第6位 あえて建物を南に寄せてとった北庭
お庭を広く取ろうと思えば、建物は北側に寄せるのがセオリーです。
が、私たちはあえて建物を南側に寄せ、北側にお庭を作りました。
南側のお庭は逆光で眺めることになりますが、北側の庭は順光でみることができます。
我が家の場合、特に2階のリビングから、綺麗に日に照らされた緑を眺めることができるのではないかと期待しています。
建物の北側には、建物工事が始まる前に常緑高木を3本植えました。
シマトネリコ2本とソヨゴです。
高さ5m近い立派な木を入れてくださったので、あとひと夏かふた夏過ぎれば、2階からも北隣の御宅との間の目隠しとして機能してくれるのではないかと期待しています。
お風呂の前が少し空いてしまっていたので、金木犀を植えていただきました。
植えて間も無くでしたが、早速たくさん花をつけてくれて、いい香りが室内まで漂ってきていました。第5位
北庭の眺めと日々の使い勝手を両立した、キッチンバックカウンターと固定棚
その北庭への抜けを生かすため、2階のキッチンの背面には窓を設けています。
妻に、吊り戸棚をつけたいと言われたこともありましたが、この抜け感を残したくて、全力で説得しました。
その結果生まれたのが、この2段の固定棚です。
吊り戸棚って、使いやすいのは下の方だけで、高いところは、普段使わないものをしまっておくスペースじゃないですか。
普段使わないものはパントリーに放り込んでおけばよいので、吊り戸棚の一番下の段だけをとりつけよう、と。
固定棚1段だけだとちょっとバランスが悪そうだったので、もう1段追加して、そちらはキッチン周りの収納というより、飾り物をするための棚として活用しようと考えました。
4段でも収納力は十分ありそうで、安心しています。
第4位
衣替え不要なクローゼットとコンパクトな身支度動線
建築士妻がもっとも嫌いな家事が、衣替えなんだそうです。
そこで新居を建てるにあたっては、「衣替えをしなくて済む家」を目指すことにしました。
その結果できたのがこちら↓
北庭に向かって大きく開いた、約6畳のクローゼットです。
北庭の緑が綺麗ですよねー。
両側につくったハンガーパイプは全部で8.1m分(畳の長手方向5〜6枚分)になります。
私たちはそんなに洋服持ちではないので、多分これで足りるはず。
ハンガーパイプを吊り戸棚から吊って、スッキリ見せる方法もありますが、私たちはあえて床に支柱を立てる方法をとりました。
洋服って重いんですよねー。
ハンガーパイプが脱落する事故、結構多いんですよ。
パイプの止め方を工夫すれば、脱落のリスクを減らすことはできますが、今回は一部のパイプを2段にしたかったこともあり、シンプルに床に支柱を建てる方法を採りました。
クローゼットを広く取ったので、この中で着替えまで済ませてしまおうと考えています。
そのために、入口のガラス扉にハーフミラーのフィルムを貼って、姿見として活用する予定にしています。
このクローゼットからは、洗面室へ抜けることができます。
北庭をとったことでとても気持ちいい空間になっています。
着替えをする空間なので、ウッドブラインドを入れましたが、それでも十分気持ちのいい空間になっています。
ドア一枚で洗面室へ。
洗面室も北庭に向かって大きな窓をつけています。
画家のアトリエが北側に大きな窓をとることにヒントを得たもので、安定した明るさの中でお化粧できる化粧室になっています。
造作した洗面化粧台は、収納力よりも「座ってお化粧できる」利便性をとり、足元を大きく開けたデザインにしています。
この洗面化粧室にもウッドブラインドを下げたわけですが、さすがナニックのウッドブラインド。
閉めても超綺麗なんです![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
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[入居前WEB内覧会]
その1 計画概要・外観など
その2 アプローチなど表側の外構計画
その3 とにかく明るい玄関
その6 夫婦それぞれの寝室
その7 階段と、階段下収納と
その10 LDK以外のお部屋
補遺1 外観写真撮りなおしました編
補遺2 トイレ・洗面のアクセサリー編
設計段階の間取り紹介は→こちら
「木完時内覧会」は→こちら