に恋をしており(笑)、その息子に嫌われないように一生懸命頑張り、“武装ドレス”を身に纏い登場してくるらしい。 ちなみに、その正体は、『ブラウ・フィルモア王女』であり、『“サクリファイス”・ニーゼル』である。 とにかく強い騎士らしく、さすがに剣聖(『マドラ』と『慧茄』)には勝てないが、“『ジークボゥ』を守ろうと戦う『リリ』”は、あの“『天照』を守ろうと戦う『アイシャ』”と同格らしい(笑)。 つまり、特定な条件のみであるが、現時点で、星団で3番目に強い騎士らしい(笑)。 登場が楽しみなキャラクターである。
  

イゾルデ・サヤステ太閤

クバルカン法国サヤステ家の現当主。 現時点でトップ10に入るほどの非常に強い騎士で、クバルカン法国の筆頭騎士。 本来であるならば、ルーン騎士団の騎士団長ということになるのだろうが、残念なことにルーン騎士団は男性のみで構成された騎士団なので、あくまで筆頭騎士という肩書になっている。 使用GTMは、ツバンツヒ博士が設計した変形GTM・“Mk4マッハ・シャルトマ”・・・法国の旗騎GTMである。 実は、“破裂の人形”も使用することが出来る立場だったりするので、魔導大戦後半には“破裂の人形”で出陣するらしい。 気になる点としては、女性騎士キャラなのに、体重が書かれている点だろうか。 何故なんだろう?
  

ナルミ・アイデルマ

『デザインズ3』では名前のみ登場していたが、『デザインズ4』でついにイラストが公開された。 魔導大戦中にAP騎士団ツラック隊の新たなる支隊長として任命され、『ツバンツヒ』・『レディオス・ソープ』・『ラキシス』の力を借りつつも、見事に魔導大戦のラストまで戦い抜き、さらに、魔導大戦後はラーン支隊長になるようである。 魔導大戦の主人公の一人らしい。 ちなみに、バランシェファティマ・『カナハ』のパートナーになるという聖宮ラーンの聖導王朝騎士団“アイル・フェルノア”の騎士団長・『キャナリア・アイデルマ』との関係は『デザインズ4』では明かされていない。 まあ、普通に考えれば、『キャナリア』は『ナルミ』の子供か孫に当たると思われるが・・・?

  

ビューリー

ついに登場した『ミース・バランシェ』製作によるファティマ。 上記の『ナルミ・アイデルマ』とは、戦争中に行われた簡易的なお披露目で出会い、パートナーとなったようだ。 個人的に、『ミース』が作ったファティマは、バランシェ系のぶっ飛んだ性能重視のファティマになるのか、モラード系の扱いやすさ重視のファティマになるのか、気になるところ。
  

エルディアイ・ツバンツヒ

超有名GTMガーランド。 元々システム・カリギュラのシオの門番であったが、天照に近づいたのをきっかけに、いつの間にかミラージュ騎士となってしまった人物。 魔導大戦にもツラック隊の切り込み隊長として参加予定らしい。 魔導大戦後は、女子高生に戻り、“玉子焼き器”やら“旗竿ランス”やら“けん玉フレイル完全版”など変なモノばかりを開発していた模様。 また、魔導大戦後は、身長を162センチで固定して、学生服で過ごしたようだ。

  

湖のオーハイネ

フローレス・ファティマ。 元々“破裂の人形”のファティマということで、クバルカン法国にいたらしい。 現在は、『エルディアイ・ツバンツヒ』のパートナーで、どういう経緯でパートナーになったかは不明らしいが、クバルカン法国と『ツバンツヒ』との間で何かしらの高度な取引があった可能性もあるとか・・・? 現時点で、スタント遊星のことを知っている唯一のファティマらしい。 フローレスファティマらしく(?)、かなりお茶目な性格らしく、『ツバンツヒ』と共に魔導大戦にも参戦予定。 説明文を読む限り、かなり問題児なファティマな模様(笑)。

  

ユーゴ・マウザー教授

映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場。 システム・カリギュラのGTMガーランドであり、騎士でもある。 現在はバッハトマ魔法帝国に所属し、GTM“ダッカス”を再組み立てをしつつも、色々と謎の行動しているらしい。 魔導大戦でもちょくちょく登場してくるようだが、彼の活躍は魔導大戦後の3100年以降らしい。 悪役として4100年まで登場してくる予定。
  

ブラックプリンス

別名・『ノルガン・ジークボゥ』。 『ブラウ・フィルモア女王』の息子でありながらも、名前を持っていないという意味不明な設定のキャラクター。 現在は、『ワスチャ』と同じく、メサ・ルミナス学園に所属しており、『ワスチャ』や『ヨーン』と交友を深めつつも、学園生活を楽しんでいるようである。 実は、『ワスチャ』に恋心を抱いているそうで、ナント、魔導大戦に参戦した『ワスチャ』を追いかけてハスハ入りするようである。 ちなみに、映画・『花の詩女』のラストシーンに登場した、黒髪の『ダイ・グ』似の人物は彼であった模様。 また、年表によれば、魔導大戦後に描かれる予定のアドラー星動乱にも出陣する予定であるらしい。
  

三色の娘 

名前の読み方は、『みしきのむすめ』。 英語部分に、ブラックプリンセスとあるので、上記のブラックプリンス・『ノルガン・ジークボゥ』と何かしらの関係があると思われる。 また、英語部分を読む限り、“三色”は3つの王族を指す言葉であると思われるので、単純に、『レイダー家』・『フィルモア家』・『バルバロッサ家』の3つの王家に関係しているのではないかと思われる。 っていうことは、彼女がフィルモア帝国の最後のカーテン・『“皇女”茄里』になるのかな? ちなみに、彼女は、ミラージュ騎士以上に強い騎士であるらしく、あの『ヨーン・バインツェル』を左手だけで圧倒するらしい。 っていうか、『ヨーン』は彼女にまで関わることとなるのか・・・、さすが主人公である(笑)。

  

オディール(ブラック・スワン)

クローム・バランシェ作のファティマ。 ファティマ・『オデット』の別人格。 「特定の複数のマスターに仕える」という特殊プログラムが搭載されている。 『オデット』のときは“ホワイトスワン”と呼ばれ、『オディール』のときは“ブラックスワン”と呼ばれる。 『ジークボゥ』のパートナーと思われる。

  

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  

【総評】

単行本派なので、連載の状況・内容などは一切わかりませんが、今回の内容は、いつか発売

されるであろう13巻の内容と連動しているらしく、作者的には新しい情報(14巻以降の内容)は

収録されていないとのこと。 また、その新しい情報は次の作品集・『デザインズ5』に全て載せる

つもりらしく、その『デザインズ5』の発売もそこまで遠いことではないらしいです。 

まあ、まずは、単行本13巻を早く早く出してほしいのです。

  

点数的には

100点

です。

  

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『F.S.S. DESIGNS 4 (永野護)』

 

4041105307 F.S.S. DESIGNS 4 特典ポストカード付き_
永野 護
KADOKAWA/角川書店 2014-03-07

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過去記事はこちら → ファイブスター物語関連記事へ

 

 

【あらすじ】

「ファイブスター物語」の唯一・最強オフィシャルガイド第4弾は、ニュータイプ連載再開後の今後を導く羅針盤となる、超重要な一冊!

