卑弥呼の正体~孝安天皇の系譜から明かされる邪馬台国の秘密~欠史八代①孝安天皇(一) | 縄文家族|天竜楽市

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【後漢書 東夷伝 倭条】に記された

『安帝永初元年
倭國王帥升等
獻生口百六十人
願請見』

倭国王帥升とは、

奈良時代に淡海三船から、
帥升が謁見を願った後漢孝安皇帝と同じ諡号「孝安」を追贈された

クニオシヒト大王(孝安天皇)ではないか❓

との説を前回ブログでご紹介しました( ・`ω・´)💡

『後漢書』が明かす倭国王帥升と縄文海人族~中国の史書から見た倭人⑪
https://ameblo.jp/starless43/entry-12567418164.html

( ・`ω・´)💡
この説は、明治時代から唱えられており、

『倭國王帥升等』
を、倭国王の帥升【すいしょう】等【ら】
と読むのではなく、

倭の国【クニ】王【オ】帥【シ】升【ヒ】等【ト】
と読む(升は飛の略字とする)

という説もあります。

( ・`ω・´)💡

また、出雲の伝承には、
クニオシヒト大王が
生口島【いくちじま、広島県尾道市】
で生口160人を調達し、後漢に詣で、
大量の返礼品を持ち帰り、
皆に配った

という話があるようです。

( ・`ω・´)💡
生口島の名の由来は、

“『魏志倭人伝』の生口から。邪馬台国が倭への朝貢である生口をこの地に留めていたとされる。”(Wikipedia)

という説が実際にあるようです。

また、生口島には縄文時代の岡条遺跡や弥生時代の神峠遺跡などの他、
古墳も存在しています。

( ・`ω・´)💡
生口は、単なる奴婢ではなく、特殊な技術を持った職能集団である、

倭国が海洋交易ネットワークを通じて、各地から連れて来た異人たちである、

という説があります。

( ・`ω・´)💡
特殊な能力を持った異能集団であったり、
たとえばポリネシア系の体格の良い人達であったとすれば、

中国では珍しく、また喜ばれたのでしょう。

朱儒国、裸国、黒歯国などが、倭国の南の海上にあるという、中国側が後漢書や三國志に記した逸話は、

東南アジア~太平洋の人々を、倭人が生口として連れていったことで生まれた可能性があります。

また、連れていかれた生口にとっても、華の都、洛陽での暮らしは、決して悪いものではなかっただろうと思いたいです。

( ・`ω・´)💡
そんな、偉大な
国を押した大王、
クニオシヒト大王ですが、
記紀では、
どのように記されていたでしょうか❓

( ・`ω・´)💡まず、【古事記 大倭帶日子國押人命 孝安天皇】では、

『大倭帶日子國押人命、坐葛城室之秋津嶋宮、治天下也。此天皇、娶姪忍鹿比賣命、生御子、大吉備諸進命、次大倭根子日子賦斗邇命。二柱。自賦下三字以音。故、大倭根子日子賦斗邇命者、治天下也。天皇御年、壹佰貳拾參歲、御陵在玉手岡上也。』

