*特別機動捜査隊 【DVD】~自身が採録してほしい作品(1) 

に続きまして

 

実見した【第4回再放送】で採録してほしい作品

と、その理由づけを、捜査班別での分類で書いてみようと思います。

例により、あくまで【第4回再放送】となるので、三船班全話の一部、矢崎班・日高班全話、からのよりぬきとなります(順列は、矢崎班・日高班・三船班とします)。自分が挙げたいくつかでも、これから連続発売されていく(予定の?)セレクションに採録されればなと思っています。

 

ただ、amazonでVol.1のDVDパッケージが立石班メンバーであることが明らかになりました。このままでいくと、藤島班・三船班・高倉班・矢崎班・日高班の順になり、Vol.6あたりでセレクション終了になってしまうのかという危惧も。。。

それですと、特捜隊より放送年数が短い特捜最前線が、Vol.10までセレクション発売されたのと差がついてしまい残念な気がします。杞憂に終わってくれればいいのですが。。。

 

なお、かつて各捜査班別に考察した作品評価と異なるところもありますが、「DVD採録という見地」などがあるため、その点ご容赦ください。

 

 

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【矢崎班関連】 矢崎主任=亀石征一郎

 

(1) #654 矢崎班 緊急出動せよ (本放送・1974年5月15日)

・アクション路線を宣言した、矢崎班初登場回。【第2回再放送】の特別機動捜査隊(第433回)全員救出せよ のリメイクとの指摘がありますが、当方未見であるため両作の出来如何。

 

(2) #664 女の罠 (本放送・1974年7月24日)

・矢崎班流の、特捜隊伝統の3S作品。矛盾点はあるものの、若林幹監督の特捜隊最終作品に相応しい、ラスト奥多摩山中まで引っ張る勢いと、あっと驚く結末は見どころがあります。

 

(3) #675 疑惑の夜 (本放送・1974年10月9日)

・矢崎班の3S作品に、矢崎主任・谷山部長刑事(和崎俊哉)の「情」の部分をも加えた佳作。特捜隊後期、好不調の波が激しい龍伸之介監督に復調の兆しが見えた作品でもあります。

 

(4) #679 渇いた道 (本放送・1974年11月6日)

・「前半飛ばしの、後半バタバタ」で有りながらも、谷山部長刑事活躍譚であり、悪役・脇役が定番の守屋俊志を前面に押し出した北村秀敏監督の器用さもあり、抜擢しました。

 

(5) #683 拝啓沖田総司さま (本放送・1974年12月4日)

・「偶像破壊」をテーマに、今までの特捜隊には無いライトタッチの人間ドラマに仕上げた、島崎喜美男監督の特捜隊初演出作品。時代劇、新選組に興味ある方は興味がわくでしょう。

 

(6) #686 陽のあたらない坂道 (本放送・1974年12月25日)

#675 疑惑の夜 に続く、龍伸之介監督の復調著しい作品。エラリー・クイーン原作「Yの悲劇」をモチーフに、富山真沙子好演を得て、特捜隊・立石班を思い起こすオーソドックスな佳作。

 

(7) #712 七年目の報酬 (本放送・1975年7月2日)

・予告篇の「そして、若い男が殺害された!」の箇所は割愛されているものの、中弛みも無くラストまで緊張感が持続する快作。急転直下でのエンディングには驚かされました。

 

(8) #718 呪われた人々 (本放送・1975年8月13日)

#610 恐るべき幽霊 に続く村田知栄子主演の怪談もの。矛盾箇所が目立ち、村田武雄の構成が、高桑信監督には荷が重かったか? 傑作になり損ね、佳作止まりなのが惜しい。

 

(9) #723 黄色い雨傘 (本放送・1975年9月17日)

・サッカーに関連した事件を通して、人間の非情さ・無責任さを描写。映像ではなく想像で恐怖を感じる、一種独特な作品であり、このモチーフは特捜最前線にも引き継がれます。

 

(10) #726 兄とその妹 (本放送・1975年10月8日)