 

 

去年の春、9年ぶりに連載再開された『ファイブスター物語』。

その連載再開後の世界設定を中心にまとめられたのがこの『デザインズ4』です。

長期連載ならではの“世界観設定の変更”もこの作品の魅力であるわけですが、さすがに

今回の大幅な変更(ロボットのデザイン変更+名前の変更)は賛否が分かれるところでありまして、

インターネット上でも少し話題になりました。 私自身、単行本派なので、連載でどのように描かれて

いるのかは不明でありまして、早く単行本を発売してほしいところであります。

 

ということで、新設定集・『デザインズ4』の感想を書いていこうと思います。

 

 

青色・・・・・・男性キャラ

赤色・・・・・・女性キャラ

桃色・・・・・・ファティマ

緑色・・・・・・GTM(旧名称:MH)


----------------------------------------------

 

 

【GTM(ゴティックメード)】

帝騎マグナパレス

旧名・『ザ・ナイト・オブ・ゴールド』。 天照の帝の設計によるD型のミラージュGTM。 2988年に完成しているが、様々な実験要素が含まれていたため、3100年代になっても不安定であった模様。 天照の帝がラキシスのために作ったGTMであるため、その出力は途方もなく巨大で、下記の『カイゼリン』が“最大出力3京馬力”に対して、『マグナパレス』は“最大出力1000京馬力~無限”である。 星団ではまともに稼働することはなく、星団歴3236年に星団から『ラキシス』と共に行方不明となる。 「写し」はないらしい。

  

GTMホルダ17 ディー・カイゼリン

旧名・『ジ・エンプレス』。 旧ドナウ帝国のアルカナス皇帝騎。 ドナウ帝国からフィルモア帝国へと統合する前にフィルモア皇帝から詩女・『ラーン』に「不戦の証」と贈られ、以後、詩女のGTMとして歴代の詩女に引き継がれている。 星団歴2992年にインタシティの救出イベントで封印が解かれている。 魔導大戦のハスハ解放作戦でも『フンフト』が封印を解いて『デプレ』に託している。 そして、この『カイゼリン』は、いずれ『天照の帝』に預けられて、GTM・『ゼノア・アプターブリンガー(X型ミラージュ・カイゼリン)』と名前を変え、ファティマ・『タワー』が使用することとなる・・・・はずである。

  

GTMホルダ19 メロウラ/スクリーマー

旧名・『V・サイレン』。 『カイゼリン』の2番機であり、旧ドナウ帝国ハロルドラントのマーカス王家のGTM。 統合フィルモア帝国が建国後は、太陽王国所属となり、ボルカ・レーダース・フィルモア王家の皇帝騎となる。 現在は、ハイランダー・『クリスティン・V』が使用しており、呼ばれ方も『メロウラ』から『スクリーマー』と変わっていくようである。 見た目は非常に女性的で、色はボルカ王家のラベンダーカラー、当然のごとく透明装甲。

  

黒騎士 ダッカス・ザ・ブラックナイト

旧名・『バッシュ・ザ・ブラックナイト』。 ファティマ・『エスト』による特別な制御システムが搭載されている機体で、その『エスト』に認められた騎士は“黒騎士”の称号を得ることが出来る。 現在は、バッハトマ魔導帝国の総騎士団長・『デコース』が“黒騎士”を名乗り、『ダッカス』+『エスト』と共に大暴れ中。 意外にも、メンテナンスにはフィルモア帝国のGTMパーツが使えるらしく、各国を放浪することとなる『ダッカス』には好都合であるらしい。 個人的な感想としては、縄文式土器のような見た目がなかなか素晴らしく、他のGTMには無い独特の存在感が良い感じ。 このデザインならば、連載になっても区別が付きそうです。 作者曰く、現時点で作者の最高峰デザインらしい。
  

ボルドックス・ガーネット(X-9紫苑鋼)

旧名・『青騎士(ブラウキャバリー)』。 ウモス連合共和国の主力GTM。 汎用性・適応性・生存性・連続戦闘稼働率・戦略性すべてにおいて秀逸な性能を誇るGTM。 この『ボルドックス』は、X-3からX-9まで型式があり、今回、X-3・X-4・X-8・X-9の4つが発表された。 X-3は『ジェーム』と呼ばれ、ライセンス生産や輸出用。 X-4は『ハルシュカ 紅騎士』と呼ばれ、ウモスの筆頭騎士『クローゼ』が使用する特別機。 X-8は『アメシスト 紫仙鋼』と呼ばれ、汎用型機体でパイドパイパー騎士団が使用していた機体と同じもの。 X-9は『ガーネット 紫苑鋼』と呼ばれ、指揮型機体で、主にウモスの精鋭騎士が使用する。 個人的な感想としては、GTMの中でも特に個性が無いデザイン・・・かな。 いかにも、主役のGTMに大量にぶっ壊されそうな脇役GTMという感じ。
  

バーガ・ハリBSハスハント

旧名・『A・トール』。 星団3大GTMと呼ばれる機体で、スバース隊・スキーン隊・ドーチュー隊・スパチャラ隊・エンブリヨ隊が使用する『バーガ・ハリ』。 このGTMは、『ハスハント工場』で製作されており、この『ハスハント工場』は特別仕様のスクリティ隊も製作している。 3大GTMと呼ばれるだけあって、頑丈で壊れにくい仕様となっており、また、広大なミノグシアのどの環境にも対応できるように扱いやすく設計されているらしい。  

  

バーガ・ハリ・KK

旧名・『A・トール』。 ツラック隊が使用するGTMで、『イェンシング工場』で生産されている。 このツラック隊仕様の『バーガ・ハリ』の一部は、他の『バーガ・ハリ』とは違い、『ソープ』と『ツバンツヒ』により魔改造されている機体がある模様。 当然のことだが、その魔改造された機体を操れるのは、実力のある騎士とファティマである必要があり、今回の設定集では、『ナルミ』・『ツバンツヒ』・『ワンダン・ハレー』の3騎が存在することが発表されてた。 ちなみに、この魔改造が、『マギー』に伝えられ、後の世のGTM・『アトラ』に引き継がれていくようである。
  

GTMホルダ31A・幽霊(ユーレイ)

