
アメトピ掲載記事
自分が休みの日に起きた事件も、出来事も絶対に聞いてはいけない。
察するしかないんです、雰囲気で。
入社したその日、鮮明に覚えています。
サングラス🕶️にタンクトップ姿の筋肉モリモリの小柄だけどイカついお爺さん。
初めて、窓口に立って緊張する私に、聞こえるか聞こえるないかぐらいの声で「おはよう」と言って、右手を軽くあげ、出ていかれました。
長年住んでおられる方で、毎朝テニスに出掛けていく、と教えて頂きました。
あの日から、10年出勤するたびに、毎朝毎朝の「おはよう」が日課となっていました🍀
あ~、今日も元気そやなぁ![]()
私も気持ちの良い1日が始まるわ![]()
![]()
10年間変わらず、挨拶をしてきたお爺さん。
コロナ禍が落ち着き、「飲みに行ってくるわ
」と、入居者さんを誘って飲みに行ったり、自分の人生を謳歌しているように見えました。
いつも通りの夕方。
「飲みに行ってくるわ
」
「お気をつけて👩」
それが最後。
翌日、会社は休み。
その日、お亡くなりになっていました。
翌翌日から、私は業務に忙殺されて、パソコン🖥️作業になっていたので、窓口は別の人が担当。
パソコンと睨めっこの日々が続き、何かが違う事に気付きませんでした。
1週間ぶりに、久しぶりに窓口に立った時。
そこで始めて、「あ、お爺さん出掛けないのかな」と思いました。
なんだか気になって、受付の方に、「テニスのお爺さん、この一週間元気にしてる?」と声をかけました。
「あ、Ruruさん、その日確か休みでしたっけ?」
私が休んだその日。
テニスのお爺さんは、具合の悪さをお部屋で訴え、救急搬送されたそうです。
そして、先生の診察を受けようとしたその時、そのままバタンッとお亡くなりになったそうです・・・
え・・なんで?急に・・
全然体調が悪い素振りもなく、前日も普通にテニスに行ってたから![]()
目に涙を貯めたまま、窓口をこなしていると、そのお爺さんの担当だった介護員さんが声をかけてくれました。
「お葬式にも行ってきたよ。
残念やけど、もしかしたら理想のなくなり方やったんかもしれないよ。
お爺さんにとっては。
病気で好きなテニスやお酒、止められたくなかったやろうし」
穏やかなお顔をしていたのなら、良かったです。
でも毎朝のおはようとタンクトップ姿が見られなかったのが・・。
もう見れない事がつらいです。
ご冥福お祈りしています。
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