「川越style」

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少しずつ、新しい人が何かを始め、また街の風景は変わっていく。

常に街は変化していき、深化していく。

「ナンツカ」にできた新しいお店が、この地域を活気付けていくはずです。

NANTSUKA BAKERY(ナンツカベーカリー)。
西武新宿線南大塚駅、北口を出て駅前ロータリーを左斜め前方に進んでいく。

 

飯能信用金庫手前にあるのが、2016年4月にオープンした川越の新しいパン屋、「ナンツカベーカリー」です。






お店には30種類ほどのパンが並び、新商品も毎週のように登場しています。

食パンから菓子パン、惣菜パンなど、親しみあるパンが並んでいます。

クリームパン、カレーパン、あんぱん、ミルクパン、ビーナッツパン、

コロッケサンド、パンオショコラ、ウィンナーロール、レーズンパン、

バナナデニッシュ、くるみパン、チョココロネ、クロワッサン、オリーブフーガス、

ベーコンフランス、塩バターロール、野菜フォカッチャなどなど。

総勢50種類くらいの中から、日替わりで毎日30種類ほど、

定番人気のパンに加え、その日にしか出会えないパンも毎回あるはずです。












 

 




 

 

ナンツカベーカリーの生地作りは、小麦粉の旨味を引き出すために

常温で一晩寝かせて発酵させている。

そのため生地はほんのり甘く、食感はしっとりモッチリ。

素材としては、イーストフードや乳化剤などの添加物や防腐剤は使用していません。

マーガリンやショートニングも避け、バターを使い続けている。

 

最近始めたパンとしては、誰もが親しみを抱く、コッペパン。

 

単品でも100円で買うことができるし、具材を選ぶことができます。


ナンツカベーカリーは、
ナンツカ住民が待望していた新しいパン屋さん。

 

南大塚南口には昔から続く「サンレモ」さんがありますが、

北口にはパン屋がなく、地域にとっては待ちに待った新店のオープンでした。

早速地域の人が詰めかけて、連日のように通う人も増え始めている。

 

川越は「パンの街」と言われるのは、

 

埼玉県を代表する名の知れたお店があるというだけでなく、

やはり、川越各地域に手作りにこだわる個人パン屋さんがあり、

街のパン食文化の豊かさを指してそう呼ばれているのだと思います。

思い浮かべてください、川越のパン屋さんというのは、

賑やかな市街地にあるばかりではなく、いやむしろ、

市街地から離れた周辺地域の方に点在し、

その地域になくてはならないものとして溶け込んでいるお店が多いことを。

一大イベント「川越パンマルシェ」というイベントに出店しているお店が所在する場所を見れば一目瞭然、

霞ヶ関のベッカライ0044さん、

新河岸のブーランジェリュネットさん、ベーカリークレープさん、パン工房クローバーさん、

新宿町のWACCIさん、

松江町の善太郎さn、

川越市駅のBREADMANさん、

菓子屋横丁の川越ベーカリー楽楽さん、

川越総合運動公園近くのパンのかほりさん、

市街地から離れ、住宅街の中にひっそりとあるようなお店もあって、

これが川越のパンのリアルなのだと気付く。

パンマルシェに出店していなかったお店でも、

石原町のパン工房Bare Breadさん、

かすみ野のKiKiさん、これらみな郊外にあるお店なんです。

そして今、南大塚なら、という代名詞としてナンツカベーカリーができたことで、

ナンツカ地域の人は自分たちの地域に個人のパン屋さんがあることを誇りに思っている。

ナンツカベーカリーの一番人気といえば、食パン。

 

この食パンの根底に流れている物語は、紐解くほどに壮大です。


断片的な話しが口コミで広がって、人が人を呼んでいる状況ですが、

改めて、その真の物語をここに記します。

ナンツカベーカリーの佐川さんは、

いろんな職を転々としながらも、「物作りに携わりたい」とパンの道に入った。

パン職人の佐川さんの身体には、二つのお店の血が流れています。






一つは、始めに働いていた東所沢にあるパン屋「ベルテコ」さん。

ハード系パンが主体のそのお店で3年ほど働いていました。
ちなみにベルテコ当時、同じ職場で働いていた人はその後、

川越総合運動公園の近くにある「パンのかほり」さんで働いています。

パン屋さんのこれまでの経歴を紐解くと、

実はあのお店とあのお店の人が以前あのお店で働いていて、

その前に働いていたお店では、あのお店の人と一緒だった、というような話しをよく耳にします。。。

あちこちに繋がり合っているようなパン業界。

 

 

(「パンのかほり」手づくり・無添加にこだわったパン屋

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12163040655.html


佐川さんはベルテコで働いたのち、

狭山市の人気店、食パンでお馴染みの「サンセリテ」さんに入りました。

サンセリテで働こうと思ったきっかけは、

子どもの保育園のパン作り教室に、サンセリテの高田社長が当時来ていて、

サンセリテのパンを食べ「美味しいな」と思い、サンセリテを修行先に選んだのだという。

これが二つ目の流れであり、運命的、決定的な自分の血肉になっていくことになる。

「サンセリテで働いた4年間は衝撃的、パンの考え方が変わった」

と佐川さんは振り返ります。

その真意は、

ベルテコの主体がハード系パンなら、

サンセリテは食パン始めコッペパンなど、ソフトパンがメインで、

誰にとっても親しみあるパンを作ることを信条としたお店だった。

パン屋は長時間・肉体労働、それでもパン作りを楽しもうとするサンセリテの雰囲気に、

まさしく、衝撃的にパン屋の固定概念が覆されたと言います。

佐川さんがふと漏らした、
「普通だけど美味しいパン」という言葉は、

それこそサンセリテで教えられたもので、今のパン作りに続いている考え。

ちなみに高田社長が行っていた出張パン教室は

サンセリテ時代の佐川さんも受け継いで、

3年ほど子どもたちにパン作りを体験してもらっていたそうです。

サンセリテでは4年間、2016年3月まで働いていました。

ということは、

狭山市の人気パン屋さんが中心に出店していた狭山初のパンイベント、
2016年1月24日狭山市駅前にあるLIVESTATION sayamaで開催された
第一回「サヤマシ 冬のパンまつり」の時にはまだ佐川さんはサンセリテにいた。

このイベントのためお店でパンを製造していたそう。

・天然酵母パンの店 サンセリテ
・石窯パン工房 穂の香
・ブーランジュリパティスリー ラ・ミラベル
・パン工房noa*noa
・アサカベーカリー狭山店
・川越ベーカリー 楽楽(川越)
・PANJA(入間)
・コマメベーカリー(新座)

 

2016年3月までサンセリテにいて、

 

それから翌月の2016年4月には自身のお店ナンツカベーカリーをオープンしていたというスピード感。

サンセリテの流れを汲みながらの今の食パンは、

開店当初から好評だということに、やはり食パンの味は分かる人には分かるのだ。

他のパンにもサンセリテの影響は見られ、

「今のパン作りの土台になっています」と話します。

 

サンセリテといえば、埼玉県各地のパン屋さんが、

 

かつてそこで修行していたと挙げる話しを耳にすることが多いお店。

例えば入間市の「ブランジュリ ラ シュエット」さん、

入間市の「ベーカリー ミュー」さん、

他にも県内、県外に、サンセリテで修行して独立したお店があります。

そう考えると、ナンツカベーカリーを別の言い方で表すと、

サンセリテ出身で川越初のお店、と言うこともできます。他にはいないのです。

そうそう、ナンツカベーカリーのことを知ったのも、

そんな風に川越市外のサンセリテ出身のパン屋さんの口から出たものだったんです。

川越で開催されているパンの祭典、川越パンマルシェ。

2016年5月29日に開催された第5回川越パンマルシェに出店していた

所沢の「ぱん工房ぬっく」さんは、まさにサンセリテ出身の人だった。

向野さんとナンツカベーカリーの佐川さんは働いていた時期は重なっていませんが、

同じお店出身という繋がり。

 

 


 

 

(ぱん工房ぬっくさん)
西武狭山線下山口駅から徒歩2分、2009年にオープンした「パン工房ぬっく」さんは、
温もりあるお店になるようにと名付けた店名のように、
そこには温もりあるパンがたくさん並んでいました。

ぬっくの向野さんはサンセリテで三年半働いていました。

サンセリテを選んだのは、自身がお客さんとして通い、
その食パンの美味しさに衝撃を受け、「ここで働きたい」と思ったから。
そして2009年、地元である所沢の山口で自分のお店「パン工房ぬっく」を開きました。
「うちのお店の食パンは、サンセリテ時代に作っていたものなんです」。

もちろん一番人気のパンは不動の食パンです。
パンマルシェの告知に、事前にお店の話しを伺っていた最中にぬっくの向野さんから

「そういえば、サンセリテで働いていた人が川越にお店を出したそうですよ」と

衝撃の事実を教えられたことから、ナンツカベーカリーを知りました。

そして両店を見比べてみると、共通点がいくつもあって、

それはやはり・・・サンセリテの影響なのかも、と思いたくなる。

いや、二人ともそう認めています。

ぬっくにもサンツカベーカリーにも、店内にキッズスペースがあって、

それはサンセリテでもあったように、自分たちのお店でも大事にしているスペースです。





 

ナンツカベーカリーの佐川さんは、先月小江戸蔵里で開催された川越パンマルシェに訪れていて、

 

ぬっくさんのブースに立ち寄り、「自分もサンセリテで働いていたんです」と挨拶していた。

そんな場面も川越パンマルシェにはあったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

(「川越パンマルシェ2016」前編 小江戸蔵里2016年5月29日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12165859674.html

 

パンの一大イベント川越パンマルシェが終わってまだ間もない時期ですが、

 

すでに次に向けた動きは少しずつ始まっていて、新たな展開の布石は打たれている。

イベント後、

川越パンマルシェお馴染みの新河岸の「ブーランジェリュネット」さんがナンツカベーカリーを訪ね、

川越のパン屋が協同して
埼玉県産小麦「ハナマンテン」を使ったパンを作って打ち出していこうと誘われた。

 

