虫嫌いでも使える!網戸で囲ったバルコニー
我が家の外観写真。
2階に見えている窓のようなもの・・・
これ、窓ではなくて、網戸です。
都内の住宅街で眺めがいいわけでもないですし、もともとインドアな夫婦で広いバルコニーがあってもたいして使わないだろうという思いもありました。
何より虫嫌いな妻が「バルコニーあっても虫が来るなら出ない」という人だったのです。
それが、こんなに広いバルコニーを作ることになったわけですが、それを可能にしたのが、このバルコニーを囲っている網戸でした。
表参道を散歩していたとき、バルコニーを網戸で囲っているお宅を発見し、夫婦ふたりで「これだ!」と感激したのです。
網戸で囲ってしまえば、虫は入ってきません。蚊にさされやすい妻も安心してバルコニーに出られます。
図面を見た工務店の社長には「本当にやるんですか?」と懐疑的に言われたりしましたが、いやー、やってよかった!
虫がこないだけでなく、なんとも言えず不思議な囲まれ感があって、バルコニーが安心していられるスペースになりました。
前のマンションで使っていたダイニングテーブルをバルコニー用にして置いています。
今後も、「使えるバルコニー」として大いに活用していきたいと思っています。
第2位
幅4.5mを一気に開放。ヘーベシーベの3枚建引き込み戸
そのバルコニーとリビングの間には、幅4.5mを全開放できる木製サッシを入れました。
全て閉まった状態
3枚の扉を右側に寄せて、全開放にすることができます。
この扉、1枚あたり90kgと超重量級なんですが、驚くほど軽く開け閉めすることができます。
その秘密が、このハンドルに隠れています。
この大きなハンドルを回すことで、扉自体を上げ下げしているのです。
実際の動作を撮影した動画がこちら
ご覧のようにハンドルは片手で簡単に回すことができ、90kgもある建具が、てこの原理でほんのわずかですが上がり下がりしています。
建具が持ち上がっているときには、戸車で驚くほど軽く(建築士妻でも片手でできるほど)開け閉めすることができ、建具が下がっているときには自重をいかしてビクとも動かす、高い気密性を誇るともされています。
バルコニーに入れた網戸のおかげもあって、窓を全開にすると、バルコニーとリビングが一体の空間になります。
国産乗用車一台分ぐらいのコストはかかっていますが、この建具は入れてよかった!
大満足の建具でした
第1位
青空を見ながらお料理できる、高窓のあるLDK
いよいよ1位。
1位はやはり、すべての始まりになった妻の言葉「青空を見ながらお料理できる家がいい」を体現した、この高窓のあるLDKでしょう。
本当に空しか見えないんですよ。
高さ制限が厳しい地域なので、前の建物が建て替わっても、この空がなくなることはないはず。
この高窓は、下のヘーベシーベと同じプロファイルウインドーの木製サッシです。
法令上、「防火設備」の認定を取得した窓を使用しなければなりませんが、実は木材は意外と燃えにくい材料で、防火設備の認定を取得している木製サッシも数多く存在します。
ただ、認定を取得している窓は大きさに制限があり、この高窓もその制限の中で可能な限り大きな窓を選択した結果、4枚の窓を並べる形になりました。
できるだけガラスの面積を大きくするため、窓と窓の間の方立(ほうだて、または、ほだて)は柱を半分に割った部材を使って、できるだけ細くなるように納めています。
普通に柱と同じ部材をつかってしまうと、もっと窓と窓のあいだが開いて、全体としてぼってりした印象になったはず。魅力は半減していただろうと思います。
がしかし、上の写真一番左端の窓だけが小さくなっています。
なんで4枚の窓を均等な大きさにしなかったのか?と疑問に思われるかもしれません。
その理由は↓この写真
階段から上がってリビングに一歩踏み入れたとき、一番綺麗に空を見せたかったのです。
開閉する窓は、窓の框があるぶん、FIX窓と比べてどうしてもガラス面積が小さくなります。
4枚の窓を同じ大きさにしても、少なくとも1枚は他と違う見え方の窓にならざるを得なかったのです。
どうせ1枚だけ違うのであれば、より綺麗に見えるFIX窓を最大サイズにして、開閉できる窓は最低限の大きさにとどめてしまおう、と考えました。
夜景もいい感じ。
そうはいっても、反対側から見ても悪くないでしょ?
下のヘーベシーベと高窓のコンビによる開放感は、期待以上のものがありました。
ロフトをつけて、左右にもっと広がりを持たせればよかったという後悔はありますが、それがなくてもなおこの気持ちのいいリビングは、私たちにとってベスト1の自慢の場所になりました。
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◼︎入居前編
失敗・後悔したこと
自慢したいこと
ベスト 1位~3位|4位〜6位|7位〜10位|11位~13位|14位~16位|17位~20位|
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[入居前WEB内覧会]
その1 計画概要・外観など
その2 アプローチなど表側の外構計画
その3 とにかく明るい玄関
その6 夫婦それぞれの寝室
その7 階段と、階段下収納と
その10 LDK以外のお部屋
補遺1 外観写真撮りなおしました編
補遺2 トイレ・洗面のアクセサリー編
設計段階の間取り紹介は→こちら