( ・`ω・´)💡
さすがに欠史八代というだけあって、

諱が
大倭帶日子國押人命【おほやまとたらしひこくにおしひとのみこと】
であること。

宮は
葛城【かつらぎ】の室【むろ=奈良県御所市室
】の秋津嶋宮【あきづしまのみや】
に坐【いま】したこと。

姪の
忍鹿比売命【おしかひめのみこと】
を娶られたこと。

御子は
大吉備諸進命【おほきびのもろすすみのみこと】、
大倭根子日子賦斗邇命【おほやまとねこひこふとにのみこと】
の二柱であること。

大倭根子日子賦斗邇命が、後を継ぎ孝靈天皇になられたこと。

123歳で崩御されたこと。

御陵は玉手の岡の上に在ること。

( ・`ω・´)
『古事記』の孝安天皇条にある、クニオシヒト大王に関する情報はこれが全てで、事績は一つも記されていません❗

( ・`ω・´)💡続いて、【日本書紀 日本足彥國押人天皇 孝安天皇】では、

『日本足彥國押人天皇、觀松彥香殖稻天皇第二子也。母曰世襲足媛、尾張連遠祖瀛津世襲之妹也。

天皇、以觀松彥香殖稻天皇六十八年春正月、立爲皇太子。八十三年秋八月、觀松彥香殖稻天皇崩。

元年春正月乙酉朔辛卯、皇太子卽天皇位。秋八月辛巳朔、尊皇后曰皇太后。是年也、太歲己丑。

二年冬十月、遷都於室地、是謂秋津嶋宮。

廿六年春二月己丑朔壬寅、立姪押媛爲皇后。一云、磯城縣主葉江女長媛。一云、十市縣主五十坂彥女五十坂媛也。后生大日本根子彥太瓊天皇。

卅八年秋八月丙子朔己丑、葬觀松彥香殖稻天皇于掖上博多山上陵。

七十六年春正月己巳朔癸酉、立大日本根子彥太瓊尊、爲皇太子、年廿六。

百二年春正月戊戌朔丙午、天皇崩。』

( ・`ω・´)💡
日本足彥國押人天皇【やまとたらしひこくにおしひとのすめらみこと】は、

觀松彥香殖稻天皇【みまつひこかえしねのすめらみこと】の第二子であること。

母の世襲足媛【よそたらしひめ】が、尾張連の遠祖、瀛津世襲【おきつよそ】の妹であること。

觀松彥香殖稻天皇(孝昭天皇)68年正月に立太子したこと。

孝昭天皇は83年秋、八月に崩御したこと。

が、『古事記』に加えて記されます。

( ・`ω・´)💡
註】古事記では、先代孝昭天皇の条において、

尾張連【をはりのむらじ】の祖【おや】、
奥津余曽【おきつよそ】の妹、名は
余曽多本毘売命【よそたほびめのみこと】を娶って生まれた御子、

天押帯日子命【あめのおしたらしひこのみこと】

と、同母兄の天押帯日子命の名をあげ、

『兄天押帶日子命者、春日臣、大宅臣、粟田臣、小野臣、柿本臣、壹比韋臣、大坂臣、阿那臣、多紀臣、羽栗臣、知多臣、牟邪臣、都怒山臣、伊勢飯高君、壹師君、近淡海國造之祖也。』

クニオシヒト大王の兄、オシタラシヒコ皇子の子孫、和珥氏の系統から
春日氏、小野氏、柿本氏などの有力氏族が出ているのがわかります。

( ・`ω・´)💡

以下、『古事記』と異なり『日本書紀』では干支によって年月日を示し、孝安天皇時代の年譜をあらわす記事になっています。

孝安天皇元年【皇紀269年=BC392己丑】春1月27日に即位。
秋8月、先代の皇后(世襲足媛)を尊び、皇太后とされた。
この年は太歲己丑にあたる。

孝安2年【BC391庚寅】室に遷都、これを秋津嶋宮と謂う。

26年【BC367甲寅】春2
月14日。姪の押媛【おしひめ】を皇后にされた。

ある書では、磯城縣主【しきのあがたぬし】葉江【はえ】の娘の長媛【ながひめ】とする。
またある書では、十市縣主【とおちのあがたぬし】五十坂彦【いさかひこ】の娘、五十坂媛【いさかひめ】とする。

皇后は大日本根子彦太瓊天皇【おおやまとねこひこふとにのすめらみこと=孝霊天皇】をお生みになった。

( ・`ω・´)💡
皇后の押媛 (古事記では忍鹿比売命)は、
孝安天皇の同母兄であり和珥氏の祖にあたる天足彦国押人命【あめたらしひこくにおしひとのみこと、上述のように古事記では天押帯日子命】の娘で、孝安天皇とは叔父と姪の関係にあたります。

