その4 クローゼット・洗面・バス
その6 夫婦それぞれの寝室
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玄関ドアは木製のガラス框戸にしました。
アイランドプロファイルさんの製品です。
じつは初期の設計では、玄関の位置はいまとは反対の、建物に向かって左側を予定していました。
しかしあるときふと、玄関が裏鬼門に、お風呂が鬼門にあたっていることに気がつきました。
いくら迷信とはいえ、これはさすがに気持ち悪いね、と、間取りを反転させた結果、今の位置に落ち着きました。
→過去記事「気がついちゃった、鬼門・裏鬼門」「うりゃあ!と、強引に鬼門・裏鬼門を回避する」
玄関ドアは「延焼のおそれのある部分」に入っていたので、法令上、火災に強い「防火設備」にする必要がありました。
認定が取れている既製品をつかうか、スチールの枠に網入りガラスを入れて、いわゆる「告示仕様」として造作するか、かなり悩んだんですよ
そんななか、2階のバルコニーに使う木製サッシを探している時に、プロファイルウインドーのこのガラス扉を見つけたのです。
防火設備の認定も取れているということで、玄関ドアはこれ!と、かなり前のめりに決めました。
玄関の上には2階が大きく跳ね出していて、庇がわりになっています。
ここには、人感センサースイッチでコントロールするダウンライトが1灯。暗くなるとほんのり点灯し、人が近づくと明るくなって、朝周囲が明るくなると自動的に消灯する仕組みになっています。
室内へ入りましょう。
玄関の床には、アプローチと同じリヴィエラのウォーターフォールというタイルを貼っています。
ただしアプローチが滑りにくい外床用なのに対して、玄関内部は内床用。
おなじ名前のタイルでも、内床用と外床用で色味も風合いも全く違うタイルもありますが、このウォーターフォールは内床用、外床用の風合いが非常に似通っている点も気に入りました。
土間を広めにとっていて、ここでスキーのワックスがけをするつもりです
ガラスの扉にしたので、とても明るい玄関になりました。ワックスを溶かすアイロンのためのコンセントもバッチリです。
今まで住んでいたマンションでは、なかなかワックスをかける場所が取れずに苦労してきましたが、これでようやく安住の地が見つかりました
スキーは、私たち夫婦共通の趣味です。
スキーって生涯スポーツなので、長く楽しんでいきたいと思っています。
玄関収納には、スキー板の収納スペースをつくりました。
こういうカスタマイズができるのも造作家具のいいところですね
左がスキーをしまうコーナー。右側には傘収納もつくりました。
実はこのスキー置き場には、照明のスイッチがひとつ仕込まれています。
ほとんど使うことはないだろう、と、こんなところに仕込みました。スイッチいらなかったかな?
隣の収納のなかには、充電用のコンセントを設けています。
妻が電動アシスト付き自転車に乗る予定なので、その充電用です。
入口側から見えない側面には、印鑑を置いておくニッチと、セコムのコントローラーを設置しています。
収納量は減らして、玄関ドアと同じ高さにとどめ、天井との間に間接照明仕込んでもよかったな、と。「とにかく収納!」と設計してしまいましたが、ここはちょっと後悔ポイントですね
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玄関の正面には2階リビングにあがる階段があり、その左側は、ハンドルも把手もない「壁に見える扉」になっています。
ハンドルもラッチもありませんが、マグネットが付いているので扉が開いてしまうことはありません。
このドアの奥は階段下収納になっています。
階段下収納の内部についてはまた後日あらためて。
[入居前WEB内覧会]
その6 夫婦それぞれの寝室
設計段階の間取り紹介は→こちら
「木完時内覧会」は→こちら