小学校の行事
6年生はついに9月を迎え、いよいよ中学受験も佳境ですね。
この時期は一心不乱に受験勉強!
他のことに係わっている暇はない!
といきたいところですが、そうは問屋が卸しません。
小学校の行事というものがあります。
しかも2学期は行事シーズンですよね。
私の基本的な考え方は、まだ息子の受験前に以下の記事に書きました。
小学校の行事ラッシュと志望校 | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)
基本的に中学受験より行事優先の考え方です。
各家庭いろいろな考えがあると思いますが、無視してはいけないのはお子さんの気持ちですね。
学校行事の負担
これは通われている小学校によると思います。だいたい秋に予定されるのは以下のようなものでしょう。
運動会
学芸会
展覧会
修学旅行
修学旅行を除き、これらの活動が学校の授業時間内で完結するのであれば問題ありません。
しかし、運動会や学芸会なら朝練や放課後練習、展覧会も場合によっては居残り作業などが発生したりします。担当の委員などになっていれば、特に負担は増すでしょう。
また、修学旅行も当然何日かは勉強時間がゼロになります。
保護者の本音
中学受験をする6年生の保護者の本音を言えば、大事な時期だしそんなに負担かけないでくれ、でしょう。
朝練があると朝の勉強スケジュールが狂いますし、放課後練習も場合によっては塾に遅刻しなければならいかも知れません。そうでなくても勉強時間は削られます。
修学旅行なども、2日や3日まったく勉強できない期間が発生します。
学校・塾・家庭学習・食事・睡眠でほぼ時間が埋まるこの時期に、それはちょっと避けて欲しいわけです。
小学校の授業をサボらせるのは抵抗はあるけど、課外活動的な行事の練習などはサボらせてしまおう、という気持ちになることもありえますよね。
やはり学校行事は大切
ただ、きれい事を言うようですが、私は学校行事の大切さというものを強調したいです。
学校行事に向けた活動をサボらせてしまうと、勉強だけできればいい、いい学校にさえ入れればいい、という価値観を助長することになります。
その考え方は危険です。自分勝手な人間になってしまう可能性が出てきます。
学校行事というものは児童生徒が教師と作り上げるもので、社会生活を営む上での準備を兼ねていると思います。それを「自分はやることがあるからパス」という考え方を持ってしまうようになるのは、将来の子どもの社会性・協調性を考えた上でも問題だと思うのです。
例えば社会人になり、あるプロジェクトチームに入ったとして、「自分資格試験の勉強があるんで毎朝のプロジェクトミーティング出られません」なんてありえますでしょうか?速攻でプロジェクトから外されますし、あいつは責任感のないやつだ、ということになって、以降は重要な役割やプロジェクトの話なんてこなくなります。
もちろん必要もなく朝練したり放課後残したりというのであればそれは別の話になりますが、学校行事の準備や参加というのはそのような将来における社会性・協調性を高める意味でも大切だと思うのです。
子どもの気持ち
さらに言えば、大切なのはお子さんの気持ちです。
まあこの時期になってくると、学校行事よりも中学受験の勉強の方が気になっているお子さんの方が多いかもしれません。
ただ、お子さんが行事をがんばりたい、参加したい、という気持ちがあるのであれば、無理に保護者がサボらせるようなことはあってはならないと思います。
学校行事に向けた活動は、やはり一体感を生みやすいですし、特別なものですので、子どもの心にずっと残ります。皆さんも小学校の行事の思い出はかなり深く刻まれていませんでしょうか?お子さんからそれを奪うのは避けて欲しいのです。
子どもが行事に前向きなのにサボって勉強させたとして、身が入るでしょうか?気もそぞろになって集中できないだけだと思います。
また、入試結果というのはどうしても水物となってしまう部分があります。行事をサボったとして、必ず合格できるとは限りません。行事をサボらせた上に志望校に不合格になった時、お子さんはどのように思うでしょう?私は良い影響があるとは思いません。
子どもがサボりたいという時
逆にお子さんが勉強のためサボりたい、と言い出した時の対応はどうすればいいでしょうか?
渡りに船、ということでどんどんサボらせていいのでしょうか?
私としては、まずは学校行事というものの大切さを説くと思います。
また、志望している中学でも学校行事はたくさんあるわけです。特に進学校では、勉強そっちのけで学校行事三昧のところも多くあります。
そのような学校に入学するために、今ある行事をサボるというのは本末転倒だ、といいますかね。
まあ、このあたりは子どもとの話合いですね。ただ、決してサボることを推奨するようなことは避けて頂きたいところです。
1月に挽回可能
また、6年秋はSSも始まり、模試も目白押し、過去問もやらなきゃならないで急がしいですよね。
そんな中で学校行事だなんだってなると、余裕が持てなくなるのは分かります。
しかし、実は秋に多少遅れたとしても、1月に挽回可能なのです。
1月は過去問がほぼ終わり、模試も基本的にはなく、塾の授業も総復習的なものなので負担は大きくありません。学校もインフルエンザ対策的な意味あいで、2月1日の1-2週間前から休ませることが多いでしょう。
そうすると時間が結構あるんですよ。1月入試をたくさん入れたりしない限りは、むしろ手持ち無沙汰になるようなことまであります(まあ無理矢理やることをひねり出しましたが)。
なので、仮に6年秋に学校行事で多少遅れが出たとしても、1月に挽回可能です。子どもの行事への前向きな気持ちや思い出を奪う必要はないのです。
まとめ
という訳で、私の個人的な見解ですが、6年秋でも学校行事はちゃんと参加しよう、勉強が少し遅れても1月に挽回できます、という話でした。
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我が家の中学受験総括記事はこちらです↓
中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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↓以下は主に6年生向けのオススメ問題集に関する記事です。
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