 

(「ブーランジェ リュネット」川越の新河岸からパン文化を広める

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html

それはイベントの時だけでなく、

普段から地域を大事にし、地域密着感をより鮮明に出していこうという方向です。

その話しに佐川さんは即答的に賛同し、地域の小麦を使ったパンも開発していく。


 

 

 

これまで特に断わりを入れてなかったのですが、

 

ナンツカ、というのはご存知の人も多いでしょうが、

西武新宿線南大塚駅周辺の「南大塚」を、地域では親しみを込め略してナンツカと呼ばれています。

佐川さんがこの地にパン屋を構えたのは、自身在住しているというのが大きかったのかもしれない。

少し前までは、南大塚駅北口にもパン屋はあったのです。

そう、まさに今ナンツカベーカリーがあるこの場所は以前はパン屋でした。

お店がなくなって、空になった場所の入口に貼られた

居抜きで入る人を募集する貼り紙を見ても、

「場所が良くないし、ここでパン屋をやるのはきつそうだな」と思っていたくらい。

しかし。

自分が朝目覚めた時に、美味しいパンを食べたいと思ってもこの地域にはパン屋がない、

コンビニ?スーパー??いやいや。

サンセリテに行くか、穂の香に行くか、ラ・ミラベルか。

だけどどこも車で行かないといけない、遠い。

それなら自分がパン屋を作ってしまえばいい、自分がやるしかない、

そうして、ナンツカにパン屋を開くことを決めたのでした。

店名も、誰にでも覚えてもらえるように、

ナンツカのパン屋といえば、と思ってもらえるように、ストレートにズバリ、ナンツカベーカリーとしました。






 

ナンツカには意外にも?駅周辺に食の人気店が集積していて、

 

南大塚南口には「パティスリールアンジュ」さん、

(「パティスリー ルアンジュ」小野塚さんの優しいケーキたち

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11583564773.html

和菓子の「四季彩菓ふじ乃」さん、イタリアンの「MANGIA(マンジャ)」さん、

ナンツカベーカリーがある北口にも、

川越でタイ料理といえばでお馴染みの「サバーイ・サバーイ」さんに

蕎麦の「食彩さいとう」さんといったお店があります。

(「サバーイ・サバーイ」川越でタイ料理といえば。本場の味、本場の味しか作れないお店へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11798207000.html

 

そんなナンツカのお店を巡る楽しいイベントが年に一度開催されていて、

 

南台商栄会が主催しているのが、「街バルinなんつか」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

(「街バルinなんつか2015」南台商栄会11月6日、7日開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12094280744.html

一昨年、昨年と開催されて、参加者に大好評なイベント、

今年も開催するために南台商栄会は準備を進めていて、

今年からナンツカベーカリーもバル協力店に名を連ねようと進んでいます。

上の蕎麦のさいとうさんは、ナンツカベーカリーと同じ通り沿いにあります。

ナンツカならではのおもてなしで、

他のバルでは有り得ないようなお得感がある街バルinなんつか。

ナンツカベーカリーも「そんなに!?」という点数のパンをセットにして、

ナンツカにやって来る参加者をもてなそうとしています。


地元のイベントに加え、今後は他の川越のイベントに出店してくことが見られていくでしょう。

川越の各地域にある地域に愛されている個人パン屋、

今、南大塚にもできました。

「ナンツカのパン屋」として、

ナンツカベーカリーはこの地に根付いていきます。

 

「NANTSUKA BAKERY(ナンツカベーカリー)」

 

川越市南台2-2-1
8:00~19:00 (土曜日のみ~17:00)
049-215-7850 .
定休日 日曜日



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店頭に置かれた2種類のハガキ。

お店にやって来る人たちは、パンに目を奪われながらも、

奇跡の一本松、瑞巌寺、というフレーズに興味を抱き、

「これは何ですか?」と訪ねる光景が見られる。

何気なく置かれたようなハガキに、詰まっている想いにストーリー。

その果てしなさに、パンとのギャップを感じつつ、こんな凄いことをやっているなんて引き込まれていった。
川越の中でも、このようなお店はまず目にしない。それが、蔵町パン。


お店があるのは、川越の一番街。

蔵造りの町並みが続く通りを進んでいくと、奥へ奥へと伸びる横丁に出会う、小江戸横丁です。

横丁には昔ながらのお店や最近できたお店がひしめいていて、

川越に来た観光客が必ずと言っていいほど足を踏み入れる横丁です。




アンティークの小物、天然石のインテリア小物、
時の鐘を型どったお菓子、名前入り木札、懐かしい「支那そば」など
10店舗の個性あるお店が軒を連ねています。
奥には休憩所・トイレがあるので散策途中に「チョット休憩」

横丁の入口には、

焼きおにぎり「芋太郎」や「いもソフトクリーム」でお馴染みの翠扇亭(すいせんてい)さん。


奥へ入っていくと、翠扇亭の隣にあるのが、「小江戸川越バウムクーヘン ノリスケさん」。


(この時のマンスリーバウムはストロベリーでした)

色んな美味しいものが手に入り、川越に来たら欠かせない通りです。

さらに進んでいくと、少々意外なものを発見することになる。

なんと・・・美味しそうなパンが並んでいるお店が。

そうなんです、小江戸横丁に2016年3月に新しく出来たのが、パン屋「蔵町パン」さんです。

いや、正確にはパン屋専門店というわけではありませんが、

まず最初の切り口として、パン屋さんとして在るのが蔵町パン。

その奥にある真意はこれから明らかにしていきます。





蔵町パンに並ぶパンは、

フランスパンがメインで、そこから色んなバリエーションが広がる。

ここには惣菜パンも菓子パンもありません。

そういう意味で普通のパン屋さんとは毛色が違っていて、フ

ランスパンの専門店と言えばいいかもしれない。
「ぶどうパン」



「レーズンパン」


「全粒粉パン」


赤ワインを使用した「赤ワインパン」


「フルーツパン」、



「フランスラスク」


フランスパンは、とても手間が掛かるパンで、失敗する率も高いパン。

本当ならフランスパンは、それだけにじっくり向かい合って作るパンですが、

他のパン屋さんではいろんなパンを作る中の一つとしてフランスパンがあるのが普通で、

そのパンだけに長い時間集中するわけにはいかない現実がある。

それが、蔵町パンのフランスパンは、

じっくりと焼き加減を見ながらそれだけに向き合って作られているもの。

蔵町パンのパンは、いわゆるアウトレット品で、

蔵町パンでパンを作っているわけではなく、

ホテルのレストラン向けに作っているパン屋さんから仕入れたパンを販売している。

作っているのは蔵町パンの山田さんの知り合いのパン屋、

そのお店を応援したいとの思いもあり、山田さんがここで販売しているという形です。

パンは試食もでき、ギフトも用意しています。




蔵町パンというのは、もちろんパンを売っているお店なのでパン屋として見ていい。

お店の前に来る人の100人に100人がパン屋さんとして見るでしょう。

今はまだそういう認識のされ方のお店でしょうが、

ただそれはあくまで入口部分の話し。

パンで足を止めてもらって、その先に・・・というのがこのお店の真実。

パン屋と同時に蔵町パンの山田さんには、もう一つの顔があることをご存知でしょうか。

いや、そちらの方が山田さん曰く、

「自分がやりたいこと、自分の基本となっているところ」と語る。

そしてもちろん伝えたいことも、パンのこともそうですが、その先にある真意。

そちらこそ、取材をしたいと共感した部分でもあります。

パンではなく・・・?一体どんなことを?

山田さんのその活動とは・・・

ここでようやく始めに紹介したハガキの話しに入っていくことになります。

そう、冒頭のあのハガキが全てを語っていたのです。


あのハガキは、単にパン屋さんの片隅で売られている震災関連グッズではなく、

あのハガキに籠められているものこそ、山田さんがやりたいことで、蔵町パンに繋がっていったもの。

一枚のハガキから、こんな壮大な話し、信念、夢、が詰まっている話しが聴けるなんて。

今なお、あの悲惨な記憶を風化させず、活動を続けている人が川越にいたなんて。。。

パンの奥にある真実。

蔵町パンの店頭で販売されているハガキなどのグッズは、

奇跡の一本杉として知られる宮城県陸前高田市の杉を再利用して作られています。

(奇跡の一本松)

陸前高田に残る奇跡の一本松は、

愛知県弥富市のヤトミ製材により芯を抜き鉄筋で強度を増してから

芯のチップを再利用して、栞・ハガキ・レターセットなどにしている。

縁結び栞

松:樹花言葉 永遠の若さ、良い出会い







ちなみにこれらの商品は、川越以外だと、

陸前高田市役所近くにある仮設の文房具店「伊東文房具店」で扱われています。


これらの商品は、既にあるものを仕入れてお店に並べているのではなく、

まさに、蔵町パンの山田さんたちが作っているものなんです。

蔵町パンの山田さんは、

一般財団法人JCネクストの代表理事を務めています。
一般社団法人JCネクスト(Japan Culture Next) は、
東日本大震災を受け,次なる日本文化を目指して長期的な支援をするため2011年に設立されました。
JCネクストは現在、各分野の専門家により 運営されています。

