⛩【菊と稲荷】縁結びのご神木さま〈三輪惠比須神社〉 | 神仏広告代理店

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【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 

菊「……なんか新鮮。森の奥の拝殿みたい✨」

 

子狐1「初めて拝見する初夏の三輪惠比須神社さまだもんね!」

 

 

 
 
そう。初参拝は去年の12月3日。
 
この日は6月3日。
 
 
 
 
菊「……ちょうど半年記念日! 気がつかなかった✨」
 
 
 
 
初参拝の時に見上げたご神木さまは、
 
まだ紅葉した葉が残っていた。
 
 
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樹齢600年を超える欅(ケヤキ)のご神木さま。
 
 
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私はこの三輪惠比須神社さまを『縁結びに強い神社』と書いているけど、
 
それはこのご神木さまの持っている力でもある。
 
 
 
 
菊「……………そう言えば」
 
 
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この三輪惠比須神社の主祭神である八重事代主命の初登場は、
 
黄色と赤の装束でした。
 
 
 
もともと別のえびす神様の御影をこの姿で用意していたところ、
 
宮司さまに「ここの神様のイメージは、
 
なぜか分からないですが赤と黄色なんです」と奇跡の一言をおっしゃって頂き✨
 
 
今、私、赤と黄色の装束のえべっさまを描いているんです!となり💧
 
 
ここの神様の御影が表れてくださっていたのか!!と着地。
 
 
 
 
それが八重事代主命と私の出会いでした。
 
 
 
 
菊「あの紅葉のご神木さまと、最初の八重さまがシンクロする。
 
やっぱりこのご神木さまはご縁結びに強いんだなあ……」
 
 

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その日から半年。

 

初夏の瑞々しい葉が揺れるその姿。

 

実は延命処置で下の方の枝は落とされ、そこから新しい芽が溢れていた。

 

 

 

子狐2「風になびいて、きれいだね……✨」

 

菊「うん。本当に……」

 

 

 

張った根の分だけ、光を集める葉は必要。

 

 

 

600年生き続けているその幹を支える根に力を集めようと、

 

ご神木さまは溢れるほどの芽を出された。

 

 

 

 

菊「八重事代主命さま、おはようございます。

 

初夏の緑が最高にきれいですね……

 

この緑の境内を見るのが楽しみでした」

 

 

 

二礼二拍手一礼。

 

そして私は相談した。

 

 

 

このご神木さまに樹医をつけるために、

 

三輪惠比須神社は協賛企画として、お茶会を開催することを決められた。

 

 

 

お茶会と言っても、正式な昇殿参拝や宮司さまや神職さまのお話もある企画。

 

その第一回の講師役に抜擢された。

 

 

 

 

菊「八重事代主命さま。この度は光栄すぎるお話をありがとうございます。

 

人前で話すのは講師経験もあり得意ですが、

 

神社さまからのご依頼で話すのはもちろん初めてです。

 

何かアドバイスを頂けますか……」

 

 

 

 

八重事代主命(以下:八)「最初の一滴は大切です」

 

 

 

初夏の緑色を背に、

 

そよそよとした風と共に姿を現した八重事代主命。

 

 

 

菊「八重事代主命さま。お久しぶりです。

 

お言葉ありがとうございます。

 

最初の一滴ですか……?」

 

 

 
 
八「最初だから、まだ何色にもなっていない。
 
最初の一滴が、最初の回の時間という事になります」
 
 
菊「はい」
 
 
 
 
八「色を落とすほどに濃くなるが、澄んだものではなくなって行く。
 
だから最初の一滴を何色にするか。
 
それを考えて準備をする。
 
その色の印象が方向性を決めるかもしれないから」
 
 

菊「………はい。緊張します……」

 

 

 

 

八「澄んだ中に落とすから、何ものにも邪魔されず

 

そのままの印象が広がる。最初の特権、ですね。

 

一人で決めなくていいよ。

 

宮司殿と女子神職殿、そしてお前がその色を決めればいい」

 

 

 

 

八「思い出して。最初の日のこと。

 

"赤と黄色" というのが私と繋がる全ての鍵だった。

 

それはお前が先に御影を準備していたからでしょう?」

 

 

 

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確かに。

 

 

あの時、"赤と黄色" の装束のえびす神を描いていなかったら、

 

こんな時間はなかったかもしれない。

 

 

 

 

菊「……はい。おっしゃる通りです。

 

あの時は、"赤と黄色" という言葉を伺ったことでピンときて、

 

再度本殿に取材に戻ったので……」

 

 

 

 

そしてその取材から、

 

この三輪の八重事代主命を伝える流れが生まれたのでした。

 

 

 

 
八「"赤と黄色" 、それがあったから
 
限られた時間で繋がったんだ。
 
それはお前が先に御影を描いていたから繋がることができた」
 
 

 

 

八「時間は限られている。

 

限られているから、進めるべき事は少しでも早く進めておく。

 

何色にする?

 

それは全て、自分たちで決められることだからね」

 

 

 

 

三輪のご神木さまが私に繋ぐ、初夏の青い空。

 

 

 

菊「……………」

 

 

 

その優しく強い姿を見上げながら、

 

新しく始まる三輪惠比須神社の時間の色のことを考えた。

 

 

 

***

 

 

 ご神木さまへの協賛企画

【三輪惠比須神社・昇殿参拝&神様お茶会】

*参加者募集中です!詳細は上の画像をクリックして下さい♪

 

・社務所前集合受付

・開会宮司挨拶

・昇殿 正式参拝

・菊田講師お話し

・座談お茶会

・女子神職お話し

・宮司神社神道とは

・宮司閉会挨拶

・記念撮影会

 

日程:令和元年7月14日(日)
時間:13時から15時予定
場所:三輪恵比須神社社務所
参集費:初穂料
※ご神木基金、お茶代(内)

 

 

***

 

 

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菊ちゃんと見つける『両想い神様*リトリート』

 

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『三輪惠比須神社』さま☆公式フライヤー等、作成させて頂きました。
 
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『清高稲荷神社』さま☆『清高稲荷大明神・親善大使』にして頂きました☆
 
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