・兄妹の因縁にまつわる犯罪譚を、田中秀夫監督が技巧を凝らして映像化した悲劇。序盤で頷けない場面もありますが、ジメジメとする内容ながらラストまで引っ張る演出は見事。

 

(11) #733 銭湯ブルース (本放送・1975年11月26日)

・古き良き昭和40年代に別れを告げるような、龍伸之介監督の特捜隊最終演出作品。藤本三重子の好演もあり、夢よりも現実を見つめ、未来へと歩むメッセージが見て取れます。

 

(12) #749 女ごころの謎 (本放送・1976年3月24日)

・小川記正ワールド全開とはいきませんが、昭和50年代から平成初期までのサスペンスドラマを先取りしたかの展開は悪くありません。矢崎主任の過去がさりげなく描かれるのもポイント。

 

(13) #768 悪女がいっぱい (本放送・1976年8月4日)

・「海外のサスペンスの巨匠を意識した作品づくり」で、山崎大助監督の次元軸交差の手法が生きた佳作。藤本三重子を喰った原田雅子(現・三田美枝子)の存在感は大きい。

 

(14) #801 浮気の報酬 (矢崎班最終話)【最終回】 (本放送・1977年3月30日)

・正直、出来が良いとは言い切れないのですが、特捜隊卒業式の様相、最終回としての島宇志夫ナレーションの歴史的価値をも考えると、採録からは外せません。

 

 

【日高班関連】 日高主任=葉山良二

 

(1) #757 霊柩車を撃て! (本放送・1976年5月19日)

・立石班へのオマージュが感じられる、日高主任初登場にしてスピード・サイエンス・シークレットの3S捜査篇。後に、特捜最前線・#216 レスポンスタイム 3分58秒! でリメイクされます。

 

(2) #765 ダイナマイトと ダリヤの花 (本放送・1976年7月14日)

・小川記正ワールドが全開、「刑事ドラマと人間ドラマの融合作品であり、まさに晩年の代表作というにふさわしい」出来でした。荒木一郎の音楽、鳥居恵子・菊地太の好演は見逃せない。

 

(3) #772 妻と愛人の メロディー (本放送・1976年9月8日)

・桜井浩子が#703 禁じられた詩(ウタ) に続いて、印象的な役柄を演じる。かつての#535 犯人は 三船刑事だ での「同じ顔」をテーマに、主要登場人物の三者三様は見どころがあります。

 

(4) #774 妻に捧げる協奏曲 (本放送・1976年9月22日)

・「人間の弱さ」を事件の側面から描いた、「傑作#623 ある夜の 出来ごと の姉妹篇」。個人的にも、思わず涙ぐみ、グリーグのピアノコンチェルト(協奏曲)も忘れがたい作品です。

 

(5) #779 むらさき小唄 雪之丞 (本放送・1976年10月27日)

・雪之丞変化を現代に置き換え、「問題解決を因果応報、自業自得の形」にしたスマートな脚色。#776 地獄舞 での脱力感ある天野利彦監督とは思えないほどの復調がうかがえます。

 

(6) #781 純愛の女 (本放送・1976年11月10日)

・外国映画の影響を思わせ、映像描写に重点を置いた瀬川淑監督が、小川記正脚本と初めての組合せ。#463 黒い遺言状 での吉川一義監督の演出を彷彿とさせる作品でもあります。

 

(7) #792 情念の女 (本放送・1977年1月26日)

・三船班#525 ポルノイン東京 女人百景 のリメイクで、小川記正脚本を、吉川一義、伊賀山正光の両監督がどう演出しているか。。。両作とも採録して、対比してほしいと考えます。

 

(8) #796 夕陽の波止場 (本放送・1977年2月23日)

・佐々木武観脚本、伊賀山正光監督のコンビ最終作で、今までで最高の出来。2つのストーリーをスナックで融合、さらに新しく展開させたり見どころ充分。藤本三重子の存在感も大きい。

 

(9) #799 娘の思春期 (日高班最終話) (本放送・1977年3月16日)

