番外 西鉄バス甘木営業所高速バスタイプ車による「400番」系統 | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しています。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

イメージ 1
イメージ 2

 当ブログでは、番外におきまして、西鉄バス甘木営業所(西鉄バス二日市甘木支社運行委託)運行の、博多バスターミナル~福岡空港国際線~太宰府間で運行されております「太宰府ライナー旅人」に関しまして、高速バスタイプで運行されている事をご紹介しておりました。

 この「太宰府ライナー旅人」は、運行当初から多くの利用者を得ておりまして、福岡空港・博多駅から太宰府天満宮へ行かれる方が多く利用されておりまして、運行開始から1年経過しまして30万人も利用される方がいらっしゃるなど、大変利用者が多い事も伺えております。加えまして、運行本数も当初の7往復から平日19往復・土日祝日32往復にまで本数を増やしておりまして、本数の大幅増からそれほど利用者が多い事もわかるのではないかと思います。

 実際に、上の画像及び以下の画像が「太宰府ライナー旅人」運行時でありまして、画像1・2の車(2660・いすゞLKG-LV234Q3)に関しましては、ラッピングが西鉄8000形電車に施されておりますラッピングと同じような形となっているのが特徴でありまして、見ていて「旅人」ラッピングのバス版と言う印象さえも感じさせられるようにもなっております。尚、このラッピングは前回もご紹介しましたが、画像の2660及び続番の2661で施されておりまして、従来の「新高速色」の姿とは違った印象さえも感じさせられます。

 一方、その2台以外に関しましては、従来の「新高速色」の車(画像は8509・日野LKG-KV234Q3)となっているのが特徴でもありますが、行先表示は橙色になっておりますのでこれで見分けを付けていると言ってもいいかとも思います。
イメージ 3

 さて、現在甘木営業所に所属しております高速バスタイプの車は、前回もご紹介しましたし、以下の表にもありますように10台が所属しておりまして、福岡・北九州・久留米方面からの転属車で賄われております。そしてその「太宰府ライナー旅人」以外にも、前回も少々述べておりましたが、これからご紹介します路線で使用されておりまして、博多駅(博多バスターミナル)~甘木間で見る事ができるようになっております。
 【「太宰府ライナー旅人」専用車一覧】
 2504 久留米200か11-73 前北九州高速 北九州200か・727
 2505 久留米200か11-74 前北九州高速 北九州200か・728
 2660 久留米200か11-70 前博多    福岡200か24-57
 2661 久留米200か11-69 前北九州高速 北九州200か・789
 8508 久留米200か11-66 前博多    福岡200か22-75
 8509 久留米200か11-67 前博多    福岡200か22-76
 8510 久留米200か11-68 前博多    福岡200か22-77
 9243 久留米200か11-77 前赤間第二  福岡200か10-77
 9244 久留米200か11-78 前赤間第二  福岡200か10-78
 9444 久留米200か10-03 前京町
 それが、博多駅(博多バスターミナル)~甘木間で運行されております「400番」系統でありまして、従来は主に一般路線バス用の車両が使用されておりますが、所属が甘木営業所である事もありまして、「太宰府ライナー旅人」の送り込みとして高速バスタイプでも使用されております。

 (9244・日産デKL-UA452TAN)
イメージ 4

 この高速バスタイプでの運行は、3月末の改正より運行を始めておりまして、それに伴いまして方向幕からもわかりますように、博多バスターミナル~呉服町間は乗車(降車)のみとなっております。これは、混雑を防止するためなのではないかとは思われますが、その区間には他にも多くの路線バスが運行されておりますので、それを考えますとわからなくはないのではないかとは思いますね。
イメージ 5

 こちらは、画像2の8509が博多バスターミナル着後に、この後「400番」として甘木営業所へと向かう姿を収めたものです。この姿からわかりますのが、これまで「太宰府ライナー旅人」として博多バスターミナル~太宰府間を運行してまいりまして、その運用が終わりまして甘木へと戻るシーンでありますが、見た感じこれから帰ると言う印象さえも感じさせられるようであります。それにしても「400番」の行先も、かつての一般路線車で見られていた行先(画像8)と比べましても、かなりシンプルである事が伺えるようでもあります。
イメージ 6
イメージ 7

 (かつて一般路線車で見られていた「400番」行先)
イメージ 8

 この日の乗客は、ほぼ満席となっておりました。やはり、リクライニングシートである事もありまして、ゆったりとできるのがいいのではないかとも思いますね。しかも、乗客のほとんどが仕事帰りの方ばかりでもありますので、よりお疲れの方もいらっしゃるでしょうから、その分このリクライニングシート車の存在は大きいとも言えましょうか。

 それでも、これまでは一般路線車であった事もありまして、ピーク時を中心に積み残しと言った事も起きているのではないかと思われます。また、乗車・降車もこれまでは各1箇所であったのが1箇所のみとなっておりますので、より混雑時には影響が出ているのではないかとも思われます。それでも、このようなタイプの運行には短所あれば先述の長所もある訳ですので、こればかりは理解していただきたい所ではないかとも思いますね。
イメージ 9