津波を軽減させた海岸林(400年の知恵)を後世に伝えるため、
宮城中央森林組合を中心に荒地を耕し、黒松の種を蒔き芽を出した強い松だけを植樹しています。


山田さんがまず、JCネクストを立ち上げようとする前には、

宮城の震災当時から個人でボランティア活動に携わっていたという経緯があります。

当時は本業の仕事をやりながら宮城にボランティアに通う日々。

ボランティア活動を続けていく中で現地といろんな関係ができ、

今後も本気で活動を続けていくなら会社を起こして欲しいという

宮城中央森林組合の助言もあって、よしそれならこちらも本腰を入れてやろうと、

会計が透明化される一般社団法人という道を選んでJCネクストを起こしました。

宮城県松島町の海岸沿いの松林植樹は、一朝一夕では成し得ない事業であり、

地元の森林組合としては、これから数十年一緒になってやってくれる相手を求めていて、

その声に応えようと山田さんは前職を辞め、JCネクスト一本にしました。

JCネクストには3人ほどのメンバーがいて、メインで動いているのは山田さんただ一人。

ちなみに蔵町パンも山田さんが一人で運営しているので、

一人で震災復興のJCネクストに蔵町パンに、いろんなものを背負っていることになる。


そしてJCネクストでは、瑞巌寺の杉を使った名刺などの商品も作っています。

瑞巌寺がある松島町も陸前高田市も、かつては伊達藩が津波の被害を減らそうと

海沿いに松を植えていた地。両者一体となって松林が続いていたのです。

それが2011年の大震災で全滅。

陸前高田市の奇跡の一本松はチップ化され、瑞巌寺の杉も活用の問題が浮かび上がった。

宮城県松島町にある国宝 瑞巌寺は、東北随一の禅刹として歴史を刻んでいる。




(瑞巌寺)

今、山田さんが瑞巌寺とこうして深い繋がりがあるのは、実は震災前から繋がりはあったのだという。

前職の仕事の関係で、

埼玉県仏教会の勉強会の運営を任されていた時に、瑞巌寺と知り合っていました。


瑞巌寺の参道の樹齢数百年という杉並木が立ち枯れてし、伐採した空き地をどう生かしていくか、

倒れた杉材をどう有効利用していくか、

山田さんのJCネクストや宮城中央森林組合、瑞巌寺の老師の3者で協議している最中でもある。

瑞巌寺の杉の伐採は、震災当初は枯れた杉の伐採に国から補助が出ましたが、

二年目になって、地下の水脈が上がったことで杉の立ち枯れが発見される。

補助はもう出ないがこのままでは危ないということで、森林組合がお金を出して杉を伐採しました。

杉の再利用というのはそういう事情からだったのです。

立ち枯れは、まだ枯れていないけれど枯れることが確実の木のことで、

その段階ではまだ枯れていないので、普通の木として利用することができます。


空き地に日本庭園を作る計画に、杉材利用もいろんなアイディアが出る中で、

再利用として最初に取り組んだのが、ベンチ制作だった。

ベンチの行き先は、移動型コンサートホールのアーク・ノヴァでした。
世界初のバルーン製コンサートホール「アーク・ノヴァ(Ark Nova:新しい方舟)」
イギリスの著名な彫刻家アニッシュ・カプーア氏と、
日本人建築家の磯崎新氏が手を組んで生み出したのは、
まるで別世界からやってきたような構造物.
アーク・ノヴァの収容人数は500名から700名。弾性のある素材で作られており、
空気でふくらませたり解体したりできる方式になっている。

アーク・ノヴァには瑞巌寺の杉で作られたベンチが200脚提供されました。
2013年9月27日から10月13日まで宮城県松島町に設置され、
ベネズエラ人指揮者グスターボ・ドゥダメル氏が
地元の子どもたちを対象にワークショップを行なったほか、
歌舞伎役者の坂田藤十郎氏が、歌舞伎や日本舞踊を披露している。
(坂本龍一氏もアーティスティックディレクターの一員であり、
東北地方の中学高校生からなる「東北ユースオーケストラ」と共に出演した)


他には、杉を使って名刺などのオリジナルグッズも制作しています。

これは蔵町パンで販売中。





他にも、建材として使用できない木材を使って今までにない商品を

宮城中央森林組合とJCネクストで共同開発しています。

その様子は以前テレビ東京の番組でも取り上げられたほど。





こうして振り返ると、山田さんのJCネクストの主だった活動は、

まず宮城の海岸沿いの松の植樹があり、

瑞巌寺の日本庭園計画があり、

奇跡の一本松や瑞巌寺の杉の再利用というものがあります。

そして、再利用したハガキなどの商品を販売する場所として川越を選んだのは、

自身埼玉県出身で、高校が城西大学付属川越高校だったこともあり、

川越を身近に感じていたことがあった。

川越のお店を活動の発信地とし、

そこに、知り合いのパン屋の特別なパンを応援したいとの思いも重なって出来たのが蔵町パン。

パンという部分は、

「川越はパン屋が多い街だし、

中でも特色あるパンを数点に絞って販売すれば個性が出せるのではないか」

そう考えて、あれて点数を絞って高級品のパンだけを販売しています。

特に小江戸横丁という場所は、観光客を相手にと考えたものでしたが、

お店を開いてみると、観光客はもちろんですが、

地元川越の人も数多くお店にやって来ることに山田さん自身が驚いていた。

川越の人のパンをキャッチするアンテナは鋭い。。。


川越のパンの熱狂ぶりは、2016年5月の川越パンマルシェで存分に感じられる。


(「川越パンマルシェ2016」前編 小江戸蔵里2016年5月29日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12165859674.html


今でも宮城に通う日々はもちろん続いていて、

週に2日、月の3分の1近くは宮城に行っています。

蔵町パンを開いてからは、宮城でも日帰りで行って帰ってくることが多くなっている。


今、山田さんたちが植えた宮城県の海岸沿いの松は、

震災から5年経っても「まだこんなもの」と腰の高さ辺りを手で示していた。

種を植えて育つのは全体の8割ほど、海岸に移植して育つのはその中の7割ほど、

風光明媚なかつての松林が復活するのはまだ気が遠くなる月日が必要でしょうが、

しかし着実に松を植える人がいて、松は確実に生長して、復興のシンボルになっている。

川越から発信できること。

パンに、震災の記憶に、宮城の新しい魅力に。

山田さんの活動は、始まったばかりです。


「蔵町パン」

川越市元町2-1-3小江戸横丁内

11:00~16:00

水休





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手作りにこだわること、無添加で作り続けること、
言葉で聞くとすっと通り過ぎてしまうものも、

その現場を知ると、こんなに大変なことはありません。
質の良いものを。

強い信念がないとここまで続けてこれなかった。
川越に、ここまでの気持ちで作るお店があること、
2005年4月にオープンした「パンのかほり」さんです。


お店があるのは・・・非常に伝えにくい場所にあり、

住所から行くのがいいかもしれませんが、川越運動公園の裏側。下老袋の公民館の近くです。




お店の前には駐車スペースがあり、遠方から車で来る人が日々絶えません。

最寄り駅でいうと、駅から距離がありますが、南古谷駅になり、

駅からタクシーでやって来る強者もいるとのこと。

という話しが突飛なことではなく、普通に日々起こっていることがこのお店の真価を語る。

そうなんです、パンのかほりさんのパンを求めて、川越の人はもちろん、

遠方からも毎日のようにパン好きがパンに引き寄せられている。

むしろ地域の人よりも遠くから車でというケースが多いそうで、

国道16号から上江橋を渡って大宮方面から、

お店から道を北に行けば入間大橋があり、荒川を越えれば上尾なので、そちらの方面からも。

なぜ遠方からここまでやって来るのかといったら、今は食にこだわりを持つ人が多く、

パンのかほりのパンは安心して食べられると支持されています。




パンのかほりのパンは全てにおいて手作りというくらい手間をかけています。

中に入れる具材も、自家製カレー、自家製クリーム、自家製餡子、

自家製ジャム、自家製さつま芋の甘露煮、自家製キャラメル、自家製マヨネーズなども手作り。

ベーコンチーズロール、ジューシーウィンナー、

シュガーレーズン、バジルチキン&トマト川越すぃーとぽてとなどのパンが並びます。




菓子パンは、クリーム、メロンパン、麦わらぼうし、自家製つぶあんパンなど。


惣菜パンに菓子パン、いろんなパンが並ぶパンのかほりさんですが、

中でもやはり、パンのかほりと言えば、ハード系パン。

中のレーズンなどの具材がたっぷり入っているのが特長です。

ふらんすパン、チーズふらんす、ブルーベリーふらんす、ミルクキャラメルふらんす、

くるみパン、いちじく・くるみパン、グリーンレーズンくるみパン、

くるみ&クリームチーズ、ショコラふらんすなどなど。

ガチガチに焼き込んでいるものではなく、柔らかめに焼いているので食べやすいです。











お店に並んでいるパンは、オープンから変わらないものが多く、

それだけ確固とした、揺るぎないものであることが伝わってくる。


川越はパンの街と言われるのは、名の知れたお店があるというだけでなく、

やはり、川越各地域に手作りにこだわる個人パン屋さんがあり、

パン食文化の豊かさを指してそう呼ばれていると思います。

思い浮かべてください、川越のパン屋さんというのは、

賑やかな市街地にあるばかりではなく、いやむしろ、

市街地から離れた周辺地域の方に点在し、

その地域になくてはならないものとして溶け込んでいるお店が多い。

川越パンマルシェというイベントに出店しているお店が所在する場所を見れば一目瞭然、

霞ヶ関、新河岸、新宿町、松江町、川越市駅、菓子屋横丁、

市街地から離れ、住宅街の中にひっそりとあるようなお店もあって、

これが川越のパンのリアルなのだと気付く。

そして。

周辺地域といえば、川越の東端である、ここ古谷地区の川越総合運動公園。

このお店の存在は以前からパン好きの人には

「川越パンマルシェには出ないの?」と話題に上がることがあった。

このお店が出ることで、

川越のパンというのは、周辺地域で活気があるという全体をより体現できるようになるはず。

そう、パンのかほりさん、今年川越パンマルシェ初出店を果たすのです。

出店の発表があってからというもの、パンのかほりさんではお客さんに

「川越パンマルシェに出店するんですね」と良く言われるのだそう。

店内に置かれたフライヤーを持ち帰る人の姿も多く見られる。

あるいは川越的あるあるですが、

「パンのかほり」というお店の名前は耳にするけれど遠くて行ったことがない、という話しも、

あのパンが市街地の小江戸蔵里にやって来るという快挙になります。

2016年5月29日(日)「川越パンマルシェ」
11:00~16:00 11:00販売開始 12:30各パン屋商品追加
小江戸蔵里 川越市新富町1-10-1 川越駅より徒歩15分


