新型コロナウィルスの影響で、TOTOさんのバス、キッチン、トイレなど、ほぼ全ての商品の納期が遅れる、と報道がありました。
建築士夫の職場でも、先週から遅れの情報がポツポツと伝わり始め、今週に入ってお取引先さんから続々と納期遅延や受注停止の連絡が入ってくるようになりました。
私が知る限り、TOTOだけでなくパナソニック、リクシル などほとんどの住宅設備機器メーカーさんの広範な商品に影響が出ているようです。
主には中国から輸入している部品の調達遅れのため、ということです。
報道などでは、中国での経済活動も徐々に再開しているようですので、日本への影響は軽微なものにとどまる可能性もあります。
が、中国での経済活動が新型肺炎の蔓延を招き、再び部品生産や流通が滞るようですと、長期にわたって影響が続くことも考えられます。
たったひとつの部品の供給が止まるだけで、最終製品が出てこなくなる、というのが現代のサプライチェーンの怖いところで、東日本大震災後にエコキュートの出荷が長期間(たしか夏頃まで影響がつづいたと記憶しています)止まった例もあります。
今、ご自宅の工事中という皆さん、ご心配かと思いますが、ハウスメーカーさん、工務店さんと密に連絡を取り合って、状況の把握と今後の備えを進めておかれることをお勧めします。
通常ですと、キッチンやシステムバスは、発注から納品まで最短で約2週間、トイレや洗面は1週間程度です。
新築の場合、かなり早い段階で、工務店さんやハウスメーカーさんから発注をかけているケースもありますが、そういった場合でも、実際に工場で生産されるのは、指定した納品日にあわせてラインに乗ることになります。
早く発注してあったから、今回の納期遅延の影響を受けずに出荷してもらえるとは限りません。
また、住宅の工事では、全体の工事の進捗を見て各設備機器の納品希望日がある程度明確になってから発注する、というスタイルのハウスメーカーさんや工務店さんもあります。
そうした場合、現在「受注停止」になっている商品については、手配もできないということになるので、ある程度納期が遅れることは覚悟した方がいい状況だと思われます。
バスやキッチンが入らないとできない工事もあります。全体工程(すなわちお引き渡しの日程)に影響が出る可能性もあるので、今後の状況次第では、引き渡し期日が延びることも考えられます。
トイレや洗面の場合にはそもそも取り付けが工事の終盤になることが多く、引き渡しまで時間の余裕があまりないケースが多いと思います。
トイレが入らなくて引き渡しができない、というようなケースも考えられます。
住宅ローンの実行や、引越しの手配などもありますよね。
今トイレをつけようとしているお宅ですと、おそらく3月末までに引き渡しで、新年度からお子さんは新しい学校へ、などと予定されている方も多いと思います。
今回の納期遅延が、引き渡し日程に影響するか?いつごろであれば見通しがつくか、工務店、ハウスメーカーさんとよくお話ししつつ、万が一引き渡しが延びてしまった時にどう対応するか、も、早めに点検、検討しておかれると良いと思います。
◆建築士夫婦おすすめ品
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[入居後WEB内覧会]
その1 アプローチから玄関へ
その2 階段下収納と、階段と
その3 2階のリビングとダイニング
その4 網戸で囲まれたバルコニー
その5 キッチン!
その7 パントリーとサービスバルコニー
その8 夫婦それぞれの寝室
その9 クローゼットと洗面化粧台
その10 廊下やトイレなど
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[入居前WEB内覧会]
その1 計画概要・外観など
その2 アプローチなど表側の外構計画
その3 とにかく明るい玄関
その6 夫婦それぞれの寝室
その7 階段と、階段下収納と
その10 LDK以外のお部屋
補遺1 外観写真撮りなおしました編
補遺2 トイレ・洗面のアクセサリー編
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[入居前|失敗したこと後悔したこと]
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[入居前|自慢したいこと]
ベスト 1位~3位|4位〜6位|7位〜10位|11位~13位|14位~16位|17位~20位|
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