日本書紀では、皇后(妃?)の異説として長媛、五十坂媛も記されていますが、
古事記にある、もう一人の御子、大吉備諸進命は書紀には登場しません。

( ・`ω・´)💡
また、長媛の父である磯城縣主葉江ですが、

安寧天皇の皇后『一書云、磯城縣主葉江女川津媛』

懿徳天皇の皇后『一云、磯城縣主葉江男弟猪手女泉媛』

孝昭天皇の皇后『一云、磯城縣主葉江女渟名城津媛』

と、日本書紀では四代の天皇に渡って皇后の異説(皇后以外の妃である可能性が考えられる)の父、または伯父として名が登場しています。

( ・`ω・´)💡
磯城縣主葉江は
『古事記』の
師木縣主波延【しきのあがたぬしはえ】
と同一人物とされ、

古事記では、

『神沼河耳命【かむぬなかはみみのみこと=綏靖天皇】…(の皇后は)
娶師木縣主之祖
河俣毘賣』

『師木津日子玉手見命【しきつひこたまてみのみこと=安寧天皇】…(の皇后は)
娶河俣毘賣之兄、
縣主波延之女
阿久斗比賣』

師木縣主波延は、綏靖天皇に妹の河俣毘賣【かはまたびめ】を、安寧天皇に娘の阿久斗比賣【あくとひめ】を嫁がせています。

安寧天皇は和風諡号も師木津日子…ですから、師木縣主との繋がりが強いようです。

古事記では続く懿徳天皇(大倭日子鉏友命【おおやまとひこすきとものみこと】)の皇后も、
師木県主の祖、
賦登麻和訶比売命【ふとまわかひめのみこと】、またの名は飯日比売命【いひひひめのみなこと】となっていて、
師木縣主一族の出身となっています。
註】『日本書紀』の一説では、磯城縣主太眞稚彦女飯日媛也

古事記、日本書紀を合わせると、
師木(磯城)縣主波延(葉江)は、綏靖、安寧、懿徳、孝昭、孝安天皇の五代に渡って、后妃を差し入れていることがわかり、
(日本書紀では孝靈天皇の皇后も磯城縣主の一族)
初期ヤマト王権と非常に密接な関係を結んでいたようです。

( ・`ω・´)💡
日本書紀によれば、
葉江の父、弟磯城(黒速)は、八咫烏の呼び掛けに応じ、神武天皇に帰順。

神武天皇が即位すると、弟磯城は磯城県主に任じられました。

八咫烏を饗応したエピソードから、この家系の女性は天皇の食事の奉仕などを行う巫女的な役割を果たしていたと考えられているようです。

古事記では弟磯城(黒速)の孫、波延(=葉江)の娘、阿久斗比賣としている安寧天皇皇后は、

日本書紀では
事代主の孫、鴨王の娘、
渟名底仲媛【ぬなそこなかつひめ】

『先代旧事本紀』では、渟中底姬命。
天日方奇日方命の娘。

鴨王=天日方奇日方命【あまのひがたくしひがたのみこと】は、三輪氏、賀茂氏の祖。

『先代旧事本紀』では、天日方奇日方命の妹を
姫踏韛五十鈴姫命(神武天皇の皇后)
五十鈴依姫命(綏靖天皇の皇后)
としています。

黒速=天日方奇日方命とする説があり、
磯城縣主=三輪氏族
(=長髄彦の一族で海人族=諏訪氏族=三遠式銅鐸祭祀文化圏に属するという説もある)
は、神武天皇に協力し、

初代から七代まで磯城縣主から后妃が入っていることになります。

天日方奇日方命は大神氏、三輪氏の祖、

また、ホツマツタヱの編者とされる大田々根子は崇神天皇に出自を問われた際、

『父曰大物主大神、母曰活玉依媛。陶津耳之女。」
亦云「奇日方天日方武茅渟祇之女也。」』(日本書紀)

と答えており、天日方奇日方命の子孫とされています。

( ・`ω・´)💡
磯城【しき】は、奈良盆地の東南部、
三輪山の西、初瀬川流域にまたがる地域。
現在の磯城郡と桜井市、天理市の一部。

『新撰姓氏録』で「志貴連【しきのむらじ】氏」は、饒速日命(天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊【あまてるくにてるひこあまのほのあかりくしたまにぎはやひのみこと】=天火明命『先代旧事本紀』)の後裔としています。

( ・`ω・´)💡
推測ですが、

弟磯城(黒速)=黒い?ブラックな?ハヤは、

東海地方のニギハヤヒ系文化圏(三遠式銅鐸)に属する磯城土着の豪族だったが、

近畿地方に進出してきたヤマト王権(近畿式銅鐸)に寝返り、

ヤマト王権は、
近畿地方の人身掌握や、東海地方との対立を和らげるために、

磯城縣主家を重用したといったところではないでしょうか?