・日高班最終話にして、特捜隊長年の功労も考慮した、関根部長刑事(伊沢一郎)活躍譚。ふたつの家庭の世界を行き来する関根を通じて、娘を持つ父親の内面を描いた古典的佳作。

 

 

【三船班関連】 三船主任=青木義朗

 

(1) #651 姿なき脅迫者 (本放送・1974年4月24日)

・オーソドックスな誘拐捜査をコンパクトにまとめ、真相を追及する三船班を描く軽いタッチの作品。辻褄が合わないところは有りながらも、ラストまで興趣を継続させています。

 

(2) #652 壁の中に消えた女 (本放送・1974年5月1日)

・山崎大助監督が大きく一変したばかりでなく、【第4回再放送】では成長ぶりを見せつけた嚆矢たるべき作品。事件への飽くなき執念をみせる三船主任の描写も、印象深いものでした。

 

(3) #661 ある女刑事の逆襲 (本放送・1974年7月3日)

・木塚刑事(藤山律子)初登場回にして、約2年後に日高班メンバーとなることもあり、興味津々に観賞できる作品。三船主任が一人前の刑事として認めるなど、時代を感じさせます。

 

(4) #672 俺の殺した女 (本放送・1974年9月18日)

・東京→鳥取に至る事件の展開が整理整頓されており、伏線の仕掛けも上々な山崎大助監督作品。三原葉子が、#521 ある 沖縄の女 以来、約3年ぶりに特捜隊に出演しています。

 

(5) #676 母の湖 (本放送・1974年10月16日)

・三船主任のキャラに首を傾げることもありますが、東京→青森へと駆け抜ける展開のスマートさ、題名の深い意味を考えさせられる構成の妙もあり抜擢しました。

 

(6) #681 襲われた夜 (本放送・1974年11月20日)

・佳作に至るか難しい内容ですが、「特捜隊の陥りやすい粗」という意味では採録してほしい作品です。脚色と演出とのバランスが崩れるなかでも、何とか成立させた部類と考えます。

 

(7) #685 暗黒街ひとりぼっち (本放送・1974年12月18日)

・開始約31分後半の特捜隊本部場面までは見どころ充分の作品ですが、後半はまとまりがつきません。ただ山崎大助監督が、小川記正と初顔合わせの割には非凡さを感じさせます。

 

(8) #691 三船刑事死す (本放送・1975年2月5日)

・三船班のほぼ全員のほか、応援の木塚にも見せ場を与える三船主任潜入捜査譚。三村道治助監督(後の三ツ村鐵治監督)の演出と思われるタッチが、かなり見受けられます。

 

(9) #694 ある絶望の女 (本放送・1975年2月26日)

・松木部長刑事(早川雄三)活躍譚。粗は有るものの、事件の影にもうひとつの仕掛けを施し、北海道まで見せ場を引っ張るなど、鈴木敏郎監督の1作集中演出がうかがえます。

 

(10) #695 現代母親教育論 (本放送・1975年2月26日)

・好き嫌いは有りますが、脚本・監督は違えど後の秀作#704 人妻の虚像 と対をなす作品。福田公子の力演のほか、田中秀夫監督の【第3回再放送】と異なりつつある世界観を感じます。

 

(11) #697 輝く裸婦の画像 (本放送・1975年3月19日)

・犯人追及譚としてなかなか面白く出来た作品で、誰が犯人であってもおかしくないストーリーとして完成度が高い。1980年改正相続法以前の作品で、旧法を知っておけば尚良いでしょう。

 

(12) #699 春の色 泥棒伝 (本放送・1975年4月2日)

・木塚刑事活躍譚であるとともに、後に日高主任を演じる葉山良二が洒落っ気のある紳士を演じた、当時のフランスコメディー犯罪映画を思い起こす内容。

 

(13) #704 人妻の虚像 (本放送・1975年5月7日)

・刑事コロンボ風構成が、特捜隊に上手く当てはまった作品。「二面性」に重きを置いた展開で、後の特捜最前線で天野利彦監督が得意とするカメラワークの片鱗もうかがえます。

