イタリア映画祭、4作目は、「天国は満席」を観ました。
ストーリーは、
『イタリア的、恋愛マニュアル』などで俳優としてもおなじみのヴェルドーネが監督・主演した、中年男3人をめぐるコメディー。レコード店経営のウリッセ、芸能リポーターのフルヴィオ、不動産会社の営業職のドメニコはみな離婚によって経済的に厳しい状況に陥り、住まいにも事欠く始末。たまたま知り合った3人は、一人では家賃を払えないので、アパートで共同生活を始めることに。中年男たちが離ればなれのわが子や新しい恋のために奔走し、時には空回りする姿は笑いを誘い、愛くるしくもある。
というお話です。
うう~ん。男の人って、どうして中年になると、女の尻を追っかけることしか頭に無くなるのかなぁ。この映画でも、本当に、女性の後ばかり追いかけていて、もっとやることがあるだろうってツッコミを入れたくなりましたが、これが現実なのかしら。でも、言っておくけど、オッサンたちが思っているほど、女性は、オッサンの事が目に入っていません。入っていないというか、眼中に無いというべきかな。もちろん、オバサンも男性の眼中に入っていないという事も、納得済みですよ。(笑)
何故か、3人が3人とも、妻に捨てられ、お金が無くて、もー、その年で何やってんのって感じで、かわいそうとは思うんだけど、笑ってしまうんですよ。だって、普通、こんなイイ年だったら、家庭を持っているか、独身でも、悠々自適に暮らしているはずでしょ。もー、もし、友達にこんなオッサンたちが居たら、縁切るわっ!!

そんな3人が、家賃を抑える為に一緒に住み始め、なんとなく、協力しあいながら、新しい道を探していくお話なんです。ウリッセという音楽プロデューサーは、妻とした女性を歌手として売り出そうとして失敗し身を滅ぼし、フルヴィオという一流記者は、不倫の末、芸能記者まで身を落とし、ドメニコという不動産屋は、ギャンブルと女遊びで破産寸前。これを聞くと、ハッキリ言って、クズ?って感じですけど、3人とも、根はとっても良い人で、子供を大切に思っていたりするんです。
色々な問題を抱えながらも、どん底で、自分と向き合い、希望の光を見つけていくというお話です。これ、楽しいコメディで、あんまり内容はありません。とっても楽しくて、軽く観れるイタリア映画なのですが、ちょっと私には、軽すぎて、物足りない感じがしました。
内容が、あまり無いので、感想も書きようがありません。ゴメンナサイね。
イタリア映画祭 2013 http://www.asahi.com/italia/2013/