安寧天皇の代には、磯城(師木)縣主と大王家の姻戚関係は幾重にも結ばれており、両者に信頼関係が生まれていました。

(o´・∀・)o
安寧天皇(師木津日子玉手見命)は、師木縣主の家で生まれたと考えられているみたいだね。

( ・`ω・´)💡
正統武内文書では、安寧天皇を倭国王帥升とするようです。

八咫烏、熊野の海人族、磯城縣主家…
初期ヤマト王権と海洋交易、巫女(斎皇)との関係…

この辺りが、倭国の中華王朝への遣使、女王共立などの謎を解く鍵になりそうですね❗

( ・`ω・´)💡
『古事記』安寧天皇の記事には、御子の
師木津日子命之子【しきつひこのみこと】について、系譜を詳細に載せています❗

『師木津日子命之子、二王坐、一子孫者伊賀須知之稻置、那婆理之稻置、三野之稻置之祖、一子、和知都美命者、坐淡道之御井宮、故此王有二女、兄名蠅伊呂泥、亦名意富夜麻登久邇阿禮比賣命、弟名蠅伊呂杼也』

師木津日子命之子
⬇️
和知都美命【わちつみのみこと】
⬇️
意富夜麻登久邇阿禮比賣命【おほやまとくにあれひめのみこと】

( ・`ω・´)💡
そして、意富夜麻登久邇阿禮比賣命が孝靈天皇の妃となって生まれたのが、
夜麻登登母母曽毘売【やまととももそびめ】

卑弥呼!Σ( ̄□ ̄;)❗

( ・`ω・´)💡
天日方奇日方命、磯城(師木)縣主の家系が、
日の巫女と関わりがありそうですね❗

(o´・∀・)o
欠史八代が、何故、史を欠いているのか…
その欠けた部分に邪馬台国の秘密がありそうだ❗

( ・`ω・´)💡
日本書紀、孝安天皇の年譜に戻ります❗

38年(BC355丙寅)秋8月14日。
觀松彦香殖稻天皇(孝昭天皇)を掖上博多山上陵【わきがみはかたのやまのかみのみささき】に葬られた。

( ・`ω・´)💡
先帝、孝昭天皇は崩御から38年経ってから、奈良県御所市大字三室の「博多山」に葬られました。

(o´・∀・)o
崩御なされてから随分と年月が流れているね…

( ・`ω・´)💡

76年(BC317甲辰)の春1月5日。
大日本根子彦太瓊天皇(=孝靈天皇)を立てて皇太子とした。
このとき(皇太子の)年齢は26歳。

(o´・∀・)o
26年に押媛が立后されてから皇太子を産むまで25年も経過しているんだ❓

( ・`ω・´)💡

102年(BC291庚午)の春1月9日に孝安天皇は崩御された。

( ・`ω・´)💡
日本書紀もやはり、欠史八代と言われるように、孝安天皇の明確な事績は載っていません。

ところで、孝安クニオシヒト大王の母である
世襲足媛は、
尾張氏の出身ですが、

尾張氏は、
天火明命【あめのほあかりのみこと】を祖神とし

天忍人命【あめのおしひとのみこと】から始まるとされています。

オシヒト!Σ( ̄□ ̄;)

