対策と課題設定は別
新4年生の3月組み分けが近づいています。特別な対策は必要ないと以下の記事で述べました。
ただ、事前に課題は設定しておいた方がいいと思います。
具体例
私は成績結果の目標(例えば、2教科総合偏差値60以上、とかアルファ入り、など)を設定するのは好きではありません。
成績結果の目標を設定してしまうと、努力したにもかかわらず報われないと思う場合が容易に発生しうるからです。結果的に成績がよければ結果と努力を大いに褒める、悪かった場合も努力を褒める、という形にしたいのです。それが勉強を継続するモチベーションに寄与すると考えています。
従って、課題設定をする場合、偏差値や点数ではなく、もっと具体的なものにします。例を挙げます。
①計算ミスをなくす
②最後に見直しをする時間をつくる
③手を付けられない問題をつくらない
④空欄をつくらない
⑤問題の読み間違いをしない
主にケアレスミスや時間配分の点です。これらはテストの時にしか真剣に実践する場がないですので、毎回のテストで注意するべきポイントになると思います。ただ、あまりたくさんの課題をつくらず、1つか2つにしましょう。
あるいはピンポイントで内容に関する課題を設定してもいいかもしれません。この場合ハードルは達成可能なものにしましょう。例えば以下のようなものです。
⑥漢字は丁寧に書いて満点を目指す
⑦算数の大問1だけは満点を目指す
目標達成と好循環
目標を達成できれば、全体の成績が振るわなくても大いに褒めることです。褒めることによって、勉強へのモチベーションが湧き、それがまた次の課題クリアに繋がって、またさらにモチベーションが増す、この好循環をつくりたいのです。
長い受験期間ですから、テストの成績が上がり続けることはありません。どこかで頭打ちになります。もちろん下がることもあります。成績だけを気にしていると、成績が下がるとそれに従ってモチベーションが下がってしまうかもしれません。成績にかかわらず、自分は努力により向上し続けている、という自己肯定感を育みたいのです。
というわけで、3月組み分け対策は必要ありませんが、何らかの課題を設定して臨みましょう、という話でした。
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