【マンガ感想】
『ヒャッコ 6巻 (カトウハルアキ)』
ヒャッコ ⑥ (フレックスコミックス)
カトウ ハルアキ ソフトバンククリエイティブ 2011-02-12 by G-Tools |
【あらすじ】
上園学園、体育祭開催!だけどもちろん、その内容は一筋縄でいくわけがなく……?文化祭もあって、お祭り満載の第6巻!「この戦場には化物がいるぞ――」
学園コメディ。
『Yahoo!コミック』 という無料でマンガ読めるスペースで連載されている作品です。
破天荒で前向きな虎子が、周りの人々をドンドン巻き込んでいくというタイプのコメディ作品。
主人公・虎子の最大の魅力は、他人を巻き込んでいくパワーを持っているところ。
心を閉ざしている人でも、人付き合いが苦手な人でも、彼女にとっては障害でもなんでも無く、
自分のペースに巻き込んで、お互いに楽しもうとする素敵な性格の持ち主です(^^ゞ。
そのため、彼女の周りにはドンドンと人で溢れてきており(変なヤツが多いけど)、
話が進むごとにどんどん華やかになっていきます。
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ここからは6巻の感想。
6巻では、体育祭イベントが描かれたり、『能乃村歩巳』の中学時代のエピソードが描かれたり、
学園祭イベント(準備編)が描かれたりと多くの話が収録されております。
そんな6巻で面白かったのが、学園祭イベント(準備)です。
このイベントは、体育祭イベント(サバイバルゲーム)が終了後に描かれることとなったイベントでして、
まず、主人公・『上下山虎子』が所属するクラスの出し物を決めるための話が描かれることとなりました。
(↑クラス委員長・『杏藤子々』の仕切りにより、クラスの出し物を決めていくのだが・・・)
この話で面白いところは、主人公のクラスメートが全員判明したところでしょう。
この作品は、話ごとにキャラクターが増えていくというかなり変わった作品であるわけですが、
このイベントが発生したことにより、ついに主人公のクラスメートが40人全員登場することとなりまして、
ますます賑やかになりました(これまで主人公を含む12名はすでに登場しているので、実質、
新キャラクターが28人増えたことになる)。
その新キャラクター達を加えた状態で、学園祭の出し物を決めようとするイベントが始まります。
早速、クラス委員長・『杏藤子々』がいつも通り暴走することとなるわけですが、今回はその暴走が
良い感じに転がっていきまして、予想外な展開になっていくこととなりました(具体的にはネタバレに
なるので詳しくは書きませんが・・・)。 個人的に、新登場したクラスメートそれぞれにも発言シーンが
あったのが面白かった部分でして、今回の話のみで使い捨てにするのは勿体ないキャラクターが
何人もいましたし、なによりもクラスメートが登場することで学園マンガとしての魅力がアップすると
思うので、この話以外にも何かしらの形でか関わってきてほしいと思いました。 まあ、これだけの
キャラクターを登場させようとすると、修学旅行などの大型イベントでないと無理そうなので、当分、
先になりそうですけど・・・。
まあ、とりあえず、この話自体が次巻へ続いていったので、まずは次巻の展開に期待したいですね。
次巻の発売日が楽しみです。
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【総評】
面白かったです(^^ゞ。
5巻の発売されてから、長い間、音沙汰が無かったので、そのまま自然消滅してしまったのかと
思っていましたが(笑)、続巻が発売されたところを見ると、まだまだ現役連載中だったのですね(笑)。
で、内容的には、学園祭イベントをきっかけに登場キャラクター(主にクラスメート)が一気に増え、
なんというか、全盛期のスクールランブルを読んでいるかのような面白さを感じました(褒め言葉です)。
次巻も楽しみです。
点数的には
95点
です。
では、ここまで。