( ・`ω・´)💡
クニオシヒト大王の諱、オシヒトは、母方の祖先から頂いた可能性もありますね❗

一方、尾張氏は綿津見神を始祖とする説もあり、海人族でもあります。

(o´・∀・)o
こうしてみると、初期ヤマト王権を取り巻いている有力氏族は、

ニギハヤヒの支族
海人族、
大物主、事代主を信奉する勢力ということになるね❗

( ・`ω・´)💡
尾張氏家系を『先代旧事本紀』を中心に天皇家に向かって辿っていくと、

大日靈貴【おほひるめのむち】
(天照孁貴【あまてらすひるめのむち】、天照太神【あまてらすおほかみ】
⬇️
正哉吾勝勝速日天忍穗別尊【まさかあかつかちはやひあめのおしほわけのみこと】
⬇️
天饒石國饒石天津彥彥火瓊瓊杵尊【あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと】
⬇️
天照國照彥天火明櫛玉饒速日尊【あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと】
(『日本書紀』の天照國照彥火明命【あまてるくにてるひこほあかりのみこと】と同一神とされる。
⬇️
天香語山命【あめのかごやまのみこと】
⬇️
天村雲命【あめのむらくものみこと】
⬇️
天忍人命【あめのおしひとのみこと】(尾張氏祖)
⬆️兄弟⬇️
天忍男命【あめのおしをのみこと】
⬇️
瀛津世襲命【をきつよそのみこと】
⬆️兄妹⬇️
世襲足姬命【よそたらしひめのみこと】
⬇️
天足彥國押人命【あめたらしひこくにおしひとのみこと】
⬆️兄弟⬇️
日本足彥國押人命【やまとたらしひこくにおしひとのみこと】
(秋津嶋宮御宇天皇【あきつしまのみやにあめのしたしろしめししすめらみこと】)
『孝安天皇』
⬇️
大日本根子太瓊天皇【おほやまとねこふとにのすめらみこと】
(廬戶宮御宇天皇【いほとのみやにあめのしたしろしめししすめらみこと】)
『孝靈天皇』
⬇️
倭迹迹日百襲姬命【やまとととひももそひめのみこと】
『卑弥呼❓』
⬆️姉弟⬇️
大日本根子彥國牽皇太子尊【おほやまとねこひこくにくるのひつぎのみこのみこと】
輕境原宮御宇天皇【かるのさかひはらのみやにあめのしたしろしすめししすめらみこと】)
『孝元天皇』
⬇️
稚日本根子彥大日日尊【わかやまとねこひこおほひひのみこと】
(春日率川宮御宇天皇【かすがのいざかはのみやにあめのしたしろしめししすめらみこと】)
『開化天皇』
⬆️兄妹⬇️
倭迹迹姬命【やまとととひめのみこと】
『臺與❓』

( ・`ω・´)💡

尾張氏の後裔は熱田神宮大宮司。
同族に住吉大社(大阪市住吉区)の社家、津守氏。
籠神社(京都府宮津市)の社家海部氏。

国宝『海部氏系図』(勘注系図)
には、卑弥呼、臺與が登場するとして話題になったことがありました。

( ・`ω・´)💡
系図に出てくる、
宇那比姫命【うなびひめのみこと】
別名に、
大倭姫命【おほやまとひめのみこと】、
天造日女命【あまつくるひめみこと】、
大海靈姫命【おほあまひるめひめのみこと】、
日女命【ひめみこと】
とあり、
こちらが卑弥呼。

天豊姫命【あまとよひめのみこと】、別名に
大倭姫命【おほやまとひめのみこと】
こちらが臺與。

と、いうことで、一時大騒ぎになりましたが…

( ・`ω・´)💡
母系も載せれば、
倭迹迹日百襲媛命【やまとととひももそひめのみこと】は、尾張氏一族ですから、その一族の海部氏系図に載っていても何ら不思議ではありません。

一方、静岡県磐田市の国魂【くにたま】神社の宮司家に伝わるという『大久保系図』は、和邇氏の系図で、

和邇氏の祖、天足彦国押人命(クニオシヒト大王の兄)の娘である押媛命(クニオシヒト大王の姪であり、皇后)の母を宇那比媛命としています。

つまり、宇那比姫命はクニオシヒト大王の兄嫁であり、姑でもあるということです。

( ・`ω・´)💡
この和邇氏の系譜にある
宇那比媛命もまた、
卑弥呼【ピミク】であったのでしょう❗

おそらく、
大日靈貴
天照孁貴
大海靈姫
の名にある

靈【ひるめ】とは、

歴代の『卑弥呼』、『日の巫女』、『斎皇』に与えられた称号であったのでしょう❗

!Σ( ̄□ ̄;)
アマテラスも卑弥呼も、オホヒルメノムチも、同一人物で、
何代もいた❗ということか‼️

( ・`ω・´)💡
だって、祭祀はずっと続けるわけだから、
天皇が代々続くように、

卑弥呼=アマテラス=靈【ひるめ】=斎皇もまた、代々続いていたのでしょう❗

( ・`ω・´)💡
そして、クニオシヒト大王(孝安天皇)の御子、ヒコフトニノ大王に淡海三船が贈った漢風諡号は、

孝『靈』❗Σ( ̄□ ̄;)

