【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
菊「実はこのメッセージをくださった方、
私の大好きな神様に奉納をしてくださったりもして、
とても優しくて暖かで、そして行動もされている方なんです。
そういう方のお言葉なので、お答えしたいなと思いました」
子狐2「普段、あんまりご質問に答えたりしないもんね」
菊「………忘れるんだよね💧 すいません。ホント💧」
布袋尊(以下:布)「で、どう思うの?」
菊「わお。先日に引き続き、ありがとうございます!!」
実は私、このメッセージを読んだ時にこう思いました。
寂れた神社 = 神様が寂しい想いをされている
「ではない」と言う……。
布「? うん。どう言うこと?」
菊「私、冷たいのかなーとも思ったんですが、
私の中で "神様" って "その場所のエネルギー" なんですよね。
とにかくそこに「いる」と言うか「ある」と言うか……。
だから寂しいも何も、ただそこに「ある」ものなので、
神様自体にそんな ”気持ち?”っていうのかなー。そういうの起こるのかな?っていう」
布「…………うん💧」
菊「…………」
布「…………」
擬人化?して「イケメン神様」描きまくってる私がこういうのもアレなんですけどね💧
布「(笑!)まあ、それは表現としてね、あるわけで。
"その場所のエネルギー" なんだから寂しいも何もナイと」
菊「はい。ただ "いてはる" というか……”ある” というのが基本的な私の考え方です」
布「じゃあ、例えばお詣りに行ったり掃除したりして、
神様を笑わすっていうように書いてたけど、
その辺はどういう意味?」
菊「えーとですね。これは私が今も生まれ育った地元にいるし、
子どもたちの学校関係の役員をしたりして、地域への想いが強いからかもしれないですが、
神社ってその地域のイメージを映すところがあるって思うんです」
布「地域を映す??」
菊「映すというか……左右する?」
布「うん」
菊「リンク先にも書いてるんですけど、神社のような御神域って、
寂れると一気に怖い場所、近づいちゃマズイ場所みたいになってしまうんですよね。
……そういう場所が自分の暮らしている町にあるのって……
普通に嫌じゃないですか?」
布「……うん。なるほど」
菊「だから神様が寂しいっていうより、その町の人たちにとって "嫌" というか……
逆に気持ちのいい場所だったら、その町の人たちも嬉しいですよね?
だから神様っていうより、その町の人の気分が
その場所に映るって、私は思っているんだと思います」
布「ほうー(笑)」
菊「ハイ。町のご神域を爽やかに健やかに保つのって、
まずはそこの住民さんのためになるのであって、
それが結局は神様のご機嫌にも直結するという……。
だって、気持ちいいと皆さん日常的にお詣りもしはるでしょ?
それは神様も嬉しいと思うんです」
菊「あ、そうそう。私、基本的に鈍感なので、
エネルギーあたりみたいなのって少ないんです。
だからメッセージにあるような寂しいご神域で
よくないエネルギーを付けて(憑けて?💧)しまう事も少ないんですけど……
でも実は一番最初に清高稲荷大明神さまのお掃除に行った時、
めっちゃお狐さまに強い能力者の方と一緒に行きました」
菊「いや、笑い事じゃないですよ!!!
やっぱりお稲荷さまは特別だし、当時はまだ経験もなくて、
もし失礼なことしたらマズイしな……と!」
布「まあ、稲荷神は色々厳しいから、そこは丁寧に行ったんだな(笑)」
菊「そういえば、こういうのもたまに見ます。
"お稲荷さんが怖いのですが、お参りしたほうがいいですか?" みたいな質問!」
布「あー たまにあるよね。それはどう思うの?」
菊「いや、なんでそんな疑問が出るかが謎です。
行かなくていいでしょう!💧
ドMですか?
なぜ怖いのに行こうとするのですか???」
布「熱く語っている!(笑)」
菊「だって日本には八百万の神様がいらっしゃるんですよ???
お稲荷さまだけしかいらっしゃらないなら悩みますけど……
好きな神様のところに行きはったらいいだけの話だと思うんです✨」
いやほんと、これは前から思っていて。
無理してお参りする必要ゼロですよ💧
菊「せーーーーーーっかく日本には魅力的な神様がたくさんいらっしゃるんですから、
好きな神様のところに、心から安心してお参りして下さい♡
こんなに神様が豊かで
近くにお参りする場所が溢れている国って、
もしかしたら(よく知らんので)特別かもしれないですよ♪」
廃れていこうとする、あるいはすでに廃れてしまっているようなご神域。
そこにご神域が置かれているのには、理由があるはずです。
だから、そこに人が通うのは理想です。
そういう場所を復興させるための行動が平気なタイプは
それを一人でもすればいいと思うし、
(でも許可は基本的にいると私は思います。例え草を抜くのでも)
一人では躊躇するけど、めっちゃ気になる。どうにかしたい!と思う場合は、
仲間を募るなり、市会議員(マジで)に相談して地域で動くなり……
怖くない範囲で行動してみればいいと思います。
決して無理する必要なんてないですからね*
菊「私はご自身の直感は大切にされたらいいと思います。
志を共にする仲間を得るのは遠回りかもしれないけど、
でもそれが "理想" に繋がっているのなら、それをするのが順番。
手っ取り早く手にしたものは、手っ取り早く離れる可能性も高いです。
想いがあるなら、臨機応変に、でもまずは自分自身を絶対に大切にしながら、
神様のためにその人生を使って欲しいなって思います*」
布「だそうです。別にこの人の言ってることが正解じゃないから、
そうかもなーって思うなら、参考にしてみてね(笑)」
菊「……布袋尊さまが締めると、軽くなってそれはそれでいいですね(笑)」
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どうぞよろしくお願いいたします♡
*2016年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
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