旧名・『サイレン』。 星団3大GTMと呼ばれるフィルモア帝国の主力GTM。 基本的な構造は、『カイゼリン』と同じであるが、重装備となっていて非常に格好良い。 『カイゼリン』や『メロウラ』とは違い、長時間の戦闘を念頭に置いた仕様となっているらしい。 個人的な感想としては、似通ったデザイン過ぎて区別が付き難いGTMが多い中、この『幽霊』に関しては、一目見て「フィルモア帝国のGTM」と判るようなデザイン・色合いとなっている点が素晴らしく、また、GTMの中で一番強そうで格好良いのが良いですね。 フィルモア帝国に関しては、GTMのデザインに力が入っているようなので、『ファントム』とか『アルカナ・サイレン』とかも期待できそうですね。
  

GTMゲートシオン・マーク2

旧名・『スピード・ミラージュ』。 天才GTMガーランド・『ストーイ・ワーナー』による特殊GTMで、人型から宇宙戦闘機型に変形するGTM。 この機体は、システム・カリギュラが大量に保有しているらしい。 天照の帝は、3031年に1騎だけで太陽星団にやってきたこの『ゲートシオン・マーク2』をパイロット(+ファティマ)ごと確保している。 そのときのパイロットが、『エルディアイ・ツバンツヒ』・・・別名・『ストーイ・ワーナー』天才GTMガーランドである。
  

ツァラトウストラ・アプターブリンガー

旧名・『L.E.D.ミラージュ』。 B型ミラージュGTMで、最強のGTM。 わずか十数騎の『ツァラトウストラ』と、2騎の超巨大GTM『イェンホウ(旧名・ヤクトミラージュ)』・『リョクホウ(旧名・ヤクトミラージュ)』によってジョーカー星団を制圧した。 その出力は『マグナパレス』と同様に途方もなく巨大で、上記の『カイゼリン』が“最大出力3京馬力”に対して、『ツァラトウストラ』は“最大出力1000京馬力以上(計測不能)”である。 あまりにも出力が大きすぎてファティマでも完全制御が難しいため、集団戦闘のみ使用されることを前提に作られている。 唯一の例外が、星団歴3960年の『エスト』+『ダッカス・ザ・ブラックナイト』との戦いで、このときは超弩級ファティマ・『ティータ』だからこそ単体での稼働が可能になったようだが、それでも出力を落として稼働していたようだ。 星団歴4100年までにこのGTMが出撃したのはわずかに7回であった。

  
  

【ファティマ】

ハイランダー・『クリスティン・V』のパートナー。 皇帝騎・『メロウラ』のファティマとして、アシリア・スーツを持っている。 『クリスティン・V』のヒロイン化と共に、彼女もヒロインファティマとして活躍していく。 映画での活躍(?)からも、作者の愛を感じるファティマである。

  

コンコード

『デプレ・カイエン』のパートナー。 初代黒騎士・『ツーリーパイドル』のパートナーになり、ハスハの筆頭騎士・『ヤーボビート』のパートナーになり、『デプレ』のパートナーになるというバランシェファティマもびっくりな経歴を持つベテランファティマ。 『ヤーボ』・『デプレ』のパートナーとなったことで、GTM・『カイゼリン』のファティマとなり、特殊なアシリア・セパレート・「カイゼリン・スーツ」を持っている。 この「カイゼリン・スーツ」は、シリアル・インジェクターが無制限となっており、“ミノグシア連合”並びに“フィルモア帝国”のすべてのGTMに対して絶えず「優位」の信号を送っているらしい。 つまり、相手側が了承すれば彼女は“ミノグシア連合”と“フィルモア帝国”のすべてのGTMを統制下に置くことができるとのこと。 この設定集には書かれていないが、魔導大戦後に彼女は“フローレス”の称号を得るようだ。
  

ザ・フォーカスライト

星団歴2310年に生まれた星団初のファティマ。 小さな顔・長い首・あまりに細長い胴体と手足は見るものをぎょっとさせ、また、彼女たちの美しい外見に危惧した人々は彼女たちにマスク・「グロス・フェイス」を被らせた。

 

エスト

バッハトマ魔導帝国の総騎士団長・『デコース』のパートナー。 唯一、特殊GTM・『ダッカス』を操ることができるファティマで、また、彼女のアシリア・セパレートも特殊なもので、他のアシリアにはない数多くの特徴を持っているらしい。 年表を見れば、星団歴3069年に彼女は天照家に行き、星団歴3075年にミノグシア軍に参加するようだ。 『ヨーン』が星団歴3069年にミラージュ騎士団に入団することからも、恐らく、このころに彼女は『デコース』を失うと思われる。 しかし、星団歴3068年~3069年はとにかくイベントが多い。 『ダイ・グ』が天照の帝と出会い、『ちゃあ』と『ジークボゥ』がそれぞれの最後の戦いを行い、『クリスティン・V』がエンペラーズ・ハイランダーになり、『ヨーン』がミラージュ騎士団に入団し、『アイシャ』がミラージュ騎士団を退団する。 魔導大戦後の展開を考えても、星団歴3068年~3069年で起こるイベントが魔導大戦のイベントの中で、最も重要で、最も見どころの多いことは間違いなさそうである。

  

ウークーツ

コークスファティマ。 AP騎士団スキーン隊の支隊長・『シュマイス』のパートナーで、連載再開と同時に登場して、アシリア・セバレートのデモンストレーションを行った。

  

タワー

『セントリー』の幼生の素性をもつファティマ。 『セントリー』とは、旧設定でいうところの『ドラゴン』にあたる存在で、“ライブ”・“ブリッツ”・“カラット”・“マグマ”・“パルサー”の5種の個体から構成されている。 『タワー』は半分『セントリー』であるらしく、惑星を吹っ飛ばす位に強いらしいが、あまり期待してはいけないらしい。 彼女は騎士とファティマの両方の特性を持ち、一人でGTMを操ることが出来る存在で、GTM・『カイゼリン』を使用することとなる。
  

光のタイ・フォン

バランシェの母・『アルセニック』のファティマ。 『剣聖ハリコン・ネーデルノイド』の元パートナーで、現在のマスターは『炎の女皇帝ナイン』。 モナークセイクレッドの中心にいたらしく、『ナイン』の来訪によって再び目覚める。 モナークの全ての調査を終えており、詩女以上に星団を知る存在らしい。

  

アウクソー/ザ・フォーカスライト

バランシェファティマであり、星団初のファティマ・『ザ・フォーカスライト』。 彼女自身は、『カイエン』のパートナーになるために生まれたので、『カイエン』以外をマスターと呼ぶことは無いらしい。 つまり、永遠と“壊れファティマ”のままであるようだ。 そんな彼女だが、実は6話のヒロインであるらしく、6話のラストで何かしらの役割を演じるらしい。

  

ニナリス

クープファティマで、バッハトマ魔導帝国の『ジィッド』のパートナー。 本編では、パートナーの『ジィッド』から暴言を浴びせられているらしく、非常に可哀想なことになっているらしい。 しかも、この2人の関係は一切改善されず、これからもずっと可哀想なことになっていくようである。 『デコース』や『エスト』などの実力者が見れば、彼女は超級ファティマであることが判るらしいのだが・・・・、『ジィッド』は気づかないらしい。 フィルモア帝国の『シューシャ』のような運命となるのか、それとも何かしらの救いが描かれるのか気になるところである。

