【2023アップデート】洗足①受験生の併願パターンの推移

ちょっと時間が空いてしまいましたが、併願パターン推移シリーズ、本日は洗足①です。

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【2023アップデート】開成受験生の併願パターンの推移 | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)

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【2023アップデート】渋渋①受験生(男子・女子)の併願パターンの推移 | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)

↓渋幕②

【2023アップデート】渋幕①受験生(男子・女子)の併願パターンの推移 | 2022中学受験終了 -A stitch in time saves nine- (ameblo.jp)

洗足①受験生の併願先

洗足①受験生の併願パターン推移です。こちらは本ブログ初登場です。

洗足①
2月2日	2020		2022		2023
洗足②	51%	洗足②	53%	洗足②	61%
豊島①	34%	豊島①	30%	豊島①	27%
慶SF	5%	慶SF	6%	渋渋②	4%
渋渋②	3%	白百合	1%	慶SF	2%
神大A	3%	田園②	1%	渋幕②	2%

2月3日	2020		2022		2023
豊島②	37%	豊島②	50%	豊島②	30%
鴎友②	11%	横共B	13%	鴎友②	13%
慶中	9%	慶中	13%	大妻③	10%
学世田	7%	大妻③	3%	学世田	7%
青学	4%	学女B	3%	小石川	7%

分析

2月2日

･1位洗足②、2位豊島①は変化ないですが、年々洗足②のシェアが増加し、対称的に豊島①が減少しています。洗足の大学進学実績がかなり伸びていること、それに伴い人気がさらに増していることから、2日も洗足を選択する受験生が増加していることが窺えます。

・実際、東大現役合格率で比べると、洗足は2022年が7.02％、2023年が8.64％となり、女子校では桜蔭、女子学院に次ぐ3位につけているのです。他方、豊島は2022年が4.13%、2023年が6.02%となっています。東大現役合格率のみで比較するのもなんですが、入り口の偏差値(洗足①57②57③57に対し豊島①61②63③63)だけでいえば、洗足が豊島に比べて最近人気になるのも分かります。

・3位以下はどんぐりの背比べという感じで、毎年バラバラですね。

2月３日

・3日は豊島②が毎年1位、それ以下はバラバラという感じです。ただ、豊島②は今年大幅に減少しています。これは上述の大学合格実績の影響があるように思います。洗足①の受験者の偏差値帯は幅広く、サピックス偏差値で50くらいから58くらいまでがメインとなります。そうすると豊島②(S63)は多くの洗足①受験生にとってチャレンジとなりますが、その割には大学合格実績が振るわないと見られてしまい、保護者に敬遠されてしまったのかもしれません。毎年の東大大学合格実績だけに左右されるのはナンセンスとも思いますが、やはり重視せざるをえないのです。

・2位は今年は鴎友②(S58)となっています。洗足①受験者の偏差値帯からすると、相応校ということになりますね。次の大妻③(S48)は比較的守りの学校ということになります。

雑感

最近とみに進学実績を伸ばしている洗足学園の人気が増していることが併願校データからも明らかになっているように思います。桜蔭、女子学院はいまだ盤石な人気を誇っていますが、女子校3番手争いは熾烈です。

雙葉、豊島岡、洗足が偏差値的にはその次に位置づけられる首都圏女子校ということになります。

雙葉は他の学校とはかなり校風が異なりますので、しばらくは一定の人気を保ち続けると思います。ただこのご時世ですから、やはり大学進学実績を上げていかないと、将来相対的に人気が低下していく可能性はあるように思います。

豊島岡、洗足は素人的な見立てでは、かなり大学受験に力を入れている学校という印象です。特に洗足の昨今の実績はすばらしいです。今後、立地的な問題はありますが、桜蔭・女子学院の併願校としての豊島の地位を脅かす可能性もありますね。

私は女子校に疎いので、洗足において具体的にどのようなカリキュラムが組まれ、学習指導が行われているのかわかりませんが、そのような実績が上げられるということは、他方で、それなりにハードな指導がなされていることの証左ではあると思います。保護者としては、それが自分の子供に合うかどうか、各家庭の教育方針とマッチしているかはきちんと精査する必要があると思います。

次はリクエストで頂いた駒場東邦を取り上げます。

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