【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
1回跳んだけど(💧)再び舞台は高野山に♪
清高稲荷大明神の境内から一旦離れ、
私たちはいつも向かう『光海珈琲』にランチに向かう♪
菊「このアップルパイがたまらん♡」
精進カレーランチの後、美味しい珈琲とアップルパイも頂いて、
向かうはこちら……
『光海珈琲』のすぐ向かいにある熊谷寺(くまがいじ)……
菊「ここに私のお目当て神様が……♡」
ジャン!✨
子狐1「恵比須!」
子狐2「えべっさま?!」
菊「そう!調べたの!!!」
高野山のえべっさま!✨
菊「初めましてー!」
おー…… なんか
見るからにこれまで参拝した『えべっさま』とは
雰囲気に明らかな違いが……
そこに優しくて穏やかそのものなオーラの神が現れた……✨
菊「……竿と鯛……!
こちらの恵比須神さまでいらっしゃいますか……?」
恵「さっき、この立像を新鮮だなって思っていたね」
菊「はい。足曲げてはるけど、立っていらっしゃるなって……」
恵比須神はニコッと笑った。
恵「ここは、高野山だからね(笑)」
菊「ここが高野山だから……ですか?」
恵「そう。神さえ生まれ変わる場所。
それがここ、高野山」
時間がなくて、あまりやり取りができなかったのですが……
高野山らしい、おおらかで器大きい感じの恵比須神さま。
熊谷寺の紋を拝見すると『三』が入っていて。
美保神社さまの社紋を思い出す。
菊「またゆっくりお参りに来ますね*」
高野山独特の存在感を醸し出す、心優しい恵比須神。
実は清高稲荷大明神のご近所なので、
そこにもご縁を感じたのでした♡
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どうぞよろしくお願いいたします♡
*2016年春の連載『ヒルコノミコト』はコチラです。
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