【川越のパン屋さん】
・善太郎                
・パンのかほり   
・ベッカライ0044            
・パン工房 クローバー
・ブーランジェ リュネット        
・BREADMAN    
・WACCI        
・カフェ&ベーカリー どんなときも
・ベーカリークレープ         
・川越ベーカリー楽楽  
【ゲストのパン屋さん】
・いちあん(所沢)        
・麦兵衛(所沢)
・MAHOROBA(狭山)     
・パン工房ぬっく(所沢)
・ブーランジェリー キシモト(所沢)  
・co-mame bakery(新座)   
・PANYA NO TAKESAN(戸田)
・ベーカリーキッチンズ オハナ(本庄)
【パンの仲間たち】
・CAFE ANTI (おからドーナツ)   
・野々山養蜂園 (天然はちみつ)
・UPPER EAST SIDE (ホットドッグ)  
・BurgerCafe honohono (ハンバーガー) 
【雑貨店】
・tenori     
・ATELIER RAWA
【ワークショップ】
・パンモチーフのクラフトワークショップ 高橋 由紀 ・武田真理恵
・パンがある暮らしのためのワークショップ パンコーディネーター協会
【イベント】
・チャリティ 親子で楽しむ棒パンBBQ


当日は、パンのかほりさんのパンが蔵里にやって来て、

ボランティアスタッフが販売する形になります。

お店の代名詞でもあるハード系パンを出品するとのこと。

ちなみに川越でハード系パンと言うと、みな思い浮かべるのはブーランジェリュネットさんや

あるいはベーカリークレープさんのパンを推す人もいるでしょう。

(「ブーランジェ リュネット」川越の新河岸からパン文化を広める

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html


(「ベーカリー クレープ」町のパン屋さん・・・からのめくるめくパンワールド

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12024993701.html

そして、パンのかほりのハード系こそ、と思う人もいる。

ハード系に力を入れている川越のお店が一堂に会するという面でも、今回は夢の競演となる。

忘れてはならないのは、これらのお店がみな周辺地域にあるという事実。

ハード系が人気のお店というと、市街地のおしゃれな雰囲気、をイメージしますが、

川越の場合のこのギャップがまたなんともいい。

街中からこんなに離れた場所にあってハード系が売れるというところにも、

川越のパン文化の高さが分かるよう。


パンのかほりがある川越の北部、古谷地区。

ここにお店があるからこそできること、それは、

地域の旬の農産物をふんだんにパンに採りいれられるということ。

古谷地区というのは、昔から農の地域であり、

田園風景が広がり、野菜を作る農家さんもたくさんいます。

(「かわごえ春の農業まつり」2016年4月29日伊佐沼 農業ふれあいセンター

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12156408696.html

野菜というのも、知れば知るほど奥が深くて、

スーパーなどで手に入るものが野菜の全てと思いがちですが、

そういったお店に並ばない野菜も世の中にたくさんあることへの想像力は大事にしたい。

特に川越はこだわりを持ち、腕のある農家さんが多く、

野菜は自宅直売だけで売れてしまうという方も多い。

という現実が私たちが暮らすすぐ横にある。

そうなるといくらお店に行っても出会うことはないし、食べる機会も永遠にない。

川越にそんな農家がいることを、知らないで終わってしまう。。。

パンのかほりがある古谷地区は昔から農家を続けている人たちが残る地域であり、

農産物作りにかけてはこだわる人たちがたくさんいる。

例えばとうもろこしなら、

パンのかほりの下山田さんのお父さんのお兄さんのとうもろこしはいつも人気で、

直売所・・・に出す前に毎年予約だけで完売になるほど。

そのとうもろこしを使ったパンをお店では作って提供しています。

さつま芋なら、知り合いである川越のさつま芋畑ストリートである中台通りの

金子さんの畑から仕入れて小江戸カレーパンなどにも使っている。

親戚が農家で、農の地域にあるお店だからこそ、農家さんとのネットワークがあり、

誰が、どのようにして作っているか、顔が分かる関係で、

他では手に入らないような農産物をどんどんパンに投入していける強みがあります。

今の時季ならきゅうりやトマト、トマトも美味しく作る農家が近くにいて、

フレッシュトマトとベーコンのピッツァに使うことができる。

農家から直接買っているものが多いのがパンのかほりの特色です。

というか、買うという前に、パンに使うからという理由で自分たちでレタスを作ったりしているくらい。

地域の農産物を積極的に採り入れるという姿勢は、

パン屋さんの中でも主流になってきた意識のようで、

埼玉県各地のパン屋さんで同じ話しを聞きます。

川越で、特にその意識が強いのが、パンのかほりさんかもしれない。

そういうお店だからこそ、

「ピザの上に載っている茄子の味が濃い!美味しい!」というお客さんの声が届いてくる。

茄子も自分たちで作っているもので、それを素揚げし、使っています。


そして、パンのかほりのパン作りのこだわりは、

もちろん素材の吟味へも注がれています。

例えば定番人気の食パンは、コンパウンドではなく頑なによつ葉のバターを使用。

脱脂粉乳ではなく牛乳を、それに蜂蜜を使って焼いています。

他のパンにも、バターが必要ならバターを使う事を譲らず、この話しだけで、

材料に対する思いの強さが伝わってくるよう。


さらに、看板にも書かれているように、無添加。

あえて記載しているここに、パンのかほりの信念、譲れない想いが詰まっていると言えます。

お客さんにも、「無添加というのはどういうことなんですか?」と訊かれることがあると言い、

無添加というのは、酸化防止剤などを不使用ということです。

酸化防止剤を使うと、次の日も生地を使うことができるのでロスが出にくい。

といった添加物の例はほんの一つで、

効率、美味しく見える、といった名の下に

他にもいろいろある食品添加物は一切使用していないということなんです。

ドーナツ生地、菓子パンなどもミックス粉は使用せず、

一つ一つ材料を混ぜ合わせて一から生地を作っている自家配合。

やっぱり材料にこだわって自家配合で作った生地は、

飽きずに毎日でも食べられる味。

飽きない、というところに、安心安全なものなんだと体が教えてくれるよう。

ただ、無添加だから長持ちしない、できればすぐに食べてもらいたい、

しかし、それは裏を返せば生であるということで、生鮮食料品であること。

それを分かっているパンのかほりのお客さんは、必要なものを必要な数だけ買いに来て、

毎日、二日に一度、週に何度か、というペースでお店に通う人がこんなにもいる。


生地作りは、特に製法にパンのかほりのこだわりがあり、

粉の風味を残すためにあまりミキサーをかけず、

低温で発酵を抑え、パンのパンチの回数を増やして生地がつながるようにしている。
パンのパンチ(ガス抜き)は発酵途中の生地の大きな気泡を抜いて
生地の目を細かくする重要な作業です。
また、パンチは生地に刺激を与え、グルテン膜を強くしてパンをふっくらと膨らませます。

ミキサーをかけすぎないというこの製法は、改良に改良を重ねて自身で編み出したもの。

ミキシングし過ぎないというのは、自身が理想とする生地になる一方、

手ごねという大変な手間が必要になります。

そして、生地によって製法を変えているという。

発酵に影響する水のpHも測り、科学的アプローチを追究しています。

パンによる製法の違いは例えば、

リュスティックはほとんどミキサーをかけないで、手で捏ねている。

柔らかくもちもちしたような、まるでおにぎりのようなリュスティックです。


イチジクのハード系パンなら、

ドライのイチジクを一回全部水で戻してから使用している、

これは小さい手間ですが、生地の水分がイチジクに移動しないので、生地が硬くなりにくい。

オレンジピールなど使用するものは下処理してから使うのが基本。



パンのかほりの下山田さんは、まさにこの地、川越の古谷地区に生まれ育ち、

お父さんの実家はこの地で農家をやっています。

中学生くらいの頃には、いずれ食の道に進みたいと秘めて、

東京製菓学校パン本科を卒業後、新宿駅西口、メトロ食堂街にあるレストランと焼き立てパンの店、
「レストラン墨繪(すみのえ)」に就職しました。
学生の頃からいろんなパン屋を巡り、

卒業後自分が働きたいと思えるお店をずっと探し続けていた。

軽井沢の「浅野屋」でバイトしていた経験も大きかった、と今振り返ります。
当時からハード系パンを作りたいという思いは強く、
「こういうパンを作りたい。このお店で働きたい」
純粋に、自分の中のそれだけを指標にして、その先に決めたのが、墨繪だった。
そのパンに惹かれたし、ゆくゆくは自分のお店を開きたいという夢を持っていたので、
ここでの経験が糧になると思った。

今から20年近く前に、ここまでの意識を持つ女性がいたことに驚きます。


そして、下山田さんを受け入れた墨繪もまた、先進的な意識のお店だった。

墨繪は、オーナーである城恭子さんが立ち上げたお店。
今でこそ、レストランで焼き立てのフランスパンを食べ放題で提供するお店は増えましたが、
それを今から30年以上前から始めていた。
「パンのことを考えた」料理のソース作りにも昔から取り組んでいたお店。
城さんは綴る。
『私が40代だったころ、仕事と家事と育児のあいまに、
自宅近くのビストロで過ごすひとときに、大きなやすらぎと活力をいただきました。
男性と若者のためのこんなお店はたくさんあるのに、女性のお店はなぜ少ないのか。
女性も仕事や家事に追われる日常の中で、ホッとくつろげる飲食店が欲しいはず。
おんなの息抜き。
ちょっとグルメ。
楽しいおしゃべり。
また来たいねと思ってもらえる。
“こんな店を造ろう”、これが墨繪の出発でした。
1983年のことです。
新宿西口の駅近く。大河のような人の流れ。
その川辺の小さなくぼみのように、『ホッとするひとときの店』でありたい。』


そのお店で、女性第1号社員として下山田さんは採用された。
当時から手作りパンにこだわっているお店で、
下山田さんはお店で主にハード系パンを作っていた。
その時の経験から、今のパンのかほりでハード系パンが多いという流れがある。

