⛩【菊と稲荷】迎え火と "魂" を迎える神。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

続きです*
 
 
 
お盆で家族の元に帰る前に、神社やお寺での「灯り」で
 
その "魂" を清めるご先祖様。
 
 
 
私もそんな "魂" になれそうだな*と嬉しくなりながら、
 
まだ夏の光に包まれている時間帯の境内を見ていると、風鈴の音が聴こえてきた。
 
 

 

 

 菊「風鈴へのお願い……

 

何にしようかなー」

 

 

 

フライヤーにも入れたこの『願いの風鈴』というもの。

 

具体的な内容は伺っていなくて、気になっていたのですが、

 

本殿のすぐそばにあるのを見て、ぜひにお願いをしたくなった。

 

 

 

 

風が吹くと優しく重なり響きあう、透明感のある音を聴きながら、

 

大物主神の祀られる琴比羅神社にお詣りに。

 

 

 

 

菊「大物主神さま! 参りました。

 

お祭、楽しませて頂きます!」

 

 

 

 
菊「風鈴へのお願い、考えておりまして……」
 
 
 
大物主神(以下:大)「さっきまで描いていた案件、
 
あれがお前の望む形で進むように書いておけ」
 
 
 
 
 菊「こんにちはー。あの仕事ですか?」
 
 
この日私は、依頼されたデザインの第1稿の仕上げに没頭した後で、
 
夜中3:30まで夜なべし、起きてからも結局お昼頃までかかっていた。
 
 
 
本当は一部だけ仕上げて「こんな感じで他のデザインも」と伝えようかとも思ったけど、
 
いや、全体的に仕上げた方がプレゼンした時のアタック力が違うと感じ、
 
はよ三輪惠比須神社さまに〜と思いながらもまあまあ仕上げた。
 
 
 
 
菊「……叶えてくださいます?」
 
大「あのカタチじゃないと意味ないだろ」
 
 
 
 
菊「はい。じゃあ今回はそれにします!
 
叶えてくださいね!」
 
 
大「叶えるために、完成度上げさせたんだろ。
 
お前、無駄に早く来ようとしていたから、そんな暇あるならと描かせたんだよ」
 
 
 
 
 
……無駄に💧
 
 
 
 
 
大「祭りの準備に間に合いたいなら、この時間でも余裕じゃないか。
 
時間は有益に使え」
 
 
 
 
確かに。時間的には今がばっちり。
 
 
ちょうど境内に今夜のステージゲストさんが到着して、
 
リハーサルの準備をされているところ♪
 
 
 
 
菊「ちょっと風鈴、申し込んできます!」
 
 
 
そう伝えて社務所に。
 
 
『夜市祭』のフライヤーをデザインしながら、
 
これ素敵♡ と思っていた『願いの風鈴』
 
 
 
菊「風鈴の奉納って……3000円くらいするのかな?」
 
とか思っていたら……
 
 
 
女子神職さま200円です(笑顔)
 
 
 
 
に、200円?💧
 
 
 
 
菊「3000円くらいするかなと思っていました!」
 
 
 
 
三輪惠比須神社さまの風鈴システムは、
 
雨にも負けない素材の短冊を授与され、
 
そこに願い事を書き、好きな風鈴に託すというもの。
 
 
 
 
私はペンも借り、大物主神エリアに戻った。
 
菊「字を間違えないように……」
 
 
 
と、念には念を入れてその字を見ながら書いたのに
 
 
 
間違えた(≧∀≦)💧
 
 
 
菊「な、なぜ💧 見ながら書いてなんで間違えるの???」
 
 
大「(笑!)」
 
 
 
なんかコチョコチョ間違え直してのお願いなんて嫌……。
 
 
 
 
 
 
「という事で、もう一枚お願いします!(照)」
 
社務所に速攻戻って追加授与を申し出る私。
 
 
 
