女子・共学難関校サピックス結果偏差値
気が早い話ですが、2027年組の姪の中学受験のアドバイスのオファーを受けるかもしれないということで、今までほぼ何も知らなかった女子の中学受験について研究していきたいと思っています。
↓オファーの背景
姪の中学受験に関するオファー~2027年組への参加~ | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)
まず手始めに、今日から何回かに分けてサピックスの結果偏差値をもとに、女子難関校・共学校の受験の特性を見ていきたいと考えています。
ひとまず入手できるデータから、サピックスの結果偏差値について見ていきたいと思います。
今日は2月1日校です。
女子の2月1日入試の結果偏差値
3年生の姪の成績がどうなるかはまだ全然わかりませんが、まだ夢を見ていられる学年ですので(笑)、難関校だけでみていきます。
2月1日校からは、桜蔭、JG、渋渋①の結果偏差値の3年推移をみてみましょう。
桜蔭 | 50% | 80% | 90% |
2021 | 59 | 62 | 63 |
2022 | 55 | 62 | 64 |
2023 | 57 | 62 | 62 |
JG | 50% | 80% | 90% |
2021 | 57 | 60 | 61 |
2022 | 59 | 62 | 64 |
2023 | 56 | 58 | 60 |
渋渋①女 | 50% | 80% | 90% |
2021 | 58 | 62 | 64 |
2022 | 60 | 63 | 64 |
2023 | 60 | 62 | 65 |
これらはサピックスの入試結果データから抽出しています。
結果偏差値なので、例えば50%偏差値は、実際にその偏差値の受験生が受験して五分五分の結果だった、ということです。
90%偏差値は、不合格者もごく一部いるけど、その偏差値より上になるとほぼ100%合格というイメージですね。なお、90%偏差値については公式に発表されているものではなく、私がグラフをみてこのくらいかなと決めたものなので、ご了解下さい。
分析
・こうしてみると、50%偏差値というのは年に応じてかなり変化しています。桜蔭は55~59まで変動していますし、JGも56~59まで変動しています。渋渋①は58-60とぶれが小さいです。これは入試倍率の影響と考えられます。今年の例でいくと、桜蔭の実質倍率は2.1倍、JGが2.3倍に対して、渋渋①女子は4.7倍もあるのです。倍率が高い方が当日の運不運による紛れが少なくなりますので、特に50%偏差値の変動が少なくなります。
・また実質倍率が低い場合、その年の受験生の母集団のレベルの影響も強く受けるのではないでしょうか。例えば、特に2022年のJGは例年に比べてかなり激戦だったようです。今年は2021年と同等に戻っているようなので、JGは年度による変動がかなりありそうです。偏差値表にはなかなか出てこないものなので、受験学年になったら、受験者全体の動向をきちんと確認する必要がありますね。これは2月1日は開成に収束する男子最難関受験ではあまり気にしたことがないポイントでした。女子の2月1日は偏差値が似通っている学校が並んでいるので、その年の人気度によって受験生母集団のレベルが変動してくるのではないかと推測します。
・どの学校も盤石、と言えるような偏差値は65以上ということになります。もちろん渋幕や慶應中等部も今後確認していきますが、女子でサピックス偏差値が65以上あれば、2月1日入試に関してはまず安泰といえそうです。まあサピックスで65以上というのはやはり難しいんですが、男子の開成・筑駒を盤石にするためにはS70必要というよりはハードルが下がります。これは私にとっては朗報です。正直息子の時はかなりやってましたから、あれを繰り返す必要はなさそう、というのはいいですね。
・50%偏差値に目を向けると、桜蔭であれば年によってはS55でも50%ですし、JGもS56で50%です。渋渋①の50%偏差値が低くても58であることを考えると、サピックス偏差値50台半ばくらいであれば、渋渋①よりも桜蔭・JGを受験した方が合格可能性が高くなります。しかし、サピックス偏差値が50台半ばくらいでも50%の合格可能性があるというのは、サピックスのレベルの高さを物語っていますね。
まとめ
まず桜蔭・JG・渋渋①を目指す場合、サピックスでどの程度の成績を取ればいいかを確認できました。
盤石レベル:65以上
渋渋を目指せるレベル:58以上
桜蔭・JGを目指せるレベル:55以上
ということになります。
また、特に桜蔭・JGは年によって母集団のレベルがかなり変化しそうなので、受験学年になったら受験者動向を模試などできちんと把握する必要がある、ということがわかりました。
まあ2027年までは時間があるので、もちろん変動はあるでしょう。
次回は2月1日以外の学校を見てみたいと思います。
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中学受験総括⑥-6年開始から夏休み前まで(1週間スケジュール)
中学受験総括⑫-6年9月から12月(必須の模試と他塾模試の必要性)
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