新入社員時代からオーナーには「好きなものをなんでも作って提出して」と言われ、

下山田さんはパンの試作をしてはオーナーに食べてもらい、新しいパンを生み出していった。

チャレンジを応援し、その成果をお店に採り入れてくれるというゆとりがあった墨繪。


墨繪で4年ほど働いたのち、墨繪から繋がったお店、

Pain fermier「穂の香」あざみ野本店に1年半ほどいました。
穂の香のご夫婦とは今でも連絡を取り合っているそう。
その後、故郷である川越の古谷に自身のお店パンのかほりをオープンしました。
パンのかほりで今出している菓子パンなどは、穂の香時代に作っていたものもあり、
墨繪でハード系パン、穂の香で菓子パンなど、と
これまでの経験が今いかんなく発揮されています。


それでもオープン前は、

「こんな田舎にお店を構えて大丈夫だろうか」と心配になったと言いますが、

蓋を開けてみたら、オープン当初から盛況という結果に。

11年前は今よりもっとハード系パンが多かったと言い、

というか「ハード系ばっかりでした」そうで、

月日を経て、種類が増え、変わり、近年菓子パンが並んで今の顔触れになっていきました。


そうそう、以前川越を中心にして、ママ向け講座を主催している

「ママのたからばこ」の吉川さんが「食育講座パン編」を開いた時のエピソードも、

パンのかほりをより感じてもらえるかも。
『パンに色んなものを塗って、新しい発見をしませんか??
体に優しいものなので、小さなお子さんもママにも嬉しい試食♪
少人数ならではのお楽しみ♪バイキング形式♪』という内容で、

当日はパンに塗る安心安全のものを多数用意し、

なぜそれを選んだのか、そしてパンとの組み合わせを実際に親子で楽しむ、

という楽しいイベントとなっていました。


体験だけでなく、ママ向けの座学も大切にしていて、

ママたちに安心安全な川越のパン屋さんとして紹介していたのが、

パンのかほりさんでありブーランジェリュネットさんでした。



パンのかほりさんのパンは、お店以外でも手に入ることは、川越の人なら既にご存知でしょう。

あぐれっしゅ川越ではパンのかほりコーナーが設置されていて、

ここでもいろんな種類のパンが置いてあります。

あぐれっしゅ川越がオープンした時からパンコーナーはあり、

通っている人は知っていると思いますが、以前は店内の奥にコーナーがありました。

それが最近になってレジの近くに移動、さらにスペース拡大されたのは、

あぐれっしゅの中でも特に人気のこのコーナーを、お店のうりにしようという狙いがあったから。

レジ目の前になって、今まで以上に認知され、売れ行きも良いとのこと。


パンコーナーが設置されているのは、あぐれっしゅ川越ともう一つ、

伊佐沼北端にある伊佐沼農産物直売所でもパンのかほりコーナーはあります。





(伊佐沼農産物直売所)

川越運動公園の方には行けないけれど(と言っても上記2店から近いのですが)、

身近な直売所で購入している人は多いでしょう。

また、よくあるパターンとして、直売所で買って美味しさに惹かれ、

実店舗に行ってみようという人たちも多いとのこと。


ここまで、手作りにこだわり、素材にこだわり、製法にこだわるパン屋が川越にあること。

このお店が在って日々パンを提供していることで、

川越のパン食文化は広がっているのかもしれない。


無添加、手作りパン、

この言葉の意味の深さを実感するお店です。


「パンのかほり」
川越市下老袋102-2
アクセス:国道16号線「古谷上」交差点より車で5分
JR埼京線「南古谷」駅から車で10分
TEL&FAX:049 (223) 2179
営業時間:AM 10:00 ~ PM 6:00
定休日:日・水・祝祭日 ※定休日が変わりました。

駐車場 :有(5台)

http://www.kahori.net/


近くのスポット :
川越運動公園(徒歩10分)
笹原町緑地ドッグラン(徒歩10分)
埼玉医科大学総合医療センター〈川越市鴨田〉(徒歩20分)
荒川サイクリングロード、入間サイクリングロード(入間大橋、開平橋より自転車で10-15分)


取扱い店
伊佐沼農産物直売所
住所:埼玉県川越市鴨田922-1
TEL:049-226-3780
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日


あぐれっしゅ川越 JAいるま野 農産物直売所
住所:埼玉県川越市城下町42-5
TEL:049-227-0881
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日





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川越には、いろんなタイプのパン屋さんがあるけれど、

どんなときものようなパン屋さんが生まれたことは、やはり、

この街のパン文化の豊かさを表しているよう。


川越駅西口から歩いて7分、ウェスタ川越の一階正面玄関に入って、

右手奥に見えるのが外看板とカフェスペース。その先に入口が見えてくるパン屋さん、

2015年4月オープンしたのが「カフェ&ベーカリー どんなときも」さんです。






お店に並ぶパンは、常に50種類前後の商品を用意、季節に合わせた新商品も登場しています。

川越駅西口にはパン屋さんが少ないということで、地域の人にとっては待望の出店。

オープンから一年で、定期的に通う固定ファンもいて、着実に川越に浸透しています。

また、場所柄、ウェスタ川越のホールでイベント開催、

南公民館で講座や教室、イベントがあれば、

どんなときもでパンを購入することが多く見られるという独特の流れがある。


塩バターパンは、どんなときもで圧倒的人気を誇る看板商品。

バ ターロールは、バター風味のふんわりとした食感のロールパン、

サクサクした食感と ジュワッとバターの風味が香る食事パンです。

「ときも」が刻印されているときもあんぱんは、

つぶあんとホイップクリームの絶妙なハーモニー。

ときもクリームパンはカスタードとホイップクリームを贅沢に詰め込んだもの。

カリカリカレードーナツは豚と牛の合い挽肉を使用し、

表面をカリカリに仕上げ たカレーパン。お昼時には、あっという間に完売する人気パンです。

他にも、アンドーナツ、ごま団子ドーナツ、プチレーズン、メロンパン、

ピザ、食パンなどのパンが並びます。











フランスデニッシュは、外は「カリカリ」中は「もっちり」の食事パン、

スライスして、ハムやレタスなどでサンドイッチにもお勧め。

チーズデニッシュ、クリームデニッシュ、

ミニクロワッサン、チョコクロワッサン、ジャンボン・フロマージュといったパンもあります。







初夏のパンとしては、
ベーコンダイスや北海道産じゃがいも、パセリを練り込んだ生地で包み、焼き上げた、

ベーコンポテトフランスパン。
ベーコンをはさみ、鮮やかなグリーンのそら豆とチー ズをのせ、スティック状のそら豆ベーコンパン。
サクサクの生地にチーズとベーコンを混ぜ込み、

ごまとパルメザンチーズで香ばしく焼いたスティックチーズデニッシュ。

菜の花のクロックムッシュ風、などなど。


焼き菓子としては、さつまいもを使ったお菓子を中心に。


川越いもクッキー (プレーン)は、
川越産のさつまいも(シルクスイート、 紅はるか)を生地に練りこんで、優しい味に焼き上げている。

川越いもクッキー(塩)は、川越いもクッキーに岩塩をのせて、焼き上げたもの。

いもちょこクッ キーは、生地にさつまいもを練りこみ、

チョコチップを混ぜ込んで、ひとくちサイズに焼いたものです。


小江戸の月は大人気のさつまいもチップス。

「時の鐘」の上に見えた美しい満月にちなんで名づけられました。

いも松葉は、ふんわりとした黄色と緑色の2色の生地 でカボチャ餡を包んだ、カラフルな楽しいパンです。


パンに焼き菓子に、たくさんの種類があって選ぶ楽しさがあるどんなときも。

どんなときもにまつわるビッグニュースといえば、

2016年5月29日小江戸蔵里で開催、「川越パンマルシェ」出店が決まったことでしょう。


2016年5月29日(日)「川越パンマルシェ」
11:00~16:00 11:00販売開始 12:30各パン屋商品追加
小江戸蔵里 川越市新富町1-10-1 川越駅より徒歩15分※雨天決行

【川越のパン屋さん】
・善太郎                
・パンのかほり   
・ベッカライ0044            
・パン工房 クローバー
・ブーランジェ リュネット        
・BREADMAN    
・WACCI        
・カフェ&ベーカリー どんなときも
・ベーカリークレープ         
・川越ベーカリー楽楽  
【ゲストのパン屋さん】
・いちあん(所沢)        
・麦兵衛(所沢)
・MAHOROBA(狭山)     
・パン工房ぬっく(所沢)
・ブーランジェリー キシモト(所沢)  
・co-mame bakery(新座)   
・PANYA NO TAKESAN(戸田)

・ベーカリーキッチンズ オハナ(本庄)
【パンの仲間たち】
・CAFE ANTI (おからドーナツ)   
・野々山養蜂園 (天然はちみつ)
・UPPER EAST SIDE (ホットドッグ)  
・BurgerCafe honohono (ハンバーガー) 
【雑貨店】
・tenori     
・ATELIER RAWA
【ワークショップ】
・パンモチーフのクラフトワークショップ 高橋 由紀 ・武田真理恵
・パンがある暮らしのためのワークショップ パンコーディネーター協会
【イベント】
・チャリティ 親子で楽しむ棒パンBBQ

(2015年第4回「川越パンマルシェ後編」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12034416581.html

どんなときもはこれまで、ウェスタ川越広場で開催された、

2015年9月の「矯正展」や11月の「県民ふれあいフェスタ」といったイベントには出店していましたが、

パン屋さんが集まるパンのイベントに出店するというのは今回が初めて。

イベント出店が決まり、スタッフは皆とても楽しみにしているそう。


川越にお店を構えるパン屋さんとしてどんなときもが出店することで、

川越にはいろんなパン屋さんがあり、それぞれに個性があって、多様性があることを感じてもらえるはず。


どんなときもを運営しているのは、社会福祉法人皆の郷です。

皆の郷という名前を知らなくても、同じく皆の郷が運営している川越いもの子作業所のことは、

川越の人ならどこかで目にし、耳にしたことがあると思います。

社会福祉法人皆の郷は、障害を持った仲間たちが働く作業所として1987年に生まれました。

『障害の重度、軽度または種別を問わず、埼玉県川越市の地域の中で、
労働・生活・文化・経済、その他あらゆる場面で機会を得て、
障害者も1人の人間として自立していけるよう支援していく」という理念のもと、

