⛩【菊と稲荷】戻る "魂" を清める場所。 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

三輪惠比須神社の『夜市祭』

 

 

夕方18:00から始まる夜のお祭りに参加しようと、

 

意気揚々とお詣り到着の私♪

 

 

 

子狐1「だって八重さまの一般公開的なお祭、

 

初参加だもんね♪」

 

 

 

 

菊「そう! そうなの!!

 

最大のお祭の初市の時、体調ダダ崩れで来れなかったから……」

 

 

 

 

2月の『初市』

 

 

 

西宮神社の十日戎に当たる、三日間に渡る

 

えべっさまの大きなお祭。

 

 

 

 

ポスターデザインまでさせて頂いたのに参列できなかったので、

 

今回の『夜市祭』は楽しみで仕方がなかった♪

 

 

 

 

 

菊「まだそんなに準備も始まってないのかな。

 

灯篭並べるの、お手伝いさせて頂こうー♡」

 

 

 

氏子さんたちの間に、シレッと馴染んでいきたい作戦展開中の私(笑)

 

手伝う気満々で、お祭りの始まる2時間前に到着した♪

 

 

 

 

 

本殿前に来ると、拝殿斜め前に置かれた風鈴棚から、

 

涼やかな音が重なり合って聞こえてくる。

 

 

 

いい音……。

 

後で風鈴へのお願い事、させて頂こう*

 

 

 

 

八重事代主命さまのすぐそばでこんな音を奏でられるなんて。

 

「よく鳴る」良くなる」「良く成る」

 

 

 

 

菊「絶対にいい感じで叶いそうー♪

 

八重事代主命さま。こんにち………」

 

 

 

 

 

紫色……。

 

 

 

 

八重事代主命(以下:八)「今日は夜市祭だから。

 

祭の日は色々と特別なんだ」

 

 

菊「……紫色も素敵ですね。。(うっとり)

 

あ、お祭といえば、清高稲荷大明神さまのお祭を

 

増やしていきたいっていう流れがありまして……」

 

 

 

 

八「暦には意味があります。

 

その意味には合わせた方がいい」

 

 

菊「暦ですか?」

 

 

 

 

八「今日は高野山でも “ろうそく祭’ があるでしょう?

 

お盆の初日だからね」

 

 

菊「あ。だから……同じ日だから、

 

向こうには行けないなって言ってたんです」

 

 

 

 

 

八「夜市祭は灯篭の灯りがきれいでいい。

 

子どもたちも灯りを見るのは楽しいだろうし」

 

 

菊「子ども時代に見た印象的なシーンって、

 

ずっと覚えていますもんね……。

 

子どもがお祭りに来るのって、嬉しいんですか?」

 

 

 

 

八「嬉しいよ。子どもたちの姿は見たいから。

 

昔は境内によく子どもたちがいた」

 

 

菊「……西宮神社も以前はそんなだったと聞きました。

 

昔の神社さんという場所は、普段もコミュニティの中心だったんでしょうね」

 

 

 

 

八重事代主命はニッコリとした。

 

 

 

 

菊「……子どもたちを見たい理由はなんですか?」

 

八「一度来たことのある場所には来やすいから」

 

 

 

 

菊「そうですね♪ 来れば来るほど慣れていい感じになります♪」

 

 

八「そう。特に夜に初めての場所というのは、来づらいだろう?

 

闇はね、怖くはないんだ。

 

続いている」

 

 

 

 

菊「……?」

 

八「続いているから、戻るんだ」

 

 

 

 

菊「戻る……何が戻るんですか?」

 

八「 "魂" 」

 

 

 

 

 

 八「続いているから "魂" は戻ることができる。

 

それに今を生きる者たちが守っている "場" があるから戻る事ができる」

 

 

菊「…………」

 

 

 

 

八「人はね "魂" だけになっても覚えているんだ。

 

家だけじゃくて、いろいろな物事。

 

だから生きている間に来ておいてほしい。

 

迷わないように」

 

 

菊「………迷う?……??」

 

 

 

 

八「話が突然で唐突だったね。

 

"魂" が戻ってきた時に、神社や寺院は通り道となるんだ。

 

寺社の灯篭の光を目印に "魂" は戻ってくる」

 

 

菊「…………はい」

 

 

 

 

八「そして、そこの灯りでその "魂" を清め、家族の元に戻るんだ」

 

 

 

 

 
八「やはりこの世ではない場所から戻るから、
 
清める事はいいことなんだ。
 
"魂" はそれを清めてから、家族の元に向かうんだよ」
 
 
 
……………。
 

 

 

 

 

 

八「この世から別の場所に移ったとしても、繋がりは残る。

 

向こうの場所と家の往復だけじゃない。

 

神社や寺院は境界だ。だから好きな場所を作っておけば、

 

向こうに行ってからもそこを通り、灯篭の灯りでその "魂" を清め、

 

そして家族の元に戻ることを繰り返す」

 

 

菊「……………」

 

 

 

 

八「だから生きているうちに、自分のその "魂" が好きだと思える場所を見つけ、

 

通い慣れておくことは意味があるんだ」

 

 

 

 

 

神社や寺院は "魂" がその "魂" を清めるゲート

 

 

 

 

八「 "魂" になった存在は、軽くなり既に清らかな存在ではあるけれど。

 

それでも人の "魂" というものは、もっともっとと

 

清らかになろうとするんだね。

 

それも自分の血を分けた家族のために

 

 

 

 

 

ものすごく普通に八重事代主命は伝えて下さったけど。

 

 

 

それはものすごく大事で、愛のあるもので。

 

 

 

 

 

 "魂" の戻ってくるこの時期に教えて下さった

 

ご先祖の深く温かな想いや、

 

この世から離れても迎え清めてくれる

 

神仏の永遠に変わらない "灯り" に感謝した。

 

 

 

 

***

 

 
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『清高稲荷神社』さま☆『清高稲荷大明神・親善大使』にして頂きました☆
 

 

今月より毎月8日に

清高稲荷社境内・参道のボランティア掃除を実施することになりました♪

次回は9月8日。もちろん菊田も参加します♡

お時間、ご予定の合います方は是非ご参加頂ければ幸いです。

集合場所:清高稲荷社境内
開始時間:13:00〜14:00の一時間程度

 

ご参加お待ちしておりますねー

 

 

『御影カード』配布しています♪
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