「L.A.ギャングストーリー」 そりゃ、警察だってガマン出来なくなる事もあるよねぇ。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、ツイッターの映画つぶやきサイト、”coco”さんの、会員試写会で、「L.A.ギャングストーリー」を観てきました。


ストーリーは、

1949年ロサンゼルス、ギャング王ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)はドラッグや銃器売買、売春などで得た金で街を牛耳っていた。警察や政治家も意のままに操るコーエンに誰も歯向かえずにいたが、街の平和を取り戻すべく6人の男たちが立ち上がる。ロサンゼルス市警のジョン・オマラ(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ(ライアン・ゴズリング)らのチームは、身分を隠し闇社会に戦いを挑んでいく。

というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

とにかく、男臭い映画でした。骨太で、とっても見応えのある作品です。ただ、1979年のロサンゼルスでの実話を基に作られているので、現代のアクションギャング映画と比べてしまうと、進み方が遅くて、ちょっと、途中、眠くなるところがあるかも知れません。


だって、そんな昔ですから、携帯電話も無い、盗聴したくても小型の盗聴器なんて無い、盗撮も出来ない、録画も出来ない、照準もレーザーで出来ないし、とにかく、アナログなのよ。何をやるにも、時間がかかるんです。だって、顔を見せたまま襲撃しているんだから、似顔絵でも描かれたら、直ぐに犯人がわかっちゃうと思うでしょ。でも、そうやって人物を特定するっていう考え方が生まれていないから、なんとなく、感で犯人を捜すっていう感じで、観ていて、どうして気がつかないのよぉって、ちょっとイライラしちゃった。(笑)


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

そのアナログさが人を惨酷にさせて、それを見た人々に恐怖を与えて、ミッキー・コーエンというギャングのボスを作り上げてしまうんです。彼がとんでもなく強い訳ではなく、その恐怖が、彼をキングに押上げてしまったのだと思いました。そして、キングになってしまったミッキーは、恐いのもなど何も無く、好き勝手にロサンジェルスを牛耳り、多額の富を手に入れていました。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

そんなミッキーに鼻を押さえられて、手も足も出なかった警察が、しびれを切らせて、ギャングに対抗する闇の軍団(古!)を作り上げ、対立させて行きます。選りすぐりの戦士を集めて、民間人に被害が及ばないようにしつつ、ギャングを襲撃し、追い詰めていきます。結構、ジリジリと追い詰めていくので、追い詰められるミッキーたちが、ちょっとかわいそうに見えました。(笑)


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

ミッキーとオマラたちの銃撃戦は、スゴかったですよ。この映画は、銃撃戦が見どころと言って良いでしょう。ドキドキ、ハラハラのすごいものでした。銃の名手で、役名を忘れちゃったけどロバート・パトリックが出演しているんです。彼が、あまりにもステキなオジ様になっていて、もっともっと映画に出て欲しいと思ってしまいました。ターミネーター2の時のT-1000(液体ターミネーター)を演じていた人です。いやぁ、ステキな年の取り方をされていて、憧れですね。もちろん、ライアンもジョシュもステキでしたよ。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

ミッキーを演じているショーン・ペン。やっぱり、上手いですねぇ。本当に恐ろしいギャングのボスを演じていて、血も涙も無い男でした。本当に、こんな人がハリウッドに蔓延っていたのかと思うと、恐ろしいです。もし、警察が勝っていなかったら、どうなっていたんだろう。今でさえ、色々な裏があるのだろうと思うけど、それ以上に、全てのお金が、このギャングに渡っていて、下手をしたら、アメリカ全土を操っていたかも知れない。本当に恐ろしいです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-LAギャング

実在の人物と事件を基に作られたこの映画、レトロな感じで、激しい戦いを描いていて、とても楽しめる作品に出来上がっていると思います。ただし、レトロなギャングストーリーというか、西部劇のようなスピードが苦手な方には、あまり向いていないかも知れません。ちょっとアナログなアメリカの話が好きな方には、ピッタリで、楽しめると思いますよ。

ぜひ、楽しんできて下さい。カメ



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