中学受験社会必勝法-アトラスを友達に | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

 

  地図帳への興味レベル

 

サピックスではそろそろアトラス(地図帳)が配布されたようですね。地図帳は非常に大事ですので、授業の復習に使うのはもちろん、普段から何か地名などが出てくれば地図帳で調べる、という習慣を作っておきたいです。

 

息子の場合は低学年の頃から地図マニアだったので、その頃から地図帳が愛読書でした。従って、中学受験において、地理で苦労した覚えが全くありません。アトラスが配布されると、止めるようにいうまでひたすら地図を見続けるという感じでした。ただ姪っ子の様子を聞くと、これは普通ではないんですよね。

 

妹に姪っ子の地理への興味を聞いたところ、興味はある方だし、都道府県名と県庁所在地名くらいは覚えている、と言っていました(但しうろ覚えの県は少しあり)。しかし、アトラスを配布されても、特に家で自分から開くことはない、ということです。

 

前回の復習テストの姪っ子の社会の成績は比較的良好でしたが、ずば抜けて良いというほどでもありませんので、このくらいがおそらくちょっと社会ができるサピ生の地理への興味レベル、ということなのだと思います。

 

  地図帳を常に開く習慣

 

さて、地図への興味がそれほど高くないという子は、もちろんたくさんいると思います。そのような受験生は、このアトラスが配布されたことをきっかけに、常に何かあればアトラスを開くという習慣をつけた方がいいと思います。例えば以下のようなタイミングです。

 

・ニュースやテレビでどこだかわからない地名が出てきたらアトラスで確認

・家族などでどこかに出かけた時には行き先やルートを地図帳で確認

 

こうすることで、まず地図帳で目的の地名を探す時間が短縮されていきますし、自ずと「知っている」「聞いたことがある」「行ったことがある」地名が増えていきます。

 

そして、地名とその所在地の知識が増え、地図帳に慣れ親しんでいきますと、地理センスが磨かれていきます。例えば、ある場所とある場所の地理的関係、ある場所の地形がどのようになっているか、ある場所の緯度と経度がだいたいどのくらいなのかなどです。これらを持っていると、単純知識だけでは解けない問題を解く手がかりになります。

 

  もちろん暗記も大事

 

もちろん、暗記をする過程も必要です。ただ地図帳を漫然と眺めていて地名が覚えられる受験生はよっぽど地理に興味のある受験生を除けば殆どいないでしょう。覚えなければならないことは山ほどあります。

 

・山脈/山地/山

・河川

・湖沼

・島

・半島

・湾/海峡

・海流

・平野/盆地

・都道府県/県庁所在地

・都市(政令指定都市・工業都市等)

などなど

 

4年生の社会は本当に覚えることがたくさんあるので大変です。以前紹介した白地図トレーニングは、効率の良い暗記の助けになりますので、授業での進み方と合わせて取り組まれるべきだと思います。

 

 

 

↓以下の記事でも紹介しました。

 

  できれば旧国名を覚えておきたい

 

また、これは私が息子を見ていて思いついたメソッドなのですが、都道府県名を覚えたら、すぐに旧国名も覚えた方がよいと思います。

 

なぜかと言えば、地名は旧国名由来のものが非常に多いからです。

 

例えば既に4年生の社会のテキストに出てきている「奥羽山脈」「越後山脈」「飛騨山脈」「紀伊山地」ですが、いずれも旧国名由来です。旧国名を覚えておけば、場所との関連性ができますので非常に覚えやすくなります。旧国名の知識がない姪っ子は、単に紀伊山地、と言われてもそれがどこにあるのか地図帳で調べないと見当がつかなかったそうです。

 

例えばこれらが「東北山脈」「新潟山脈」「岐阜山脈」「和歌山山地」だったら、調べなくてもだいたいの場所は分かりますよね?旧国名を覚えておけば、旧国名由来の地名はだいたいどこにあるかがわかるようにもなるのです。

 

旧国名まで覚えるのは大変、という向きもあるかもしれませんが、どうせ地名を大量に覚えることになるのですから、その記憶の効率化のために旧国名を先に覚えてしまえ、というのは一つの方法だと思うのです。ちなみに旧国名を覚えておくと、5年9月以降の歴史がはじまっても役に立ちます。