  

バクスチュアル(ブライド)

GTMの開発を専門と行うバランシェファティマ・・・・だが、実は、戦闘も行うことが出来る。 しかも、彼女は複数のGTMを同時に制御できる唯一の特殊ファティマで、その実力は「運命の3女神」と同等であるらしい。 その戦闘モードになると名前が『ブライド』になるらしいのだが、彼女のマスターである『天照の帝』からはいつもと変わらず『バシク』と呼ばれるらしい。 6話のラストに登場する予定。
  
  

【詩女】

詩女原母 炎の女皇帝ナイン

詩女の母で、炎の女皇帝と呼ばれる人物。 彼女は、超帝國ユニオの3代目の皇帝として、超帝國を統治し、科学の暴走と情報社会の飽和による社会に人類を絶望から救うために人工的に作り出された人口生命体であるらしい。 彼女は、詩女の「記憶継承」というシステムを生み出した。 「記憶継承」のおかげで詩女たちは超帝國ユニオから歴代の詩女までの想像を超える情報と記憶が受け継がれている。 彼女自身は、第6話のラストに『天照の帝』と話し合いを行うイベントが予定されている。 年齢的には10000歳を超えているらしい。

  

ヤーン・ダッカス・カステポー 超帝國皇女 ジェット・クィーン

初代の「詩女始祖」。 『炎の女皇帝ナイン』の実娘。 とはいえ、彼女は歴代皇帝と同じ生まれ方をしているので、人間でいうところの「本当の娘」とはちょっと異なる。 彼女は、開拓の始まったボォス星を統治することを目的に送り出され、『セントリー(旧設定・ドラゴン)』と遭遇し、『セントリー』と敵対する『超帝國皇帝ツェールンフ』を裏切り、『セントリー』側に立つこととなる。 ボォス星の『ナイン』による再統治後は、ボォス星でその生涯を過ごしたと言われ、彼女の持つ記憶は初代詩女・『ナイミン・ハスハ・アトール』に伝えられた。 剣聖・『ダグラス・カイエン』の本当の母親。 実は、存命している。 パートナーは、星団初の4ファティマ・『ザ・ニーブ』で、いつか登場してくるとのこと。

  

ナイミン・ハスハ・アトール

初代詩女。 名前から判るとおり、ハスハとアトールの名前のもととなった詩女。 当然のことながら、彼女の時代は、詩女の力も知られておらず、少数の理解者と共にミノグシアの民に助言を与えていたようだ。 後に、都ハ・リと呼ばれることとなるオアシスを拠点として、都ハ・リの発展と、詩女の役割を人々に伝えていたようだ。

  

スジタス・ボォス

2代目詩女。 名前の通り、ボォス星は彼女の名前から取られている。 都ハ・リで執政を行った初めての詩女で、ミノグシア大陸の移民たちによる独立自治を助け、その結果、ミノグシア大陸に多くの国家が立ち上がることとなった。

  

アオイ・ラジョラ

“タイダル川”と呼ばれる大河を作ったことから、「水引の詩女」と呼ばれる詩女。 

  

ジスデラ・トークナン

都・“ハ・リ”が現在の形態になった頃の詩女。 彼女の時代には農業プラントが稼働を始め、安定して定住できる環境が整ったとのこと。
  

ローショー・オーハイネ

北部バトラント出身で、発展の遅れていた北限の地方・バトラント、イェンシング、ベラの3国の安定と発展に尽くしたようだ。

  

ヒュツァ・リルレ

ボォス星の出身では無い両親がボォス星に来ている時に生まれた女性。 彼女が詩女に選ばれたことで、詩女がボォス星で生まれた人間ならば誰でもなれることが判明した。 彼女自身は、都の安定に力を入れつつも、マイナーな存在だった詩女の知名度を大幅に上がる活動をしたようだ。

  

詩女ラーン・ユニオ5(アジェリ・マグダル)

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』のメインヒロイン。 “都行き”のときに暗殺されかけたり、ドナウ国の皇子と喧嘩したり、GTM・『ディー・カイゼリンを見て「なんて・・・美しい・・・ロボット・・・」』と呟いたりと大忙しであったが、無事、詩女となる。 フィルモア帝国の統合、ファティマの誕生、天照の星団信仰、7777年惑星フォーチュンの出現まで、星団歴の全てを予言していたらしい。 彼女の活躍の影響で、都市名が『ハ・リ』から『聖宮ラーン』に変更された模様。
  

ライヒ・ナカカラ

「トホホ詩女」・・・と呼ばれているが、彼女の名前は様々な場所で登場してくる。 彼女が関わったイベントの中でも一番有名なのが、星団歴2017年の「東宮西宮の乱」と「星団法の制定」である。 また、その他にも、様々な出来事に関わっているようで、彼女の時代の重要人物だけでなく、現在に出てくる重要人物とも交流を持っているらしく、これから彼女の名前がいたるところに出てくると思われる。 ちなみに、彼女のエピソードだけで、連載10回分ほど作ってあるという。 かなり時間をかけて作られたキャラクターデザインらしいので、“プロムナード”方式で、いつか描かれるのかもしれませんね。

  

クルル・タイダル

詩女・『ナカカラ』から数十年後の詩女。 彼女が行ったことで一番有名なのが、ナカカラ王国のフィルモア帝国からの独立、そして、ミノグシアの安定をもたらすこと。 この大イベントには多くの国家が介入してきたが、意外にも極小規模の戦闘のみあった程度で、戦いらしい戦いは無かったようだ。 何故なのか? それは、星団歴2310年、ナカカラ中原の介入どころではないイベントが発生したからだ。 「ファティマの誕生」である。 そう、彼女は「ファティマの誕生」が起こることを知っており、また、この戦いが小規模で終わることも知っていたのだ。 彼女は、「ファティマ誕生」を司った詩女であり、ハスハ連合共和国の誕生の基礎を作った詩女でもある。

  

メル・クール・リトラ天照

『天照の帝』の最初の正妻でありながらも、その素性は一切公開されてこなかったが、“デザインズ4”でついに素性が明かされた。 彼女は、イースト・カステポーのフランダー出身で、戦争で両親を失っている。 詩女・『ナカカラ』に引き取られた後は、詩女として記憶の継承を受けたが、詩女にはなることはなく、星団歴2020年に起こる大イベントのためにラーンからデルタベルンにやって来た。 その大イベントとは、“天照の帝の誕生”である。

  

ボルサ・バスコ

超帝國の純血の血を引く詩女。 以前より、「カイエンを復活させた詩女」として名前が出てきていた人物で、『剣聖・慧茄』の親戚にあたる。 彼女が『剣聖・慧茄』の親戚であり詩女であったことが、遠い未来の人物である『ダイ・グ』がフィルモア皇帝に選ばれる理由の一つとなり、ハスハにさらなる混乱をもたらすこととなってしまった。 まあ、このことは彼女には関係ないことですが・・・。
  