各事業の運営を行っています。


川越いもの子作業所は現在、第1、第2、第3作業所まであり、

笠幡にあるのが、第1川越いもの子作業所。




【生活介護】
生活介護事業が必要な利用者に対し、
木工作業やリサイクル作業、公園清掃、花販売、製袋作業等を行い、
その人らしく生き生きと楽しく働けるように支援します。
【就労継続B】
就労や生産活動の機会を提供します。木工作業やリサイクル作業、清掃、花販売、製袋作業を通して、生産活動に必要な知識や能力の維持向上を図り、たくましく豊かな人生が築いていけるよう支援します。
【就労移行支援】 (20名)
一般企業への就職を希望する方に対し、必要な知識・能力を養いその人らしく働くことのできる職場への就労・定着を図ります。
給食施設を利用した周辺地域への給食の提供および配食サービス、

また市や大学、入所施設の清掃・メンテナンスなどを行います。

【生活訓練】
障害に関わらず地域生活に移行できるように、段階的に通所、訪問を組み合わせ支援を行います。食事・排泄・更衣などの日常生活動作、洗濯・掃除・炊事などの家事動作、買い物・金銭管理・公共交通機関の利用等、日常生活に必要なスキルの獲得を支援していきます。

【施設入所支援】
【短期入所支援】




他に、「第2川越いもの子作業所」(生活介護・就労継続B型・重度心身障害児者通園事業)、

「第3川越いもの子作業所」(生活介護・就労継続B型)の3施設を中心にして事業を行っています。

この他第2川越いもの子作業所の出張所として

「川越いもの子製麺」、「福祉の店アトレ」、ケアホーム四棟、

入所支援施設(入所支援・短期入所・生活介護・就労移行・自立訓練)まで運営している。


皆の郷の発端は、

1985年頃、当時の川越市は障害を持った人たちの働く場がほとんどなく、
特に重度の障害を持った人たちは、学校を卒業してもどこも行き場がありませんでした。
「どんなに障害が重くても働きたい。生まれ育ったこの街で暮らしたい。」という願いのもと
「川越いもの子作業所」は誕生しました。


1986年2月川越いもの子作業所をつくる会発足。
1987年4月無認可障害者小規模作業所「川越いもの子作業所」を川越市下松原に開所。

木工作業を開始。「川越いもの子作業所をささえる会」に名称変更。
11月廃品回収、缶プレス作業開始。

第1回チャリティバザー開催。
1988年4月東田町の市有地に移転。
7月第1回チャリティコンサート。
1989年 9月 建設候補地決定 国に認可施設申請書提出。
11月反対運動起こる。
1990年2月住民の同意得られず、建設候補地断念。
7月笠幡に建設地決定 認可の内示おりる。
9月「3千円1万人運動」開始(1991年5月目標達成)。
1991年3月社会福祉法人「皆の郷」認可。
6月 「川越いもの子作業所」開所。

木工作業とアルミ缶のリサイクル作業を始める。


仕事としては、会社の下請けだけだとノルマに応えられないことも多々あるし、利益も小さい、

自分たちが主となって仕事をしなければと展開して、

設立の場所である笠幡の第1いもの子作業所では木工や空き缶リサイクルなどの仕事、

今成にある第2いもの子作業所は煎餅やうどん製造、

東田町、寿町にある第3いもの子作業所は手漉き和紙、焼き菓子制作などと、

それぞれに特色を出して仕事をしています。


なぜ、皆の郷は川越にパン屋さんを開くことになったのでしょう。

今から遡ると、かなり以前から話しとして生まれていたのだそう。

どんなときもが開くまで、というのは、

言い換えればウェスタ川越がオープンするまでという話しとイコールで、

川越の人ならあの広大な敷地にウェスタ川越が出来るまでの長い月日を覚えているでしょう。

2008年頃のことです。

もともと川越市が市内の施設に福祉喫茶を開く計画を立て、

福祉施設などにお店をやらないかと呼びかけていった。

手を上げた法人がプレゼンし、皆の郷が発表したのが、カフェとパン屋という内容でした。

結果、皆の郷の案が通り、カフェとパン屋を始めることになった。

ウェスタ川越のオープン計画自体に紆余曲折ありつつも、

いずれオープンする日を見据え、

2012年頃、皆の郷の中では新しく開くお店は

焼き菓子を制作している第3川越いもの子作業所が運営することが決まりました。

パン作りに関しては製パン会社のサポートもあり、

寿町の第3いもの子作業所に社員が来て教えてくれ、覚えていきました。

そして、

第3いもの子にいた職員の菊地さんが店長として「カフェ&ベーカリーどんなときも」に赴任し、

以来ずっと店長としてお店全体を見ています。


ちなみに、第3川越いもの子作業所は就労継続B型で、障害が重い人たちが働いているところで、

どんなときもは、就労継続A型の事業所で、障害が軽い人が働いています。

A型というのは、一般就労が難しいけれどそれに近い形の働き方で、通勤も自分達で通って来ている。

どんなときもで働いている人は、知的障害、精神障害、身体障害の人たちで現在11人、

他のいもの子作業所で働いていた人に、新たにここで採用した人、様々な人が集まっています。

11人が販売、厨房、カフェの3つの仕事を持ち回りつつ分担し、

それに、職員が10人以上とパン職人が1人いてお店を運営しています。


店長の菊地さんは、オープンからの1年間で、

障害を持っている働いている人たちの姿、表情ががらりと変わったことを実感しているそう。

「この一年でみんな成長し、苦手な部分をそれぞれがフォローし合って、

仕込みの部分はもう職員がいなくても任せられるくらいの実力はつきました」と話す。

さらに、

「仕事へのモチベーションがみんな高くて、

働くことが楽しくて楽しくて仕方ないというようなことを口にするんです」。

一般就労していた人がつまづいてここに来た人もいる、

当初は、『いらっしゃいませ』と言うこともできなかった人たちが、

今では積極的に声を出すようになった。

一年前とは別人のようで、菊地さんからしたら、

「出勤してきた時の表情が以前とは全く違う」。

パン屋さんは外からのイメージとは裏腹に肉体労働で大変な仕事です。

一般の人だって長く続かないで辞めてしまう人がいる業界でもありながら、

驚いたことに・・・どんなときもで働いている11人、今まで一人も辞めていないのだそう。

ここで働きたい、そういう声を聞くことができたのがこの一年の結果で、

ここで働くことが生きがいに繋がっている。

どんなときもで焼いたパンは、

ウェスタ川越近隣の会社や公共施設などにもお昼時に販売に赴いていて、

毎日のようにいろんな場所に出張出店している。

その経験もまた、社会との接点となってやりがいに繋がっているという。

他にも、寿町の第3川越いもの子作業所でも販売していて、

いもの子のチャリティーコンサートやチャリティーバザーで販売しています。

また、今では保育園の給食に卸すようにもなっている。


厨房では、お昼の時間に向けて、次から次へとパンを仕込み、成形していくスタッフたちの姿が。




















窯に入れられたパンは、じっくりと焼き上げられていきます。


どんなときも、このパン屋らしからぬ?店名はどのようにして名付けられたのでしょう。

お店オープン前に、法人内の職員、利用者、保護者の投票により決められたそうですが、

地域に愛されるパン屋さんになって欲しいと願いを込めた店名が様々寄せられ、

中でも、川越市のサポートがあることを踏まえ、

やはり、川越のマスコットキャラクター「ときも」を意識した人が多かったという。

「ときも」を店名に入れ込むアイディ、

一番多い店名だったのが、「どんなときも」だった。

・どんなときも美味しいパンを!
・どんなときも障害のある人が主人公で働ける場を!
・どんなときも障害のある仲間が集える場を!

さらに、ときもを入れ込む込むことを意識したのは、実はもう一つの理由があった。

どんなときものお店は、

社会福祉法人皆の郷が運営しているということ、川越いもの子作業所のことは、

表には全く出していません。

現在お客さんとして通っている人も、皆の郷が運営していることを知らない人は多いでしょう。

それはあえて出していないことで、しかし、皆の郷が運営している事実は大事にしたい。

店名にひっそりと、自分たちのアイデンティティーを潜ませていたのです。

その秘密は・・・

店名のどんなときもをアルファベットで書くと分かる。。。

「Donna Tokimo」。


(ショップカードは、第3川越いもの子作業所で作られている手漉き和紙による)

この並びを一文字ずつよく見て見ると、最後の3文字に目が止まる。

IMO。

川越いもの子作業所のイモが現れた。。。


いもの子作業所の利用者や職員からなるロックバンド、

「IMO(アイエムオー)楽団」はまさにこの綴り。

IMO楽団による春一番コンサートまでの道のりは以前伝えました。



(「IMO(アイエムオー)楽団」川越いもの子作業所から生まれたロックバンド

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12141853759.html


IMO楽団ウェスタ横のウニクス川越で演奏していたことがあります。


(ウニクス川越前、IMO楽団のライブ)