 

(14) #705 ドキュメント追跡 (本放送・1975年5月14日)

・事件よりも、犯人追跡をテーマに三船班の一日を描いた、石原刑事(吉田豊明)活躍譚。60分枠ながら、視聴していての緊張感の持続に成功、三船班絶頂期の一作です。

 

(15) #707 蒼い殺意 (本放送・1975年5月28日)

・結婚式を境に、新郎新婦の隠していた事柄が事件の発端となる古典的ストーリーを、回想場面の効果的多用で面白く仕上げました。三村道治助監督らしい演出技巧が見られます。

 

(16) #709 華麗なる殺人計画 (本放送・1975年6月11日)

・佐々木武観脚本、高桑信監督の組合せでは良い印象は無いですが、唯一「意外性のある展開に重点を置いた」点は着目出来ます。山口暁はレギュラーやゲストを繰り返す稀有な存在。

 

(17) #716 紬を着た女 (本放送・1975年7月30日)

・東京で起こった事件が、15年前関根が所轄署時代に当たった事件との因縁を呼び、「大島紬」を求め徳之島まで舞台が広がる作品。村田知栄子の控えめな存在が奏功しています。

 

(18) #721 続・刑事はつらいよ (本放送・1975年9月3日)

・犯罪に巻き込まれた石原の運命やいかに、を描いた石原刑事活躍譚であり、三船班・矢崎班の合同捜査篇。当作が露払いとなり、#725 拳銃 での両捜査班アクション篇に繋がります。

 

(19) #725 拳銃 (本放送・1975年10月1日)

・犯罪に巻き込まれた石原、三船主任、矢崎主任の捜査方針の対立、事件の真相を小気味良く展開させた、吉川一義特捜隊最終監督作品。時間の壁で傑作になり損ねたのが惜しい。

 

(20) #728 女と祭 (本放送・1975年10月22日)

・予告篇で台無しにされたものの、天野利彦監督が心理的トリックを上手く描写、ラスト三船主任の希望を持たせる台詞を、敢えて映像で皮肉な未来を想起させるストーリーは逸品です。

 

(21) #734 絶望を越えて (本放送・1975年12月3日)

・現代の高齢化社会を予期していたかのような、西沢治の題材選択、高品格の控えめな演技も奏功、現実に直面する三船主任の苦悩も描かれ、興趣魅かれる作品です。

 

(22) #736 ガラスの橋 (本放送・1975年12月17日)

・「刑事ドラマと学園ドラマを融合させようとした、野心的な作品」で、昭和橋のクライマックス場面は印象的。ただ教師たるべき行動を三船主任に求めたのが、佳作にとどまった要因かも。

 

(24) #741 海女と真珠の詩 (本放送・1976年1月28日)

(24) #748 ミミズを飼う女 (本放送・1976年3月17日)

・三重県ロケですが、ゲストの豪華さも加え、2作とも特捜隊の伝統的手法を守りながら勢いよくストーリーが展開。後年の土曜ワイド劇場風の雰囲気も味わえ、新旧刑事ドラマの良いとこどりが感じられます。協賛無しというのも、縛られず伸び伸び撮影できた証でしょう。

 

(25) #744 地獄を見た (本放送・1976年2月18日)

・本放送の約2週間前に、ロッキード事件が報道されたこともあり、「黒い霧」「リアルさ」を感じさせる作品。旭丘光志脚本、島崎喜美男監督の組合せだから描けたともいえそうです。

 

(26) #762 若き十七才哀歌 (本放送・1976年6月23日)

・高校生活の枠内に絞り、ある殺人事件での人間模様を描いた作品。近作では動きが停滞気味な三船主任が、本来の前面に出るスタイルに戻ったのが好感を持てました。

 

(27) #764 駄目な奴 (本放送・1976年7月7日)

・捜査方針を巡り、部下・上司とも対立する三船主任のアクション篇。見方によっては、一番駄目な奴は田中係長(山田禅二)ともなる、西沢治の奇抜な構成は面白い。

 