ナトリウム・フンフト

「沈黙の詩女」・「魅惑の聖女」と呼ばれる詩女。 コーラス王家の王子との不倫の末、『ナトリウム・桜子』を産んでしまったため、追放となってしまったが第一期目。 彼女の次の詩女・『ムグミカ王女』が亡くなってしまったので、急きょ、第2期目の詩女を務めることとなった。 ミノグシアの民は彼女のことを複雑な気持ちで見ているようだが、後の世では、彼女だからミノグシアとラーンを守れたと呼ばれるほどに活躍するようである。 イラストでは、詩女とは思えないほどに派手で華やかなドレスを身に纏っている。 この格好を見る限り、ミノグシアの民が不安がるのは、しょうがないと思う(笑)。

  

ムグミカ・コレット王女

「転生の王女」と呼ばれる詩女。 『コレット王』の娘である彼女が詩女に選ばれたことで、ハスハ連合共和国が建国され、また、聖宮ラーンが共和国から蚊帳の外に置かれることとなってしまった。 そういう経緯があるためか、彼女がこの世を去った後、聖宮ラーンは彼女が次の詩女に指名した『マグダル』を詩女として認めなかった。 しかし、そのようなことが起こることも、恐らく、『ムグミカ王女』には判っていたのだろう。 あえて、誰にも何も話さず、亡くなったのだ。 何故か・・・、それはいつか連載で明らかになるはずである。

  
  

<その他 詩女に関わる人々>

アデム・ライト・ミカレス

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場し、詩女・『ラーン・ユニオ5』を副官的な立場で支えた。 彼女の役職は、“最高神官”というもので、聖宮ラーンでいうところの国家の首相にあたる立場。 後世にも名が残っている人気のおっちょこちょいな最高神官。 説明文を読むかぎり、“騎士”では無く“魔法使い(スコーパー)”であったようである。
  

ナナド・ホル “フ・リエ”

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード』に登場した魔法使い。 映画では、後に詩女となる『ラーン・ユニオ5』の“都行き”という行事のお供+護衛として活躍した女性。 下記の『ムンセン・ルルラン』と共に最強の魔法使いであり、“都行き”の旅の後は、学術機関・「東宮シナルス」の最高責任者になった。 ちなみに、下記の『ムンセン・ルルラン』とペアを組めば、騎士すら一瞬で葬り去ることができるほど強かったらしい。

  

ムンセン・ルルラン “ル・ゾラ”

星団歴451年ごろに活躍したキャラクター。 映画・『花の詩女 ゴティックメード 』に『登場した魔法使い。 上記の『ナナド・ホル』と同様に『ラーン・ユニオ5』の旅の護衛として活躍した女性。 『ナナド・ホル』と同様に最強の魔法使いであり、“都行き”の旅の後は、「西宮アガス」の長官となって後進の魔法使いたちを育てた。 ちなみに、彼女の“ル・ゾラ”という名称と、上記の『ナナド・ホル』の“フ・リエ”という名称は、騎士でいうところの“剣聖”にあたる称号のようなものらしい。 12巻129ページの『東の君』によれば、3030年ごろの“フ・リエ”と“ル・ゾラ”の称号を持つ魔法使いはバッハトマ魔法帝国に所属している模様。
   

ツィー・ミーン

作品集・『スクールデザインズ』では謎の少女として登場した彼女だが、この作品集でついに名前が明らかになった。 詩女・『ナカカラ』の時代の人物で、ラーン教導学院に裏口入学した落ちこぼれ女学生。 正直なところ、説明文を読んでみても、彼女が何者で、彼女が何をしたのかは一切わからない。 顔だけを見ると、天照家の人物に見えるのだけど・・・?
  

ヘアード・グローバー 元最高神官

詩女・『ムグミカ王女』の“最高神官”を務めていた女性。 現在は、詩女が『フンフト』なので、“元・最高神官”という立場になるわけだが、『マグダル』が詩女になったときに再び“最高神官”に任命される予定である。 「詩女が交代すると同時にすべての高官や神官は引退する」という聖宮ラーン独特のしきたりを唯一、例外として認められることとなった女性である。 ただ、それは未来の話であり、現在の彼女はひたすら茨の道を歩き続けていくようである。

  

ドヌーブ・ガセット

上記の『ヘアード』の命令で聖宮ラーンを守る“宮殿AP騎士団”の支隊長となった女性。 怪しげな行動や発言をする詩女・『フンフト』に対して、一切の疑問を持たず、支えていくようである。

 

   

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文字数が多くなったので、次の記事に続きます。

  

 

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『ラストイニング 36巻 (神尾 龍, 中原 裕)』

 

4091848559 ラストイニング 36 (ビッグ コミックス)
神尾 龍 中原 裕
小学館 2013-01-30

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過去記事はこちら → 1巻  7巻  8巻  9巻  10巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻  16巻

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               27巻  28巻  29巻  30巻  31巻  32巻  33巻  34巻  35巻

 

 

【あらすじ】

汗と涙ぁ…そんなモンいらねぇ! かつて名門、今は弱小の私立彩珠学院高校野球部にやってきた問題児監督・鳩ヶ谷圭輔が、硬直しきった高校球界の常識を変える!!

 

 

高校野球マンガの傑作であり、監督マンガの代表格。

学校の経営方針で、もし今夏にある県大会で優勝し甲子園に出場できなければ、

私立彩珠学院高校の野球部は廃部となってしまうという状況の中、

彩学のOBであり詐欺師であった主人公・『鳩ヶ谷圭輔』が監督に就任する。

 

「今後一切、下手な奴と口をきくな!!」

「下手は伝染る!!」

 

というような過激な発言を繰り返しながらも、

 

「ひとつひとつのプレーを大切にな」

「じっくりしっかりミス無くやろう!」

「派手なことや特別なことをする必要は無ない!」

「出来ることを確実にやろう!」

 

という発言で、選手達や保護者達を自分のペースに巻き込んでいく。

 

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ここからは、36巻の感想。

36巻では、33巻から始まった『vs帝大一高』との試合の続きが描かれていまして、
『日高』の活躍により無事、『彩珠学院高校』が勝ち進むこととなりました。

 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 

そんな36巻のメインとなるのは、もちろんエース・『日高』の故障ですね。

元々、これまでの連戦に次ぐ連戦でエース・『日高』の肩は疲労でボロボロの状態でして、

今回の『vs帝大一高』ではその『日高』を休ませる作戦に出たわけですが、残念なことに

『日高』が試合途中でリリーフ登板となってしまい、ついに、右肩が上がらない状態に

なってしまいました(試合には勝利した)。

 