また、川越いもの子作業所は、

ウニクス川越広場で行われている「にぎわマルシェ」にはお馴染みの出店。


紐解くと、ウニクス川越、ウェスタ川越共に縁がある川越いもの子作業所。

イベントがあれば、ウェスタ内のどんなときもにも多くの人が訪れ、

カフェスペースは小休止にもってこいの空間なので、お互いに相乗的な関係になっています。


カフェスペースに、お店の入口に、

どんなときもの店舗のアイキャッチ的に必ず目に入るのが、チョークアートの看板。


黒板にカラフルな絵を描くチョークアート、

これは、川越のチョークアート作家「チョークピット」さんに制作してもらったそうで、

「チョークピットhttp://chalkpit.biz/

そして看板を立てかけるイーゼルは、笠幡のいもの子作業所で制作したというコラボ作品なのです。

入口でパンの温もりを伝えている看板。

さらに、カフェの壁面には川越いもの子作業所の「Studio IMO」の人の絵画作品が展示されていて、

さりげなく、しかし太く強く、いもの子との繋がりが随所に感じられるどんなときも。


作品は、定期的に替えられて発表の場となっている。


どんなときもがある川越駅西口は、飲食店がそれほど多くなく、

ゆっくりできるカフェとなると皆無に近い。

ただ、今ウェスタ川越がオープンし、どんなときもがカフェとして使えることは

まだまだ川越で知られていない事実でしょう。

パン屋内にあるイートインスペースは購入したパンを食べるというのが前提だと思いますが、

どんなときものカフェスペースは、パンを買って食べる場所として、

そして、珈琲だけを飲むような「カフェ」としても利用できる。



珈琲は、ブラジル産とコロンビア産を使用。

パンと珈琲、それぞれの美味しさが引き立つように、やや苦味のある珈琲を提供している。

コーヒー

アイスコーヒー
カフェアメリカーノ

カプチーノ
カプチーノ

カフェラテ
カフェラテ

カフェモカ
カフェモカ

キャラメルラテ
キャラメルラテ
抹茶ラテ

ココア

アイスティー
ミルク

紅茶

100%オレンジジュース

100%アップルジュース


アイスクリーム
プレミアムバニラ、

プレミアムチョコレート、

紫いも、

さつまいも  、

地域から生まれる素材を採り入れることも意識するどんなときもは、

ドリンクに河越抹茶を使ってラテを提供しています。


また、河越抹茶としては、抹茶あんクッキーデニッシュがあります。


カフェスペースは、カフェ不毛の西口で、まさにオアシスのように使われていきそう。

普段使いの場に、あるいはウェスタ川越の大規模イベント時にも休憩スペースとしても可能性を感じる。

ウェスタ川越といえば、その広場の広さを生かして、

市や県が大規模なイベントを主催し始めている場所で、川越の情報発信地となりつつあります。

2016年1月には川越市主催の「小江戸川越農産物と食のまつり」が行われ、

一万人ほどの人出で賑わいました。



(前編 第一回「小江戸川越農産物と食のまつり」2016年1月31日ウェスタ川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12124147126.html

屋外広場がメイン開場でしたが、室内でほっと一息つく場としてどんなときもは利用できそうで、

今後、ウェスタでイベント開催する時には、室内にカフェがある案内をし、連携していきたいところです。

他にも、彩の国カレーなる闘いも今後もここで開催されていくと思うので、

どんなときものカフェ空間は欠かせないスポットになっていきそう。


(「彩の国カレーなる闘い第1回大会in川越」2016年3月26日、27日ウニクス川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12145057117.html


さらに踏み込んで言えば、障害を持った人たちは、

街の他のカフェに入ることが気が引けてできない場合が多い。

だけど、どんなときもには、

他のいもの子の仲間たちがふらっとやって来てはパンを食べていることもあるのだという。

ここには知っている仲間がいて、気軽に立ち寄ることができる。

障害のある人たちが集える場という意味で、

今までの川越になかったパン屋、のみならずカフェであると言えます。


おっと、先ほど厨房で仕込みから窯に入れられたパンたちが、ついに焼きあがったようです。

湯気を立てたパンが出されては、すぐに店頭に並べられていきました。












店長の菊地さんは、障害のある人たちが仕事を通して、生き生きとしていく様子を見るのが楽しいと言う。
お客さんとのやり取りから自信をつけ、笑顔が増えていって、生きがいにまでなっていく姿。

ここで働く障害のある人たちは、よくこう口にするのだそう。
「ここで働きたい」

「ここの仕事が楽しいです」

障害を持っている人がここまで生き生きと働いている姿を見て欲しい、菊地さんは話します。
「もっと働きたい」その意欲に圧倒されることもしばしば。


仕事が、パン作りが、楽しくて仕方ない人が作るパンが、美味しくないわけがない。


どんなときも美味しいパンを!


どんなときも障害のある人が主人公で働ける場を!


どんなときも障害のある仲間が集える場を!


「カフェ&ベーカリー どんなときも」
川越市新宿町1-17-17(川越駅西口から徒歩約7分)
ウエスタ川越1F
10:00~18:00 

※ホールのイベントにより、営業時間が変更になる場合があります。

不定休
TEL:049-248-1137
FAX:049-248-1138

http://www.donna-tokimo.com/







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川越はパンの街。

市内各地に個性的な個人パン屋があり、

それぞれが地域の生活になくてはならない存在として根付いている。

「川越パンマルシェ」に出店しているお店をざっと見ただけでも、

川越市駅、菓子屋横丁、松江町、霞ヶ関、新宿、新河岸、下老袋と

川越中に個人パン屋があることが分かります。

という地域を見ると、意外にも市街地から離れているところに川越の名店がある。

中でも新河岸は、パン好きが通うお店が点在しているエリア。

そのパン屋さんの事を・・・

川越パンマルシェに出店するある店主は・・・「あのパンは神」、そう表現していたほど。

同業からも一目置かれる存在、「ブーランジェリュネット」さんです。

お店があるのは川越の新河岸、

川越街道からいなげやがある交差点からいちょう通りへ入っていく。

カーブを曲がって進んで行った先、「ウエマツ薬局」から右に入っていくと

まさに象徴的なワーゲンバスがすぐに見える。



お店に入ると目の前にパンが並ぶショーケースが。

そして・・・横にずらりと並ぶ、ハード系パンの数々。それこそ、リュネットを表すパンたちです。



リュネット渾身のパン、「自家製ルヴァン種のカンパーニュ」。

量り売りもしているこのパンは、

リュネットといえばやはりハード系パンの代表選手。

焼き目も割れ目もウットリです。

このパンを含め、リュネットのほとんどのパンが、

製法からヨーロッパの流れを意識している欧風パンたち。

欧風パンといっても何も特別な敷居の高さがあるわけでない、

「普段食卓で食べられているような日常的なパンを作りたいと思っています。

食事のお供になるような、食事がより豊かになるようなパンを見つけてもらえれば」

と話すリュネットの若松さん。

ヨーロッパでは、例えば農家が自分で作って焼いて切り分けてみんなで食べる、

日本のお米のような、カンパーニュはそんな日常的なパン。

食べ飽きない素朴な味で、毎日の食卓を彩ってくれる、なんだか切り分ける音が聞こえてくるよう。

そして「パン ド カンパーニュ」も噛み締めたいパン。

自家製サワー種(ライ麦からおこした酵母)を使用したパン。これも芸術的。

「パン ド カンパーニュは肉料理に合うように作っています。味の濃い料理に合いますよ」。


店名と同じ「リュネット」は、サワー種生地に

くるみ、アーモンド、カレンツが入ったライ麦パンで、クリームチーズとの相性がいい。


「いちじくとナッツのライ麦パン」に、

「グリーンレーズンのカンパーニュ」は、

爽やかな甘みのグリーンレーズンが入ったライ麦パン。

「十穀うきょう」は、生地の中に黒米、赤米、押麦、もちあわ、

丸麦、高きび・アマランス・もちきび・キンワ・うるちひえ・玄米を炊いて加えたもの。




リュネットのパンは、なんでこんなに見た目が美しいんだろう。。。とにかく生地が美しい。

そしてやはり・・・生地に対しては並々ならぬこだわりを抱いているリュネット。

「パン作りで大事なのは生地。いかに大切に作るか。生地作りに9割くらいの力注いでます」と話し、

続けて、「私の作るパンは、北海道産の小麦を使用し、

自家製酵母とイースト、材料、製パン方法まで、そのパンにあったものを使用しています。

ゆっくりじっくり発酵させたパンは、小麦の中の酵素の自然な力で甘く、そして風味豊かになります。

仕上げとも言うべき、パンの焼成に使用するオーブンは、

フランスのボンガード社のオーブンを使用していて、

石釜による遠赤外線効果によるパンの日どおりの良さと、パンにボリュームが出ています。

大量生産の工場には出来ないパンの美味しさを味わっていただければと思います」。


「リュスティック」はフランスパンの原型とも言われているシンプルなパン。

小麦粉、水、塩、イーストというシンプルな材料から作るパンは、

シンプルだからこそ技術が求められるパンでもある。

リュスティックはサンドイッチにも合うパンだそう。

実はいろんなお店にパンを卸してもいるリュネットは、

一つ例を挙げるなら、川越駅から歩いて10分ほどのところにある「ピケニケ」さんで、

あのリュスティックは、料理と合わせた魅力的な一皿に仕立て上げられている。


(「Coffee&winestand pique-nique-ピケニケ」住宅街のオアシス的カフェ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12075529697.html


もちろんリュネットさんはハード系パンだけではなく、

菓子パンや惣菜パンなど柔らかいパンも扱っていて、そのレベルもまた高い。


クリームパン、あんこぱん、手作りあんこのしろあんぱん、

メロンパン、黒糖ベーグル、よもぎと粒あんのベーグル、

発酵バターのクロワッサン、

キャラメルフレンチトースト、くるみとゴルゴンゾーラ、クリームチーズとカスタードデニッシュ、

埼玉県産小麦のはなまんてんを使ったプチパンやくるみパン、

自家製ミートソースとホワイトソースのパンポット、

手作りチキンカレーと季節の野菜のパンポット、

大粒のレーズンが入った食パンレーズンブレッド。


川越の中でもう絶対的な存在になっているブーランジェリュネットさん、

リュネットさんなら間違いなく都内でも人気店になるでしょうし、

こういうお店が川越に、新河岸にあるという奇蹟。

リュネットの若松さんは、ホテルで5年ほど修行し独立、以前は東松山にお店を構えていました。

リュネットといえば、川越発のパンの祭典「川越パンマルシェ」にはお馴染みの出店で、

というか、川越パンマルシェ立ち上げにも関わっていて、

今でも実行委員の一人としてイベントの運営を支えています。
川越style

(2012年5月第1回川越パンマルシェ)


