ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!

観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。


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イタリア映画祭、7作目は、「家の主たち」を観ました。


ストーリーは、

タイル張り職人のコジモとエリアの兄弟は、ローマからアペニン山脈の小さな村にやって来る。有名だった歌手の家のバルコニーのタイルを張り替えるためだ。重病の妻のために歌手は引退したと言うが、二人の仲はそうは見えない。村にも不穏な空気が漂っていて、次第に住民と外部からの兄弟の間で緊張が高まっていく。兄弟役はヴァレリオ・マスタンドレアとエリオ・ジェルマーノで、ベテラン歌手のジャンニ・モランディが歌を披露する。ロカルノ国際映画祭コンペ部門出品。

というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-家の主

この作品、ヒューマンドラマだけど、ホラーと言っても過言ではないと思ってしまいました。すごい内容で、日本という島国に居ると、こういう縄張りを守るという気持ちが、とっても良く解かるのではないかと思いました。いやぁ、この映画、面白かったなぁ。


まず、最初に、小さな村の村長の息子が、自然保護区域でオオカミを撃ち殺してしまいます。これが、この映画を象徴しているのですが、自分に向かってくる者は、何であっても倒してしまう。たとえ、保護動物であっても、容赦が無い。それは、大きな社会のルールには従わず、自分の中だけのルールで対応してしまう。あってはならない事だけど、その地域では、それが通ってしまうという恐ろしいルールです。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-家の主

そんなルールで生きている村人たちの中に入ってきた、タイル職人の兄弟は、ローマから村に来たよそ者で、村の住民は、よそ者にはとても冷たいんです。自分たちだけの村だと思っているので、よそ者を受け入れるという体制が無いんですね。でも、村に済む有名な歌手の家の工事ということで、よそよそしくも、一応、キチンとした対応をしている村人たちなのですが、村長の息子だけは、村の中で逆らう者は居ないと思っているので、よそ者に対しても、横暴な態度を取ります。


もう一つは、有名な歌手ファウストと妻の関係。ファウストは、妻のモイラを本当は愛しているとは思うのですが、どうも上手く行っていないように見えます。モイラはパーキンソン病なのかな、身体がほとんど動かなくなってきているんですね。ファウストは、愛しているんだけど、どんどん動かなくなり、介護が無くては生きられないような状態が酷くなっていく妻を、段々と、見ているのが辛くなってきたのだと思います。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-家の主

そして、モイラの方も、夫が自分の事を愛しているけど、迷惑に思ってきているというのを感じて、自分でも、死にたいと思っていたのではないかと思います。薬を飲まないんですよ。この二人の関係も、どんどん悲劇に向かっていきます。いやぁ、これは、介護でノイローゼになっていく人の気持を表しているような気がしました。たとえ、自分で面倒を見ていなくても、愛していた時の妻とは、どんどん変わってしまって、見ていられなくなるのって、すごく解かるんですよね。愛していれば愛しているほど、見ているのが辛い。


そんな二つのお話を軸に、話は、どんどん酷い方向に向かっていきます。それは、静かに、恐ろしいほど美しい自然の中で、誰もが狂って行く姿は、本当に凄かったです。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-家の主

歌手のファイストには、イタリアですごく有名なポップス歌手だったそうです。昔は、イケメン歌手として大人気で、今でも、ある程度の年齢の方は、写真を持っているような、そんな感じなのかな。日本で私の時代で言うと、近藤雅彦とか田原俊彦みたいな感じなのかしら。今は、年をとってしまって、お休みしているのかな。そんな彼が、すごい役を演じています。


そして、音楽にもこだわりがあり、出演している大御所歌手の昔の曲と新曲を使ったり、音楽を、「嫌われ松子の一生」を担当した日本在住のイタリア人音楽家がやっていたりして、ストーリーに合った感じを与えてくれて、迫ってくる感が良いんです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-家の主

この映画、私、超お薦めで、ぜひ、日本公開して欲しいんだけど、どうかなぁ。単館系だとは思うけど、この恐ろしさは、面白いと思うよぉ。ぜひ、公開を希望する1作です。
もし、観れる機会があったら、ぜひ観てくださいね。楽しんでください。カメ




イタリア映画祭 2013     http://www.asahi.com/italia/2013/




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イタリア映画祭、6作目は、「司令官とコウノトリ」を観ました。


ストーリーは、

男手一つで子育てする水道屋のレオだが、娘はネット上でトラブルに遭い、コウノトリに夢中の息子は学校をさぼりがち。貧苦にあえぐ芸術家のディアーナは家賃を滞納。仕事を辞めたアマンツィオは賃貸収入があるものの新しい生き方を模索中。『アガタと嵐』以来の久々のコメディーになるソルディーニは、懸命に生きる人々が織りなす人間模様を温かく描き、軽やかな群像劇に仕上げた。常連のアルバ・ロルヴァケルやジュゼッペ・バッティストンに加えて、ヴァレリオ・マスタンドレアが出演。
というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-コウノトリ

司令官というのは誰の事かと思ったら、何と、歴史上の人物で、銅像になって街中に置いてあるものが、秩序の無くなったイタリアを観て嘆いているんです。銅像になるほどの人物たちだから、○○将軍とか、指揮官とか、イタリアを立て直して、建国して来た方達なので、自分たちのイタリアが、秩序の無い、酷い状態になっていくのが許せないんです。