ベスト8まで勝ち上がってきたとはいえ、エース・『日高』以外にまともなピッチャーがいないため、

今回の『日高』の故障は、チームの雰囲気をどん底に突き落とすこととなってしまいます。
主人公・『鳩ヶ谷圭輔』も、医者でないため、『日高』の肩の故障がどれくらいなのかを判断できず、

頭を悩ますこととなりました(信頼の無い医者に診せれば、確実に敵チームにエースの故障が

バレてしまうため、余計に判断が難しい)。
 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 

そんな中、ナント、『美里さん』が不機嫌そうに“とある男性”を連れてきます。

その男性は、整体師の先生で、ナント、『美里さん』の父親である『桐生監督』の紹介で

やってきてくれたようです(『桐生監督』はテレビ中継で『日高』の様子がおかしいことに気づき、

整体師の先生を派遣してくれた)。 その整体師の先生は、元々、『桐生監督』の教え子らしく、

ピッチャーとして甲子園に来て肩を壊してしまったという経験の持ち主らしい。 整体師の実力は

非常に高いようで、『日高』は彼に診てもらってからは徐々に通常の状態に戻っていくこととなり

ました(『日高』の状態は、全身肉離れのような状態であったらしく、そこまで深刻な状態では

なかった模様です)。

 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 

ただし、中一日で回復できるほど甘くは無く、次の試合に先発させれるかは微妙な

感じであるようで、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』は、整体師の先生に『日高』は先発できる状態

なのかを聞くこととなりました。 当然、整体師の先生は、治療者として、現在の状態の『日高』

に投げさせることを薦めることはできないと答えます。 しかし、治療者としてではなく、元甲子園

球児としては、夏の大会で自分が投げずに負けてしまった場合、一生後悔することとなるだろう

から自分が『日高』の立場であるならば、投げたいと思うだろうと答えます。

 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 
まんが栄養素-ラストイニング 36巻
 
その整体師の先生に対して、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』は、『日高』を先発で使うことを明言します。

しかし、主人公・『鳩ヶ谷圭輔』の心配は、『日高』がどんなピッチングができるのかということ

でして、『日高』の調子によっては、作戦自体、変えざるおえない状況に陥ってしまうため、
かなり考え込んでいるようです。
 
そして、その後、色々とすったもんだあって、次の日に移り、試合が始まりつつ、次巻へ

続いていきます。 次巻も楽しみです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

さすがに『日高』の故障が判明した時は、これで終わりかと思ってしまいましたが、

故障自体、あまり深刻なものでは無く、まだまだ続いていきそうなので、安心しました。

次巻も大いに期待したいですね。

  

点数的には

100点

です。

  

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『ひらけ駒! 8巻 (南Q太)』

 

4063871703 ひらけ駒!(8) (モーニング KC)
南 Q太
講談社 2013-01-23

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  6巻  7巻

 

 

【あらすじ】

研修会に入会した宝は、ますます将棋に没頭中。そんな中、宝とおなじ小学5年生の父である田島パパから将棋を教えてほしいといわれ……? 宝のライバル(?)小学生棋士たちも続々登場の第8巻です!

 

 

将棋にハマった息子の日常を描くエッセイ風マンガです。

 
将棋にハマってしまった小学4年生の息子。

その息子の影響で徐々に将棋にハマっていく母親。
そんな親子の将棋中心の日常が描かれていく・・・。
 

というような感じの作品でして、将棋にハマってしまった息子・『菊池宝』と、息子の影響で

徐々に将棋にハマっていく母親との日常を描いていくコミックエッセイ風な作品です。

 

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ここからは、8巻の感想。

8巻は、何故か女流棋士にスポットを当てた7巻とは違い、『菊池宝』にスポットを当てた話が

多く収録されております。

 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻
 

そんあ8巻のメインとなるのは、やはり『菊池宝』ですね。

8巻の時点で、『菊池宝』は研修会という奨励会の下部組織のようなものに入っておりまして、
研修会に参加しつつも、様々な“子供将棋大会”にも参加しております。 ただ、残念なことに

優勝することはできず、あまり結果を出せていないようです(運が悪いのか、『菊池宝』が

当たる人が大体優勝している模様)。

 

そして、また、書店が主催する子供将棋大会に参加することとなったわけですが、

結果的に優勝することとなった少年といきなり当たることとなり、負けてしまいました。

 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻
 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻
 

『菊池宝』に勝ち優勝した少年は、優勝インタビューで、プロを目指さずに、弁護士か

医者を目指すため、将棋は趣味レベルで続けると言いました。 彼に負かされた少年たちは、

彼がプロを目指さないことを「勿体ない」と口々に言うわけですが、彼は、そんな少年たちに

「奨励会を受けるのか?」と尋ねます。 当然、将棋の研修会に参加しているくらいの少年たち

なので、「いずれ受ける」と答えると、彼は「受かると思っているの?」と切り返してきました。

 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻

 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻
 

彼としては、プロを目指さない自分に負ける位のレベルしかない少年たちが

さらに強者たちがいる奨励会に行って通用すると思っているのかと言いたいようで、

『菊池宝』を含めた少年たちはあっけにとられてしまいました。 彼の言葉は、

『菊池宝』に大きな影響を与えることとなったようで、これ以降、『菊池宝』は将棋に

対する向かい方に変化が生まれてくることとなりました。

 
まんが栄養素-ひらけ駒! 8巻
 
そして、『菊池宝』は研修会でC1になったら奨励会試験を受けることを母親に言います。

しかし、ナント、『菊池宝』はその奨励会試験を1回だけしか受けないと決めているようで、

もし落ちてしまったらプロの道を諦めるという言い出します。 母親としては、息子の決断を

受け入れるしかないようで、息子を出来る限りサポートしていくことを模索していくこととなります。
 
そして次巻へ続いていくわけですが、このまま奨励会へ進んでいくのか、それとも、

奨励会では無い将棋の道を歩んでいくのか、気になるところです。

次巻も楽しみです。
 

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【総評】

『菊池宝』は、このまま将棋を続けていくのか、それとも、将来を考えて勉学に励んだ方が

良いのかを考える微妙な年齢になったようです。 次巻以降は、『菊池宝』にとっても、

この作品にとっても、大きな転換期になりそうですね。 次巻も期待したいです。

  

点数的には

88点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『ハクメイとミコチ 1巻 (樫木祐人)』

 

4047286346 ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)
樫木祐人
エンターブレイン 2013-01-15

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【あらすじ】

背丈は9センチ。森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。そーっと覗いてみませんか? 穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

 

 

背丈が9センチの小人たちの日常を描く作品。

 

『ハクメイ』と『ミコチ』は、背丈9センチの小人で、街から離れた森の奥で2人で暮らしている。

元気で行動力のある『ハクメイ』が、料理上手の『ミコチ』を振り回しつつも、2人で助け合い、

一緒に暮らしていく・・・・。

 

というような感じの作品でして、主人公の2人の生活を中心に描きつつも、彼らに関わってくる

楽しげな人々との交流を描く作品です。

 
まんが栄養素-ハクメイとミコチ 1巻

(→左側が『ミコチ』で、右側が『ハクメイ』)