女子神職さんの笑顔(笑!)に見守られ、
 
また走って大物主神の元に戻る私(←何やってるのやら)
 
 
 
 
菊「これでいい✨」
 
 
 
 
大「2枚分払ったから、私と八重の後押しをWで得る感じだな(笑)」
 
 
菊「え♡ そういう事なんですか?✨
 
それなら間違えた甲斐がありましたー♡
 
あの紫色の装束の八重さまから……✨」
 
 
image
 
 
大「なんで紫色なのか分かるか?」
 
菊「かっこいいからですか♡」
 
 
 
 
大「お前……(笑)
 
まあ確かに私も紫系だから、そう思うのかもしれんが」
 
 
 
 
……大物主神さまは何召されてもかっこいいですよ。
 
 
 
 
大「お前、口が上手いな。
 
八重のいつもの装束だと、闇を照らしすぎるんだ」
 
 
菊「闇を照らす……んですか?」
 
 
 
 
大「神って存在はどうにも発光してるもんなんだよ。
 
でもな、魂が灯篭の灯りを目印に戻ってくるのに、
 
八重が発光していたら、眩しくて灯りが見えなくなるだろ?
 
だからあの色でその発光を抑えないとだめなんだ」
 
 
 
 
大「自分が闇に紛れる事で、灯篭の灯りの邪魔をしない。
 
魂がちゃんと無事に戻ってくる為の、
 
八重の想いがあの装束の色だ」
 
 
 
 
菊「八重事代主命さま……
 
どこまでも人に対して真正面から守ってくださる神様ですね」
 
 
 
 
並ぶ灯篭のほのかな灯りの中で、
 
静かに佇む八重事代主命の姿が思い浮かんだ。
 
 
 
 
大「私は普段から濃い色だから問題なしだ」
 
 
 
 
菊「あれですよね。普段から発光強すぎるから
 
常に抑えてはるんですよね」
 
 
大「…………」
 
 
 
 
菊「目、やられますもんね」
 
「お前、本当に口が上手いな」

 

 

 

 

社務所に貼って頂いているフライヤー。

 

 

菊「確かに白っぽいと、闇でも目立つね……」

 

子狐1「大物主神さま、袋の白は目立ちそうだけど」

 

子狐2「袋は発光しないんじゃない?」

 

 

菊・子狐1「あ。そうだね(笑)

 

 

 

 

『夜市祭』の主役は、戻る "魂"
 
 
 
 
その全ての "魂" が迷子になる事なく、ここにたどり着くように。
 
 
ここでその "魂" をより清めてから、
 
愛する家族の元に戻れるように。
 
 

 

 

菊「八重事代主命さまも大物主神さまも、準備されてるんだね」

 

 

 

 
"魂" を清め迎える神に変わり、
 
その火を灯すのは今を生きる私たち。

 

 

 

 
菊「私たちっていうか……ちゃっかり私も
 
準備のお手伝いに参加しようと目論見中で(笑)」
 
 
 
 
いつもなら帰りますと挨拶している時間に突入。
 
 
菊「もう直ぐだねー」
 
 
 
夜を迎える三輪惠比須神社の上の空を見ながら、
 
目印となる灯りを待つ "魂" に想いを馳せた。
 

 

 

***

 

 
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『三輪惠比須神社』さま☆公式フライヤー等、作成させて頂きました。
 
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『清高稲荷神社』さま☆『清高稲荷大明神・親善大使』にして頂きました☆
 

 

今月より毎月8日に

清高稲荷社境内・参道のボランティア掃除を実施することになりました♪

次回は9月8日。もちろん菊田も参加します♡

お時間、ご予定の合います方は是非ご参加頂ければ幸いです。

集合場所:清高稲荷社境内
開始時間:13:00〜14:00の一時間程度

 

ご参加お待ちしておりますねー

 

 

『御影カード』配布しています♪
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『尼崎えびす神社』さま☆公式ポスター等、作成させて頂きました。
 
 
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