川越style

(2013年5月第2回川越パンマルシェ)


(2014年5月第3回川越パンマルシェ)




(2015年第4回川越パンマルシェ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12034416581.html

上記、2015年の川越パンマルシェ開催の直前、

インタビュー形式で訊いた話しをパンマルシェのサイトに載せたものがこちらです。

第一回目の川越パンマルシェから出店しているブーランジェリュネットさん。

川越パンマルシェの立ち上げにも関わり、運営面を支え続けています。
ーいよいよ今年の川越パンマルシェが近付いてきましたね。
「パンマルシェのことは毎回何ヵ月も前から頭にあって、『今年は何のパンを出品しようかな』と考え続ける日々になるんですよ」


ー各地のイベントに出店することの多いリュネットさんですが、川越パンマルシェは特別なんですね。
「出店するイベントはパンマルシェが一番大きいですし、パンマルシェがあるから新しいことに挑戦する、というのもあるんです」


ーパンマルシェは挑戦する場でもあるんですね。
「そうなんです。普段のお店のパンはそんなに顔触れは変えないのですが、パンマルシェがあるから、そこで新しいことに挑戦して発表する、というのはありますね。
去年は知り合いの飲食店の人に相談したりして、そんな素材の組み合わせがあるんだ、と新しい発見があったりしました。食事に合うシンプルなパンを追求すると、飲食店の方の話しがイメージが湧きやすくて参考になったりするんです」


ーお店を始めた時から、食事に合うパン、とハード系パンに力を入れてきたリュネットさん。
「川越の新河岸にお店を構えて8年、東松山にお店があった時から数えると14年になります」

ー14年というと、世の中にハード系パンが浸透してきた道のりと同じような時間ではないでしょうか。
「お店を始めた時はハード系パンを提供するお店が周りに少なくて、まだまだ知る人がいないような状況でした。でもお店をやるならハード系パン屋以外は考えていなかったし、このパンを広めたいと思い、作り続けてきました」


ー14年経ち、ハード系パンが浸透してきた実感はありますか??
「それはありますね。うちのお客様は『このパンを買う』と決めている方が多くて、パンごとにそういう方がいます。また、柔らかいパンにハード系を一緒に購入するという方がほとんどで、以前と比べるとハード系パンが広がっているのを感じます」


ーリュネットさんは地域の食材をパンに取り入れることにも意欲的ですよね。
「小麦粉は埼玉県産を使用したり、カンパーニュに野々山養蜂園さんの蜂蜜、キッシュなどに川越で無農薬米作りされている高梨さんの玄米を使ったこともあります。玄米を使うことでモッチリ感が出て食べやすくなるんです」


ー今年もパンマルシェではリュネットさん目当ての方も多くなると思います。
「川越パンマルシェは毎年来場者が増えていて、待っていてくださる方がいるからにはなんとか応えた一心で臨んでいます。パンを購入して頂いた方が、いろいろ工夫して料理に合わせて頂けると嬉 しいです」


欧風パンであり、地域の農産物をパンに取り込むことにも積極的なリュネットさんは、

河越抹茶を練りこんだ自家製ルヴァン生地の中にミルクチョコ入りのミッシュや、

埼玉県産小麦のふすまを加えた酒粕酵母のカンパーニュなども焼いている。




さらに、お店のショーケースの上には、蜂蜜コーナーが。

この蜂蜜が、川越Farmer’s Marketの野々山養蜂園さんで、

リュネットさんが応援している川越の養蜂家であり、

野々山さんもリュネットさんにならぜひ置いてもらいたいと信頼している。

リュネットで野々山さんの蜂蜜を購入する方は多いそうで、

季節ごとの蜂蜜を楽しみにしている人は多い。

生産者とそれを使う職人、この夢のタッグで新たな世界を切り拓いている。

(「野々山養蜂園」川越の絶品蜂蜜の現場へ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12065261924.html

ちなみに両者は川越Farmer’s Marketに欠かせない出店者でもあります。

リュネットさんの奥にある雑貨コーナーには、

パンのある暮らしを豊かにする生活雑貨が並んでいます。

主に取り扱っている食器は、スタジオMさんのもの。

スタジオMさんの食器の暖かい雰囲気と、自分たちのパンで食卓が一層賑やかになって欲しい、

食と器の提案が込められたコーナーです。






数年前にパンマルシェの取材で来た時も雑貨コーナーはあり、ずっと継続しているコーナーは、

その「パン」が中心的に注目されるリュネットさんにあって、

蜂蜜にしても雑貨にしても、パン以外の提案があることを見過ごすのはもったいない。

可愛らしい子ども用品は、pomier(ポミエール)さん。






マスク、三角巾(お掃除帽)、給食のお箸やテーブルクロスを入れる巾着、
そして、毎回入荷するとすぐに売り切れてしまう移動ポケット。ひとつひとつ柄が違う一点物です。

そしてpomierさんは、川越Farmer’s Marketに雑貨出店している作家さんでもあり、のみならず、

実はお味噌作り教室の講師も務めている人であります。


(2015年7月川越Farmer’s Marketお味噌作り教室)

川越Farmer’s Marketから繋がる人たちは、どうしてこう、

生活を大事にする素敵な人たちばかりなのでしょう。

さらにいえば、

リュネットさんがあるいちょう通りには、道を進んで行くと

フランス菓子専門店「パティスリー・サト」さんがあり、

川越街道を越えて新河岸駅方面にはパン屋「ベーカリークレープ」があるという、

この近距離でレベルの高いお店が点在している。



(「パティスリー・サト」新河岸のフランス菓子専門店

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12082943368.html


(「クレープ」町のパン屋さん・・・からのめくるめくパンワールド

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12024993701.html




リュネットさんといえば、川越というくくりを越え、

もう埼玉県各地のイベントに呼ばれる引っ張りだこの存在で、質を追い求めるイベントでは、

「パンといえば川越のリュネットさんを呼ぼう」というのが運営側の常識になっているかのよう。
また積極的に応える姿勢のリュネットさんは、

川越のパン屋でもっともイベント出店しているお店でしょう。

川越内のイベントでみても、本当に多くのイベントでリュネットさんは見かけ、

川越Farmer’s Marketには定番出店し、

2016年1月1万人ほどで賑わった小江戸川越農産物と食のまつりにも出店していました。


(前編「川越Farmer’s Market」12月13日(日)開催 蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12107286406.html



前編 第一回「小江戸川越農産物と食のまつり」2016年1月31日ウェスタ川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12124147126.html


そして南大塚の栗原造園さんの春と秋のイベント出店も恒例です。



(栗原造園「森のおうちのマーケット あきからふゆのもり2015」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12099432692.html

栗原造園さんの森は人を惹き付け、人と人を結び、

人と人と間の話しを膨らませてくれる力があるようで、

今振り返れば、川越Farmer’s Marketはこの森に育まれて大きくなったとも言える。

そう、忘れもしない2014年の栗原造園の森のおうちのマーケットのことでした。

ここで、あのマーケットに身を置きながら、栗原さんたちと

「川越でFarmer’s Marketをやりたい」という話しをしていた。

そして、まだ夢段階だった話に、

飲食出店で始めに即答的に賛同してくれたのがブーランジェリュネットさんで、
それもこのイベントの最中のことだったんです。

川越Farmer’s Marketというまちづくりは、

リュネットさんが出店してくれることで世界が広がったことは確実で、

今までも、これからも、川越Farmer’s Marketでは大事な存在です。

さらに言うならば、リュネットさんのこういうパンこそ

川越でもっと広まって欲しいという願いもあって、始めに声をかけたのがある。


こちらも毎年春と秋に開催しているしろつめ雑貨店さん主催の

「川越ハンドメイドの雑貨市」にも蔵里に出店するのはお馴染みとなっています。



(「川越ハンドメイドの雑貨市Vol.3 雑貨ノ花サク」2015年4月29日開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12021490126.html

今年のハンドメイドの雑貨市は、2016年4月16日、17日の二日間開催。
リュネットさんは17日に蔵里に出店します。


そして・・・2016年5月4日(水祝)クレアモールにあるクレアパークで開催する

「ミニ川越でFarmer’s Market」出店、

5月29日(日)のパンの祭典「川越パンマルシェ」出店と続いていきます。
11:00~16:00 11:00販売開始 12:30各パン屋商品追加
小江戸蔵里 川越市新富町1-10-1 川越駅より徒歩15分※雨天決行

【川越のパン屋さん】
・善太郎                
・パンのかほり   
・ベッカライ0044            
・パン工房 クローバー
・ブーランジェ リュネット        
・BREADMAN    
・WACCI        
・カフェ&ベーカリー どんなときも
・ベーカリークレープ         
・川越ベーカリー楽楽  
【ゲストのパン屋さん】
・いちあん(所沢)        
・麦兵衛(所沢)
・MAHOROBA(狭山)     
・パン工房ぬっく(所沢)
・ブーランジェリー キシモト(所沢)  
・co-mame bakery(新座)   
・PANYA NO TAKESAN(戸田)

・ベーカリーキッチン オハナ(本庄)
【パンの仲間たち】
・CAFE ANTI (おからドーナツ)   
・野々山養蜂園 (天然はちみつ)
・UPPER EAST SIDE (ホットドッグ)  
・BurgerCafe honohono (ハンバーガー) 
【雑貨店】
・tenori     
・ATELIER RAWA
【ワークショップ】
・パンモチーフのクラフトワークショップ 高橋 由紀 ・武田真理恵
・パンがある暮らしのためのワークショップ パンコーディネーター協会
【イベント】
・チャリティ 親子で楽しむ棒パンBBQ


「ブーランジェ リュネット」

川越市砂新田2-8-11

9:00~18:00*売り切れ次第閉店

049-292-9653

月曜日・隔週火曜日休、他イベント出店で休みになる場合があります。
http://www.boulanger-lunettes.com/index.php



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