  

主な登場人物は、『ハクメイ』と『ミコチ』の2人です。

まず、『ハクメイ』ですが、上記の画像の右側にいるいかにも行動力があって元気そうな

女の子でありまして、主に、彼女が何かしらの行動を起こすことで話が進んでいきます。

出身地は現時点で不明で、仕事は修理屋で主に刃物研ぎから風車の点検などしています。

 

次に、『ミコチ』ですが、上記の画像の左側にいる黒髪の女の子でありまして、料理上手な

女の子です。 知り合いの多さから出身地は現在の住んでいる地域であるようで、『ハクメイ』と

出会ったことで、森で住むようになったようです。 仕事は、ジャガ谷にある“無品商店”という

店に保存食や日用品を作成して卸しているようです(黒豆クッキーとかハーブティー)。

 

そんな2人が、森で2人で暮らしている様子が描いているの本編でありまして、

幻の鳥を探す話が描かれたり、収穫祭で『ミコチ』が歌姫に選ばれる話が描かれたり、

不思議な研究者に出会ったり、とある事情で野宿することとなったり、『ハクメイ』の仕事ぶりを

描く話が描かれたり、『ミコチ』の仕事ぶりを描く話が描かれたり、この世界で一番の都会での

2人の様子が描かれたりと、多くの話が収録されております。

 

個人的に面白かったのは、港町アラビの話ですね。

港町アラビは恐らくこの世界でもかなり都会で、多くの人々が集まっている港町です。

そんな港町に主人公の2人が仕入れに行くところから話が始まりまして、そこで様々な人々と

出会うこととなります。 この話で個人的に面白いところは、やはり登場してくる人々が全員

愉快で優しい人々である点でありまして、読んでいてホンワカさせてもらいました。 また、

港町の人々と『ミコチ』との関係も興味深い所でありまして、彼女が過去にこの港町でどのような

日々を過ごしていたのかが垣間見れる部分も面白かったですよ。

 

いや~、面白かったです。

次巻も楽しみです。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

ここ最近、新規開拓をしてもあまり面白い作品に出会えずにいたわけですが、

やっとホームラン級の面白作品に出会えました(^^ゞ。 ストレスゼロのストーリー展開は

非常に心地よいですし、何よりも世界観や登場人物の設定が素晴らしいです。

のんびりとした作品が好きな方にぜひともお薦めしたいですね。

 

点数的には

100点

です。


出版社のあらすじを読むと、『ハクメイ』と『ミコチ』はどちらも女の子らしいですね。

てっきり男の子と女の子の同棲話なのかと思っていたのですが・・・(笑)。

次巻では、この2人がどのように同棲するようになったのかの話が読んでみたいですね。

次巻も大いに期待したいです。
 

 

では、ここまで。

 

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【マンガ感想】

 

『ヒャッコ 7巻 (カトウハルアキ)』

 

4593856760 ヒャッコ 7 (フレックスコミックス)
カトウハルアキ
ほるぷ出版 2013-01-12

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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻  6巻

 

 

【あらすじ】

待望の第7巻登場! 今回はまるごと1冊「文化祭」!虎子たちがハイテンションに大暴れ!上園学園の文化祭がスタート! 今回のみどころは、虎子たちの仮装。おなじみのキャラクターたちがいつもと違う衣装で登場。もちろん「ヒャッコ」ならではの躍動感とコメディは健在。虎子や雀の過去にまつわる話も収録した、見ごたえ十分の1冊!

 

 

学園コメディ。

『Yahoo!コミック』 という無料でマンガ読めるスペースで連載されている作品です。

 

破天荒で前向きな虎子が、周りの人々をドンドン巻き込んでいくというタイプのコメディ作品。

主人公・虎子の最大の魅力は、他人を巻き込んでいくパワーを持っているところ。

心を閉ざしている人でも、人付き合いが苦手な人でも、彼女にとっては障害でもなんでも無く、

自分のペースに巻き込んで、お互いに楽しもうとする素敵な性格の持ち主です(^^ゞ。

そのため、彼女の周りにはドンドンと人で溢れてきており(変なヤツが多いけど)、

話が進むごとにどんどん華やかになっていきます。

 

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ここからは7巻の感想。

7巻では、学園祭が始まりまることとなりまして、様々な人々の視点でこの学園祭が

描かれていくこととなりました。

 
まんが栄養素-ヒャッコ 7巻
 
そんな7巻のメインとなるのは、もちろん、学園祭ですね。

今年の上園学園の学園祭のテーマは、ハロウィンらしく、生徒たちは様々なモンスターに

扮装して、お客さんを迎えることとなったようです。 主人公のクラスは、貸衣装屋・『悪魔の

仕立屋』という店舗を開いており、お客さんに仮装の衣装をレンタルして、学園祭を盛り上げ

るような役割を担っているようです。
 
まんが栄養素-ヒャッコ 7巻
 
まんが栄養素-ヒャッコ 7巻
 

そんな7巻で面白かったのは、その主人公たちの貸衣装屋に他校の生徒の『アリス』が

入店してきた話ですね。 『アリス』は友人と3人で来た高校生(帰国子女)なのですが、
学校に入場した瞬間に、その友人たちと逸れてしまい、一人で主人公たちのクラスの

貸衣装屋に入ってきました。 そこで、『火継』・『八木』の小学生コンビと出会うこととなり、

意気投合した後、3人で学園祭を見て回ることとなりました。
 

これ以降の展開については、実際に読まれた方が面白いと思うので詳しくは書きませんが、

学園祭の様々なイベントの中で張られていた伏線がこの話で回収されていく展開は非常に

面白かったですし、何よりも、『アリス』・『火継』・『八木』の3人の絡みが非常に絶妙でして
もっとこの3人の話を読んでみたいと思いました(まあ、これがこの作品のラストエピソードの

ようでありますが・・・)。

 
いや~、今巻も面白かったですよ。

 

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【総評】

最終巻の表示は無いですが、作者のコメントから最終巻のようです。

面白い作品でしたが、アニメが終了して以降、作者がやる気を無くしてしまい、

そのままグダグダになってしまったのは残念でした。 個人的には最終回まで

続けてほしかったのですが・・・・・まあ、しょうがないですね。 

次回作は最後まで頑張っていただきたいですね。

 

点数的には

90点

です。
  

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『四月は君の嘘 5巻 (新川直司)』

 

4063713598 四月は君の嘘(5) (講談社コミックス月刊マガジン)
新川 直司
講談社 2013-01-17

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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻

 

 

【あらすじ】

毎報音楽コンクール予選。本命と噂される相座武士は、成長した姿を見せつけるように繊細かつ力強い演奏をみせる。そして低迷を続けていた井川絵見は、公生に触発され聴衆大喝采の演奏を披露する。 遂に回ってきた、有馬公生の演奏順。天才少年と呼ばれた頃と変わらない、正確で隙の無いピアノを弾き始めた公生。だが、母の幻影が少年を闇へと突き落とす。 音の聴こえない世界で、少年は何を見出すのか?

