2024年のサピックス生の併願パターン分析のアップデートシリーズです。
今後の順番は以下のように考えています。マーカーは記事掲載済みの学校です。
2月1日男子(開成・麻布・駒場東邦・武蔵・渋渋①)
↓
2月2日男子(聖光①・栄光・渋渋②)
↓
2月3日男子(筑駒)
↓
2月1日女子(桜蔭・JG・雙葉・渋渋①・洗足①)
↓
2月2日女子(豊島①・渋渋②）
↓
2月3日女子(慶應中等部・筑附女子)
↓
1月(渋幕①男子・渋幕①女子)
今日は栄光です。
↓昨年の栄光の記事です。
手元にある2020年、2022年、2023年、2024年のサピ栄光受験生の併願パターンの推移をみていきます。
栄光受験生の併願先推移
栄光受験生の併願先
| 栄光 | |||||||
| 2月1日 | 2020 | 2022 | 2023 | 2024 | |||
| 麻布 | 31% | 麻布 | 34% | 麻布 | 25% | 逗開① | 21% |
| 開成 | 18% | 逗開① | 13% | 逗開① | 21% | 麻布 | 17% |
| 逗開① | 13% | 開成 | 10% | 開成 | 14% | 駒東 | 17% |
| 駒東 | 9% | 駒東 | 9% | 駒東 | 10% | サレA | 12% |
| 慶應普 | 5% | サレA | 8% | サレA | 10% | 開成 | 10% |
| 2月3日 | 2020 | 2022 | 2023 | 2024 | |||
| 浅野 | 66% | 浅野 | 70% | 浅野 | 72% | 浅野 | 74% |
| 筑駒 | 9% | 筑駒 | 8% | 筑駒 | 9% | 筑駒 | 7% |
| 逗開② | 6% | 逗開② | 6% | 逗開② | 6% | 逗開② | 6% |
| 海城② | 5% | 海城② | 5% | 海城② | 4% | 海城② | 4% |
| 早稲② | 4% | 慶應中 | 3% | 慶應中 | 1% | 早稲② | 3% |
分析
2月1日
・やはり先に見てきた通り、開成と麻布の併願者が減少しています。特にここ数年のスパンでみると、激減と言ってもいいくらい減少しています。
・代わりに今年は駒東との併願が増加しました。駒東受験生からすると、本来入試問題や校風から相性のいい聖光①の難度が上昇し続けているため、偏差値的には駒東に近い栄光に流れてきているイメージでしょうか。
2月3日
・3日はほぼ無風ですね。3日はとにかく浅野を受験する、というのが栄光受験生の王道となっていますね。
まとめ
個人的に、栄光は正念場に来ているように思います。開成・麻布との併願が減少し続け、さらに駒東との併願も減少してしまうと、このまま神奈川ローカル難関校となってしまう可能性があります。まあ別にそれが悪いわけではないのですが、都心からも受験生を集められた方が、少子化の時代には進学実績の維持・向上にもつながると思うのです。
栄光の場合、聖光とかなり差をつけられてしまったところに難しさがあります。聖光の方が立地もいいですし、都心からも受験生を集めやすいです。さらには大学合格実績もかなり差をつけられてしまいました。
私個人としては、栄光の自由な校風は大変魅力的にうつるのですが、今の時代、保護者には聖光のような｢面倒見の良さ｣が受け、栄光のような校風は受けなくなってきているのかもな、と思うところではあります。
ただ栄光はこれまでも度々落ちてきたかなという年がありましたが、その度に復活しているイメージです。今回も踏ん張って欲しいですね。
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