まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
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テーマ:

【マンガ感想】

 

『ラストイニング 27巻 (神尾 龍, 中原 裕)』

 

4091834868 ラストイニング 27 (ビッグコミックス)
中原 裕 神尾 龍
小学館 2010-10-29

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  7巻  8巻  9巻  10巻  11巻  12巻  13巻  14巻  15巻  16巻

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【あらすじ】

汗と涙ぁ…そんなモンいらねぇ! かつて名門、今は弱小の私立彩珠学院高校野球部にやってきた問題児監督・鳩ヶ谷圭輔が、硬直しきった高校球界の常識を変える!!

 

 

高校野球マンガの傑作であり、監督マンガの代表格。

学校の経営方針で、もし今夏にある県大会で優勝し甲子園に出場できなければ、

私立彩珠学院高校の野球部は廃部となってしまうという状況の中、

彩学のOBであり詐欺師であった主人公・『鳩ヶ谷圭輔』が監督に就任する。

 

「今後一切、下手な奴と口をきくな!!」

「下手は伝染る!!」

 

というような過激な発言を繰り返しながらも、

 

「ひとつひとつのプレーを大切にな」

「じっくりしっかりミス無くやろう!」

「派手なことや特別なことをする必要は無ない!」

「出来ることを確実にやろう!」

 

という発言で、選手達や保護者達を自分のペースに巻き込んでいく。

 

---------------------------

 

ここからは、27巻の感想。

27巻では、県大会の決勝・『彩珠学院vs聖母学苑』の試合の9回表と裏の攻防が描かれ、
前巻以上に、目が離せないほどに盛り上がっております。

 
そんな27巻のメインとなるのは、もちろん『ルールブックの盲点の1点』というイベントでしょう。

この『ルールブックの盲点の1点』とは、野球漫画の代名詞・『ドカベン』という作品で描かれた有名な

イベントのことでして(2年の夏の県予選の『明訓高校』vs『白新高校』の試合)、当時、この不可解な

イベントで『明訓高校』が勝ったことは大きな話題となったそうです。
 

そんな超有名なエピソードをこの作品はそのまま『彩珠学院vs聖母学苑』に挿入してきました。
具体的に、『ルールブックの盲点の1点(ラストイニング版)』を説明しますと、


ワンナウト2・3塁の状態で4番の『大宮剛士』が打った打球が、ショートの『新発田祐司』のファイン

プレーでアウトとなる(ライナー)。 明らかにヒット性の打球だったので2・3塁にいたランナーは飛び

出しており、ショートの『新発田祐司』は2塁に投げてダブルプレーが成立、ゲームチェンジ。 

当然、そのまま『聖母学苑』はベンチに戻るわけだが、何故かスコアボードには追加点が表示されてた。

なんと、3塁ランナーが上記のダブルプレーが成立前にホームを踏んでいたことから、3塁ランナーが

生還したこととなったらしい・・・。 そのことに気付いた『聖母学苑』はアウトの交換を申し出るものの、

『彩珠学院』のアピールが遅いという主張が通ることとなり、そのまま『彩珠学院』に点が追加された。

 
という感じでして、まあなんというか、訳がわからないと思います(笑)。

(正直、『ドカベン』でこのイベントを読んだときは、理解できなかったです)
 
まんが栄養素-ラストイニング 27巻
(↑『詩織ちゃん』が、このイベントの解説するシーン)
 

このイベントで判らないところは、「何故、点が入るのか?」というところだと思います。

まず、『フライでアウトになるとランナーは塁に戻らなければならない』という基本ルールがありまして、

もし、『ランナーが塁に戻る前に守備側がボールをその塁に戻すことができればアウト』となります。
ここで重要になるのが、このプレイがフォースプレイではなくアピールプレイである点なのです。

つまり、アウトとアピールしなければ、アウトにできない状況なのです。 例えば、ランナー1塁の状況で

打者がフライでアウトとなったときに、ランナーがリタッチをせずに進塁したとします。 当然、これは

上記の基本ルールなので、守備側はファーストにボールを送ればアウトとなります(アピールプレイ)。
しかし、守備側が、ランナーがリタッチしたと勘違いしてファーストに送らず、プレイを再開してしまったら

アピールされなかったとして、特に指摘されることなく、ランナー2塁の状況でスタートすることとなります。

 

こういうルールを踏まえた上で、このイベントを箇条書きで纏めてみますと、

・ランナーは2・3塁であった

・バッターはショートライナーでアウトとなる

・2・3塁はヒットであると思い、飛び出してしまう

・3塁にいたランナーはすでにホームに返っていた(←重要)

・ショートは、飛び出した2塁にボールを投げ、ゲッツーが成立、ゲームチェンジ

・スコアボードに追加点が表示される

・『聖母学苑』が慌ててアウトの交換を申し出るものの『彩珠学院』のアピールが遅いという主張

・審判は、『彩珠学院』のアピールを認め、追加点となる

となります。

 

ここで重要となるのが、ゲッツーが成立する前に、3塁ランナーがホームに生還していたところです。

守備側が、ショートライナーを取ったときに3塁に投げていれば(アピールプレイ)、何も起こらなかった

のですが、2塁に投げてしまいさらにゲームチェンジだと思い引き上げてしまったことが大問題で、

アピールプレイをされなかった3塁ランナーはそのまま『生きたランナー』となってしまい、しかも

ゲッツー前にホームに生還してしまったことから、追加点となってしまいました。
 

この追加点は、非常に大きな意味合いを持っておりまして(9回表の追加点だから)、
『聖母学苑』に大きなショックを与え、『彩珠学院』に大きな勇気や希望を与えることとなりました。

まあ、そのことが、試合に上手く反映されないのが、この漫画の特徴でもあるわけですけど(笑)。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 最高に面白いです。

野球漫画の代名詞・『ドカベン』の中でも超有名である『ルールブックの盲点の1点(という名前らしい)』が

そのまま描かれたのには驚きました。 まあ、『ラストイニング』なので、そのイベントも非常に面白く

仕上げておりまして、個人的には、非常に楽しく読むことが出来ました。 次巻も楽しみです。

 

点数的には

100点

です。

 

まあしかし、この『ルールブックの盲点の1点』というものは、何度読んでも理解できません(笑)。

なので、もしかしたら、上記の解説は間違っているかもしれません。 そのときはご指摘をお願いします。

 

 

では、ここまで。

 

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