(28) #773 ゆり子と言う女 (本放送・1976年9月15日)

・傑作か駄作か、両極端の見方が可能な結束信二脚本作品かと思わせる、今までとは違うトリッキーな作品。世樹まゆ子好演、三船主任のやや老いた風貌も気になるところです。

 

(29) #782 わたしの父さん (本放送・1976年11月17日)

・木塚刑事(藤山律子)が三船主任と久々の再会。戸川刑事(一の瀬玲奈)と女性視点での事件真相追及は、特捜隊では面白い発想。

 

(30) #784 ドキュメント・逃亡 (本放送・1976年12月1日)

・ドキュメント三部作の掉尾を飾るのに相応しいアクション篇。「起承転結」の効果的な入替、テンポ良い逃走劇など、瀬川淑監督の非凡さも当作が特捜隊最終演出となったのは残念。

 

(31) #788 無情の風に散る (本放送・1976年12月29日)

・今まで繰り返されてきた「情の男」三船主任が、犯人への「哀憐」の念を見せ、現代にも通じる「老い」をテーマに描いた新境地的な作品。三船班最終話となってもおかしくない内容です。

 

(32) #789 新春 危機一髪 (本放送・1977年1月5日)

・三船主任危機また危機、日高主任のスマートな捜査が上手く絡み合った正月作品。なお、三船主任の入院は、#460 砂の墓 、#572 二十七年目の女 、#764 駄目な奴 に続き4作目。

 

※ #795 愛の終着駅 (本放送・1977年2月16日)

#632 赤い魔女 か採録から漏れたら、補う意味で当作を採録してほしい補完的な評価のため、※で記しました。

 

(33) #797 わが青春の 輝ける日 (本放送・1977年3月2日)

・数少ない全捜査班出演メンバー、石原刑事主演譚。三船主任の台詞も無く、石原への慰労回的な要素も強いことを踏まえての抜擢。

 

(34) #800 あゝ夫婦 (三船班最終話) (本放送・1977年3月23日)

・正直、特捜隊への功労者として「三船班最終話とは、チト寂しい」作品ですが、矢崎班・日高班とのバランスを考えての抜擢。三原葉子も#756 悪魔の暴走 からずいぶんと変わりました。

 

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矢崎班=14作、日高班=9作、三船班=34作(註・※は含まず)の全57作ですが、【第3回再放送】採録希望作品に続き、圧倒的に三船班が多いですね。これは対象となる作品の母体数もさながら、特捜隊への貢献度という点で、三船班が2班より上にあるというのもあるのでしょう。

 

これらはどれも捨てがたい作品群ですが、どれか一作選べといわれたら

 #725 拳銃 

は外せないでしょう。後半失速気味なところはあるものの

・三船主任、矢崎主任、石原の三者三様の事件追及のバランス。

・調べた限りでは、青木義朗・亀石征一郎の唯一の同一映像での共演作品。

・特捜隊四天王監督・吉川一義の、特捜隊最終演出作品。

であることが大きな理由です。

検証本を読むと、【第1回再放送】【第2回再放送】では2週にわたって前篇・後篇の作品が見出せますので、この作品こそは60分枠で終わることなく、2週続けて120分で制作・放送して欲しかったと考えます。それだけ石原の危機また危機、三船・矢崎両主任の対峙が印象的であり、事件の真相を深く掘り下げることも可能でしたので、惜しいなあという気持ちでした。

 

*特別機動捜査隊 【DVD】~自身が採録してほしい作品(1) での49作、当稿での57作、併せて106作のうち、どれだけセレクションに採録されるか、セレクションの発売巻数もあるのでわかりません。しかし、駄作も含めて特捜隊作品はどれもが愛着を感じるものです。全話発売は夢のようなことですので有り得ませんが、それでも発売に踏み切った東映には感謝すべきことではあります。12月2日のvol.1の発売を、まずは楽しみにしたいと思います。