 

 

『さよならフットボール』の作者の最新作です。

 

主人公・『有馬公生』は、小さい頃、様々なピアノのコンクールで優勝をしていた天才少年だった。

しかし、母親の死をきっかけにピアノが弾けなくなる。 目標を失った彼は抜け殻のような日々を

過ごすわけだが、ある日、友人の付き添いで行ったダブルデートで、光り輝く女の子と出会う・・・。

 

というような感じで始まるストーリー作品でして、元天才少年で現在は普通の中学生の『有馬公生』が

幼馴染の女の子に振り回されつつも、個性的な才能を持ったヴァイオリニストの女の子に出会うことで
再び、光り輝こうとする青春ストーリー作品です。

 

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ここからは、5巻の感想。

5巻では、4巻で『毎報音楽コンクール』という毎報新聞社が毎年主催している全国規模の

コンクールに出場することとなりまして、主人公・『有馬公生』の演奏が描かれることとなりました。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻
 

そんな5巻のメインとなるのは、主人公の演奏ですね。

主人公は、最初こそ、天才らしい素晴らしい演奏をしていたのですが、途中から音が

聞こえづらくなり、最終的に、自分が弾いているピアノの音も聞こえなくなってしまいます。

それでも、何とか、演奏を続けていたのですが、いつもの母親の亡霊が主人公の下に現れて

しまい、主人公から演奏する気力が段々と失われていきました。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻
 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻
 

そして、ナント、主人公は、演奏を止めてしまいます。

観衆は主人公の演奏に対して、散々なことを言い始めますが、主人公にとっては、

演奏を止めたことで、改めて冷静さを取り戻すこととなりまして、再び、演奏を始める

こととなりました(ただし、コンクールとしては失格な模様)。
 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻
 

再び演奏をし始めた主人公でありましたが、相変わらず、音は聞こえないようでして、

かなり荒い演奏が続きます。 しかし、主人公は、気持ちを切り替え、「一体、自分は

誰のために弾きたいのか?」ということを改めて考え続け、その答えが見えた時、
主人公の演奏が観衆を“主人公の世界”へ引き込むこととなります。

 
まんが栄養素-四月は君の嘘 5巻
 
これ以上の展開については、まだ読んでいない方へのネタバレとなってしまうので

詳しくは書きませんが、このコンクールの演奏により主人公が長い長いトンネルを

通り抜けることが出来たのは非常に感動的でありましたし、まt、音楽家として

これから歩んでいこうとする主人公の決意が描かれたシーンも感動的でした。
 

次巻も楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

いや~、青春していて、非常に面白いですね。

これから主人公がどのような演奏していくのか気になりますね。

次巻も楽しみです。

 

点数的には

94点

です。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ

【マンガ感想】

 

『銀の匙 Silver Spoon 6巻 (荒川弘)』

 

4091241697 銀の匙 Silver Spoon 6 (少年サンデーコミックス)
荒川 弘
小学館 2013-01-18

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過去記事はこちら → 1巻  2巻  3巻  4巻  5巻

  

 

【あらすじ】

言葉の通じないパートナーと心を通じ合わせる…そうして高く跳んだとき、今までに見たことのない景色が見える。それが馬術…試験なら慣れている。でも、試合は初体験。八軒勇吾のデビュー戦の幕が切って落とされる…他人と競うことは、自分を見つめることでもある。待望のアニメ化決定の大ヒット酪農青春グラフィティ最新刊!!

 

 

『鋼の錬金術師』の『荒川弘先生』の最新作です。

 

主人公・『八軒勇吾』は、進学校で挫折し、親と離れるために大蝦夷農業高校へ進学する。

その農業高校の授業は、今までの常識が通じず戸惑うわけだが、理解ある仲間たちと共に

なんとか農業高校での日々を過ごしていく・・・。
 

というような感じの作品でして、農業高校へ進学することとなった都会育ちの主人公・『八軒勇吾』が

農業高校での凄まじい授業に驚きながらも、成長していこうとする青春系の作品です。
 

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ここからは、6巻の感想。

6巻では、前巻までと同様に農業高校の日常が描かれつつも、学園祭が近づいてくる話、

乗馬部の秋季大会に参加する話などが描かれております。

 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻

 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻
 
そんな6巻のメインとなるのは、やはり乗馬部の秋季大会ですね。

このイベントは、秋となり、乗馬部の秋季大会(大学生や乗馬クラブなどが参加する大会)が

近づいてきたところから始まります。 1年生たちの多くは、乗馬自体、初心者ばかりなので、

この秋季大会が初めての公式戦となりまして、いわゆる初心者用の競技に出ることとなりました。

主人公・『八軒勇吾』としては、学園祭の準備を多く抱えている状態での参加であるため、

かなり疲労した状態である模様です(それ以上に、試合に出るという緊張感の方が上であるので

それほど疲労している部分が強調されていませんが・・・)。
 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻
 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻
 

そして、試合会場に着くと、『南九条あやめ』という新キャラクターが登場してきます。

『南九条あやめ』とは、縦ロールの目立つ容姿の女の子で、ヒロイン・『御影アキ』の

幼馴染+ライバル(一方通行)なようです。 性格はかなりの目立ちたがり屋でひたすら

上から目線で話をするかなり面倒くさい感じでありますが、両親との接し方を見る限り、

素直で可愛い部分もありそうです。 学力の方はかなり残念な感じらしく、『大蝦夷農業高校』

に推薦入試で落ちてしまったそうです(あの『常盤』でも合格したのに・・・)。

 

そんな目立つキャラが大会が始まるまでに色々と絡んできまして、いつの間にか主人公が

彼女に絡まれることとなり、いつの間にかライバル視されることとなってしまいました(笑)。

 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻
 
まんが栄養素-銀の匙 Silver Spoon 6巻
 
そして、話は進み、大会が始まることとなり、主人公の出番がやってくることとなりました。

公式試合自体始めてですし、練習でもあまり上手くできていない状況であるため、

かなり緊張することとなりまして、軽いパニック状態となってしまいます。
 
これ以上の展開に関しては、実際に読まれた方が面白いと思うので詳しくは書きませんが、

主人公らしい解決方法には笑ってしまいましたし、また、その後は彼なりの意地も見れましたし、

何よりも『南九条あやめ』という強烈キャラと主人公たちのやり取りが非常に面白かったです。

(『南九条あやめ』はレギュラー化してほしいくらいです)
 

いや~、面白かったです。

次巻も楽しみです。

  

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

乗馬の秋季大会が終わると、学園祭が始まることとなります。

学園祭で主人公に事件が起こっておりまして、次巻以降の展開が非常に気になります。

次巻も大いに期待したいです。

 

点数的には

100点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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