獣防除対策で
最も難しいイタチの侵入経路を
事例を
交えてわかりやすく解説!

 

家屋内に侵入する害獣の中で
防除施工で最も難しいのが
「シベリアイタチ」(以下:イタチ)。

 

その侵入経路は
他の害獣と異なり
3cmのすき間や穴があれば
スルリと建物内へ侵入する

厄介な動物で、

 

「イタチを制する業者は
害獣駆除業界を制する」

 

という言葉が
今や業界内での常識。

 

アスワットが
イタチ防除専門業者と
名乗るゆえんはそこにあります。

 

 

イタチ駆除を制した男性のイラスト
 

今回のブログは
イタチがどうやって
住宅の天井裏まで侵入し、

その侵入経路をイタチ防除の
プロフェッショナルが
どうやって突き止めるのか?

 

アスワット代表で
鳥獣管理士準1級でもある
福永健司がイタチ侵入被害で
お困りのお客様宅の事例をもとに
わかりやすく解説いたします。

 

 

解説するアスワット代表・福永健司の写真

 

 

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回の害獣侵入事例詳細

  • 害場所
    京都市西京区
    木造住宅2階建 築30年
     

  • 獣の種類
    シベリアイタチ【Mustela sibirica
     

  • 依頼内容
    今年の3月頃から突然、
    壁の中を昇り降りして
    1階の天井裏を走りまわる
    小動物の足音が頻繁に
    聞こえるようになった。

    区役所に相談すると、
    忌避剤や光を
    使用しての追払い、

    捕獲器貸し出しによる
    捕獲をする提案をされたが

    二度と侵入出来ない
    害獣対策を望んでいるため
    被害が拡大しないうちに
    アスワットに完全防除を
    お願いしたいとの
    お客様からのご依頼。

    イタチの完全駆除を望む女性のイラスト

 

 

 

積調査の
最初は侵入害獣の特定から

 

最近は侵入害獣が

何かわからずに

あいまいな状態で

防除施工をはじめる

業者も多いと聞きますが

 

相手を知らずして

完全防除は難しいはず。

 

アスワットでは見積調査で

最初に行う仕事は

侵入害獣の特定を必ずして、

それに基づき防除計画を練る。

 

これ!

害獣防除の

基本中の基本です。

 

 

害獣の特定調査をする作業員のイラスト

 

今回、

被害にあわれている

お客様宅では中天井

(1階と2階の間にある空間)を

頻繁に走り回るとの情報から

 

台所と和室の天袋内にある

2カ所の点検口から

調査することにしました。

 

和室の天井裏をのぞくと

断熱材が敷かれておらず

天井板がそのまま見えています。

 

一見、形跡など

何もないように見えますが

プロの目から見ると

ところどころに

イタチの足跡が確認できます。

 

 

イタチの形跡写真

【写真①】

 

拡大した写真がこちら。

 

わかりやすい足跡だけ

丸印を入れてみましたが、

 

実際には

プロのノウハウによって

私の眼にはもう少し

天井板に付着した

イタチの足跡が確認できます。

 

天井板についたイタチの足跡

【写真②】

 

最初の写真に

丸印を入れてみると

こうなります。

 

 

イタチの形跡写真

【写真③】

 

これくらいの

足跡は普通に見つけて

イタチだと判定しなければ

プロとは言えませんが、

 

素人の方には

少しわかりづらいと

思いますので

もう少しわかりやすい

例を見てみてみましょう。

 

台所の天井裏には
改装時に敷いた断熱材があり、
その上に少し汚れているような
箇所が点在しています。【写真④】

 

断熱材上のイタチの形跡写真

【写真④】

 

【写真④】の中で
わかりやすい部分を拡大した写真が【写真⑤】

 

断熱材の上についた
イタチの足跡がハッキリ見えますね。

 

 

断熱材の上についたイタチの足跡

【写真⑤】

 

断熱材の上に
薄くつもったホコリの上を
イタチが歩く事で
ホコリがとれて
キレイなイタチの足跡が残る
ようになりますので、

天井板上の足跡を
見つけるよりも簡単に
足跡による害獣の特定が出来ます。

【写真④】の足跡を
丸印で囲ってみたのが【写真⑥】で、

 

たくさんのイタチの足跡が
ついていることがわかります。

 

断熱材の上についた多数のイタチの足跡

【写真⑥】

 

以上の形跡と地域性も踏まえて

侵入害獣はイタチだと特定しました。

 

 

 

タチの侵入口は
定番のガスヘッダー

 

侵入害獣が
イタチだと特定できたら

次は侵入口の調査に移ります。

 

お客様の住宅はシンプルな
寄棟屋根なので屋根から

侵入する可能性はありません。

 

なので

家の周りを歩いて1周し、
基礎の周辺に侵入口が

無いか確かめます。

 

床下換気口を全て

確認しましたが

穴や隙間は無かったため

 

残るは
ガスヘッダーの保護カバーのみ。

 

 

イタチの侵入口・ガスヘッダー

 

 

それを確認すると

例外にもれず

配管の引き込み穴は

あいていますが

 

形跡が少なすぎるので

水切りとの接合部に

指先を入れてみると

やっぱり隙間がありました。


 

イタチの侵入口・ガスヘッダー配管穴

 

 