孝靈天皇の皇女、
倭迹迹日百襲媛命こそ、

親魏倭王になった特別な卑弥呼であり、天照大神であり、大日靈貴なのでしょう‼️

!Σ( ̄□ ̄;)!Σ( ̄□ ̄;)!Σ( ̄□ ̄;)!Σ( ̄□ ̄;)!Σ( ̄□ ̄;)!Σ( ̄□ ̄;)

( ・`ω・´)💡
クニオシヒト大王の系譜から、邪馬台国と卑弥呼の謎が解けてきました❗

さらに、『古事記』『日本書紀』には載っていない邪馬台国=初期ヤマト王権の秘密を求めて、

次回は
『先代旧事本紀』
『ホツマツタヱ』の
クニオシヒト大王の事績を辿っていきたいと思います❗

( ・∇・)
刮目して、待て❗
( `・∀・´)ノ ィヨロシクー

『山海経』『論衡』『漢書』が明かす縄文人の正体~中国の史書から見た倭人⑩
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日本書紀と三國志(三)親魏大月氏王と親魏倭王~中国の史書から見た倭人⑨
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日本書紀と三國志(二)司馬懿と東倭~中国の史書から見た倭人⑧
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日本書紀と魏志倭人伝(一)朝貢の真実~中国の史書から見た倭人⑦
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倭国王は辛酉の年を狙って中国に遣使した~中国の史書から見た倭人⑥
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倭の奴国は三遠地方にあった⁉️『後漢書東夷伝』~中国の史書から見た倭人⑤
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⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️(o´・∀・)o
天竜茶、春野の茶を育む産地、天竜川とその水脈に連なる山々…悠久の歴史❗

縄文の…、というより、天竜川~八ヶ岳~富士が、いかに自然環境豊かで農耕にも適し、過去から未来まで永続的に人が暮らせる場所として適しているか?

そして、歴史の真実を知ることが目的ではなく、老子が理想とした上古代の文明国家の在り方

=ムラとムラが広範囲にネットワークを形成し、必要以上に追い求めず、高い精神文化を伴って、争うことなく繰らした縄文時代中期の社会❗

それを、一人でも多くの人に知って頂きたい、そしてもう一度、未来に豊かに暮らせるネットワークを残していきたい❗と思っています‼️

濳龍體元、洊雷應期。『日本国初代天皇』~古事記に書かれた真実⑤
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https://ameblo.jp/starless43/entry-12555636961.html

月のサラスバティー 封印された秘の本の巫女
https://ameblo.jp/starless43/entry-12546401943.html

天竜川と鉄とスサノオ~封印された縄文製鉄神~根之堅洲国と黄泉之国
https://ameblo.jp/starless43/entry-12547697474.html

五万年の日本史①~Y染色体ハプロタイプD1a2
https://ameblo.jp/starless43/entry-12528178194.html?frm=theme

まつり上げよ!
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(o´・∀・)o

皆さん、わからないことがあったら、何でも質問
して下さいよ‼️

縄文地政学に基づいて、あらゆるジャンルの情報を、世界最速レベルで高速リサーチして、お知らせ致します( `・∀・´)ノ ィヨロシクー

なお、コピペ情報ではなく、膨大な情報から確度の高い情報を選び出し、考察した上でレポートにまとめて報告します‼️

陰謀論の正体⑥踊るB層信じるB層
https://ameblo.jp/starless43/entry-12563031611.html

陰謀論の正体⑤卑弥呼。鬼道に事え能く衆を惑わす
https://ameblo.jp/starless43/entry-12562452862.html

陰謀論の正体④ 上善若水水善利万物而不争
https://ameblo.jp/starless43/entry-12551212587.html

陰謀論の正体③アルタイ諸族と漢民族の危険な関係https://ameblo.jp/starless43/entry-12543461958.html

陰謀論の正体。②テュルクの黙示録https://ameblo.jp/starless43/entry-12537567163.html

陰謀論の正体。①八百万の神と善悪二元論
https://ameblo.jp/starless43/entry-12536949013.html