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・在日コリアンの民族教育を守ろうとした日本人

 

 

『紙の砦』 STAR20 COMICS 手塚治虫 大都社より (画像は友人提供)

 

誰しもが知る、日本漫画の礎を築いた巨匠である手塚治虫先生ですが、同時に医学博士であり浩瀚な知識をもつ学者として、在日朝鮮人や朝鮮学校の教育に関するコラムを書かれていました。


かっちんブログ 「堅忍不抜」 

『在日朝鮮人の民族教育を日本人の手で守ろう(漫画家 手塚治虫さんの記事)』記事より

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12456974184.html

 

 

・教育は「社会」や「祖国」のためのもの

 

手塚先生は、日本がアジア地域への侵略、とりわけ朝鮮半島の植民地政策によって生まれた在日朝鮮人について、時の政策の矛盾をつきながら、しっかりとその「本質」を見出していたと思います。

 

特に気になったところは、氏が朝鮮学校への弾圧に関する「理由」として挙げられた『反日教育』への批判です。

 

そもそも、この「反日教育」なる言葉は、体制が潰したい存在や集団への「レッテル貼り」として使われたものであり、文字通り、歴史を無視した暴論です。ある意味では、自らの都合の悪い過去を「消し去る」意味で、もう一つは、それに洗脳された人間たちによる「無知による排外主義」の結果です。

 

このような流れにおいて、手塚先生がおっしゃられていたように、『教育』とは、本人から社会や祖国のために存在するのであって、「それぞれの民族」によって確保されるべきであり、互いの民族教育を行い、朝鮮人は朝鮮人の教育を、日本人は日本人の教育をと、自分たちが生まれた国や地域に貢献していくためには、欠かすことのできないものです。

 

私自身も、7年近いブログ活動を通じて、いろいろな識者と交流を重ねてきましたが、その中でも「世界共通の認識」として、自分たちの国や文化を知らない人間は、つまるところの『愛国心』のない人間は、バカにされるのであり、それは手塚先生がコラムで述べられていたような「卑屈感」と「無国籍的人間性」の成れの果てでしょう。

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その6(高校無償化『九州裁判』の行方)‐

 

実際に、そんな人たちが出てきている。

 

日本当局による「社会的圧力」によって、日夜大本営メディアによる「嫌朝鮮」報道によって、在日コリアンの間でも、子どもに民族教育を放棄する親が続出し、現実的な将来の為という「月並みの理由」で、最もらしい口実でもって批判を回避するが、果たしてそれが、本当の意味で子どものためになるのかは知らない。

 

もちろん私自身に、こうするべきだと指図する権利はありませんが、過去の知識人や、今を生きる識者たちの中でも交わされたように、それぞれの生まれやルーツを持った人間が、自分たちのアイデンティティを確立した上で、確固とした認識や主体性を持つことが、日和見的にならず、人間的な基礎を作り上げていくし、それは「異国の学校」では絶対にできない。

 

これは、単なる個々人の人生だけではなく、「それらの集積」である国家の在り方としても大きく関わって来る。

 

他者の民族教育を否定する者は、すなわち他国の存在すら否定する。

 

つまり、それは何を意味しているのかというと、現在の『日本の姿』を表しているのだ。

 

‐新一万円札と新五千円札の「顔ぶれ」についての所感‐

 

過去から逃げ、周辺国を敵対視し見下して、内向きな空威張りで逆撫でする国は、まともに相手にされないし、待っているのは「苦しい孤立」だけだ。

 

それこそ、よっぽど現実的でない。

 

 

・過去の戦争体験

 

 

『手塚治虫:最後的話 part1(1/4)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=IK4ruGmTgmQ

 

大正15年11月3日生まれの手塚先生は、先の戦争を体験されている。

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その2‐

 

‐意外と偏向していなかった!日テレの『朝鮮学校』特集その3‐

 

この中で、朝鮮人に対する『同化政策』『皇民化運動』しかり、先生がおっしゃられた「民族の歴史を奪われ、踏みにじられた」原点だ。

 

動画でも紹介されていましたが、冒頭のサムネイルにもあった『紙の砦』(大都社)についてお話してみようと思います。

 

 

『紙の砦』 手塚治虫 大都社 32~38頁より

 

最後のシーンはトラウマです。

 

 

『同』 7頁

 

あんなに綺麗だった京子ちゃんが、米軍の投下した爆弾によって顔が酷く焼かれたシーンに、漫画を読んだ在日コリアンの友人はショックを受けたそうです。

 

後の物語で、オペラ歌手になる夢を持った岡本京子は、行方不明になったという暗いオチが、なんとも悲しい最後(1話)で、実はこの漫画は、手塚先生の半生を描いた作品であって、当時の軍国主義の横暴だとか、救いのない戦争のエグさが生々しく描写されています。

 

そういう経験をしているからこそ、周辺国との禍根や歴史に人一倍敏感になるし、日本自体の立ち振る舞いや、人々の認識に在り方について、常に警鐘を鳴らし続けてこられたお一人でしょう。

 

 

<参考資料>

 

・『紙の砦』 STAR20 COMICS 手塚治虫 大都社 (画像は友人提供)

 

・かっちんブログ 「堅忍不抜」 『在日朝鮮人の民族教育を日本人の手で守ろう(漫画家 手塚治虫さんの記事)』記事

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12456974184.html

 

・Youtube動画 『手塚治虫:最後的話 part1(1/4)』

 

https://www.youtube.com/watch?v=IK4ruGmTgmQ

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

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