 

ちなみに上記の白地図トレーニング帳には、主な旧国名のページもありますので、そちらを活用するとよいでしょう。そのページではすべての旧国名をカバーしているわけではなく、主な旧国名がピックアップされていますので、まずはそこだけ覚えるということでもいいかもしれないですね。

 

  GWは地図帳を持って小旅行

 

さて、もうすぐゴールデンウィークです。どこかにお出かけになるご家庭も多いと思います。その際には是非アトラスを持って、場所を確認しつつお出かけになることをお勧めします。

 

 

最後に嫌なことをいいますが(笑)、GW明け直後に5月マンスリーがありますね。春期講習も範囲になるはずなので、範囲指定はあるもののかなり膨大な量になります。一番いやなパターンです。膨大な範囲指定だったらいっそのこと範囲指定なしにしてくれという感じですよね。

 

まあGWで多少対策できそうなのが不幸中の幸いでしょうか。5月マンスリー対策についてはまた後日記事にしたいと思います。

 

 

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↓難関校の算数の解法メソッドのまとめにおすすめです。

 

 

 

 

 

 

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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓

中学受験総括①-項目の検討と前書き

中学受験総括②-開始時期と塾・校舎選び

中学受験総括③-塾の掛け持ちについて

中学受験総括④-6年開始から夏休み前まで(算数)

中学受験総括⑤-6年開始から夏休み前まで(国理社)

中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)

中学受験総括⑦-6年夏休み

中学受験総括⑧-6年9月から12月(1週間スケジュール)

中学受験総括⑨-6年9月から12月(サンデーサピックス)

中学受験総括⑩-6年9月から12月(過去問)

中学受験総括⑪-6年9月から12月(平常・土特)

中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)

中学受験総括⑬-6年冬期講習・正月特訓

中学受験総括⑭-6年1月の家庭学習(総論・算数)

中学受験総括⑮-6年1月の家庭学習(国理社)

中学受験総括⑯-入試前日

中学受験総括⑰-前泊について

中学受験総括⑱(最終回)-中学受験 思い付きメモ

中学受験思い付きメモ 補足①-プラスαについて

中学受験思い付きメモ 補足②-自然・社会への興味

中学受験思い付きメモ 補足③-辞書・辞典

中学受験思いつきメモ 補足④-『中学への算数』の使い方

中学受験思いつきメモ 補足⑤-保護者の留意点その1

中学受験思いつきメモ 補足⑥-アンガーマネジメント

中学受験思いつきメモ 補足⑦-子供のやる気を引き出す

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A3プリンタはいずれ重宝するので安い時期に購入されるのがおすすめです(定番ブラザーの2段トレイ機(MFC-J6983CWD)で現在なら40,000円くらいで購入できればいいと思います)。

 

A3プリンタ導入のススメ【アップデート】

 

↓これまでに書いた低学年~5年生くらいまでに使用した家庭学習用問題集に関する記事です。

5年生で取り組んだ問題集 算数編

東京出版 算数「ステップアップ演習」

5年生で取り組んだ問題集 国語編

【レビュー】「中学受験国語 選択肢問題の徹底攻略」

5年生で取り組んだ問題集 理科・社会編

低学年時に使った問題集 算数編

5才頃からのパズル本

 

↓社会科を得意とする子向けに、さらに一歩先に行くためオススメの本の紹介です。

社会科でさらに一歩先行く資料集・読み物 歴史編

社会科でさらに一歩先行く資料集・読み物 公民編

 

↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。

英俊社『合格トレイン 理科計算問題』はオススメ

東京出版『図形の必勝手筋』はオススメ

東京出版『必ず解きたい算数の100問』

『記述問題の徹底攻略』シリーズの使い方

 

↓以下は幼少時のオススメ知育玩具などに関する記事です。

幼少時の知育玩具や教材(就学前①)

幼少時の知育玩具や教材(就学前②)

幼少時の知育玩具や教材(就学前③)

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