ケアレスミスは頭が痛い問題
メッセージで、ケアレスミスを減らすためにどうすればよいか、というご質問を頂きました。
以下の記事で姪のケアレスミス削減に私のアドバイスが活きたようなことを書いたことによるご質問のようです。
2027年組姪の受験勉強本格始動(新4年組分けテストと1月復習テスト) | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)
しかし、よくよく考えると息子の時はもうずーっとケアレスミスに悩まされてきたのでした。なにせこのブログを「ケアレスミス」で検索すると、なんと119件の記事がヒットします。どれだけ私が息子の中学受験でケアレスミスに悩んでいたかがわかります。笑
そして、6年1月最後のSS(要するに受験直前)でケアレスミスを連発した息子は、あろうことか「ミスでの失点を凌ぐ分を難問で稼げばいいじゃん!」と言い放ったという記事もありました↓
SS特訓フィナーレ | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)
というわけで、私には実はケアレスミス対策についてとやかく言う資格はないです。笑
私がここまで「ケアレスミス対策はこうだ!!」みたいな記事を書いていないのは、この自信のなさの現われでしょう。
とは思うのですが、せっかくご質問頂いたので、一応私なりの対応策について書きたいと思います。
ケアレスミスにも種類がある
一概にケアレスミスといっても、そこには種類があると思います。種類ごとに対策は異なります。
①字が汚いことに起因するもの
例えば算数などではテスト用紙の余白に計算しますよね。その字が汚くて、数字の読み違えをしてミスるパターンが代表的なものです。
また、見直しをする際にも、字が汚くて読めない、ということがあります。
対策:テストでの計算やメモ書きも含め、字をきれいに書くようにしましょう
②式や思考過程を書かないことに起因するもの
算数の難問を解く際に、図表やグラフなどを書いて頭を整理することをしない子がいます。また途中式を書かない子がいます。頭の中にあるから必要ない、書いている時間がもったいない、という考え方です。これは息子もそうでしたが自信過剰です。普通の人間の頭は、どんなに頭が良くてもメモリーは限れられています。式や思考過程を書くことで、気づくこともあります。
また、これも見直す時も式や思考過程を書いていないと見直せない、ということもあります。
対策:式や思考過程は整理してメモすること
③うっかりに起因するもの
例えば、問題文の読み違い、解答欄の間違い、問題飛ばしなど。
そのうっかりの原因を突き止めましょう。時間不足によるあせりが原因かも知れませんし、寝不足などで集中力を欠いているのかも知れません。あるいは、簡単な問題だと甘く見たのかも知れません。そのうっかりがなぜ発生したかをお子さんと確認してください。
対策①:時間不足が原因とすれば、時間配分をどうすればよいかを考えることです。例えば、算数の最後の方の問題は難問であることが多いので、少しやってできなければ残りは見直し時間にあてる、などです。また、スピードアップを図るためにどうしたらいいか、という方向性もあります。
対策②:寝不足の場合はねてください。笑
対策③:問題を甘く見たような場合は、簡単な問題の重要性を説く、という感じですかね。要するに、簡単な問題は、落とすと他の受験者との差が大きくついてしまう問題なのです。難問はできる受験者が少ないので、できなくても差はつきませんが、簡単な問題こそ落とすと大打撃なのです。簡単な問題でミスをすることの痛さを認識してもらうことです。
お子さんのケアレスミスの傾向を分析
ケアレスミスの原因は以上のとおりいろいろあるわけです。
次に分析です。ケアレスミスに悩まれている方は、お子さんの過去のテストにおけるケアレスミスの山があるわけですよね。これは貴重な資料です。笑
それらを見返して、ケアレスミスの原因毎に分けて、お子さんがどのタイプのケアレスミスをしやすいか分析してください。
まあ過去10回分くらいやればいいと思います。
そうすると、お子さんのケアレスミスの傾向が見えてきます。それに応じた対策を施してあげて下さい。また、その分析によって、お子さんも自覚が持てるのです。自分はこのタイプのミスが多いから気を付けよう、と思えれば、ミスが減る可能性はあります。
また、算数に関しては、お子さんのケアレスミスが発生しやすい分野があると思います。一般的には、規則性、場合の数、求積問題あたりがミスが多いと思いますが、お子さんによって分野による傾向があるかも知れません。それが明らかになれば、お子さんも自分はこの分野の問題はミスしやすいから気を付けよう、と認識でき、テストの時もより注意深くなるでしょう。
息子はひところ3.14を使う求積問題をひたすらミスってましたが、それを認識させたら慎重に計算するようになったのかそのようなミスは激減しました。
説得力?
というわけで、息子のケアレスミスを撲滅することができなかった私が何を言っても説得力がないのですが、多少は効果があったのかも知れません。もしこれをやらなければ、それ以上のミスが発生して中学受験も成功できなかったかもしれませんしね。
というわけで、もしよろしければダメもとで試してみて下さい。
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