イタチの侵入口・ガスヘッダーのすき間

 

 

イタチの侵入口

 

 

3cmのイタチの侵入口写真

 

 

メジャーをあててみると

その隙間はほぼ3cm。

 

イタチなら充分くぐれますが

保護カバーがステンレス製で

形跡が確認しずらい。

 

最終的に

床下に入り目視で

裏付け調査をすることにしました。

 

 

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後は必ず
侵入経路の裏付け調査

 

思い込みだけでは
メインの侵入口を
間違えてしまう事もありますので

 

最後は

「この侵入口で間違えない」

という証拠を確認すること、

 

要するに

裏付け調査が大切です。

 

 

裏付け調査をする男性作業員

 

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床下収納庫開口の写真

 

 

床下収納庫の開口から

床下へ入りひたすら

ガスヘッダーがある

基礎周辺までほふく前進。

(還暦のカラダにはきつい!)

 

 

床下をほふく前進する作業員のイラスト

 

 

目的地付近に到着したら

本当にここから
イタチが出入りしているのか

形跡を探します。

 

やっぱりイタチの形跡が
残っていました。

 

 

床下から見たガスヘッダーのイタチ侵入口

 

床下基礎部についたイタチの形跡

 

ガスヘッダーから分岐された

フレキガス管にイタチが歩いた

形跡がハッキリ残っていますし

 

ガスヘッダー真下の基礎部には

頻繁に出入りししたためについた

足跡などが多数残されていたため

ここがメインの侵入口であること

間違いありませんね。

 

ついでに

お客様が言われている

小動物が昇り降りする

壁中付近の

床下までいってみると

 

そこは

2階へ上がる階段に隣接する箇所。

 

写真にあるように

それぞれのポイントに

たくさんの

イタチの形跡が残っています。

 

床下からみた階段下の空間写真

 

 

【写真ⓐ】は

土台の上をイタチが歩いた

部分だけ汚れが取れて

キレイになっていますので

 

頻繁にイタチがこの部分を

通っていることがわかります。

 

 

床下の土台部分についたイタチの形跡

 

わかりやすいのが

【写真ⓑ】で

 

土台の上に

イタチの足跡が多数残っています。

 

土台の上についたイタチの足跡写真

 

【写真ⓐ】の上にあたる壁面

【写真©】にも画像では

見にくいですが

イタチの形跡が

たくさんついています。

 

壁面についたイタチの形跡

 

床下から見上げると

中天井が見えており

 

階段、壁面と

中天井の接合部分に

イタチが昇り降りした形跡

(足跡や汚れ)が

明確に残っています。

 

階段下の空間から見た中天井とイタチの形跡の写真

 

 

壁面についたイタチの足跡の写真

 

この裏付け調査で目視した

複数の形跡ポイントを

踏まえて総合的に

侵入経路を判断すると

 

ガスヘッダー保護カバーの

すき間より床下に

侵入したイタチは

 

階段横の壁面にある

桟木を足場によじ登り

中天井に侵入している

と推測できます。

 

 

 

鎖作業と防除効果判定

 

侵入害獣・侵入経路の特定、
裏付け調査が出来たら

 

建物内にイタチが
必ずいないことを確認した上で

侵入口の封鎖を行います。

 

 

イタチ侵入口の封鎖写真①

 

 

イタチ侵入口封鎖写真②

 

 

メイン侵入口の

基礎部のすき間と
ガス管の引き込み穴ともに

キッチリと封鎖。

 

あとは念のため

侵入口付近に足跡試薬を撒いて

侵入しに来たけど入れなかった

という証拠(足跡)が

ついていれば完璧です。

 

犬走についたイタチの足跡の写真

 

天井裏のお掃除と
殺虫消毒をするために

次の日にお伺いすると

 

いつもの侵入口から

侵入することが出来ず

トボトボと引き返すイタチの

足跡がついていました。

 

これでイタチの
完全防除施工は成功です!

 

 

事のまとめ

住宅に侵入する害獣は「捕獲」や

「特別な忌避剤による追い払い」、

「適当な封鎖」で二度と
侵入させない様にすることは不可能。

 

その方法は
害獣が侵入できる

全ての穴を封鎖する

ことしかありません!

 

 

地道な調査が大切だと解説する福永健司の写真

 

 

そのためは

建物内にある害獣が
侵入出来そうな穴や隙間を

ただ単に見つけるだけではなく、

 

アスワットでは

ご紹介した通り
調査に時間をかけて

 

  • どんな害獣が侵入しているのか
    獣の特定)
     

  • どこから侵入しているのか
    入口の特定)
     

  • どうやって侵入してきているのか
    入経路の特定)

 

を見積の段階で

キッチリと調査し

突き止めた上で防除対策を検討、

お客様にご説明させて頂く。

 

それは

再侵入が無いように

綿密に調査するのは
プロとして当たり前のことですが

 

それとともに

先にあげた

お客様では知りえない

正確な情報をわかりやすく

伝えることが安心感に

つながると思うからなのです。

 

詳しく夫婦に説明する駆除業者のイラスト

 

少し長めの
ブログ記事となりましたが

 

アスワットでは

イタチ防除の見積調査を
1軒行うにしても

全てのスタッフが

このような手間をかけながら
おこなっているということを

少しでもわかって

いただけたら光栄です!

 

 

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