[入居前WEB内覧会]
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前回はキッチンを中心にご紹介しましたが、今回はリビング、ダイニングをご紹介していきます。
床は床暖房対応のメープル突板フローリング。
一枚ものなので、ゴチャゴチャした感じがなく伸びやかで、私たちの好みにはとてもあっています。
実は、メープルのほかにバーチのフローリングも候補に挙がっていました。結局我々はメープルを選択しましたが、バーチの方はお客様宅でご採用いただき、先日貼り終わったのですが、これがまたよくて!
バーチにしておけばよかったか?と、ちょっと後悔しました
キッチンと、ダイニングテーブルがくる場所に下がっているのは、コイズミ照明のペンダントです。
コイズミ照明 AP45325L(ライティングレール用)
コイズミ照明のショールームで一目惚れしたペンダント照明です。
ご覧の通り美しい器具ですが、点灯したときガラスのセードに反射した光りが、まるで宙に浮く光玉のように見えてさらに美しく、また、演色性も高いので、キッチンやダイニングにはうってつけの照明です。
建築士夫は「ダイニングの上にはペンダント」というのがベタすぎて嫌だったのですが、この器具にはやられました
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反対側はリビングになる予定です。
壁面には造作でテレビボードをつくりました。
4m近い長さがあるテレビボードです。
宙に浮いている感じに見せたかったのですが、意外とうまくいった気がしています。
床に見えているのはフロアコンセントです。
ソファーの下に隠れる予定です。
うちひとつには空配管を仕込んであり、ソファー近くにサラウンドスピーカーを置く時に、スピーカーケーブルを通す予定にしています。
1枚開けて↓
2枚目も開けて↓
全開になりました↓
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南側にはバルコニーを設け、幅4.5m近くが全開になる、ヘーベシーベの3枚建引き戸を設けました。
「ヘーベシーベ」とは、ドイツ語で「上げ下げ」の意味だそうで、
思っていたよりはるかに軽く操作することができ、建築士妻ひとりでもまったく痛痒を感じることなく開け閉てすることができます。
全て閉まった状態↓
晴れた日にはこんな感じになります。
元は、表参道でお見かけしたお宅が、バルコニーを網戸で囲っていて、その真似をさせていただかました。
開放感は若干スポイルされますが、透明なんだけれども囲まれ感がある、なんとも不思議な空間が生まれました。
でも空気は完全に外部という、まさに内部と外部の中間領域のようなバルコニーになりました。
考えてみたら、網戸って面白い存在ですよね。
「風を通す軽やかな半透明のスクリーン」と考えれば、実はほかにはない特長をそなえた、とても面白い建材なんじゃないかと思えてきます。
もしいつかまた住宅を設計するチャンスがあったら、網戸を使ってもっと面白い空間がつくれないか、チャレンジしてみたいなあと思いました。
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