レオは、娘と息子を一人で育てています。妻は、何年か前に水難事故で亡くなったみたいで、たまに、レオの前に現れては、アドバイスをしてくれるんですけど、でも、子供たちは、どんどん奔放になっていき、手に負えなくなってきている。夫婦揃っていても大変なんだから、一人だったら、本当に大変ですよね。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-コウノトリ

息子のエリアは、ちょっと天才っぽいんですね。だから、学校でも浮いてしまって、馴染めないんです。そして、ちょっと引きこもりぎみなんです。でも、空地にくるコウノトリだけは、エリアの友達。コウノトリなのに、エリアの笛の音を聞くと、寄って来るんですよ。他の人が居ると、遠巻きにして見ているの。その距離が、なんとも、イイんだよなぁ。このコウノトリとの関係が、後々、色々な人を繋げていきます。

娘のマッダレーナは、今どきの高校生で、男と遊びまくり、ある日、エッチな動画をYouTubeにアップされてしまいます。恥ずかしさで、外にも出れなくなるマッダレーナ。父親のレオは、娘を助ける為、弁護士に対応を頼みに行くのだが、そこで、料金の交換条件として、不動産の裏取引の片棒を担がされることになるんです。この展開も、超面白くて、イタリアでも、不動産取引って、そういう規制みたいのがあるんだとか、色々わかって、それも面白かったな。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-コウノトリ

その他に、面白いキャラクターが何人も出てきて、ちょっおt群像劇っぽい感じもありますが、誰もが個性一杯で、とっても良いんです。アマンツィオは、働くのがイヤで、自分の大きなマンションを貸して、自分は安い賃貸に済んでいます。そして、社会秩序が乱れていることを問題視していて、格言をいつも言っています。芸術家のディアーナは、芸術が認められず、仕方なく壁画の受注などで食いつないでいます。彼女は、とっても要領が悪くて、いつも貧乏くじを引いているような感じなんです。その他、悪徳弁護士や、詐欺師まがいの金持ち、どれも個性的でしょ。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-コウノトリ

この映画、家族の温かさを再確認させてくれるし、やっぱり、生きていくには、曲げてはイケない事もたくさんあって、やっぱり、イタリア人、頑張ろうよっていう感じが出ていて、本当に面白かったです。これ、日本公開して欲しいなぁ。なんか、コウノトリも、不思議で楽しかったです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-コウノトリ

ぜひ、公開して欲しい映画なんだけど、もし、DVDになってしまったら、借りて観てみてくださいね。楽しめると思いますよ。ぜひ、楽しんでくださいね。カメ





イタリア映画祭 2013     http://www.asahi.com/italia/2013/




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イタリア映画祭、5作目は、「それは息子だった」を観ました。


ストーリーは、
ベロッキオやトッレの作品で撮影監督としても活躍するチプリのブラックテーストな悲喜劇。パレルモ郊外に暮らす6人家族のチラウロ家は、主人が廃船の鉄屑を売ることでなんとか生計を立てていた。ある日、マフィアの抗争中に流れ弾が娘を襲う。悲嘆にくれる家族は娘の死が金銭的に賠償されることを知り、その申請をする。しかし、それが更なる悲劇の始まりだった。父親役のトニ・セルヴィッロの怪演ぶりは圧巻。ヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞と撮影賞を受賞
というお話です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-息子

ハッキリ言うと、この映画に出てくるような家族って、人間と言えるのかしら。そこに愛があると言えるのか。私は、この家族は、プライドも何も無く、愛も無く、生きている価値が無いのではないかと思ってしまいました。生きている意味が無い、無駄ですよ。他の人間にぶら下がって、栄養を吸って生きている、蚊のような人間たち。まるで、生活保護を受けている人間たちのようです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-息子

この原作は、実際にあった事件を描いているそうで、こんなことが本当にまかり通ってしまう社会って、どういう社会なんだろうって思いました。だって、娘が死んで、お金がもらえると解かると、そのお金を当にして、どんどんお金を使っちゃって、借金を重ねるんです。どうしてあればあるだけ使ってしまうんだろう。貯蓄とかいう考えは無いのかよって思いました。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-息子

それに、娘が死んで、その賠償金でしょ。まずは、死んだ娘の為に使ってあげて、余ったら、生活に使うべきじゃないの?そのお金を全部使って、趣味の車を買うって、どーよ。車なんて、必要無いでしょ。そんなに生活が困窮しているのに、なんで車を買うんだよっ!私が、その家族の一員だったら、すぐに、そのお金を貯蓄して、毎月、一定の金額しか下ろせないように設定しちゃうんだけどな。(笑)


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-息子

そんな家族に、この後、もっと衝撃的な事件が起こります。それは、やっぱり言えないけど、この最後の事件を見ると、本当に、この家族、イッちゃってるなって思うと思います。本当に、酷いです。人間としての、秩序とか尊厳とか、そういう基本的なものが、すべて賭けてしまっているような家族の姿に、驚くことになると思いますよ。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-息子

この映画、私は、面白いというより、衝撃でした。あまりの酷さにイライラしてしまいました。どうして、ちゃんと出来ないのっ!!て思ってしまう。映画としては、コメディっぽく描いている場所もあるんですけど、根本に暗いものが漂っていて、良い作品なのだと思います。

もし、観る機会があったら、観てみてくださいね。カメ




イタリア映画祭 2013     http://www.asahi.com/italia/2013/




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