2025年度用偏差値 男子校・共学校(男子)統合版
シリーズの続きで、サピックス最新偏差値表についてのまとめです。
2021年9月から2024年4月への推移を表にしてみていきます。
男子校と共学校(男子)を分けて表にしていましたが、やはり統合した方が動向が把握しやすいと思いましたので、合体版をつくりました。
↓男子校編はこちら
↓女子校編はこちら
↓共学校(男子)編はこちら
下記で「21/9」とあるのは2021年9月の偏差値で、2022年受験用となります。「24/4」とあるのが最新版(2025年受験用)の偏差値となります。
また、今回から「21→24」として、この4年の変化の値を表にして出してみました。
サピックスの最新偏差値で53以上の共学校で、単科入試・午後入試などの特殊な入試形態は含んでいません。
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雑感
長大な表になってしまいましたので、分析も難しいですが、切り口として男子校・共学校の比較、大学附属校の動向、日程別、という切り口で見ていきたいと思います。
男子校・共学校
2021年から2024年の推移でみると、男子校で偏差値が2ノッチ以上上昇したのは以下のとおりです。
開成
聖光①・②
海城②
早稲田②
本郷②
早大学院
芝②
攻玉社②
他方男子校で偏差値が2ノッチ以上低下した学校は以下の通りです。
栄光
サレジオB
次に共学校(男子)で偏差値が2ノッチ以上上昇した学校は以下のとおりです。
渋渋①
共学校(男子)で偏差値が2ノッチ以上低下した学校は以下のとおりです。
筑附
東葛飾
東邦大東邦(後期)
こうしてみると、男子校→共学校へのシフトは、少なくとも男子ではトレンドではないように見えます。共学校躍進の旗頭として挙げられる渋幕や渋渋②③は2021年までに偏差値がある程度上昇しきったような印象で、それ以外の共学校も難度上昇中という傾向は顕著ではありません。
その中で、渋渋①のみ孤軍奮闘という感じで、渋渋を第一志望とする男子が増加していることを示唆しています。
大学附属校
都内の私立大学入試が難化傾向にあるため、附属中学の人気が上昇しているということを近年よく耳にします。次にこれについてみていきます。なお、早稲田は早稲田の附属ではあるものの、進学校的側面も強いため除外しています。
2021年から2024年の推移でみると、大学附属校で男子偏差値が上昇したのは以下のとおりです。
早大学院
明大明治①②
逆に低下したのは以下のとおりです。
慶應SF
慶應中等部
早大学院は2ノッチ上昇しているものの、他の学校は1ノッチの増減であり、それほど顕著な動きのようにも見えません。
私の見立てでは、大学附属校の難度が急上昇中、という傾向はみられないと思います。
長くなりましたので、日程別分析は明日にしたいと思います。
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